2026年9月15日、カシマサッカースタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグElite 2026/27リーグステージMD1。
6年半ぶりにアジア最高峰の舞台へ戻ってきた鹿島アントラーズが、オーストラリアのニューカッスル・ジェッツを7-1で撃破した。
11分、チャヴリッチの先制弾。
16分にもチャヴリッチ。
19分には小川諒也。
40分に徳田誉。
42分にはチャヴリッチがこの日3点目を決め、前半だけでハットトリック達成。
後半も56分に徳田が2点目、73分には途中出場の田川亨介が7点目を奪った。79分にパトリック・ウッドに1点を返されたものの、結果は7-1。鹿島はACLE初戦で圧倒的な攻撃力を見せつけた。
しかも、単に「7点取った」というだけではない。
シュート18本。
枠内11本。
前半だけで5得点。
チャヴリッチ3得点。
徳田2得点1アシスト。
松村優太2アシスト。
小川諒也1得点1アシスト。
途中出場の田川もゴール。
攻撃陣が次々と結果を残した。
J1では水戸、浦和、神戸に3連敗していただけに、チームの流れを大きく変える可能性を持つ90分だった。鹿島はこの7-1によってACLE東地区で得失点差+6とし、MD1終了時点で首位に立っている。
試合結果
鹿島アントラーズ 7-1 ニューカッスル・ジェッツ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | AFCチャンピオンズリーグElite 2026/27 |
| ラウンド | リーグステージ MD1・東地区 |
| 開催日 | 2026年9月15日 |
| 会場 | カシマサッカースタジアム |
| スコア | 鹿島 7-1 ニューカッスル |
| 前半 | 5-0 |
| 鹿島得点 | 11分・16分・42分 チャヴリッチ、19分 小川諒也、40分・56分 徳田誉、73分 田川亨介 |
| ニューカッスル得点 | 79分 パトリック・ウッド |
| 入場者数 | 5,761人 |
| 天候 | 雨 |
| 気温 | 23.8℃ |
| 湿度 | 90% |
公式記録では、鹿島の3点目は小川諒也のゴールとして記録されている。
試合スタッツ
7得点以上に目立った「決定機を仕留める力」
| スタッツ | 鹿島 | ニューカッスル |
|---|---|---|
| シュート | 18 | 4 |
| 枠内シュート | 11 | 1 |
| ボール支配率 | 53% | 47% |
| パス成功率 | 89% | 89% |
| オフサイド | 3 | 0 |
| CK | 3 | 4 |
| FK | 11 | 11 |
| 警告 | 2 | 1 |
| 退場 | 0 | 0 |
鹿島はボール支配率で圧倒したわけではない。
53%対47%。
パス成功率も両チーム89%だった。
それでもシュート数は18対4、枠内では11対1。
つまり差がついたのは、
「ボールを持った量」ではなく「ゴールまで到達した質と回数」
だった。
11本の枠内シュートから7得点。
この日の鹿島は、相手のミスや守備のズレを見逃さず、決定機をほぼ確実にスコアへ変えた。
鹿島アントラーズのスターティングメンバー
柴崎・三竿を中央に置き、前線へ技術とスピードを配置
GK:早川友基
MF:三竿健斗、柴崎岳、松村優太、チャヴリッチ
FW:ヤン・マテウス、徳田誉
ニューカッスルはGKジェームズ・デリアノフ、DFジョセフ・ショーネシー、ジョエル・ベルトリシオ、ダニエル・ウィルマリング、アンガス・リード、中盤にザック・クラフ、マックス・バージェス、ウィル・ドブソン、前線にゼイン・シュライバー、ニコラオス・ベルゴス、ジョー・ロリーという布陣でスタートした。
試合展開
11分:徳田→チャヴリッチで先制
鹿島のゴールラッシュは11分に始まった。
徳田誉がペナルティーエリア手前からパス。
受けたチャヴリッチが右足を振り抜き、ゴール上部へ突き刺した。
これで1-0。
