ヴィッセル神戸が、アジア制覇へ向けて白星スタートを切った。
2026年9月16日、AFCチャンピオンズリーグElite 2026/27リーグステージ第1節。
神戸は敵地タイのタマサート・スタジアムでポートFCと対戦し、
ポートFC 1-2 ヴィッセル神戸
で勝利した。
10分に小松蓮が先制。
前半アディショナルタイムにオウンゴールで追いつかれたものの、後半開始から大迫勇也を投入すると攻撃が活性化。
61分、大迫のパスから武藤嘉紀が決勝ゴールを奪った。
さらに試合終了間際にはポートFCが猛攻。
90+1分、90+2分と立て続けに枠内シュートを浴びたが、GK権田修一が連続セーブ。
苦しみながらも、
敵地・高温多湿・先発変更・負傷者発生
という難しい条件を乗り越え、貴重な勝点3を持ち帰った。
試合結果
ポートFC 1-2 ヴィッセル神戸
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | AFCチャンピオンズリーグElite 2026/27 |
| ラウンド | リーグステージ MD1・東地区 |
| 開催日 | 2026年9月16日 |
| 会場 | タマサート・スタジアム |
| 結果 | ポートFC 1-2 ヴィッセル神戸 |
| 前半 | 1-1 |
| 後半 | 0-1 |
| 神戸得点 | 10分 小松蓮、61分 武藤嘉紀 |
| ポート得点 | 45+4分 オウンゴール |
| 天候 | 雨 |
| 気温 | 28℃ |
| 湿度 | 84% |
| 主審 | チェ・ヒョンジャイ |
Jリーグ公式ではポートFCの得点はオウンゴールとして記録されている。AFC公式は、エッサム・アルスブヒのヘディングに武藤嘉紀が触れ、神戸ゴールへ入った場面だったと報じている。
試合スタッツ
神戸は21本のシュートでポートを圧倒
| スタッツ | ポートFC | ヴィッセル神戸 |
|---|---|---|
| シュート | 9 | 21 |
| 枠内シュート | 3 | 8 |
| ボール支配率 | 48% | 52% |
| パス成功率 | 77.9% | 81.2% |
| オフサイド | 0 | 4 |
| CK | 4 | 4 |
| FK | 7 | 15 |
| 警告 | 2 | 2 |
| 退場 | 0 | 0 |
神戸の強さを象徴する数字が、
シュート21対9。
ポゼッションは52%対48%とほぼ互角だったが、フィニッシュまで持ち込んだ回数には大きな差があった。
枠内シュートも8対3。
単にボールを持っただけではなく、
「最後まで攻撃を完結させた」
点は大きく評価できる。
ヴィッセル神戸 スターティングメンバー
酒井高徳が直前に外れるアクシデント
当初は酒井高徳が先発メンバーに名を連ねていたが、試合直前にメンバーから外れ、鍬先祐弥が急きょ先発。
神戸はいきなりプラン変更を余儀なくされた。
| ポジション | 選手 |
|---|---|
| GK | 権田修一 |
| DF | 山川哲史 |
| DF | ジエゴ |
| DF | カエターノ |
| DF | 永戸勝也 |
| MF | 飯野七聖 |
| MF | 郷家友太 |
| MF | 井手口陽介 |
| MF | 髙橋壱晟 |
| MF | 鍬先祐弥 |
| FW | 小松蓮 |
Jリーグ公式の予想フォーメーションは4-1-2-3だった。
ポートFC スターティングメンバー
4-2-1-3をベースに神戸へ挑む
| ポジション | 選手 |
|---|---|
| GK | ミカエル・ファルケスガール |
| DF | マテウス・リンス |
| DF | マヌエル・ビール |
| DF | マルセル・スカレゼ |
| DF | 志村謄 |
| DF | ピーラワット・アクラトゥム |
| MF | ピーラドル・チャムラサミー |
| MF | カカ・メンデス |
| MF | ルーカス・トカンティンス |
| FW | エッサム・アルスブヒ |
