またしても、マルコス・ジョレンテがアンフィールドで決めた。
それでも最後に笑ったのはリヴァプールでした。
2026年9月9日にアンフィールドで行われたUEFAチャンピオンズリーグ2026/27リーグフェーズ第1節、リヴァプール対アトレティコ・マドリード。
試合はリヴァプールが2-1で逆転勝利を収めました。
前半19分、フリアン・アルバレスの絶妙なパスからジョレンテが抜け出し、アトレティコが先制。
しかし40分、ロナルド・アラウホの巧みなフリックからドミニク・ショボスライが同点ゴール。
そして後半50分。
ペナルティーエリア外でボールを拾ったアレクシス・マクアリスターが左足を振り抜き、強烈なシュートをゴールへ突き刺しました。
リヴァプール2-1アトレティコ。
そのまま逃げ切り、アンドニ・イラオラ監督は自身初となるチャンピオンズリーグの試合を白星で飾りました。UEFA公式Player of the Matchに選ばれたのは、同点ゴールを決めて中盤を走り回ったショボスライです。
ただ、この一戦は単純なリヴァプールの逆転劇ではありません。
ポゼッションはリヴァプール45%、アトレティコ55%。
それでもシュートはリヴァプール14本、アトレティコ9本。決定機も4対1、xGは1.69対0.81と、ボールを多く持ったのはアトレティコでも、より危険だったのはリヴァプールという90分でした。
今回は3ゴールの流れ、両チームのスタメン・途中出場選手の独自採点、なぜリヴァプールが逆転できたのか、アトレティコの課題、そして今後のCL展望まで詳しく振り返ります。
1. リヴァプールvsアトレティコ|試合結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | UEFAチャンピオンズリーグ 2026/27 リーグフェーズ第1節 |
| 開催日 | 2026年9月9日 |
| 会場 | アンフィールド |
| 結果 | リヴァプール 2-1 アトレティコ・マドリード |
| 前半 | 1-1 |
| 後半 | 1-0 |
| 主審 | ダビデ・マッサ |
得点経過
19分 マルコス・ジョレンテ(アトレティコ)
40分 ドミニク・ショボスライ(リヴァプール)
50分 アレクシス・マクアリスター(リヴァプール)
昨季のCLでも両クラブはアンフィールドで対戦し、リヴァプールが3-2で勝利。
今回もまた、簡単には終わらない試合となりました。
2. 立ち上がり|リヴァプールが積極的に前へ
イサク、ヴィルツ、バルコラの新攻撃陣
リヴァプールは4-2-3-1。
最前線にはアレクサンデル・イサク。
その後ろに、
リオ・ングモハ
フロリアン・ヴィルツ
ブラッドリー・バルコラ
が並びました。
バルコラはこれがリヴァプールでの初先発。
さらにイサク、ヴィルツを含め、巨額の投資を行った新戦力が並ぶ注目の攻撃陣でした。
序盤からショボスライが中盤でボールを奪い、そのままイサクを走らせる。
バルコラもスピードを生かして背後へ。
リヴァプールはかなり攻撃的に入りました。
ただ――。
その積極性の裏側を、アトレティコは見逃しませんでした。
3. 19分|“またジョレンテ”がアンフィールドで決める
アルバレスの一本でリヴァプール守備を切り裂く
19分。
中央でボールを持ったフリアン・アルバレス。
リヴァプールの最終ラインを見ると、一瞬のスペースを発見します。
そこへ縦パス。
右サイドから走り込んだのはマルコス・ジョレンテ。
ミロシュ・ケルケズが対応しますが、ジョレンテへの寄せが遅れる。
そのままゴール前へ侵入。
アリソンとの1対1を制し、
0-1。
アトレティコが先制しました。
この得点で非常に面白いのが、
「またジョレンテなのか」
ということ。
ジョレンテは2020年のCLラウンド16でもアンフィールドで2得点。
さらに2025年の対戦でも2得点。
そして今回もゴール。
UEFAによれば今回の得点は、ジョレンテにとってアンフィールドでの3試合で5点目となりました。
リヴァプールサポーターからすれば、本当に嫌な存在です。
4. なぜリヴァプールは先制された?