注目したいのは、徳田が単なるフィニッシャーではなく、前線で味方を使う役割まで担ったこと。
この最初のゴールがニューカッスルのゲームプランを大きく崩した。
16分:松村のラストパスからチャヴリッチ2点目
わずか5分後。
今度は松村優太がチャンスを作る。
最後はチャヴリッチがペナルティーエリア中央から右足。
ゴール左上へ豪快に突き刺して2-0。
ニューカッスルは1失点目から守備ラインを整理する時間もないまま、連続失点を喫した。
19分:小川諒也までゴール、8分間で3得点
さらに3分後。
松村が再びチャンスメーク。
左サイドから攻撃へ絡んだ小川諒也が、ペナルティーエリア左から左足でゴール左下へ流し込んだ。
11分。
16分。
19分。
わずか8分間で3-0。
ここで勝敗の流れはほぼ決まった。
特に大きかったのは、FWだけでなくSBの小川までフィニッシュエリアへ侵入できていたことだ。
鹿島の左サイドがニューカッスルを完全攻略
小川諒也の高い位置取りが効いた
ニューカッスルは鹿島の前線だけを警戒すればいい状況ではなくなった。
小川が高い位置へ出る。
松村が内側へ入る。
徳田が前線で動く。
チャヴリッチも中央とサイドを行き来する。
誰を捕まえるかが曖昧になっていった。
その象徴が3点目だった。
守備側からすれば「SBだから放置できる」という位置から小川が一気にゴール前へ進入する。
鹿島の選手配置がニューカッスルのマーク基準を壊していた。
40分:徳田誉が4点目
小川のアシストから若きストライカーが仕留める
40分。
今度は小川が左サイドからパス。
反応した徳田がペナルティーエリア左から右足でゴール右下へ決めた。
これで4-0。
前節神戸戦では1トップで先発しながら得点できず、試合後には自身の決定力を課題として挙げていた徳田。
その悔しさを、アジアの舞台ですぐに晴らした格好だ。
42分:チャヴリッチが前半だけでハットトリック
ヤン・マテウスのスルーパスを確実に沈める
圧巻だった。
4点目からわずか2分。
ヤン・マテウスがスルーパス。
抜け出したチャヴリッチがペナルティーエリア中央から右足でゴール右下へ。
42分でハットトリック完成。
鹿島は前半だけで5-0。
AFCもチャヴリッチのハットトリックと徳田の2得点を、この大勝の中心として報じている。
ニューカッスル側からすれば、前半を終える前に完全に試合を壊されてしまった。
後半開始から鈴木優磨、林晴己を投入
5-0でも攻撃の強度を落とさない
鬼木達監督はハーフタイムに動いた。
チャヴリッチ→鈴木優磨。
松村優太→林晴己。
5-0。
普通ならゲームを落ち着かせることを優先してもおかしくない。
しかし鹿島は、選手を入れ替えながら攻撃への姿勢を維持した。
チャヴリッチを45分で休ませられたことも非常に大きい。
3点取った主力を温存しながら、鈴木という別の強力なFWを投入できる。
ACLEを戦う上で、この選手層は大きな武器になる。
56分:徳田が2点目
柴崎岳のパスから左足で6-0
後半11分。
柴崎岳のパスがペナルティーエリア内の徳田へ。
徳田は左足でゴール左下へ。
この日自身2得点目。
これで、
2ゴール+1アシスト。
ストライカーとしてほぼ完璧と言っていい数字を残した。
さらに右足で1点、左足で1点。
フィニッシュの幅という点でも収穫の多い試合だった。
73分:途中出場・田川亨介までゴール
林晴己のパスを左足で仕留め7点目
73分。
ヤン・マテウスに代わって田川亨介が投入される。
そして、その直後だった。
林晴己のパスに反応した田川が、ペナルティーエリア中央から左足でゴール左下へ。
7-0。
先発だけではない。
途中出場の選手も結果を残した。
このゴールには大きな意味がある。
チャヴリッチ。
徳田。
小川。
田川。
得点者が複数に広がった。
長いACLEを戦う上で「特定の一人だけにゴールを依存しない」ことは非常に重要だ。
79分:パトリック・ウッドに1点を返される
唯一の反省材料はクリーンシートを逃したこと
完全試合とはならなかった。
79分。