| FW | ブルーノ・モレイラ |
Jリーグ公式では試合前の予想布陣を4-2-1-3としている。
前半:開始直後から神戸が攻め込む
最初の20分でポートFCにシュートを許さず
神戸は立ち上がりから積極的だった。
1分。
井手口陽介がミドル。
3分。
鍬先祐弥がシュート。
8分には飯野七聖がペナルティーエリアへ進入。
永戸勝也も左サイドから積極的に仕掛けた。
20分時点のシュート数は、
ポートFC 0本。
神戸 7本。
敵地でありながら、完全に神戸がゲームへ入ることに成功した。
10分:小松蓮が先制ゴール
ジエゴのロングスローから生まれた神戸らしい一撃
先制点は10分。
左サイドからジエゴがロングスロー。
髙橋壱晟が頭でそらす。
最後はゴール前へ入った小松蓮。
右足でゴール右下へ流し込んだ。
0-1。
Jリーグ公式では髙橋にアシストが記録されている。
神戸らしい得点だった。
ロングスロー。
競り合い。
セカンドボール。
ゴール前の人数。
流麗なパスワークだけではなく、
セットプレーに近い形から力強くゴールを奪える。
ACLEでは大きな武器になる。
小松蓮が起用に応える
3試合ぶりの先発で結果
小松はこの試合、リーグ戦を含めて3試合ぶりの先発。
そのチャンスで開始10分にゴールを奪った。
普段は大迫勇也が最前線に入ることが多い神戸。
しかし、
連戦。
海外遠征。
高温多湿。
を考えれば、全員を毎試合フル稼働させることはできない。
そこで小松が結果を出した。
アジアとJ1を並行して戦う上で非常に大きな収穫だ。
前半途中からポートFCが盛り返す
30分以降は神戸が押し込まれる時間も
開始20分までは神戸が圧倒。
しかし時間が経つにつれてポートFCも試合へ適応した。
35分。
ブルーノ・モレイラがシュート。
41分。
ルーカス・トカンティンスが右からクロス。
43分。
ピーラドルがミドル。
神戸が1点リードしていることもあり、徐々にホームチームが前へ出る時間が増えていった。
45分:飯野七聖が負傷交代
武藤嘉紀を予定より早く投入
神戸にアクシデント。
飯野七聖がプレー続行できず、前半終了を待たずに交代。
代わって武藤嘉紀が投入された。
試合前には酒井が外れ、今度は飯野が負傷交代。
プラン通りには進まないアウェイゲームとなった。
45+4分:まさかのオウンゴール
前半終了直前に追いつかれる
このまま1-0で前半を終えたい神戸。
しかし前半アディショナルタイム。
ポートFCが攻め込む。
AFC公式によると、アルスブヒのヘディングに武藤が触れ、ボールはそのまま神戸ゴールへ。
Jリーグ公式記録はオウンゴール。
1-1。
最も避けたい時間帯で同点に追いつかれた。
前半45分間で神戸はシュート9本。
ポートFCは3本。
内容では神戸が上回っていた。
それでもスコアは1-1。
ACLEの難しさを感じる展開だった。
ハーフタイム:大迫勇也投入
スキッベ監督が勝ちに行く
後半開始。
神戸は先制点を決めた小松蓮を下げ、
大迫勇也を投入。
これは明確なメッセージだった。
敵地でも引き分けではなく、
勝点3を取りに行く。
そしてこの交代が、試合の流れを再び神戸へ引き寄せる。
大迫投入で攻撃が激変
52分、53分と立て続けに決定機
52分。
大迫がペナルティーエリア手前から右足。
GKファルケスガールがセーブ。
53分。
大迫から武藤。
武藤のヘディングもGKが防ぐ。
前半と明らかに違った。
大迫が中央でボールを収めることで、
武藤。
郷家。
井手口。
サイドの選手。
が一気に前を向けるようになった。
61分:武藤嘉紀が勝ち越しゴール
大迫のワンタッチパス→武藤が裏へ
そして61分。
神戸がついに勝ち越す。
大迫が中央でボールを受ける。
ワンタッチで前方へ。
その瞬間、武藤嘉紀が最終ラインの裏へ抜け出す。
GKとの間合いを見ながら右足。
シュートはゴール左下へ。
ポートFC 1-2 神戸。
大迫にアシストが記録された。
完璧なコンビネーションだった。
なぜこのゴールが生まれた?