アルバレスに時間を与え過ぎた
ケルケズの対応だけを責めるのは簡単です。
しかし、その前の段階にも問題がありました。
アルバレスが前を向いた時、
誰も十分なプレッシャーを掛けられていない。
そのためアルバレスには、
ジョレンテを見る時間。
パスコースを確認する時間。
ボールの強さを調整する時間。
すべてがありました。
リヴァプールはマクアリスターとショボスライという非常に攻撃力の高い2枚を中盤に配置。
攻撃では魅力的です。
ただ、広いスペースを守る展開になると危うさもあります。
この試合の序盤、その弱点をアトレティコに突かれました。
5. アトレティコが追加点寸前
アルバレスの一撃をアリソンが阻止
先制したアトレティコは、さらにカウンター。
今度はアルバレス自身が遠い位置からゴールを狙います。
強烈なシュート。
しかしリヴァプールGKアリソンが好セーブ。
もしここで0-2になっていたら、試合は大きく変わっていた可能性があります。
このセーブも地味ながら重要でした。
6. リヴァプール反撃|バルコラがアトレティコ守備を揺さぶる
オブラクとの1対1を作る
徐々にリヴァプールの攻撃が機能し始めます。
特に存在感を見せたのがバルコラ。
圧倒的なスピードで最終ラインの背後を狙い、オブラクとの1対1へ。
ただ、ここはアトレティコの守護神。
シュートを阻止します。
バルコラ自身に得点は生まれませんでした。
しかし、
「一発で相手最終ラインをひっくり返せるスピード」
があるだけで、アトレティコのラインは徐々に下がりました。
7. 40分|アラウホのフリック→ショボスライ
ゴール前で生まれた意外性
前半40分。
リヴァプールがついに追いつきます。
攻撃を続けたリヴァプール。
右サイドからゴール前へボールが入る。
そこへ出てきたのが、本来DFのロナルド・アラウホ。
アラウホが巧みにボールをフリック。
その先にいたのが、
ドミニク・ショボスライ。
右足でゴール右下へ流し込み、
1-1。
アンフィールドが一気に沸きました。
CBが本職のアラウホが右SBからゴール前へ入り、アシスト。
そして中盤のショボスライがゴール。
イラオラ監督のリヴァプールらしい、ポジションに縛られない攻撃でした。
8. 前半終了|1-1でも流れはリヴァプールへ
アトレティコが先制。
それでも時間が経つほど、リヴァプールがゴールへ迫る回数は増えていきました。
特にショボスライ。
ボールを奪う。
運ぶ。
シュートへ入る。
前線へ顔を出す。
中盤で明らかに存在感を強めます。
そして1-1でハーフタイム。
この時点ではまだ互角。
しかし後半開始直後、試合が決まります。
9. 後半開始|バルコラに絶好機
ヴィルツのスルーパスから1対1
後半開始数分。
ヴィルツが前を向きます。
そこへバルコラが走る。
完璧に近いスルーパス。
バルコラがオブラクとの1対1へ。
今度こそ――。
と思われましたが、
シュートはゴールの外。
リヴァプール加入後初ゴールとはなりませんでした。
それでも、この決定機からほとんど間を置かず、リヴァプールが逆転します。
10. 50分|マクアリスターが豪快逆転弾
利き足ではない左足で突き刺す
50分。
ペナルティーエリア外でボールを拾ったアレクシス・マクアリスター。
目の前にはアトレティコ守備陣。
それでも迷わない。
左足を振り抜く。
低く、強烈なシュートがゴールへ。
オブラクも止め切れない。
2-1。
逆転。
アンフィールドが再び爆発します。
しかも左足。
マクアリスターの本来の利き足ではありません。
技術。
判断。
シュート力。
すべてが詰まった一撃でした。
11. マクアリスターにとって意味の大きすぎるゴール
このゴールには、少し特別な背景もありました。
試合前、マクアリスターは契約延長のオファーがまだ提示されていないことへの落胆を口にしていました。
さらに夏には、アトレティコからの関心も報じられていた選手です。
そんな状況で、
アトレティコ相手に決勝ゴール。
これ以上分かりやすい回答もないでしょう。
言葉ではなく、
ピッチで示す。
まさにそんな一発でした。
12. 59分|バルコラが倒れ込む
