「前半のチェルシーと、後半のチェルシーは本当に同じチームなのか?」
そんな疑問すら浮かぶ90分でした。
2026年9月9日にスタンフォード・ブリッジで行われたカラバオカップ3回戦、チェルシー対リーズ・ユナイテッド。
試合はチェルシーが6-3で勝利しました。
ただし、内容はスコアから想像するような一方的なものではありません。
23分にタリク・ムハレモヴィッチ。
後半開始直後の48分にはブレンデン・アーロンソン。
チェルシーはまさかの0-2まで追い込まれます。
大幅なターンオーバーを敢行したシャビ・アロンソ監督にとっては、カップ戦敗退の文字がちらつき始める展開でした。
ところがハーフタイムから投入した、
コール・パーマー
モーガン・ロジャーズ
ペドロ・ネト
リース・ジェームズ
が試合を完全に変えます。
53分にパーマーがPK。
55分にもパーマー。
60分にネト。
65分にダニー・ウェルベック。
わずか12分ほどの猛攻で、
0-2から4-2。
その後ドミニク・カルヴァート=ルーウィンに1点を返されましたが、ヴァレンティン・バルコ、そしてウェルベックが追加点。
終わってみれば6-3。
特に圧巻だったのがモーガン・ロジャーズです。
後半から出場し、集計によって細かな扱いには差があるものの、Sky Sportsなどでは4アシストと記録される大暴れ。パーマーとともにチェルシーの大逆転劇を演出しました。
今回は9ゴールすべての流れ、両チームのスタメンと途中出場選手の独自採点、チェルシーがなぜ45分間で激変したのか、リーズはなぜ2点のリードを守れなかったのかまで詳しく分析します。
1. チェルシーvsリーズ|試合結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 2026/27 カラバオカップ3回戦 |
| 開催日 | 2026年9月9日 |
| 会場 | スタンフォード・ブリッジ |
| 結果 | チェルシー 6-3 リーズ・ユナイテッド |
| 前半 | 0-1 |
| 後半 | 6-2 |
| 主審 | ジャレッド・ジレット |
EFLは今季の3回戦を9月8日から17日にかけて開催しており、チェルシー対リーズはその注目カードの一つでした。
得点経過
23分 タリク・ムハレモヴィッチ(リーズ)
48分 ブレンデン・アーロンソン(リーズ)
53分 コール・パーマー(PK/チェルシー)
55分 コール・パーマー(チェルシー)
60分 ペドロ・ネト(チェルシー)
65分 ダニー・ウェルベック(チェルシー)
75分 ドミニク・カルヴァート=ルーウィン(リーズ)
80分 ヴァレンティン・バルコ(チェルシー)
90+4分 ダニー・ウェルベック(チェルシー)
2. チェルシーは先発を9人変更
16歳レジー・ワトソンがトップデビュー
シャビ・アロンソ監督は直前のアーセナル戦から9人を変更。
ゴールにはマイク・ペンダース。
最終ラインにはジョシュ・アチェアンポン、マクサンス・ラクロワ、レヴィ・コルウィル。
そして中盤では、わずか16歳のレジー・ワトソンをトップチームデビューさせました。
さらにエステヴァン、ジェイミー・ギッテンズら若い攻撃陣も先発。
「普段出場時間の少ない選手へチャンスを与える」
という意味では非常に興味深いメンバーでした。
ただ、前半はその“組み合わせの新しさ”が悪い方向へ出ます。
3. 前半23分|ムハレモヴィッチが先制
セットプレーでリーズがチェルシーを仕留める
試合序盤はチェルシーがボールを持ちました。
しかし危険なチャンスを先に作ったのはリーズ。
20分過ぎ。
ロングスローからチェルシーのペナルティーエリア内が混乱します。
アーロンソンのシュートをペンダースがセーブ。
続くムハレモヴィッチのヘディングも、ペンダースが見事に弾き出しました。
若いGKの連続セーブ。
チェルシーとしてはここで流れを切りたかった。
しかし続くコーナーキック。
ハリー・ウィルソンのボールに、今度こそタリク・ムハレモヴィッチが合わせます。
ファーポスト側から力強くヘディング。
ペンダースも届かない。
チェルシー0-1リーズ。
リーズにとっては狙い通りの先制点でした。
4. チェルシーはボールを持つだけ
攻撃が“点”で終わっていた前半
チェルシーにもエステヴァン、ギッテンズ、バルコら個人技のある選手はいました。
ただし、
ボールを受ける。
仕掛ける。
止まる。
もう一度後ろへ戻す。
という場面が多く、攻撃が連続しません。
前線のウェルベックへ入った後に、周囲が追い越す回数も少ない。
リーズからすると、守備ブロックを作りやすい状態でした。
特にスタメンの多くが普段とは異なる組み合わせだったため、
「誰がどこに動いたら、次に誰が入るか」
という共通理解に不足が見えます。
0-1でハーフタイム。
するとアロンソ監督は、驚くほど大胆な決断をします。
5. ハーフタイムに4枚替え!
