待っていた今季初ゴールが、ついに生まれました。
クリスタル・パレスに所属する日本代表MF鎌田大地が、現地時間9月8日に行われたカラバオカップ3回戦・ミドルズブラ戦で2026/27シーズン初得点を記録しました。
パレスはヨルゲン・ストランド・ラーセンの2得点でリードを広げると、72分に途中出場の鎌田が3点目。試合はクリスタル・パレスが3-0で勝利し、次ラウンド進出を決めています。
しかも、このゴールが生まれる数日前のフルアム戦では、鎌田はゴールネットを揺らしながらわずかなオフサイドで取り消し。その一方で決勝点をアシストし、今季リーグ初勝利に貢献していました。
「そろそろ鎌田にゴールが欲しい」
そう思っていた日本のファンにとっても、非常に嬉しい一発です。
今回は鎌田の今季初ゴールを詳しく振り返りながら、なぜ得点できたのか、ピエール・サージュ監督率いる現在のクリスタル・パレスでどのような立ち位置にいるのか、そして今季どこまで数字を伸ばせるのかを考えていきます。
1. 鎌田大地がカラバオ杯で今季初ゴール!
ミドルズブラ戦に途中出場
カラバオカップ3回戦。
パレスはチャンピオンシップ所属のミドルズブラを本拠地セルハースト・パークに迎えました。
リーグ戦から中2日ということもあり、ピエール・サージュ監督は先発メンバーを変更。
鎌田はベンチスタートとなり、冨安健洋、ベン・チルウェル、ウィル・ヒューズ、イェレミ・ピノ、ストランド・ラーセンらが先発しました。
前半37分、ストランド・ラーセンが先制。
さらに53分にもラーセンが追加点を奪い、パレスが2-0。
余裕が生まれた後半、鎌田とアダム・ウォートンという普段の中盤を構成する選手たちが投入されました。
そして72分。
鎌田が試合を決定づける3点目を奪います。
カラバオカップ公式戦での今季初得点。
チームも3-0で完勝しました。
2. ゴールシーンを解説|冨安健洋の縦パスから一気にゴールへ
自陣からわずか数秒の高速カウンター
今回のゴールで非常に興味深かったのが、その組み立てです。
パレスが自陣でボールを回収。
そこから日本代表DF冨安健洋が、中盤のラインを一気に破る縦方向のボールを送りました。
これを起点に攻撃のスピードが一気に上がります。
ミドルズブラが守備陣形を整える前にパレスが前進し、その流れに中央から鎌田が参加。
最後は鎌田がゴール前でボールを受け、
右足でゴールへ流し込みました。
現地ファンの間でも冨安のラインを破るパスと、そこから約8秒でゴールまで到達した一連の速攻が高く評価されています。
単純に「鎌田がシュートを決めた」だけではありません。
冨安→前線→鎌田
と、日本代表コンビが関わって生まれた非常に質の高いチームゴールでした。
3. なぜ鎌田はゴールを取れたのか?
理由①「ボールを持つ人」ではなく「最後に入っていく人」になった
鎌田の本来の魅力を考えると、今回の得点は非常に“鎌田らしい”ものでした。
鎌田はドリブルで3人を抜いてゴールする選手ではありません。
最大の武器の一つは、
「いつゴール前に入るか」
という判断です。
フランクフルト時代にも、
FWがボールを収める。
相手DFがボールへ集中する。
その瞬間に鎌田が二列目から入る。
そしてゴール。
というパターンを何度も見せてきました。
ミドルズブラ戦でも同じです。
カウンターが始まった時点では最前線にいたわけではありません。
しかし攻撃が進むにつれてスピードを上げ、最終的にはフィニッシュできる位置まで入った。
二列目からの遅れて入る動き。
ここが今回のゴールの重要なポイントでしょう。
理由②普段より攻撃へ意識を向けられた
今季開幕からの鎌田を見ると、役割が試合によって変化しています。
リーグ第1節エヴァートン戦では守備的MF。
マンチェスター・シティ戦でも中盤の低い位置。
一方、第3節フルアム戦では一列前の**攻撃的MF(シャドー)**としてプレーしました。
リーグ戦ではここまで3試合すべて先発し、268分出場、1アシストを記録しています。
低い位置では、
ビルドアップ。
ボール回収。
相手のカウンター阻止。
パスコースの管理。
といった仕事が増えます。
当然、ゴール前へ入る回数は減ります。
ところが攻撃的なポジション、あるいはチームがリードしている展開なら、鎌田はより自由に前へ出られる。
今回のゴールは、
「鎌田を少し前で使えば、こういう得点力が出てくる」
ということを改めて示したシーンでもありました。
4. 実は前節フルアム戦でも“ほぼゴール”だった
わずかなオフサイドでプレミア初得点は幻
今回の得点は突然生まれたわけではありません。
9月5日のプレミアリーグ第3節フルアム戦。
鎌田は今季初めてシャドーで先発しました。
チームが0-1とされた直後。
イェレミ・ピノがアウトサイドでクロス。
ファーサイドへ走り込んだ鎌田が巧みに右足で合わせ、
ネットを揺らしました。
しかしVARチェック。
非常に際どい判定でしたが、わずかにオフサイド。
プレミアリーグ初ゴールは幻となりました。
それでも鎌田は試合から消えません。
77分にはベン・チルウェルの決勝ゴールをアシスト。
パレスの3-2逆転勝利に貢献しました。
そして中2日のミドルズブラ戦。
今度はオフサイドにもならず、しっかりゴール。
ここ2試合を見ると、
鎌田の攻撃面での存在感は明らかに上がっています。
5. 現在のクリスタル・パレスで鎌田はどんな立ち位置?