一瞬ヒヤリも「けいれん」
59分。
バルコラがプレーと関係のないところで座り込みます。
左ふくらはぎ付近を気にする仕草。
大型補強の一人だけに、アンフィールドには嫌な空気が流れました。
しかし試合後、イラオラ監督は深刻なケガではなく**「けいれん」だった**と説明。
プレシーズンで十分な出場時間を積めていなかったこともあり、コンディション面を考慮した交代だったようです。
リヴァプールとしては一安心でしょう。
13. 両チームが一気に交代策
リヴァプールはフリンポン&ビクトル・ムニョス
60分。
リヴァプールは、
バルコラ→ビクトル・ムニョス
ングモハ→ジェレミー・フリンポン
と2枚替え。
69分には、
マクアリスター→ライアン・フラーフェンベルフ
と中盤も変更します。
一方のアトレティコも59分、
イ・ガンイン→アレハンドロ・グリマルド
コケ→アデモラ・ルックマン
を投入。
さらに73分にはアレックス・バエナに代えてジョナサン・デイビッド。
77分には、
クリスティアン・ロメロ→ロビン・ル・ノルマン
パブロ・バリオス→モルテン・ヒュルマンド
とカードを切りました。
豪華です。
後半途中から、
ルックマン。
グリマルド。
ジョナサン・デイビッド。
ヒュルマンド。
これだけの選手をベンチから出せる。
今季のアトレティコの選手層の厚さを感じます。
14. 69分|アルバレスに同点のチャンス
アトレティコにもチャンスはありました。
69分。
アルバレスがリヴァプールのペナルティーエリア内へ。
右足でシュート。
ただ、コースはアリソンの正面。
セーブされます。
試合を通してアルバレスは危険でした。
先制点をアシスト。
自らも複数回シュート。
ただし欲しかったのはゴール。
ここを決められるかどうかで、エースへの評価は変わります。
15. 79分|イサクの決定機をル・ノルマンが阻止
今度はリヴァプール。
イサクが抜け出します。
3点目。
試合を終わらせるチャンス。
しかし途中出場したル・ノルマンがギリギリで身体を入れてブロック。
決定的な守備でした。
リヴァプールはこの試合、追加点を奪える場面が何度もありました。
だからこそ、最後まで1点差。
少し危険な展開を自分たちで作ってしまったとも言えます。
16. 89分|フリンポンが決めるもオフサイド
終了間際。
ビクトル・ムニョスが中央へ持ち込みシュート。
オブラクがセーブ。
こぼれ球をフリンポン。
ゴール。
3-1!
……と思われましたが、オフサイド。
得点は認められません。
結局スコアは動かず。
リヴァプール2-1アトレティコ。
ホームのリヴァプールがCL初戦で勝点3を獲得しました。
17. スタッツ|アトレティコが持ち、リヴァプールが脅かした
| スタッツ | リヴァプール | アトレティコ |
|---|---|---|
| ボール支配率 | 45% | 55% |
| シュート | 14 | 9 |
| 枠内シュート | 5 | 4 |
| ビッグチャンス | 4 | 1 |
| xG | 1.69 | 0.81 |
興味深い数字です。
ボールはアトレティコの方が持った。
それでも決定機はリヴァプール4対1。
つまり、
「ポゼッションで勝っていたのはアトレティコ、ゴールへ近かったのはリヴァプール」
ということです。
リヴァプールが単純にボールを支配するチームではなく、
奪う。
走る。
相手が整う前にゴールへ向かう。
そういうスタイルへ変わってきていることを象徴しています。
18. リヴァプール|スタメン・全選手採点
※10点満点。ワールドサッカーポータル独自採点です。
| 選手 | 位置 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|---|
| アリソン | GK | 7.0 | アルバレスの強烈なシュートを阻止。失点は対応困難 |
| ロナルド・アラウホ | DF | 8.0 | 同点弾を巧みなフリックでアシスト。守備も安定 |
| ジェレミー・ジャケ | DF | 7.5 | 対人、空中戦とも落ち着いた対応。欧州の大舞台でも安定 |