大迫が「相手CBを前へ出させた」
重要なのは大迫の存在。
大迫が中央で受ける。
相手CBは前へ出なければならない。
すると最終ラインの裏にスペースができる。
そこへ武藤。
前半からポートFCの最終ライン背後にはスペースがあった。
武藤自身も試合後、相手の裏が弱点に見えていたため意識して狙っていたと話している。
大迫が引きつけ、武藤が裏を取る。
神戸が長年磨いてきた強力な形だった。
大迫勇也は後半だけでチャンスクリエイト5回
ゴールなしでも試合を変えた
Jリーグ公式スタッツで、この試合のチャンスクリエイト数トップは、
大迫勇也の5回。
次点は武藤嘉紀とポートFCのブルーノ・モレイラの3回だった。
大迫の出場は後半から。
それでもトップ。
ゴールはない。
しかし、
ボールを収める。
パスを出す。
相手を引きつける。
味方を前向きにする。
この試合で最も大きく流れを変えた選手の一人だった。
60分にはエリキ、日髙光揮も投入
一気に攻撃を活性化
神戸は60分にさらに2枚替え。
| 時間 | OUT | IN |
|---|---|---|
| 60分 | 鍬先祐弥 | エリキ |
| 60分 | 永戸勝也 | 日髙光揮 |
その1分後に武藤のゴール。
交代直後から攻撃のテンポが上がったことが分かる。
75分:マテウス・トゥーレル投入
終盤は逃げ切りモードへ
75分には郷家友太を下げ、
マテウス・トゥーレルを投入。
攻撃から守備へ少し比重を移した。
試合終盤にはポートFCが前へ人数を掛けたが、
山川哲史。
トゥーレル。
カエターノ。
らが身体を張った。
最大のピンチは90+1分から
権田修一が勝点3を守る
終了間際。
神戸は明らかに苦しかった。
交代枠を使い切った後にはカエターノが足をつり、守備陣にも疲労が出る。
90+1分。
セクサンがミドル。
GK権田がセーブ。
さらに90+2分。
ティーラサックがペナルティーエリア手前から枠内シュート。
再び権田。
ビッグセーブ。
ここで同点にされていれば、試合内容の意味は大きく変わっていた。
権田の連続セーブが、
勝点3を守った。
ヴィッセル神戸はなぜ勝てた?