パーマー、ロジャーズ、ネト、リース・ジェームズを一気に投入
交代は、
マロ・グスト → ペドロ・ネト
レジー・ワトソン → リース・ジェームズ
エステヴァン → コール・パーマー
ジェイミー・ギッテンズ → モーガン・ロジャーズ
でした。
一気に4人。
明確なメッセージです。
「このままでは負ける」
アロンソ監督は、前半のゲームプランに固執しませんでした。
ところが皮肉なことに――。
その直後、さらに失点します。
6. 48分|アーロンソンが決めて0-2
後半開始直後。
リーズが右サイドから前進。
低いボールをルーカス・エンメチャが巧みにフリックすると、その先へ入ったのがブレンデン・アーロンソン。
右足でゴール。
0-2。
ハーフタイムに主力4人を投入したにもかかわらず、わずか数分で点差を広げられました。
スタンフォード・ブリッジには重たい空気。
しかし、ここから試合が狂い始めます。
7. 53分|パーマーがPKを決めて反撃開始
議論を呼んだ判定が流れを一変
51分。
ペップ・チャバリアがペナルティーエリアへ侵入。
対応したダニエル・ジェームズとの接触で倒れ、主審はPKを宣告します。
リーズ側からすると納得しにくい判定で、現地報道でも“soft”“controversial”などと論じられた場面でした。
キッカーはパーマー。
強烈なシュートをゴールへ。
1-2。
まだリーズがリード。
しかし、この一点でスタンフォード・ブリッジの空気が完全に変わります。
8. 55分|たった2分でパーマーがもう一発
ロジャーズのパスから完璧なコントロールショット
リーズが立て直す暇はありませんでした。
ロジャーズがボールをパーマーへ。
ペナルティーエリア外。
パーマーは相手DFを“壁”のように使い、その外側からゴールの隅へ巻くシュート。
2-2。
わずか2分。
0-2が消えました。
これがパーマーです。
難しいプレーに見せない。
でもGKが届かないところへ置く。
チェルシーの攻撃に、
「最後に何をするか」
という明確な答えが加わりました。
9. 60分|ペドロ・ネト!ついに逆転
0-2から12分後には3-2
今度はロジャーズを中心にチェルシーが一気に前進。
リーズの守備陣が後退します。
最後はペドロ・ネト。
ゴール隅へ冷静にシュート。
3-2。
60分。
つまりリーズの2点目から、わずか12分です。
0-2
↓
1-2
↓
2-2
↓
3-2
一気に逆転。
前半はほとんど攻撃がつながらなかったチェルシー。
ところがパーマーとロジャーズが入っただけで、
ボールを受ける位置。
ワンタッチのスピード。
3人目のランニング。
すべてが変わりました。
10. 65分|ウェルベックまで決めて4-2
まだ止まりません。
ロジャーズが前線へ運びます。
ボールを受けたウェルベック。
相手DF2人の間を巧みに抜けながらシュート。
GKミヒャエル・ツェッテラーの股を抜き、
4-2。
チェルシーは53分から65分までの約12分間で4ゴール。
リーズにとっては悪夢です。
前半45分間は無得点。
後半約20分で4得点。
あまりにも極端な変化でした。
11. モーガン・ロジャーズが試合を壊した
後半だけで“4アシスト級”の大暴れ
この時間帯の主役はパーマーだけではありません。
むしろ試合全体への影響という意味では、モーガン・ロジャーズが最大だったとも言えます。
55分のパーマー。
60分のネト。
65分のウェルベック。
そして80分のバルコ。
Sky Sportsなどはロジャーズを4アシストとしています。
パーマーが“仕留める人”なら、
ロジャーズは“守備を壊す人”。
ボールを持って運ぶ。
相手を引きつける。
空いた味方へ出す。
リーズ守備陣にとって最も嫌だったのは、ロジャーズが中央から何度もドリブルで前進したことでしょう。
12. 75分|リーズも諦めない!カルヴァート=ルーウィンが4-3
これで終わらないのが、この試合です。
リーズは66~67分に、
カルヴァート=ルーウィン。
アントン・シュタハ。
田中碧。
ノア・オカフォー。
を相次いで投入。
すると75分。
オカフォーがクロス。
中央へ飛び込んだドミニク・カルヴァート=ルーウィンが力強く合わせます。
4-3。
再び1点差。
大量得点ゲームになりながらも、リーズは完全には折れていませんでした。
13. 80分|バルコのチェルシー初ゴール
しかしチェルシーには、まだロジャーズがいました。