| フィルジル・ファン・ダイク | DF | 7.0 | アルバレスとの駆け引きをこなし、後半は守備を統率 |
| ミロシュ・ケルケズ | DF | 6.0 | 先制点ではジョレンテに背後を取られた。攻撃参加では貢献 |
| ドミニク・ショボスライ | MF | 8.5 MOM | 同点弾。攻守で走り回り中盤の主役 |
| アレクシス・マクアリスター | MF | 8.5 | 豪快な逆転ゴール。狭い局面での技術も光った |
| リオ・ングモハ | FW | 6.8 | 18歳ながら積極的。後半は存在感を増した |
| フロリアン・ヴィルツ | MF | 7.0 | バルコラへの決定的スルーパス。守備でも献身 |
| ブラッドリー・バルコラ | FW | 7.2 | 初先発。圧倒的スピードで相手DFを押し下げた |
| アレクサンデル・イサク | FW | 6.7 | 無得点ながら裏への動きでスペースを作った |
スタメンはリヴァプール戦レポートおよび試合前発表で確認できます。
リヴァプール・途中出場
| 選手 | IN | 採点 | 評価 |
|---|---|---|---|
| ジェレミー・フリンポン | 60分 | 6.5 | 終盤にネットを揺らすもオフサイド |
| ビクトル・ムニョス | 60分 | 6.5 | 89分にシュートから大きなチャンスを作った |
| ライアン・フラーフェンベルフ | 69分 | 6.0 | 中盤を締める役割。一部危険なボールロストも |
| ルイス・クーマス | 88分 | ― | CLデビュー。出場時間が短く採点対象外 |
| コスタス・ツィミカス | 88分 | ― | ケルケズに代わり終盤を締めた |
交代記録は試合速報とクラブ系メディアの記録を照合しています。
19. アトレティコ・マドリード|スタメン・全選手採点
| 選手 | 位置 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|---|
| ヤン・オブラク | GK | 7.0 | 複数の決定機を防いだ。2失点でも責任は限定的 |
| マルコス・ジョレンテ | DF | 7.5 | またもアンフィールドで得点。攻撃時の飛び出しが脅威 |
| マルク・プビル | DF | 6.4 | バルコラらのスピードへの対応に苦労 |
| クリスティアン・ロメロ | DF | 6.4 | イサクとの競り合いでは強さも、後半は押し込まれた |
| ダビド・ハンツコ | DF | 6.6 | 左で粘り強く対応し、終盤のセットプレーにも絡んだ |
| ジュリアーノ・シメオネ | MF | 6.3 | 運動量は十分。ただ攻撃で決定的な仕事までは届かず |
| パブロ・バリオス | MF | 6.4 | ボール保持では貢献したが、リヴァプールの縦への速さに苦戦 |
| コケ | MF | 6.3 | 序盤は試合を落ち着かせたが、徐々に中盤で後手 |
| アレックス・バエナ | MF | 6.5 | 技術を見せたがゴール前で決定的な違いを作れず |
| イ・ガンイン | FW | 6.2 | 流動的に動いたものの、シュートへ絡む場面が少なかった |
| フリアン・アルバレス | FW | 7.3 | 先制点を完璧にアシスト。自らの決定機を決めたかった |
アトレティコ・途中出場
| 選手 | IN | 採点 | 評価 |
|---|---|---|---|
| アレハンドロ・グリマルド | 59分 | 6.5 | 左からクロス、セットプレーで攻撃に変化 |
| アデモラ・ルックマン | 59分 | 6.3 | 個人突破を狙ったがリヴァプール守備を崩せず |
| ジョナサン・デイビッド | 73分 | 6.2 | ゴールを求めて投入もシュート機会は限定的 |
| ロビン・ル・ノルマン | 77分 | 6.8 | イサクの決定機を見事にブロック |
| モルテン・ヒュルマンド | 77分 | 6.4 | 中盤に強度を加えたが同点までは持ち込めず |
アトレティコの交代は59分、73分、77分に行われました。
