120分間、ゴールは一度も動きませんでした。
それでも、決して退屈な0-0ではありません。
2026年9月9日に長野Uスタジアムで行われたルヴァンカップ1stラウンド1回戦、AC長野パルセイロ対水戸ホーリーホック。
J3の長野が、今季J1で6位につける水戸を相手に真正面からぶつかり、前後半90分、さらに延長30分を通して無失点。
J1クラブを120分間苦しめました。
しかし最後に立ちはだかったのが、水戸の守護神ヤクブ・スウォビィクです。
PK戦で長野の1人目をストップ。
さらに3人目も止める。
水戸は4人のキッカーが確実にゴールへ沈め、最後はDF家泉怜依が成功。
長野 0-0 水戸
PK戦 1-4
水戸が辛くも2回戦へ進出しました。
ただ、カテゴリー差を考えれば、この試合で強烈な印象を残したのは敗れた長野でもあります。
水戸にボールを持たれる時間があっても崩れない。
FW庄司朗、清水蒼太朗はゴールへ迫る。
そしてGK牧野虎太郎が好セーブを連発する。
「J3対J1」という肩書きを忘れさせる120分でした。
今回は両チームのスタメン・途中交代、全出場選手の独自採点、試合の流れ、勝敗を分けたポイント、両軍の課題、次戦への改善点まで詳しく振り返ります。
1. 試合結果|AC長野パルセイロ 0-0 水戸ホーリーホック【PK1-4】
120分スコアレス、最後はPK戦
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 2026/27 Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ 1stラウンド1回戦 |
| 日時 | 2026年9月9日 19:03 |
| 会場 | 長野Uスタジアム |
| 90分 | 長野 0-0 水戸 |
| 延長戦 | 0-0 |
| PK戦 | 長野 1-4 水戸 |
| 入場者数 | 1,922人 |
| 天候 | 曇り |
| 気温 | 18.5℃ |
| 湿度 | 92% |
Jリーグ公式記録でも、前半・後半・延長前後半を通じて得点はなし。両クラブにとって公式戦初対戦は、PK戦までもつれ込む接戦となりました。
2. AC長野パルセイロ|スタメン・途中交代・全選手採点
※評価は10点満点。本記事独自の採点です。
| 選手 | 位置 | 出場 | 評価 | 寸評 |
|---|---|---|---|---|
| 牧野虎太郎 | GK | 先発フル | 8.0 | J1水戸を120分無得点に抑えた最大の功労者。PK戦敗退でも長野側MVP |
| 冨田康平 | DF | 先発フル | 7.0 | 中央で粘り強く対応。根本投入後も簡単に裏を取らせなかった |
| 石井光輝 | DF | 105分まで | 6.8 | 身体を張りながら守備。延長突入まで集中力を保った |
| 田中康介 | DF | 65分まで | 6.6 | 水戸のサイド攻撃に対応。攻撃参加とのバランスも意識 |
| 中田舜貴 | DF | 先発フル | 6.9 | 最終ラインの一角として120分間クリーンシートに貢献 |
| 山中麗央 | MF | 81分まで | 6.6 | 中盤で前を向く姿勢。警告を受けながらも強度を保った |
| 忽那喬司 | MF | 82分まで | 6.6 | 攻守に運動量を発揮。水戸の中盤へプレッシャー |
| 吉田桂介 | MF | 先発フル | 6.8 | セカンドボール争いと守備で存在感 |
| 長谷川雄志 | MF | 先発フル | 6.7 | 74分に警告も、長時間中盤のバランスを支えた |
| 庄司朗 | FW | 74分まで | 6.9 | 前半からシュートを狙い、水戸ゴールへ圧力をかけた |
| 清水蒼太朗 | FW | 119分まで | 7.0 | J1守備陣を相手に長時間前線で奮闘。スウォビィクを脅かした |
| 渡邉禅 | DF | 65分〜 | 6.7 | 途中出場から終盤・延長の守備を安定させた |
| 藤川虎太朗 | MF | 74分〜 | 6.6 | 推進力を加え、疲労した時間帯で攻撃を前進させた |
| 森田大智 | MF | 81分〜 | 6.6 | 中盤にフレッシュさを注入 |
| 安藤一哉 | MF | 82分〜 | 6.5 | 延長まで運動量を維持 |
