2026年10月25日、豊田スタジアムで行われた2026/27明治安田J1リーグ第12節、名古屋グランパス対横浜F・マリノスは1−1で引き分けた。
14分にジョルディ・クルークスが先制。追いかける名古屋はハーフタイムに2人を入れ替え、74分に山岸祐也が同点ゴールを決めた。両チームとも前節に続くドローとなったが、名古屋には後半の選手配置、横浜FMには先制後の試合運びという、次につながる論点が残った。
稲垣祥を一列前に出した狙いは何だったのか。名古屋はどのように同点へ持ち込み、横浜FMはなぜ逃げ切れなかったのか。公式の出場記録、試合速報、クラブ掲載のコメントをもとに振り返る。
試合結果|クルークスが先制、山岸が同点弾
- 大会:2026/27明治安田J1リーグ 第12節
- 開催日:2026年10月25日(日)
- キックオフ予定時刻:14:00、日本時間
- 会場:豊田スタジアム
- 結果:名古屋グランパス 1−1 横浜F・マリノス
- 前半/後半:0−1/1−0
- 入場者数:32,754人
- 14分:チーム 横浜FM / 得点者 ジョルディ・クルークス / 得点につながったプレー 宮市亮のパスを受け、左足でシュート
- 74分:チーム 名古屋 / 得点者 山岸祐也 / 得点につながったプレー 高嶺朋樹の右からのクロスに右足で合わせる
前半は横浜FM、後半は名古屋が1点ずつを奪った試合だ。
両チームの先発|名古屋は2人、横浜FMは3人を変更
- GK:名古屋グランパス シュミット・ダニエル / 横浜F・マリノス 飯倉大樹
- DF:名古屋グランパス 徳元悠平、稲垣祥、原輝綺 / 横浜F・マリノス 木村卓斗、ジェイソン・キニョーネス、諏訪間幸成、鈴木冬一
- MF:名古屋グランパス 中山克広、森島司、高嶺朋樹、和泉竜司 / 横浜F・マリノス 宮市亮、山根陸、松村晃助、ジョルディ・クルークス
- FW:名古屋グランパス 木村勇大、山岸祐也、内田宅哉 / 横浜F・マリノス 谷村海那、二田理央。
名古屋はC大阪戦から佐藤瑶大、永井謙佑が外れ、徳元と山岸が先発した。C大阪戦で59分から出場した山岸が、今回は開始からゴールを狙う形になった。
横浜FMは同日の東京V戦から井上太聖、知念慶、遠野大弥に代わり、鈴木、山根、二田が先発。宮市、クルークス、谷村は引き続きスタートから出場した。
いずれも先発した選手の入れ替わりを比較しており、同じポジション同士の変更を示しているわけではない。名古屋は前節と同じ顔ぶれを大きく残しながら、前線と後方の組み合わせを変えて臨んだ。
前半|宮市からクルークスへ、横浜FMが14分に先制
先に得点したのは横浜FMだった。14分、ペナルティーエリア内の宮市からボールを受けたクルークスが左足で決め、0−1とした。
この失点について、名古屋の監督は試合後、序盤に相手のプレッシャーを受けてボールを運びにくかったこと、宮市に背後へ出られたことを説明している。名古屋にとっては、攻撃を組み立てる段階で押し返せなかった点も見逃せない。
横浜FMの得点場面では、宮市が相手の背後で関わり、最後はクルークスが中央で仕留めた。サイドへ走った選手と、ゴール前へ入った選手の両方を捕まえる必要がある場面だった。名古屋が次に同じ形を防ぐには、パスの出し手への圧力と、走り込む相手への対応をそろえたい。
一方、先制した横浜FMも前半のうちに2点目を奪うことはできなかった。1点差のままハーフタイムを迎え、名古屋には修正から追いつく余地が残った。
後半の転機|野上と佐藤を入れ、稲垣を一列前へ
名古屋は後半開始時、徳元に代えて野上結貴、森島に代えて佐藤を投入した。
名古屋公式の監督コメントで説明されている狙いは、稲垣を一列前へ動かし、内田とともに中盤の競り合いや守備を強くすること。単に守備登録の選手を2人増やした交代と捉えるより、稲垣が働く場所を変えるための交代と見る方が分かりやすい。
ここから考えたいのは、ボールを奪った後の距離だ。中盤で相手の攻撃を止められれば、深い位置まで下がってから攻め直すよりも、山岸や木村へ早く届けやすい。稲垣を前に出す選択には、守備の強さを攻撃の出発点にする利点もある。
もちろん、交代だけですべてが変わったと断定はできない。横浜FMの対応や各選手のプレーも関わる。ただし、監督が説明した役割の変更と、後半に名古屋が攻める回数を増やしたことは、併せて見るべきポイントだ。
クラブ掲載のシュート数では、名古屋は前半3本から後半14本へ
- 前半:名古屋 3 / 横浜FM 6
- 後半:名古屋 14 / 横浜FM 5
- 合計:名古屋 17 / 横浜FM 11