勝因① 前半から作ったシュート量
21本。
これが大きい。
ポートFCは9本。
神戸は単に保持するだけでなく、積極的にフィニッシュへ持ち込んだ。
特に前半20分時点では相手にシュートを許さず、自分たちは7本。
敵地でも試合の入りを支配できた。
勝因② 大迫投入で前線の基準点ができた
後半の神戸は別チーム
最大の戦術的ポイント。
前半の小松も得点という結果を残した。
しかし大迫が入ると、
ボールの収まり。
味方の距離。
裏へのランニング。
攻撃の連続性。
が一段階上がった。
特に武藤とのコンビは別格だった。
勝因③ 武藤の修正力
オウンゴールに関与→決勝弾
前半終了間際。
AFC公式によれば武藤が相手のヘディングに触れ、オウンゴールとなった。
精神的には難しい場面。
しかし引きずらなかった。
後半61分。
自ら裏へ走り、
決勝ゴール。
ミスや不運を次のプレーで取り返せる。
ベテランらしい強さだった。
勝因④ 権田修一
「2-1」を「2-2」にしなかった
アジアのアウェイでは、内容だけで勝てるとは限らない。
最後はGKが止めなければならない試合がある。
この日はまさにそうだった。
90+1分。
90+2分。
二度の決定的なシュート。
権田が止めた。
ゴールを決めた小松、武藤だけでなく、
守護神が勝点3を完成させた試合
でもある。
神戸の課題① 決定力
21本で2得点
勝ったからこそ確認したい部分。
21本シュート。
枠内8本。
2得点。
もちろん悪い数字ではない。
ただし64分には、
エリキ。
カエターノ。
と連続で枠内シュート。
83分には武藤。
89分にはジエゴ。
90+6分にも武藤。
追加点を奪える場面は複数あった。
3点目を取れれば、終盤の苦しい展開にはならなかった。
神戸の課題② 前半終了間際のゲーム管理
最も失点してはいけない時間帯
45+4分。
1-0。
そのままロッカールームへ戻れば、完全に神戸ペースだった。
しかし追いつかれた。
前半終盤にはポートFCの攻撃回数が増えていた。
そこで、
無理に前へ出ない。
クロスを上げさせない。
セカンドボールを拾う。
一度プレーを切る。
といったゲーム管理が必要だった。
神戸の課題③ アクシデント時の負荷管理
酒井欠場、飯野負傷、カエターノも終盤に異変
試合前に酒井高徳が外れる。
前半途中に飯野七聖が負傷交代。
終盤にはカエターノも足をつる。
そして9月20日にはJ1のガンバ大阪戦。
ACLEを勝ち進むためには、
勝つだけではなく、どれだけ選手を消耗させず勝つか
も重要になる。
ポートFCの良かった点
前半終盤と試合終盤の圧力
ポートFCは開始20分までシュート0。
完全に神戸に押し込まれた。
しかし前半30分以降は修正。
同点ゴールまでつなげた。
さらに終盤も、
86分。
90+1分。
90+2分。
とシュート。
最後まで試合を諦めなかった。
ホームでの戦い方としては評価できる。
ポートFCの課題① 試合への入り
最初の20分で7本打たれた
最大の課題は明確。
立ち上がりだ。
開始10分までシュート0。
20分までシュート0。
その間に神戸は7本。
そして1失点。
ACLEで上位を狙うなら、ホームゲームでこれだけ受けに回る時間を作ってはいけない。
ポートFCの課題② 大迫への対応
後半から中央を支配された
大迫が入ってから明らかに守備が不安定になった。
中央へ出るのか。
武藤の裏を消すのか。
判断が曖昧。
結果として61分、
大迫→武藤
の一発で決勝点を許した。
ここは次戦までの明確な改善ポイントとなる。
ヴィッセル神戸 スタメン採点
WSP独自採点・10点満点
| 選手 | 採点 | 寸評 |
|---|---|---|
| GK 権田修一 | 7.5 | 90分以降の連続セーブで勝点3を確保。終盤のMVP級パフォーマンス |
| DF 山川哲史 | 7.0 | 終盤のクロス対応で存在感。ポートの猛攻を跳ね返した |
| DF ジエゴ | 7.0 | ロングスローから先制点の起点。攻撃参加も積極的 |