| 行德瑛 | DF | 延長前半〜 | 6.7 | 守備強度を落とさず、最後まで無失点に貢献 |
| 大﨑舜 | FW | 119分〜 | 採点なし | PK戦を見据えた終盤投入。プレー時間が短く採点対象外 |
スタメンおよび交代はJリーグ公式記録に基づきます。
3. 水戸ホーリーホック|スタメン・途中交代・全選手採点
| 選手 | 位置 | 出場 | 評価 | 寸評 |
|---|---|---|---|---|
| ヤクブ・スウォビィク | GK | 先発フル | 8.5 | 文句なしMOM。120分無失点+PK2本ストップで勝利を決定づけた |
| フォファナ・マリック | DF | 59分まで | 6.6 | 長野の縦への攻撃を警戒しながら対応 |
| 田村遊吏 | DF | 先発フル | 6.8 | 延長後半に警告も、120分間最終ラインを支えた |
| 家泉怜依 | DF | 先発フル | 7.5 | 守備で完封に貢献し、最後はPK4人目として勝負を決めた |
| 舩橋佑 | MF | 先発フル | 6.8 | 中盤で試合を落ち着かせ、長時間ボール循環を支えた |
| 山本隼大 | MF | 82分まで | 6.6 | 中盤から前線への接続役 |
| 山下優人 | MF | 先発フル | 6.7 | セカンドボールへの反応と守備で貢献 |
| マテウス・レイリア | FW | 71分まで | 6.5 | スペースを探したが、長野守備陣を崩し切れず |
| 加藤千尋 | FW | 71分まで | 6.4 | 序盤に警告。攻撃で違いを作ろうとしたが決定打なし |
| パトリッキ | FW | 前半のみ | 5.9 | 長野守備陣を崩せず。35分に警告、ハーフタイムで交代 |
| ウーゴ | FW | 90分まで | 6.6 | 長野DFへ圧力をかけ続けたがゴールには届かず |
| 根本凌 | FW | 46分〜 | 7.0 | 後半開始から投入。攻撃を活性化し、PK戦では1人目を成功 |
| 島谷義進 | MF | 59分〜 | 6.7 | 中盤・サイドにエネルギーを追加 |
| 新井瑞希 | MF | 71分〜 | 6.7 | ボールを引き出しながら攻撃に変化を加えた |
| 多田圭佑 | FW | 71分〜 | 6.5 | 前線で動き続けたが決定機を仕留め切れず |
| 山下翔大 | MF | 82分〜 | 6.5 | 終盤から延長戦にかけて運動量を発揮 |
| 山﨑希一 | MF | 延長前半〜 | 6.6 | 延長戦で投入され、攻守の強度を維持 |
水戸はリーグ戦からメンバーを入れ替えながら臨み、後半開始から根本凌を投入。延長開始時には山﨑希一も送り込みました。
4. 前半|J1水戸がボールを持つ。しかし長野は崩れない
水戸のシュートを牧野虎太郎が阻止
試合前の構図は分かりやすいものでした。
J1水戸。
J3長野。
水戸が主導権を握り、長野が耐える。
多くの人がそう予想したはずです。
実際、前半は水戸がシュート数で上回りました。
しかし長野には牧野虎太郎がいました。
水戸がゴールへ迫るたびに冷静に対応。
真正面。
サイドから。
こぼれ球。
長野のゴールを簡単には割らせません。
一方の長野も守るだけではありませんでした。
庄司朗、清水蒼太朗が前線で身体を張り、奪えば素早くゴール方向へ。
両FWがシュートまで持ち込みますが、今度は水戸GKスウォビィクが阻止。
前半は0-0。
カテゴリー差を感じさせない45分でした。
5. 長野が良かった理由|“前から行く姿勢”を捨てなかった
長野の大きな特徴はハイプレスです。
相手がJ1だからといって、自陣に全員を並べて90分耐える形にはしませんでした。
最前線からプレッシャー。
相手のパスコースを限定。
ボールを奪えば庄司、清水へ。
もちろん水戸の技術でかわされる場面もあります。
それでも、
「相手が上だから下がる」
のではなく、
「自分たちの強度をどこまでJ1にぶつけられるか」
という姿勢を貫いた。
ここが非常に良かった部分です。
Jリーグ公式も試合前、長野のポイントとして「上回る強度」と試合中の修正力を挙げていました。
6. 水戸はハーフタイムで早くも勝負手
パトリッキOUT、根本凌IN
樹森大介監督は後半開始から動きます。
パトリッキを下げて、
根本凌。