途中出場のパトリック・ウッドが、ジョー・ロリーのパスに反応。
ペナルティーエリア中央から右足で決め、7-1とした。
スコアへの影響はほぼなかった。
ただし、アジアのタイトルを本気で狙うなら、
7-0の試合でも最後まで失点しない
ことは重要だ。
大量リードによって集中が切れた部分があったのか。
途中交代によって守備の連係が少しずれたのか。
次戦へ向けて確認すべき材料になる。
鹿島アントラーズ スタメン採点
WSP独自採点・10点満点
| 選手 | 採点 | 寸評 |
|---|---|---|
| GK 早川友基 | 6.5 | 被シュート自体が少ない展開。終盤の1失点はあったが、ビルドアップを含め安定 |
| DF 広瀬陸斗 | 6.5 | 無理に前へ出過ぎず右サイドのバランスを維持 |
| DF 植田直通 | 6.5 | ベルゴスとのフィジカル勝負で大きく崩れず。守備の土台を作った |
| DF キム・テヒョン | 6.5 | 強さを発揮。終盤の警告はあったものの安定した対応 |
| DF 小川諒也 | 8.5 | 1得点1アシスト。左SBながら完全に攻撃の一角として機能 |
| MF 三竿健斗 | 7.0 | 中盤で相手のカウンターを抑え、前線が自由に攻撃できる土台を形成 |
| MF 柴崎岳 | 8.0 | 試合のテンポをコントロール。徳田の2点目もアシスト |
| MF 松村優太 | 8.0 | 前半だけで2アシスト。右だけでなく中央にも顔を出し相手守備を混乱させた |
| FW ヤン・マテウス | 7.5 | チャヴリッチのハットトリック完成弾を演出。スピードと技術で違い |
| FW 徳田誉 | 9.0 | 2得点1アシスト。前線の起点、ラストパス、フィニッシュすべてで存在感 |
| FW チャヴリッチ | 9.5 | 前半だけでハットトリック。勝負を決めた圧倒的MOM |
先発メンバーと得点・アシスト記録はJリーグ公式記録に基づく。採点・寸評はWSP独自評価。
鹿島アントラーズ 途中出場採点
交代選手まで結果を残したことが大きな収穫
| 選手 | 出場 | 採点 | 寸評 |
|---|---|---|---|
| 鈴木優磨 | 46分 | 6.5 | ゴールこそなかったが前線で起点を作り、大差でも試合強度を維持 |
| 林晴己 | 46分 | 7.0 | 田川の7点目をアシスト。途中出場から結果 |
| 津久井佳祐 | 56分 | 6.0 | 三竿に代わって入り、ゲームを落ち着かせる役割 |
| 田川亨介 | 73分 | 7.0 | 投入直後にゴール。FWとして最高の仕事 |
| 小池龍太 | 87分 | ― | 出場時間が短いため採点なし |
交代は、鈴木と林が後半開始、津久井が56分、田川が73分、小池が87分に投入された。
ニューカッスル・ジェッツ スタメン採点
WSP独自採点
| 選手 | 採点 | 寸評 |
|---|---|---|
| GK ジェームズ・デリアノフ | 4.0 | 11本の枠内シュートを浴び7失点。守備陣との連係も最後まで整わず |
| DF ジョセフ・ショーネシー | 4.0 | 鹿島前線の動きを捕まえ切れず、中央にスペースを与えた |
| DF ジョエル・ベルトリシオ | 4.0 | サイドと中央のどちらを見るか迷う場面が続いた |
| DF ダニエル・ウィルマリング | 4.0 | 小川、松村らの攻撃参加への対応に苦しんだ |
| DF アンガス・リード | 4.0 | 若さもある中で非常に厳しいACLEデビュー戦 |
| MF ザック・クラフ | 4.5 | ボールを持つ場面そのものが少なく、62分に交代 |
| MF マックス・バージェス | 4.5 | 中盤でゲームを落ち着かせたかったが、鹿島のテンポを止められず |
| MF ウィル・ドブソン | 4.5 | 前半だけで交代。中盤で数的優位を作れなかった |
| FW ゼイン・シュライバー | 4.5 | 鹿島最終ラインを下げさせる場面が限定的 |
| FW ニコラオス・ベルゴス | 4.5 | 植田らに抑え込まれ、得意のボックス内で仕事ができず |