| DF カエターノ | 6.5 | 対人で粘り、終盤まで身体を張った。最後は疲労も |
| DF 永戸勝也 | 6.5 | 左サイドから繰り返し前進。CK、FKも担当 |
| MF 飯野七聖 | 6.0 | 14分に好シュート。負傷による前半途中交代が残念 |
| MF 郷家友太 | 6.5 | 中盤と前線をつなぎ、守備でもハードワーク |
| MF 井手口陽介 | 7.0 | 攻守に広範囲をカバー。前半からシュートにも積極的 |
| MF 髙橋壱晟 | 7.0 | 小松の先制点をアシスト。ゴール前への関与も多かった |
| MF 鍬先祐弥 | 6.5 | 急きょ先発という難しい状況で役割を遂行 |
| FW 小松蓮 | 7.5 | 開始10分に先制。3試合ぶりの先発で最高の回答 |
採点はWSP独自。先発・得点・アシストなどはJリーグ公式記録に基づく。
ヴィッセル神戸 途中出場選手採点
大迫&武藤が試合を決める
| 選手 | 投入 | 採点 | 寸評 |
|---|---|---|---|
| 武藤嘉紀 | 45分 | 8.0 | オウンゴールに関与する不運もあったが、61分に決勝弾。勝負強さを発揮 |
| 大迫勇也 | 46分 | 7.5 | 決勝点をアシスト。チャンスクリエイト5回で後半の攻撃を完全に変えた |
| エリキ | 60分 | 6.5 | 投入直後から枠内シュート。前線にスピードを追加 |
| 日髙光揮 | 60分 | 6.5 | 左サイドから運動量を供給。70分のCKも担当 |
| マテウス・トゥーレル | 75分 | 6.5 | リード後の守備固めを担い、逃げ切りに貢献 |
大迫は後半のみの出場ながらチャンスクリエイト5回で試合最多だった。
ポートFC スタメン採点
後半は巻き返すも神戸の攻撃を抑え切れず
| 選手 | 採点 | 寸評 |
|---|---|---|
| GK ファルケスガール | 7.0 | 8本の枠内シュートを受けながら複数好守。2失点以上を防いだ |
| DF マテウス・リンス | 6.0 | 小松らへの対応に苦戦する場面も |
| DF マヌエル・ビール | 6.5 | 井手口や飯野のシュートをブロック |
| DF マルセル・スカレゼ | 6.0 | 中央を守ったが、大迫投入後は難しい対応を迫られた |
| DF 志村謄 | 6.0 | サイドの守備で粘った |
| DF ピーラワット | 6.0 | クロス対応を繰り返したが神戸の圧力を受けた |
| MF ピーラドル | 6.0 | 43分にミドル。中盤でボールを動かした |
| MF カカ・メンデス | 6.5 | セットプレーと前進で攻撃をけん引 |
| MF ルーカス・トカンティンス | 6.5 | 右からクロスを供給し前半終盤の反撃に貢献 |
| FW アルスブヒ | 6.5 | 同点につながる場面を作り、神戸守備陣を押し込んだ |
| FW ブルーノ・モレイラ | 6.5 | チャンスクリエイト3回。ポート攻撃の中心 |
ポートFC 途中出場選手採点
終盤の交代組が神戸を追い詰める
| 選手 | 投入 | 採点 | 寸評 |
|---|---|---|---|
| ティーラサック・ポエイピマイ | 63分 | 6.5 | 90+2分に決定的な枠内シュート。権田に阻まれた |
| ジュード・スーンサップベル | 63分 | 6.0 | 前線にサイズと勢いを追加 |
| セクサン・ラトリー | 72分 | 6.5 | 90+1分に枠内ミドル。終盤の猛攻をけん引 |
| スパナン・ブリーラット | 72分 | 6.0 | 右サイドを活性化 |
| ウォラチット・カニスリバンペン | 76分 | 6.0 | 中盤でボールを動かし追撃を狙った |
交代時間はJリーグ公式記録による。
MOM
武藤嘉紀【8.0】
WSPのMOMは武藤嘉紀。
決勝ゴール。
これが最大の理由だ。
前半終了間際には、AFC公式によれば相手のヘディングに触れてオウンゴールとなる不運もあった。