前半の攻撃に満足していないことが明確に伝わる交代です。
根本が入ったことで、前線の基準点と背後への動きが増加。
水戸はさらに長野陣内へ圧力を強めます。
しかし、長野の4バックと中盤は崩れません。
1人がかわされても次が出る。
クロスを入れられても中央で跳ね返す。
セカンドボールにも戻る。
J1クラブ相手に必要な“全員で守る”姿勢が徹底されていました。
7. 小林伸二vs樹森大介――実は師弟対決だった
この試合にはもう一つ面白い背景があります。
長野を率いる小林伸二監督。
水戸を率いる樹森大介監督。
2人は2025年、栃木SCで監督とコーチという関係でした。
樹森監督がシーズン途中に栃木へコーチとして加入し、小林監督をサポート。
当時はリーグ3位の少なさとなる堅守構築にも関わりました。
つまり、互いの守備思想をよく知る者同士。
結果は、
120分0-0。
あまりにも“らしい”試合になったとも言えるでしょう。
8. 後半終盤|両監督が次々とカードを切る
長野は藤川、森田、安藤を投入
65分に長野は渡邉禅。
74分には藤川虎太朗。
81分に森田大智。
82分に安藤一哉。
次々とフレッシュな選手を送り込みます。
「0-0で延長なら十分」
という雰囲気ではありません。
特に藤川投入は、前へ出る意思を感じさせるカードでした。
現在J3で2得点を記録する藤川の推進力を使い、疲れ始めた水戸守備陣へ仕掛ける。
小林監督は勝負を諦めていませんでした。
9. 水戸も新井瑞希、多田圭佑を投入
水戸も71分、
マテウス・レイリア→新井瑞希。
加藤千尋→多田圭佑。
82分には山本隼大から山下翔大へ。
こちらも明確に決着をつけようとします。
しかし長野は耐える。
水戸も守備では隙を見せない。
90分終了。
0-0。
勝負は延長戦へ入りました。
10. 延長戦|長野は「あと30分」を耐えるのではなく戦った
行德瑛を投入して守備強度を維持
延長開始と同時に、長野は石井光輝から行德瑛へ。
水戸もウーゴから山﨑希一。
双方が最後の30分へ向けて布陣を整えます。
ここまで90分。
脚は重い。
判断も遅くなる。
それでも長野は簡単にラインを下げません。
そして水戸もJ1クラブとして、最後までゴールを奪おうと攻め続けます。
しかし――。
延長前半も0-0。
11. 延長後半もゴールなし
延長後半。
水戸DF田村遊吏が警告を受けるなど、両軍とも疲労が色濃くなる時間帯。
長野は終了間際に大﨑舜も投入します。
それでもゴールは動かない。
120分終了。
長野0-0水戸。
J3の長野がJ1水戸を完全にスコアレスへ封じ込みました。
ただ、カップ戦には引き分けがありません。
最後に待っていたのはPK戦でした。
12. PK戦|ここでスウォビィクが“J1守護神”の存在感
水戸1人目・根本凌が成功
先攻は水戸。
1人目は途中出場の根本凌。
冷静に成功。
水戸が先行します。
そして長野1人目。
ここでスウォビィク。
ストップ。
120分間ゴールを守り続けてきたポーランド人GKが、ここで一気に流れを引き寄せます。
長野3人目もストップ
長野2人目は成功。
しかし3人目。
再びスウォビィクが止める。
水戸はキッカーが次々と成功。
そして4人目。
最後のキッカーは家泉怜依。
右足から放った一球を決め、
PK1-4。
試合終了。
水戸がJ1の意地を見せ、2回戦へ進みました。
13. MOM|ヤクブ・スウォビィク
この試合のMOMは迷いません。
ヤクブ・スウォビィク。
120分間クリーンシート。
そしてPK戦。
長野1人目を止める。
3人目も止める。
2本ストップ。
これだけで十分です。
PK戦は運と言われることがあります。
確かにキックのコースや駆け引きには偶然性もあります。
しかし2本止めれば、もう「運」だけでは片付けられません。
水戸がこの試合で最も必要としていた瞬間に、経験豊富なGKが仕事をしました。
14. 敗れた長野のMVPは牧野虎太郎
一方、長野から一人選ぶなら牧野虎太郎です。
PK戦だけを見ればスウォビィクとの差が出ました。
しかし120分を見ると、評価はまったく別。
J1水戸の攻撃を無得点に抑えた。
前半から複数のシュートを処理。
延長戦まで集中力を切らさなかった。
J3リーグを戦う長野にとって、GKのポジション争いをさらに激しくするパフォーマンスだったと言えるでしょう。
15. なぜ水戸は苦戦した?
