UEFAネーションズリーグ2026-27のリーグBが、2026年9月24日に開幕します。リーグBには欧州の中堅国を中心とした16チームが参加し、4チームずつ4グループに分かれてホーム&アウェー方式のリーグ戦を行います。
各グループ1位は次回大会のリーグAへ自動昇格。2位はリーグAのグループ3位との昇格・降格プレーオフへ進みます。一方、グループ4位はリーグCへ自動降格し、3位もリーグCのグループ2位とのプレーオフに回るため、首位争いだけでなく残留争いも重要です。
2026年ワールドカップに出場した国も多く、短期間で4試合を戦う9月から10月の連戦では、選手層の厚さと大会後の世代交代が結果を左右しそうです。
UEFAネーションズリーグ2026-27・リーグB組み合わせ
| グループ | 出場国 | 本命候補 |
|---|---|---|
| B1 | スコットランド、スイス、スロベニア、北マケドニア | スイス、スコットランド |
| B2 | ハンガリー、ウクライナ、ジョージア、北アイルランド | ウクライナ、ハンガリー、ジョージア |
| B3 | イスラエル、オーストリア、アイルランド、コソボ | オーストリア |
| B4 | ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルーマニア、スウェーデン | スウェーデン、ポーランド |
グループB1展望|スイスとスコットランドが昇格争いの中心
グループB1は、スイスとスコットランドが首位を争う構図が予想されます。
スイスは欧州の主要大会で安定して決勝トーナメントへ進んできた実績を持ち、守備組織と中盤での試合管理に優れています。突出した個人に依存するよりも、試合ごとに大きく崩れないことが強みです。格下相手から確実に勝ち点を積み上げられれば、リーグA復帰の最有力候補となります。
スコットランドは球際の強さと運動量が武器です。スコット・マクトミネイ、ジョン・マッギン、アンディ・ロバートソンらを中心に、セットプレーやクロスから得点を奪う形を持っています。ホームゲームでは特に勢いがあり、スイスとの直接対決が首位を左右するでしょう。
スロベニアには、GKヤン・オブラクとFWベンヤミン・シェシュコという攻守の柱がいます。守備を固めてシェシュコのスピードを生かす形が機能すれば、上位2か国を脅かす可能性があります。
北マケドニアもエリフ・エルマスら技術力の高い選手を擁しますが、守備の安定性が課題です。まずはスロベニアとの直接対決で勝ち点を得て、残留争いを優位に進めたいところです。
昇格本命:スイス
対抗:スコットランド
ダークホース:スロベニア
グループB2展望|4チームの差が小さい最大の混戦区
グループB2は、リーグBで最も予想が難しい組です。ハンガリー、ウクライナ、ジョージアにはいずれも首位を狙える戦力があり、北アイルランドもホームでは簡単に崩れません。
ウクライナはアルテム・ドフビク、ヘオルヒー・スダコフ、イリヤ・ザバルニーら、欧州主要リーグでプレーする選手をそろえています。前線から最終ラインまで個々の能力が高く、戦力だけを見ればグループ首位候補です。
ハンガリーはドミニク・ソボスライを中心とした素早い攻撃が最大の武器です。組織的な守備からボールを奪い、一気に相手ゴールへ迫る形を得意としています。ホームでウクライナやジョージアに勝てれば、自動昇格が見えてきます。
ジョージアにはフヴィチャ・クヴァラツヘリア、ギオルギ・ママルダシュヴィリ、ジョルジュ・ミカウタゼらがおり、攻守に国際的なタレントがそろっています。強豪国を相手に守るだけでなく、自らボールを持って攻撃できるようになったことが近年の成長につながっています。
北アイルランドは若手中心の再建途上ですが、激しい守備とセットプレーで接戦へ持ち込む力があります。上位候補から引き分けを重ねれば、混戦をさらに加速させる存在になるでしょう。
昇格本命:ウクライナ
対抗:ハンガリー、ジョージア
残留争い:北アイルランド
グループB3展望|オーストリアが頭一つリード
グループB3では、オーストリアが昇格の最有力候補です。
オーストリアは高い位置からのプレッシングと素早い攻守の切り替えを特徴とし、マルセル・ザビッツァー、コンラート・ライマー、クリストフ・バウムガルトナーら中盤の選手層も充実しています。格下相手にも主導権を握れるため、安定して勝ち点を獲得できる可能性があります。
アイルランドは守備力を生かした堅実な戦いが基本です。GKクイービーン・ケレハーやFWエバン・ファーガソンら若い世代が中心となり、得点力を改善できれば2位争いへ加われます。
コソボは欧州各国でプレーする選手を多く擁し、ヴェダト・ムリキを生かした力強い攻撃や、エドン・ジェグロヴァの個人技が武器です。安定感には欠けますが、勢いに乗った試合ではオーストリアから勝ち点を奪っても不思議ではありません。
イスラエルもオスカル・グローフら技術力の高い若手をそろえています。守備面を整えられれば上位を狙えますが、4か国の直接対決は接戦が多くなりそうです。
昇格本命:オーストリア
2位候補:アイルランド、コソボ
ダークホース:イスラエル
グループB4展望|スウェーデンの強力攻撃陣に注目
グループB4は、スウェーデン、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルーマニアがそろった難しい組です。
首位候補はスウェーデンです。アレクサンデル・イサク、ヴィクトル・ギェケレシュ、デヤン・クルゼフスキらを擁する攻撃陣は、リーグBでもトップクラスの破壊力があります。守備とのバランスが整えば、6試合を通じて最も多くの勝ち点を積み上げる可能性が高いでしょう。
ポーランドはロベルト・レヴァンドフスキに依存してきたチームから、次の世代への移行が焦点です。ピオトル・ジエリンスキやニコラ・ザレフスキらを中心に攻撃を再構築できれば、リーグA復帰を狙えます。
ボスニア・ヘルツェゴビナもベテラン中心の時代から世代交代を進めています。高さとフィジカルを生かした攻撃には強みがありますが、試合ごとの波を小さくできるかが課題です。
ルーマニアは強固な守備と速いカウンターを武器とし、ラドゥ・ドラグシンやデニス・マンらが中心となります。派手さはなくても接戦に強く、スウェーデンやポーランドが取りこぼせば上位へ浮上する可能性があります。
昇格本命:スウェーデン
対抗:ポーランド
ダークホース:ルーマニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ
リーグBの昇格候補
| 評価 | 代表国 |
|---|---|
| 昇格最有力 | スイス、オーストリア、スウェーデン |
| 有力候補 | スコットランド、ウクライナ、ポーランド |
| 混戦を勝ち抜く可能性 | ハンガリー、ジョージア、ルーマニア |
| ダークホース | スロベニア、コソボ、ボスニア・ヘルツェゴビナ |
リーグBでは、スイス、オーストリア、スウェーデンが比較的優位とみられます。一方、グループB2はウクライナ、ハンガリー、ジョージアの差が小さく、最終節まで首位が決まらない展開も考えられます。
まとめ
UEFAネーションズリーグ2026-27のリーグBは、各グループ1位だけがリーグAへ自動昇格する厳しい戦いです。
グループB1はスイスとスコットランド、B2はウクライナ、ハンガリー、ジョージアの三つどもえ、B3はオーストリア、B4はスウェーデンが中心となるでしょう。
9月から10月には短期間で4試合が行われるため、主力の完成度だけでなく、選手を入れ替えても戦力を維持できるチームが有利です。リーグA昇格だけでなく、3位以下の残留争いにも注目が集まります。