普通なら引きずってもおかしくない。
それでも後半。
大迫からボールが入ると、一瞬で裏へ。
61分。
右足。
決勝点。
さらに試合終盤までシュートを打ち続けた。
失点に関与した後、自分のゴールで勝利を取り戻した。
武藤らしい勝負強さが凝縮された試合だった。
MOM級:大迫勇也【7.5】
もう一人挙げるなら大迫。
後半から投入され、
決勝点アシスト。
チャンスクリエイト5回。
中央でボールを収め続けた。
「神戸がなぜ後半にもう一度主導権を握れたのか」
その答えが大迫だった。
これぞ神戸の選手層
小松で先制、大迫で流れを変え、武藤が決める
この試合で最も恐ろしいのはここかもしれない。
先発CFは小松。
その小松がゴール。
後半から大迫。
その大迫がアシスト。
武藤が途中出場。
その武藤が決勝点。
誰を使ってもゴールへ関われる。
ACLEとJ1を並行して戦うクラブにとって、この選手層は大きい。
次戦は中3日でガンバ大阪戦
タイから帰国後すぐJ1上位対決
神戸の次戦は9月20日。
J1でガンバ大阪とアウェイで対戦する。
タイ遠征から帰国し、中3日。
武藤も試合後、翌朝早くから移動となるため休息とケアを重視したいと話している。
今回のACLEで90分出場した選手をどこまで使うのか。
大迫。
武藤。
酒井の状態。
飯野の負傷状態。
スキッベ監督のターンオーバーも大きな見どころになる。
ACLE次戦は全北現代
10月14日、ホームで柏を破った韓国強豪と対戦
ACLE第2節は10月14日。
神戸市御崎公園球技場で全北現代モータースと対戦する。
全北は第1節で柏レイソルに2-1の逆転勝利。
神戸にとって一気に強度が上がる相手となる。
ポートFC戦で得た勝点3を、本当の意味で価値あるものにするためにも重要なホームゲームだ。
まとめ
苦しんでも勝つ――アジアで必要な「勝負強さ」を見せた神戸
最終結果。
ポートFC 1-2 ヴィッセル神戸。
10分。
小松蓮。
神戸先制。
45+4分。
オウンゴール。
1-1。
後半から大迫勇也投入。
61分。
大迫から武藤嘉紀。
1-2。
そして終了間際。
ポートFCの猛攻。
権田修一が止める。
試合終了。
シュート数は、
21対9。
枠内は、
8対3。
数字では神戸が上回った。
ただし決して楽な勝利ではない。
酒井高徳が試合直前に外れた。
飯野七聖が負傷。
前半終了間際に追いつかれた。
終盤にはカエターノにも疲労。
敵地タイ。
雨。
28℃。
湿度84%。
それでも勝った。
これこそアジアで上へ行くために必要な力だ。
良いサッカーをする。
チャンスを作る。
もちろん重要。
だがACLEでは、
「どんな状況でも最後に勝っていること」
が何より重要になる。
小松がゴール。
大迫がゲームを変える。
武藤が決める。
権田が止める。
新戦力と主力。
若手とベテラン。
全員の力で勝点3を奪った。
昨季はACLEベスト4。
その先へ。
神戸が本気で目指すのは、
アジア制覇。
その長い戦いの最初の一歩として、
敵地タイでの2-1は非常に価値のある勝利だった。
免責事項
本記事について
本記事は2026年9月17日時点で、AFC、Jリーグ、ヴィッセル神戸公式情報および試合後報道を確認して作成しています。
試合結果はポートFC 1-2 ヴィッセル神戸。神戸の得点者は10分の小松蓮、61分の武藤嘉紀。ポートFCの得点はJリーグ公式記録では45+4分のオウンゴールです。
AFC公式では同点場面について、アルスブヒのヘディングに武藤嘉紀が触れてゴールへ入ったと説明しています。
スターティングメンバー、交代、シュート数、枠内シュート数、ボール支配率などの試合データについてはJリーグ公式記録を参照しています。
選手採点、MOM、戦術分析、勝因、改善点については公開された試合記録をもとにした「ワールドサッカーポータル」独自評価・分析であり、AFC、Jリーグ、ヴィッセル神戸、ポートFCおよび各選手・監督の公式評価ではありません。