要因① メンバー変更で攻撃の連係不足
水戸はリーグ戦からメンバーを入れ替えて臨みました。
スタメンには、
フォファナ・マリック。
田村遊吏。
山本隼大。
ウーゴ。
パトリッキ。
マテウス・レイリア。
などが並びます。
個々の能力はあります。
ただし公式戦の一発勝負では、
誰がどこへ動くのか。
どのタイミングで縦を入れるのか。
クロスに誰が入るのか。
こうした連係が重要。
長野の守備ブロックを崩すには、個人能力だけでは足りませんでした。
要因② 長野の中央が粘り強かった
水戸が中央へ入れようとすれば長野が寄せる。
サイドへ逃がせば、クロスを跳ね返す。
そしてセカンドボールにも人数をかける。
「最後の一本」を入れさせない。
この徹底ぶりが、水戸を苦しめました。
要因③ 長野GK牧野の好守
崩せても、最後に牧野。
水戸からすれば、
「そこまで行ったのに」
という場面を何度も作られました。
0-0の試合では、こうしたGKの一つのセーブが心理的にも効いてきます。
16. なぜ長野はJ1水戸を120分封じられた?
要因① 守るだけではなかった
最大のポイントです。
長野は自陣に10人を並べていただけではありません。
庄司や清水が前線から追う。
中盤も押し上げる。
奪えば前へ。
だから水戸も簡単には人数を掛けられなかった。
「カウンターを受けるかもしれない」
という意識が、常に水戸側にありました。
要因② ライン間をコンパクトに維持
120分で最も難しいのは、疲労が出た後です。
FWとMF。
MFとDF。
この距離が開けば、J1の選手は簡単にスペースを使います。
しかし長野は交代選手を使いながら距離を維持。
最後まで決定的に崩れませんでした。
要因③ 天皇杯FC東京戦0-6の経験
長野は8月の天皇杯でJ1・FC東京に0-6と大敗しています。
開始15分で2失点。
一気にゲームを壊されました。
Jリーグ公式も水戸戦前、その経験を踏まえて「堅く試合を運べるか」をポイントに挙げていました。
今回は真逆。
開始15分を耐える。
前半を0-0。
90分を0-0。
120分を0-0。
わずか数週間で、格上との戦い方に明確な成長が見えました。
17. AC長野パルセイロの課題
課題① 守備をゴールへつなげる力
120分無失点。
これは文句なしです。
ただし長野も、
120分無得点。
守るだけなら合格。
でも勝つにはゴールが必要です。
庄司。
清水。
途中出場の藤川。
彼らが作った前進を、最後にシュート、そして得点へ変える必要があります。
課題② PK戦を含めた勝負強さ
PK戦では1-4。
スウォビィクが素晴らしかったとはいえ、一発勝負ではPKまで含めて試合です。
今後天皇杯や昇格プレーオフのようなノックアウトを戦う可能性を考えても、こうした経験は無駄にはなりません。
課題③ J3では自分たちがボールを持つ試合もある
J1水戸相手には挑戦者として戦えました。
しかしJ3では立場が変わります。
相手が引く。
長野がボールを持つ。
そこでどう崩すか。
水戸戦とはまったく別の能力が必要です。
18. 水戸ホーリーホックの課題
課題① 120分でJ3相手に無得点
結果は勝利。
しかしJ1クラブとしては明確な課題です。
120分間でゴールを奪えなかった。
途中から根本、新井、多田らも投入。
それでも0。
リーグ戦では得点できているだけに、メンバーが変わった際にも同じ攻撃強度を出せるかが重要になります。
課題② “誰が出ても水戸”を実現できるか
Jリーグ公式も試合前、
「誰が出ても変わらないサッカーを見せられるか」
を水戸のテーマとしていました。
今回は守備ではそれを示しました。
しかし攻撃は完成途上。
リーグ戦とカップ戦を並行するなら、控え組の底上げは欠かせません。
収穫はスウォビィクと守備陣
それでも120分無失点。
そしてPK勝ち。
ノックアウトでは「悪い内容でも勝つ」ことが何より重要です。
そこはJ1クラブらしい勝負強さでした。
19. 次戦|長野はJ3第6節・栃木SC戦
長野の次戦は9月13日。
ホーム長野Uスタジアムで栃木SCと対戦します。
長野は現在2勝1分2敗で7位付近につけています。