右から低いボール。
リーズ守備陣の間を抜ける。
ファーポストに入ってきたのがヴァレンティン・バルコ。
左足で強烈に押し込み、
5-3。
チェルシー加入後初ゴールとなりました。
4-3になってリーズが勢いづきかけた直後。
そこで再び2点差。
この一点は非常に大きかったでしょう。
14. 90+4分|最後はウェルベックの“珍ゴール”
試合終了間際。
バルコがゴールを狙います。
しかしキックは明らかにミートしない。
「あ、失敗した」
と思った瞬間。
そのボールがウェルベックの頭へ。
ウェルベックがコースを変える。
そのままゴール。
6-3。
この日の混沌ぶりを象徴するような得点でした。
ウェルベックは2得点。
先発組の中では数少ない、最後までピッチに残った選手。
前半は孤立。
後半は周囲が動き始めることで、一気に持ち味が出ました。
15. 試合スタッツ|9ゴールでも、内容自体はかなり互角
| スタッツ | チェルシー | リーズ |
|---|---|---|
| ボール支配率 | 48~50%前後 | 50~52%前後 |
| シュート | 16 | 18 |
| 枠内シュート | 8 | 6 |
| CK | 3 | 5 |
| ファウル | 6 | 10 |
集計元によって支配率や枠内シュート数には若干の差がありますが、シュート数ではリーズが上回りました。
つまり6-3というスコアだけを見て、
「チェルシーが90分圧倒した」
と考えるのは間違いです。
むしろ、
前半はリーズ。
後半の一部時間帯をチェルシーが圧倒。
というゲームでした。
16. チェルシー|スタメン・全選手採点
※10点満点。ワールドサッカーポータル独自評価です。
| 選手 | 位置 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|---|
| マイク・ペンダース | GK | 6.8 | 3失点も前半に連続ビッグセーブ。大量失点の責任は限定的 |
| ジョシュ・アチェアンポン | DF | 6.2 | 対人では奮闘。ただリーズの速い攻撃への対応に苦戦 |
| マクサンス・ラクロワ | DF | 6.0 | 3失点。ライン間の管理には改善余地 |
| レヴィ・コルウィル | DF | 6.1 | 後方から配球したが守備では安定し切れず |
| マロ・グスト | WB | 5.8 | 前半のみ。攻撃で十分な違いを作れなかった |
| レジー・ワトソン | MF | 6.2 | 16歳でトップデビュー。難しい展開でも堂々とプレー |
| ヴァレンティン・バルコ | MF | 7.5 | 1得点+6点目にも関与。後半に存在感を大きく高めた |
| ペップ・チャバリア | WB | 7.0 | 反撃開始となるPKを獲得。左サイドで積極的 |
| エステヴァン | FW | 5.8 | 個人技は見せたが、前半は攻撃全体と噛み合わず |
| ダニー・ウェルベック | FW | 8.0 | 2ゴール。前半の苦しい時間を耐えて最後に結果 |
| ジェイミー・ギッテンズ | FW | 5.8 | シュートはあったが決定的な仕事はできず |
チェルシーは直前のリーグ戦から9人を変更していました。
チェルシー・途中出場
| 選手 | IN | 採点 | 評価 |
|---|---|---|---|
| コール・パーマー | 46分 | 9.0 | 2分間で2ゴール。試合の空気を一変 |
| モーガン・ロジャーズ | 46分 | 9.2 MOM | 4アシスト級の圧倒的クリエイト。リーズ守備を破壊 |
| ペドロ・ネト | 46分 | 7.8 | 逆転となる3点目。スピードで左・右を切り裂いた |
| リース・ジェームズ | 46分 | 7.3 | チームの強度と落ち着きを引き上げた |
| ウェズレイ・フォファナ | 76分 | 6.4 | 終盤の最終ラインを支えた |
17. リーズ|スタメン・全選手採点
リーズもリーグ戦から8人変更し、GKミヒャエル・ツェッテラー、DFメルヴィン・バルドはクラブデビューでした。
| 選手 | 位置 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|---|
| ミヒャエル・ツェッテラー | GK | 4.8 | 6失点。止められる可能性のあったシュートもあり苦しいデビュー |