| FW ジョー・ロリー | 5.5 | 7点差の状況でも攻撃を続け、ウッドのゴールをアシスト |
ニューカッスルの先発はJリーグ公式記録による。
ニューカッスル途中出場採点
パトリック・ウッドが意地の一発
| 選手 | 採点 | 寸評 |
|---|---|---|
| ザビア・バートンチェロ | 5.0 | 後半開始から投入されたが流れを大きく変えるには至らず |
| パトリック・ウッド | 6.5 | 62分から出場し79分にチーム唯一のゴール |
| ジュリアン・レッキア | ― | 終盤投入のため採点なし |
ウッドはザック・クラフに代わって62分から出場し、79分にロリーのアシストから得点した。
MOM
チャヴリッチ【9.5】
迷う余地はほとんどない。
WSP選出のMOMはチャヴリッチ。
11分。
16分。
42分。
前半だけで3得点。
しかも1点目で試合を動かし、2点目で相手を大きく崩し、5点目で完全に勝負を決めた。
単に「大差がついた後にゴールを量産した」のではない。
試合を大差へ変えた張本人だった。
AFC公式もチャヴリッチのハットトリックを大勝の中心として伝えている。
そしてもう一つ大きいのが、前半だけで仕事を終えられたこと。
リーグ戦では3連敗中。
9月19日には川崎フロンターレ戦が待つ。
45分で交代しながらハットトリック。
これ以上ない仕事だった。
鹿島はなぜ7得点を奪えたのか?
勝因① ファーストチャンスを確実に仕留めた
11分の先制点がすべての始まりだった。
ニューカッスルに落ち着く時間を与える前にゴール。
そして5分後に2点目。
さらに3分後に3点目。
相手が「修正しよう」と考える前に次の失点を与えた。
この日の鹿島は、
チャンスを作る。
では終わらない。
チャンスをゴールまで完結させた。
18本のシュートから7得点という数字が、その決定力を物語っている。
勝因② 徳田が「CF以上」の役割を果たした
2得点だけではない1アシスト
徳田の評価をゴール数だけで終わらせてはいけない。
1点目はチャヴリッチへのアシスト。
その後は自ら2得点。
前線で相手CBを引きつけながら、
落とす。
裏へ走る。
ゴール前へ入る。
シュートする。
複数の仕事を行った。
J1神戸戦で「自分が仕留めていれば」と悔しさを語った若手FWが、わずか数日後のアジア初戦で2得点1アシスト。
鹿島にとって非常に大きな収穫だ。
勝因③ 松村と小川の連係
サイドで数的優位を作り続けた
松村は2アシスト。
小川は1得点1アシスト。
この数字が象徴している。
鹿島はサイドで1対1を作るだけではなく、SB、MF、FWが立ち位置を変えながら相手守備を動かした。
ニューカッスルは、
外を警戒するのか。
内側へ絞るのか。
前へ出るのか。
迷い続けた。
その一瞬の遅れを鹿島は徹底的に利用した。
勝因④ 柴崎岳がテンポを支配
「攻め急がない」選手がいた
7-1という数字を見ると、ひたすら前へ攻め続けたようにも見える。
しかし、それだけではない。
中央に柴崎がいたことで、
縦へ行く。
一度戻す。
逆サイドへ振る。
という判断ができた。
ニューカッスルが前へ出てきたら背後。
下がったら手前で保持。
そして56分には徳田の2点目もアシスト。
大量得点の陰に、試合を整理する柴崎の存在があった。
勝因⑤ ニューカッスルの実戦不足を一気に突いた
約2カ月公式戦なしという難しい状況
ニューカッスルは7月のオーストラリアカップで下部リーグのプレストン・ライオンズに2-3で敗れて以降、約2カ月公式戦がない状態で鹿島戦を迎えていた。
一方の鹿島はJ1真っ只中。
試合勘。
球際。
判断スピード。
失点した後の修正力。
この部分で差が出た可能性は高い。
ニューカッスルは昨季Aリーグのレギュラーシーズン1位。
決して「弱いチーム」ではない。
だからこそ、鹿島が相手のコンディション上の弱点を序盤から突き、試合を完全に自分たちのペースへ持ち込んだことを評価したい。
ニューカッスルはなぜ崩壊した?