水戸を120分無失点に抑えた守備をリーグ戦でも継続できれば、上位争いへ食い込む可能性は十分。
ただし中3日。
しかも120分を戦っています。
小林監督の選手起用が非常に重要になります。
20. 水戸は中2日で川崎フロンターレ戦
水戸はさらに厳しい。
9月12日18時。
ホームで川崎フロンターレと対戦します。
水戸は6試合を終えて2勝3分1敗、J1・6位。
昇格初年度ながら好スタートを切っています。
しかし長野戦で120分+PK。
そこから中2日。
今回リーグ戦の主力をある程度温存した意味は、まさにここにあります。
川崎F戦ではフレッシュな主力組を戻し、長野戦とは違った水戸を見せたいところです。
21. ルヴァンカップ2回戦は福島ユナイテッドFC
水戸の2回戦の相手は、
福島ユナイテッドFC。
福島は1回戦でJ2ベガルタ仙台を4-3で撃破。
明確なジャイアントキリングを達成しました。
水戸からすれば、またJ3クラブとの対戦。
長野戦でここまで追い詰められた以上、
「カテゴリーが下だから大丈夫」
などとは絶対に思えないでしょう。
むしろ今回の120分は、2回戦へ向けて最高の警告になったのかもしれません。
22. 今季の順位予想
AC長野パルセイロ|J3 6~10位予想
現時点で長野は7位前後。
水戸戦で見せた守備強度を見る限り、簡単に崩れるチームではありません。
藤川虎太朗や吉澤柊など、リーグ戦で得点を取れている選手もいます。
課題は得点力。
ここが改善されればプレーオフ圏まで十分狙えるでしょう。
現時点では、
6~10位
と予想します。
水戸ホーリーホック|J1 7~12位予想
昇格初年度ながら6試合で2勝3分1敗。
鹿島を4-2で破るなど、すでにJ1でも戦えることを証明しています。
ただし長いシーズンでは選手層が問われます。
今回のカップ戦のようにメンバーを変えた際にも攻撃力を維持できるか。
そこが今後のポイント。
現時点では、
7~12位
を予想します。
残留争いよりも、中位以上を狙える可能性の方が高そうです。
23. まとめ|水戸が勝った。でも120分の主役は長野にもいた
AC長野パルセイロ 0-0 水戸ホーリーホック。
PK1-4。
記録上の勝者は水戸です。
そして最後に試合を決めた主役はスウォビィク。
PK2本ストップ。
まさに守護神でした。
しかし、試合全体を振り返ると長野にも大きな拍手を送りたくなる一戦です。
J3。
相手はJ1。
それでも引かない。
庄司が狙う。
清水が走る。
中盤が追う。
DFが身体を張る。
そして牧野が止める。
120分間。
一度も水戸にゴールを許しませんでした。
8月にはFC東京を相手に0-6。
そこからわずか数週間。
同じJ1クラブを相手に、
0-0。
PK戦まで追い詰めた。
この変化は偶然ではないでしょう。
一方の水戸も苦しみました。
しかしカップ戦で最も大切なのは「次へ進むこと」。
内容が良くても敗退すれば終わり。
内容が苦しくても勝てば次がある。
最後にスウォビィクという経験豊富なGKが仕事をし、J1クラブとして最低限の使命を果たしました。
長野には悔しさ。
水戸には安堵。
そして両チームには、
120分間、ゴールを譲らなかったという守備の自信。
派手な6ゴールの試合ではありません。
それでも、
0-0だからこそ伝わる緊張感が最後まで続いた。
“点の入らない名勝負”と呼びたくなる120分でした。
免責事項
本記事は2026年9月10日時点で確認できるJリーグ公式サイト、AC長野パルセイロ、水戸ホーリーホックおよび国内報道機関の公開情報をもとに作成しています。
試合結果、スタメン、途中交代、警告、PK戦結果などは公式記録を参照しています。一方、各選手の評価点、MOM、戦術分析、課題、順位予想については、公開された試合記録や報道をもとにした当サイト独自の分析・考察です。
採点や順位予想は選手・クラブ・Jリーグ等の公式評価ではありません。また、試合データについては提供元によって集計方法が異なる場合があります。
最新かつ正確な情報については、Jリーグおよび各クラブの公式発表をご確認ください。
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