| ダニエル・ジェームズ | WB | 5.5 | 攻撃時は脅威もPK献上が大きな分岐点 |
| ジェームズ・ジャスティン | DF | 5.8 | 後半はパーマー、ロジャーズの連動に対応できず |
| ヤカ・ビヨル | DF | 5.4 | パーマーの2点目などで距離を作られた |
| タリク・ムハレモヴィッチ | DF | 7.0 | 先制ヘッド。ただ後半はチェルシーの猛攻に飲み込まれた |
| メルヴィン・バルド | WB | 5.8 | デビュー戦。前半は安定も後半は押し込まれた |
| イーサン・アンパドゥ | MF | 6.8 | 2点目の攻撃を作り、中盤で前半は優位を築いた |
| ショーン・ロングスタッフ | MF | 6.3 | 前半はセカンドボールを回収。後半に主導権を失った |
| ハリー・ウィルソン | FW | 7.0 | CKから先制点をアシスト。左足のキックが脅威 |
| ルーカス・エンメチャ | FW | 6.8 | アーロンソンの2点目を巧みに演出 |
| ブレンデン・アーロンソン | FW | 7.2 | 1ゴール。動き出しとプレッシングで前半から存在感 |
リーズ・途中出場
| 選手 | IN | 採点 | 評価 |
|---|---|---|---|
| アントン・シュタハ | 66分 | 6.2 | 崩れた中盤の立て直しを求められた |
| ドミニク・カルヴァート=ルーウィン | 66分 | 7.0 | 途中出場から1ゴール。反撃への希望をつないだ |
| 田中碧 | 67分 | 6.3 | ボール循環を改善しようとしたが試合の流れは変え切れず |
| ノア・オカフォー | 67分 | 6.8 | カルヴァート=ルーウィンの得点をアシスト |
| ガブリエル・グズムンドソン | 78分 | 6.0 | 終盤の左サイドを担当 |
交代時間とラインナップは試合記録と一致しています。
18. MOM|モーガン・ロジャーズ
公式放送ではコール・パーマーがPlayer of the Matchを受賞しました。
2得点。
しかも0-2からの連続ゴール。
受賞に異論はありません。
ただしワールドサッカーポータルでは、モーガン・ロジャーズをMOMに選びたいと思います。
理由はシンプル。
チェルシーの攻撃そのものを変えたからです。
前半は個々が孤立。
後半はロジャーズがボールを運ぶことで、リーズの守備選手が一人、二人と引き寄せられる。
するとパーマーが空く。
ネトが空く。
ウェルベックが空く。
バルコも入ってくる。
結果は4アシスト級の活躍。
試合後にはパーマーのMOM受賞を巡って、ロジャーズが冗談交じりに「自分は4アシストした」と訴える場面まで話題になりました。
それだけインパクトの大きな45分でした。
19. なぜチェルシーは0-2から6点取れた?
最大の理由はハーフタイムの4枚替え
この試合を決めたのは間違いなくアロンソ監督の決断です。
前半0-1。
そこで一人、二人ではない。
4人替えた。
さらに後半開始直後に0-2。
普通なら采配が裏目に出たように見えます。
ところが、そこから主力組の個人能力とコンビネーションが一気に発揮されました。
パーマー。
ロジャーズ。
ネト。
ジェームズ。
全員が普段からトップレベルでプレーする選手。
若い先発組との最大の違いは、ボールを持った後の判断速度です。
ワンタッチ。
ツータッチ。
相手が整う前に次へ。
これだけでチェルシーの攻撃速度は別物になりました。
20. 勝因②|パーマーが“1点目”をすぐ奪った
0-2になったのが48分。
パーマーのPKが53分。
わずか5分です。
これが非常に重要でした。
0-2の状態が10分、15分続けば、
リーズは守備ブロックを作れる。
チェルシーは焦る。
観客も不安になる。
ところがすぐ1点返した。
さらに2分後に2-2。
リーズには試合を落ち着かせる時間がありませんでした。
21. 勝因③|攻撃の“中央”にロジャーズがいた
前半のチェルシーは外から仕掛ける場面が多かった。
しかし後半はロジャーズが中央から運ぶ。
するとリーズのCBやボランチが、
「誰が止める?」
という状態になります。
一人が出れば裏が空く。
出なければロジャーズがそのまま運ぶ。
この二択を何度も突きつけました。
リーズの守備が完全に後手へ回った最大の理由です。
22. リーズはなぜ2点リードから崩壊した?