このクラブ掲載値で比較すると、名古屋は後半にシュート数を大きく増やしている。一方、横浜FMも後半5本を記録しており、一方的に攻められるだけの45分だったとまでは言えない。名古屋の反撃と、横浜FMにも残っていた追加点の機会を分けて考える必要がある。
また、シュートの本数だけで決定機の質や勝利の妥当性は決まらない。山岸の同点弾に加え、同点後の具体的な攻防まで追うと、1−1で終わった理由が見えてくる。
74分の同点弾と終盤の攻防|名古屋は勝ち越しまで届かず
名古屋は71分に和泉、内田を下げ、小野雅史、甲田英將を投入。その3分後、高嶺の右からのクロスを山岸が決め、試合を振り出しに戻した。
途中出場の選手が直接得点したわけではなく、同点ゴールを仕上げたのは先発の山岸だった。交代で周囲の顔ぶれが変わっても、ゴール前にいるFWへボールを届けることができた点は収穫になる。
ただし、横浜FMも失点後に反撃している。Jリーグの試合速報には、80分の松村のシュートをシュミットが防いだ場面が記録されている。名古屋は追いついた後も守備を緩められなかった。
終盤は名古屋にも勝ち越しの機会があった。89分には木村、続いて野上のシュートを飯倉が止め、90+2分には小屋松のシュートを諏訪間がブロックしたと速報に記されている
名古屋に残った課題は、単にシュートを増やすことだけではない。ゴール前まで運べた場面で、最後の一手をどう選ぶかだ。横浜FMには相手の反撃を許した反省がある一方、最後のシュートを止めるGKとDFの働きが、勝ち点1を守った面もある。
注目選手|山岸の同点弾、稲垣の配置変更、飯倉の終盤対応
本記事のMOMには、同点ゴールを挙げた山岸を選ぶ。公式選定ではなく、得点という確認できる貢献を重視した独自の評価だ。先発へ戻った試合で結果を出し、名古屋がホームで敗れることを防いだ。
稲垣は、後半の組み合わせを考えるうえで外せない選手だった。監督が中盤へ出す狙いを明確に説明したことで、名古屋の選手交代を読み解く中心になっている。一方、個人のボール奪取数などは本記事で確認できていないため、数字を補って評価することはしない。
横浜FMでは、クルークスが先制点を挙げ、飯倉は終盤の連続したシュートに対応した。前線の得点だけでなく、追いつかれた後に逆転を許さなかった守備にも目を向けたい。
次戦への課題|両チームとも28日にルヴァンカップ
名古屋は前節C大阪戦の1−1に続き、今回も1−1。前節は先制して追いつかれ、今回は先制されて追いついた。試合の進み方は異なるが、いずれも2点目を奪えなかった点は共通している。
次の公式戦は10月28日19時、豊田スタジアムでのルヴァンカップ1stラウンド4回戦・浦和戦。31日には神戸とのリーグ戦も控える。後半の組み合わせを次戦でも採用するか、出場時間や回復状況と合わせた選択が注目される。
横浜FMも28日19時、ニッパツ三ツ沢球技場でルヴァンカップ4回戦・広島戦を迎える。リーグ次節は11月1日13時、日産スタジアムでの川崎F戦だ。
横浜FMは前節東京V戦の2−2に続き、リードを勝利へつなげられなかった。先制できる良さを残しながら、追加点を取るか、相手に押し込まれる時間を減らすか。1点を守る最終局面だけでなく、そこへ至るまでの試合運びも改善したい。
まとめ|名古屋の修正と横浜FMの粘りが分けた勝ち点1
名古屋はハーフタイムの選手交代と稲垣の役割変更を経て反撃し、山岸の得点で追いついた。ただ、終盤の好機を勝ち越し点へ変えることはできなかった。
横浜FMは宮市とクルークスが先制点を生み、追いつかれた後は飯倉らが踏ん張った。両チームとも勝利には届かなかったが、名古屋には中盤の組み合わせ、横浜FMには先制後の攻守のつなぎ方という、次戦で確かめたい具体的な課題が残った。
免責事項
本記事は、Jリーグおよび各クラブの公式サイトで公開されている試合記録・発表を参考に、AIライティングツールを使用して作成しています。情報基準日時は2026年10月27日午前10時58分(日本時間)です。
試合結果、得点者、出場選手などの客観的情報は公式記録を優先して確認していますが、掲載情報の完全性・正確性・最新性を保証するものではありません。掲載先で数値が異なる項目については、採用した出典と差異を明記しています。
戦術分析、選手評価、MOMおよび今後の課題には本記事独自の考察が含まれ、クラブや監督の公式見解を示すものではありません。本記事は現地観戦や全編映像の検証ではなく、公開記録とコメントに基づく分析です。日程や記録が更新された場合は、主催者・クラブの最新発表を確認してください。