20. MOM|ドミニク・ショボスライ
ワールドサッカーポータル選出MOMは、
ドミニク・ショボスライ。
UEFA公式Player of the Matchと同じ選出です。
もちろん40分の同点ゴールが大きい。
ただ、それ以上に評価したいのが中盤での仕事量です。
ボールを奪う。
前へ運ぶ。
ヴィルツへつなぐ。
イサクの背後へ走る。
そして最後は自分でゴール前へ入る。
攻撃的MFのようでもあり、
ボランチのようでもあり、
時にはFWのようでもある。
この日のショボスライは「どこのポジション?」と聞くこと自体があまり意味を持ちませんでした。
必要な場所にショボスライがいる。
それがリヴァプールの強みでした。
21. リヴァプールが勝った理由①|先制されても焦らなかった
アトレティコに先制される。
これは最も嫌な展開の一つです。
シメオネ監督のチームはリードすると守備ブロックを作り、スペースを消してくる。
それでもリヴァプールは無理に縦へ急ぎ過ぎませんでした。
サイドを変える。
ショボスライを経由する。
ヴィルツをライン間へ入れる。
バルコラとングモハが幅を取る。
少しずつアトレティコの守備を動かし、最後は40分に同点。
精神的な落ち着きがありました。
22. 勝因②|ハーフタイム後の守備強度が上がった
前半はアルバレスに時間を与え、ジョレンテに背後を取られました。
しかし後半。
明らかにリヴァプールの寄せが速くなります。
アトレティコが前を向く前にプレッシャー。
ボールを奪えば一気に攻撃。
イラオラ監督自身にとってCL初采配でしたが、ハーフタイムの修正がうまく機能しました。現地評価でも、後半に守備が明確に改善した点が指摘されています。
23. 勝因③|マクアリスター&ショボスライが得点できる
この2人を中盤に並べるリスクはあります。
守備範囲が広がった時は危険。
しかし最大のメリットもあります。
2人ともゴールを取れる。
この日は、
ショボスライ1得点。
マクアリスター1得点。
FW陣が無得点でも、中盤2人だけで試合をひっくり返しました。
長いシーズンを戦う上で、これは非常に大きな武器です。
24. アトレティコが敗れた理由①|先制後に追加点を奪えなかった
アトレティコにとって最も悔やまれるのはここでしょう。
ジョレンテで0-1。
さらにアルバレスにもシュートチャンス。
ここで2点目を取れていれば、リヴァプールはかなり苦しくなったはずです。
しかしアリソンが止めた。
すると徐々にリヴァプールが前へ。
40分に同点。
50分に逆転。
1-0を2-0にできなかったことが、最終的には大きく響きました。
25. 敗因②|ボール保持が決定機につながらなかった
55%のポゼッション。
数字だけならアトレティコが優勢です。
しかしビッグチャンスは1。
リヴァプールは4。
これがすべてでしょう。
コケ。
バリオス。
バエナ。
アルバレス。
技術のある選手は揃っています。
でも相手ペナルティーエリアへ入った時、
最後の一手が少ない。
相手を崩し切る前にシュート。
クロスが跳ね返される。
ボールを持つことと、危険な攻撃をすることは別物です。
26. リヴァプールの課題|“中盤2枚”の守備リスク
勝ったリヴァプールにも課題はあります。
マクアリスター+ショボスライ。
攻撃では素晴らしい。
ただ、相手に中盤を突破された時にCBの前が広くなる。
ジョレンテの先制点でも、アルバレスへ十分なプレッシャーを掛けられませんでした。
より強力な攻撃陣を持つチームと戦う場合、
フラーフェンベルフを入れる。
3センターにする。
アラウホを内側へ絞らせる。
など、守備面での調整は必要になるでしょう。
27. 課題②|決定機を仕留めて試合を終わらせたい
バルコラ。
イサク。
ビクトル・ムニョス。
フリンポン。
後半には3点目を取れるチャンスが複数ありました。
それでも2-1。
だから89分までアトレティコに可能性を残してしまった。
CLの強豪相手では、
「勝っている時に試合を終わらせる3点目」
が非常に重要です。
ここは改善したいポイントです。
28. アトレティコの課題|豪華な攻撃陣をどう組み合わせる?