最大の問題は失点後に試合を止められなかったこと
リーズは53分に1点を返されました。
まだ2-1。
ここで一度、
ボールを外へ出す。
ゆっくりビルドアップする。
ファウルでもいいから相手の勢いを切る。
そういう対応が必要でした。
しかし55分に2-2。
60分に3-2。
65分に4-2。
12分で4失点。
この時間帯だけで試合を失いました。
23. ファルケ監督の交代が少し遅れた
リーズが本格的に選手を入れ替えたのは66分以降。
その時点ですでに4-2でした。
結果論ではあります。
ただ、
2-2。
あるいは3-2になった時点で中盤へ新しい選手を入れていれば、チェルシーの勢いを少し止められた可能性があります。
リーズのサポーターからも、交代のタイミングを疑問視する声が出ています。
一方で、カルヴァート=ルーウィンとオカフォーの投入後に3点目が生まれたため、交代選手自体は機能しました。
24. チェルシーの課題|6得点でも守備はかなり危ない
6-3。
勝利。
攻撃陣は素晴らしい。
しかしアロンソ監督が喜んでばかりいられる内容でもありません。
シュート数ではリーズに16対18と上回られています。
3失点。
さらにペンダースの好セーブがなければ、リーズの得点は増えていた可能性があります。
前半はセットプレー。
後半開始直後には流れの中から失点。
75分にもクロスから失点。
攻撃力だけに頼れば、より強い相手には6点取る前に試合を決められる可能性があります。
「6点取ったこと」より「3点取られたこと」をどう修正するか。
アロンソ監督には重要な宿題でしょう。
25. それでも“控え組+16歳”を使えた価値は大きい
チェルシーにとって大きな収穫もあります。
16歳のワトソンがトップデビュー。
ペンダースも経験。
バルコはチェルシー初ゴール。
ウェルベックは2得点。
そして必要になればトップクラスの主力を入れて試合をひっくり返せた。
長いシーズンでは、
「パーマーが90分出なくても勝てる試合を増やす」
ことが必要です。
今回は最終的にパーマーへ助けを求めることになりましたが、若手・控え組へ実戦経験を与えながらカップ戦を突破した意味は小さくありません。
26. リーズの収穫|チェルシー相手に“3点取った”
リーズ側も悲観だけではありません。
プレミアリーグの強豪チェルシー。
スタンフォード・ブリッジ。
そこで3得点。
しかも、
ムハレモヴィッチ。
アーロンソン。
カルヴァート=ルーウィン。
異なる3選手が得点しています。
前半はチェルシーよりも明らかに試合へ入れていました。
問題は90分間それを維持できなかったこと。
守備のゲーム管理を改善できれば、プレミアリーグでも十分に勝点を積み上げられる可能性を感じさせました。
27. チェルシーの次戦|9月12日ハル・シティ戦
チェルシーは中2日でプレミアリーグへ戻ります。
9月12日、スタンフォード・ブリッジでハル・シティと対戦。
直前にはアーセナルに1-2で敗れているだけに、リーグ戦ではすぐに勝利を取り戻したいところです。
カラバオ杯で45分しか出場していないパーマー、ロジャーズ、ネトらをどう起用するか。
一方で90分戦ったウェルベックやバルコを休ませるのか。
アロンソ監督のローテーションが再び注目されます。
28. リーズはニューカッスル戦へ
リーズの次戦は9月14日。
ホームのエランド・ロードでニューカッスル・ユナイテッドと対戦します。
リーズはプレミアリーグでは、
ブレントフォード戦1-1。
ブライトン戦1-1。
と連続ドロー。
今回チェルシー相手に3点取った攻撃力を、今度はリーグ戦の勝点3につなげられるかがポイントです。
特に途中出場から得点したカルヴァート=ルーウィンは、スタメン起用への大きなアピールになりました。
29. カラバオ杯4回戦の相手はまだ未定
チェルシーは4回戦進出。
ただし3回戦は9月17日まで続きます。
EFLは3回戦終了後に4回戦の組み合わせ抽選を実施する予定のため、9月10日時点では次の対戦相手はまだ確定していません。