課題① 1失点後に試合を落ち着かせられなかった
最大の問題だった。
1-0になった。
この時点ではまだ十分戦える。
しかし5分後に2失点目。
さらに3分後に3失点目。
必要だったのは、
ボールを保持する。
一度ファウルで試合を切る。
ラインを下げる。
中盤を厚くする。
とにかく鹿島の勢いを止めることだった。
しかし、それができなかった。
1失点が2失点へ。
2失点が3失点へ。
一気にゲームが壊れた。
課題② サイドの守備基準が曖昧
小川。
松村。
チャヴリッチ。
徳田。
鹿島がポジションを変えるたびに、ニューカッスル守備陣の受け渡しが遅れた。
特に鹿島SBが上がった際、
WGが戻るのか。
SBが出るのか。
CBがスライドするのか。
整理できていない場面が目立った。
19分の小川の得点は、その象徴だった。
課題③ ライン間を空け過ぎた
鹿島は徳田、チャヴリッチ、ヤン・マテウスらが頻繁に中央へ入った。
ニューカッスルは最終ラインと中盤の距離が広がり、その間で前を向かれた。
特にチャヴリッチのような選手へ前向きでボールを持たせれば危険。
その代償を3失点という形で支払った。
それでも鹿島に残った課題
7-1でも「最後の1失点」は見逃せない
この試合をネガティブに見る必要はない。
ほぼ完勝だ。
ただし、ACLE優勝を目指すなら79分の失点は確認しておきたい。
7-0。
相手の勝利はほぼない。
だからこそ難しい。
守備者の集中力は落ちやすい。
攻撃陣も守備への切り替えが少し遅くなる。
そこをロリーとウッドに突かれた。
今後、
1-0。
2-1。
という接戦では、一つの集中力低下が勝敗を変える。
「7得点できた」ことと同じくらい、
最後まで失点しない習慣
も重要になる。
鹿島にとって最大の収穫は「誰が出ても得点に絡んだこと」
チャヴリッチだけではない
ハットトリックのチャヴリッチが目立つ。
しかし、それだけならここまで大きな意味を持たなかったかもしれない。
徳田:2得点1アシスト。
小川:1得点1アシスト。
松村:2アシスト。
ヤン・マテウス:1アシスト。
柴崎:1アシスト。
林:1アシスト。
田川:1得点。
これだけ多くの選手が直接得点へ絡んだ。
アジアと国内リーグを並行して戦うには、特定の主力だけでは足りない。
この日証明したのは、
「誰を使ってもゴールを作れる可能性」
だ。
レオ・セアラ不在で7得点という意味
絶対的得点源なしでも大量得点
今季J1で得点を量産しているレオ・セアラに頼らず、7得点。
これは鬼木監督にとって非常に大きい。
徳田。
チャヴリッチ。
鈴木優磨。
田川。
攻撃陣の競争はさらに激しくなる。
ACLE。
J1。
天皇杯。
試合によって選手を入れ替えながら戦える可能性が見えてきた。
3連敗から7-1
鹿島に必要だった「空気を変える勝利」
この試合前まで鹿島はJ1で3連敗。
水戸に2-4。
浦和に0-1。
神戸に1-2。
開幕4連勝の勢いが完全に止まっていた。
だからこそACLE初戦は重要だった。
ただ勝っただけではない。
7-1。
前半5得点。
ハットトリック。
若手FW2ゴール。
途中出場FWもゴール。
最高に近い形で悪い流れを断ち切った。
もちろんACLEとJ1は別大会。
ニューカッスル戦に勝ったから川崎戦にも勝てるとは限らない。
それでも、選手が「ゴールを決める感覚」「勝つ感覚」を取り戻したことは大きい。
次戦は川崎フロンターレ戦
9月19日、今度はJ1で連敗ストップへ
鹿島の次戦は9月19日18時。
J1第8節で川崎フロンターレとアウェイで対戦する。