今回のベンチには、
ルックマン。
ジョナサン・デイビッド。
グリマルド。
ヒュルマンド。
ル・ノルマン。
かなり豪華な選手が並びました。
しかし、良い選手を並べれば自動的に強くなるわけではありません。
アルバレスへどうボールを届けるのか。
ルックマンをどこで1対1にするのか。
グリマルドのクロスへ誰が入るのか。
ジョナサン・デイビッドとアルバレスを同時起用するのか。
シメオネ監督にとっては、豊富な攻撃カードを一つの攻撃システムに落とし込む作業が今後のテーマになりそうです。
29. 次のCL|リヴァプールはLASK戦
リヴァプールのCL第2節は10月14日、敵地LASK戦。
その後はホームでビジャレアル、フェネルバフチェ、クラブ・ブルージュ、ポルト、インテル、ランスとリーグフェーズを戦っていきます。
アトレティコを倒して勝点3。
最高のスタートです。
LASK戦まで勝てれば、
2連勝・勝点6。
トップ8入りへかなり有利な立場を作れます。
30. アトレティコ第2節はいきなりマンチェスター・ユナイテッド
一方、アトレティコはさらに厳しい。
CL第2節は10月13日。
ホームで、
マンチェスター・ユナイテッド。
その後もシュツットガルト、バイエルン・ミュンヘンなど難しいカードが待っています。
リーグフェーズ初戦黒星。
そして次もプレミアの強豪。
ホームとはいえ、連敗すれば一気に苦しくなります。
だからこそユナイテッド戦は早くも重要な一戦です。
31. CLリーグフェーズ最終順位予想
リヴァプール|4~10位予想
今回の内容を見る限り、リヴァプールは十分トップ8を狙えます。
イサク。
ヴィルツ。
バルコラ。
ショボスライ。
マクアリスター。
さらにベンチにはフラーフェンベルフ、フリンポン。
攻撃の選択肢は豊富です。
課題は守備バランスですが、イラオラ監督が今回のように試合中に修正できるのであれば大崩れはしにくいでしょう。
現時点の予想は、
4~10位。
トップ8ストレート突破の有力候補です。
アトレティコ|10~18位予想
アトレティコは初戦敗戦。
しかも今後、
マンチェスター・ユナイテッド。
シュツットガルト。
バイエルン。
PSV。
と簡単ではない相手が並びます。
一方で選手層はかなり厚い。
アルバレスを中心に攻撃陣が噛み合えば、十分上位へ戻れるでしょう。
現時点では、
10~18位。
プレーオフ進出以上は固いと見ますが、トップ8入りにはホームゲームで取りこぼさないことが条件になりそうです。
32. まとめ|アンフィールドでリヴァプールが見せた“逆転できる強さ”
リヴァプール2-1アトレティコ・マドリード。
19分。
またしてもジョレンテ。
アンフィールドで5点目。
アトレティコが先制。
それでも、
40分。
ショボスライ。
1-1。
50分。
マクアリスター。
2-1。
逆転。
派手な5-1でもない。
6-1でもない。
でも、こういう2-1こそチャンピオンズリーグでは大きいのかもしれません。
先制された。
相手はシメオネ率いるアトレティコ。
ボール支配率も相手の方が高い。
それでも焦らない。
前半のうちに追いつく。
ハーフタイムで修正する。
後半開始直後に逆転する。
そして最後は守り切る。
勝つために必要なことを90分の中で見つけた。
そんな試合でした。
特にショボスライ。
攻守で走り続け、同点ゴール。
UEFA公式MOMも獲得。
そしてマクアリスター。
契約を巡る話題が出ていたタイミングで、左足から決勝ゴール。
さらに初先発のバルコラ。
無得点でも、そのスピードは十分にアンフィールドの期待を高めました。
アトレティコも弱かったわけではありません。
アルバレスからジョレンテ。
あの先制点は完璧でした。
ただ――。
アンフィールドでリードしても、リヴァプールは止まらない。
2026/27シーズンのCL。
イラオラ体制の欧州初戦は、
“逆転のリヴァプール”を思い出させる2-1から始まりました。
免責事項
本記事は2026年9月10日時点で確認できるUEFA、試合関連情報、国内外の報道・データをもとに、ワールドサッカーポータル編集部およびAIライティングサポートツールを活用して作成・編集しています。
試合結果、得点者、得点時間、スターティングメンバー、選手交代などは公開された試合記録を参照しています。一方、各選手の評価点、MOM、戦術分析、勝敗要因、両クラブの課題、CLリーグフェーズ最終順位予想については当サイト独自の分析・考察であり、UEFAおよび両クラブの公式評価ではありません。
また、試合スタッツについては提供元によってシュート数などの集計基準が異なる場合があります。本記事では同一データソース内の数値を優先しています。最新かつ正式な情報についてはUEFA、リヴァプール、アトレティコ・マドリードの公式発表をご確認ください。
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