つまりチェルシーとしては、まずリーグ戦へ集中。
そして抽選結果を待つことになります。
30. 今季順位予想|チェルシー
プレミアリーグ2~5位予想
チェルシーには明確な魅力があります。
パーマー。
ロジャーズ。
ペドロ・ネト。
ジョアン・ペドロ。
エステヴァン。
ギッテンズ。
さらにウェルベックまでいる。
攻撃の選択肢は非常に多い。
今回も0-2から6点取っています。
一方で今季序盤は失点の多さが大きな問題。
アーセナル戦でも2失点し、今回もリーズに3失点しました。
守備さえ安定すればタイトル争いまで可能。
現時点では、
2~5位
と予想します。
31. 今季順位予想|リーズ
プレミアリーグ10~15位予想
リーズは昇格組ではなく、昨季のプレミア残留を経て2年目。
今季序盤もブレントフォード、ブライトンと引き分けており、簡単に崩れるチームではありません。
今回もチェルシー相手に2点リード。
最終的には6失点したものの、攻撃面には十分な可能性があります。
カルヴァート=ルーウィン。
エンメチャ。
アーロンソン。
ウィルソン。
田中碧。
攻撃の組み合わせも豊富です。
守備が安定すれば残留争いより上を狙えると見て、
10~15位
と予想します。
32. まとめ|0-2から6-3。「後半だけなら別競技」のチェルシー
チェルシー6-3リーズ。
9ゴール。
でも、この試合を最も象徴している数字は別です。
前半チェルシー0得点。
後半チェルシー6得点。
前半23分。
ムハレモヴィッチ。
0-1。
後半48分。
アーロンソン。
0-2。
ここまでは完全にリーズでした。
しかし――。
53分、パーマー。
55分、パーマー。
60分、ネト。
65分、ウェルベック。
12分間で4ゴール。
75分にカルヴァート=ルーウィン。
それでも80分にバルコ。
最後はウェルベック。
6-3。
試合を変えたのは、ハーフタイムに投入された4人でした。
特に、
コール・パーマー。
モーガン・ロジャーズ。
パーマーは2得点。
ロジャーズは4アシスト級の活躍。
チェルシーの選手層の厚さをこれ以上分かりやすく示す試合もありません。
しかし同時に、
「主力がいない前半はなぜあれほど苦しんだのか」
という課題も残りました。
6点取れる。
でも3点取られる。
0-2から逆転できる。
でも最初から2点を取られない方が当然いい。
強いのか。
危ういのか。
おそらく両方です。
だからこそ今のチェルシーは面白い。
一方のリーズも、スコアほど悪い90分ではありません。
シュート数はチェルシー以上。
3点も奪った。
前半は完全に互角以上。
それでも、わずか十数分間の混乱ですべてを失いました。
カップ戦では「良かった75分」より「崩れた15分」の方が重い。
その残酷さを凝縮したような一戦。
0-2から6-3。
2026/27カラバオカップでも長く語られそうな、壮絶な9ゴールゲームとなりました。
免責事項
本記事は2026年9月10日時点で確認できるEFL、チェルシーFC、リーズ・ユナイテッド、Premier Leagueおよび国内外の報道・試合データをもとに、ワールドサッカーポータル編集部およびAIライティングサポートツールを活用して作成・編集しています。
試合結果、得点者、得点時間、スターティングメンバー、途中交代については公式情報を優先しています。一方、選手採点、MOM、戦術分析、勝敗の要因、課題、リーグ順位予想については当サイト独自の分析・考察であり、クラブ、選手、EFL等の公式評価ではありません。
また、モーガン・ロジャーズ選手のアシスト数など、一部スタッツはデータ提供元によって記録上の扱いが異なる場合があります。試合データも集計会社によってシュート数や枠内シュート数等が若干異なる可能性があります。
最新かつ正確な情報についてはEFL、チェルシーFC、リーズ・ユナイテッド等の公式発表をご確認ください。
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