ここが本当の意味で重要になる。
ACLEで7点取った。
しかしJ1では3連敗中。
川崎戦で勝てれば、
「ニューカッスル戦が本当にターニングポイントだった」
と言える。
チャヴリッチを45分で下げたことも、川崎戦を考えれば大きい。
鈴木優磨。
チャヴリッチ。
徳田。
誰をスタートから使うのか。
鬼木監督の選択にも注目したい。
ニューカッスルが次戦までに改善したいポイント
まず守備ブロックを再構築したい
ニューカッスルは攻撃的なサッカーを掲げるチームだ。
それ自体を捨てる必要はない。
しかしACLEでは国内リーグ以上に相手の個の質が高い。
前へ出るなら、
ボールを失った後の配置。
SBの背後。
CBと中盤の距離。
この3点を整理する必要がある。
7失点という数字以上に、
同じ種類のスペースを何度も使われたこと
を修正したい。
ACLE順位への影響
鹿島は得失点差+6で東地区首位スタート
ACLEリーグステージは、東地区16クラブのうち上位8クラブが次のラウンドへ進む。
初戦を勝つだけでも大きい。
さらに鹿島は7得点1失点。
得失点差+6。
MD1終了時点で東地区首位となった。
リーグステージでは同勝点となる可能性もある。
その際に大量得点、大きな得失点差が効いてくる可能性がある。
そう考えれば、5-0で止めずに7点まで奪った価値は小さくない。
まとめ
6年半ぶりのアジア復帰戦で、鹿島が強烈なメッセージ
最終スコア。
鹿島アントラーズ 7-1 ニューカッスル・ジェッツ。
11分 チャヴリッチ。
16分 チャヴリッチ。
19分 小川諒也。
40分 徳田誉。
42分 チャヴリッチ。
56分 徳田誉。
73分 田川亨介。
79分 パトリック・ウッド。
チャヴリッチは前半だけでハットトリック。
徳田は2得点1アシスト。
小川は1得点1アシスト。
松村は2アシスト。
田川は途中出場からゴール。
鹿島がアジア復帰戦で見せたのは、単なる大量得点ではない。
前線の流動性。
サイドバックの攻撃参加。
決定力。
選手層。
そして、
悪い流れを自分たちで変える力。
J1では3連敗していた。
だからこそ、この7-1には意味がある。
一方、唯一の課題は最後の1失点。
2018年以来2度目となるアジア制覇を本気で目指すなら、7点取れる試合でも最後まで守り切る厳しさは必要だ。
それでも、初戦としては文句なしに近い。
2019年以来となるACLE本戦の舞台。
その第一歩で7発。
AFC公式も鹿島の復帰を「statement return」と表現するほど、強烈なスタートだった。
次はJ1。
9月19日の川崎F戦。
ACLEの7得点を、一夜限りのゴールラッシュで終わらせるのか。
それとも、
鹿島復活の号砲
にするのか。
アジアと国内。
ここから鹿島の本当の勝負が始まる。
免責事項
本記事について
本記事は2026年9月16日時点で、AFC、Jリーグ、鹿島アントラーズなどが公開している公式記録・試合情報をもとに作成しています。
試合結果、得点者、得点時間、先発メンバー、交代、アシスト、スタッツなどの基本データは公開されている公式記録を参照しています。
一方、選手採点、MOM、戦術分析、勝敗要因、改善点などは「ワールドサッカーポータル」独自の評価・分析であり、AFC、Jリーグ、鹿島アントラーズ、ニューカッスル・ジェッツ、選手・監督などの公式評価ではありません。
公式記録が今後訂正・更新される可能性もあります。最新情報はAFC、Jリーグおよび両クラブの公式発表をご確認ください。