「控え」ではなくサージュ新体制の主力
今季の鎌田の立ち位置はかなり明確です。
リーグ開幕から、
エヴァートン戦:先発・90分
マンチェスター・C戦:先発・90分
フルアム戦:先発・89分前後
と、プレミアリーグ3試合すべてでスタメンに入っています。
ミドルズブラ戦でベンチスタートだったことについても、「序列が落ちた」と考える必要はないでしょう。
中2日。
しかもカップ戦。
ウォートンも同じくベンチスタートでした。
リーグ戦の中心選手を休ませながら、必要になれば投入する。
そう考える方が自然です。
実際、鎌田が入った後に3点目が生まれています。
サージュ監督が評価しているのは「何でもできること」
今季の面白いところは、鎌田のポジションが固定されていない点です。
ダブルボランチ。
インサイドハーフ。
シャドー。
試合によって役割が変わります。
これは一見すると、
「ポジションが決まっていない」
ようにも見えます。
でも逆です。
サージュ監督からすれば、
どこでも試合を成立させられるから使いやすい。
守備を強くしたいなら中盤。
攻撃へ人数をかけたいならシャドー。
前からプレスしたい時にも使える。
相手のマークを外してボールを受けることもできる。
この戦術理解力は、30歳になった現在の鎌田が持つ非常に大きな武器です。
6. 一方で「便利な選手」で終わってほしくない
今季はゴール・アシストの数字も欲しい
ただし、日本のファンとして期待したいことがあります。
それは、
数字です。
守備で効いている。
パスがうまい。
戦術理解度が高い。
もちろん重要です。
でもフランクフルト時代の鎌田を知っている人なら、
もっとゴールを取れることも知っています。
鎌田は元々、
「守備のできるMF」
だけではありません。
ゴール前へ入り込んで二桁得点を狙える攻撃的MF
でもあります。
今季はすでにリーグ戦で1アシスト。
フルアム戦では幻のゴール。
そしてカラバオ杯で今季初得点。
少しずつ数字がついてきました。
ここからリーグ戦でもゴールを取れれば、一気に評価が変わるでしょう。
7. パレスの新体制で攻撃参加が増える可能性
ピエール・サージュ監督は3-4-2-1をベース
今季からパレスを率いるのはピエール・サージュ監督。
クラブは2026年夏、オリヴァー・グラスナー監督の後任としてサージュを招へいしました。
基本システムは3-4-2-1を軸とするスタイルです。
鎌田にとって興味深いのは、
「2」の部分にも「4」の中央にも入れる
こと。
ウォートンと中盤を組む。
あるいはピノらとシャドーを組む。
相手によって立ち位置を変えられます。
今後サージュ監督がフルアム戦のように鎌田を一列前で起用する試合が増えれば、自然とシュート数も増えるはずです。
8. 今季の鎌田に期待したい「プレミア初ゴール」
今回のカラバオ杯ゴールで一つ壁を越えました。
次に見たいもの。
それはもちろん、
プレミアリーグ初ゴールです。
クリスタル・パレス加入後、カップ戦や欧州大会ではゴールを決めています。
しかしプレミアリーグではまだ得点がありません。
フルアム戦では、あと数センチだった。
だからこそ、
「もうすぐ来る」
そんな感じがします。
次にシャドーで使われた時。
クロスの逆サイド。
FWの落とし。
カウンター。
セットプレーのこぼれ球。
鎌田がゴール前へ顔を出せれば、チャンスは必ずあります。
9. 日本代表にとっても嬉しいニュース
2026年ワールドカップを終え、日本代表も次のサイクルへ入っています。
30歳となった鎌田ですが、その経験値はまだまだ代表でも貴重です。
プレミアリーグで毎週プレーする。
守備的MFもできる。
トップ下もできる。
欧州カップ戦も経験している。
そして得点も取れる。
こういうMFはそう多くありません。
特に日本代表でも、
鎌田がゴール前へ入る形
は大きな武器になります。
パレスで攻撃的な役割を増やし、得点感覚を維持できれば、日本代表にとってもプラスでしょう。
10. 今季は「鎌田大地らしい数字」を残してほしい
パレス加入後、鎌田には守備面での仕事が多く求められてきました。
それによってプレミアリーグでも戦えるMFとしての幅は確実に広がったと思います。
ただ、個人的にはやっぱり、
ゴール前に突然現れる鎌田大地
をもっと見たい。
フランクフルト時代。
DFがFWを見ている間に裏へ入る。
こぼれ球へ反応する。
GKとの1対1を冷静に決める。
あの姿です。
ミドルズブラ戦のゴールは、その感覚がまだ健在であることを見せてくれました。
11. まとめ|今季初ゴールは“鎌田らしさ”が詰まった一発
現地時間2026年9月8日に行われたカラバオカップ3回戦。
クリスタル・パレスはミドルズブラに3-0で勝利。
鎌田大地は途中出場から72分にチーム3点目を決め、2026/27シーズン初ゴールを記録しました。
そのゴールは、
自陣からの素早い攻撃。
冨安健洋の縦方向へのパス。
鎌田の前線へのランニング。
そして右足でのフィニッシュ。
という、パレスらしい高速攻撃から生まれた一発でした。現地ファンからも一連の組み立てとフィニッシュを称賛する声が出ています。
そして重要なのは、このゴールだけではありません。
リーグ戦は開幕から3試合連続先発。
フルアム戦では決勝点をアシスト。
同試合ではオフサイドで取り消されたものの、一度はネットも揺らしました。
つまり今、
鎌田の状態は確実に上がってきています。
守備もする。
ゲームも作る。
そして最後はゴール前へ入る。
今季はぜひ、
「便利なMF」
だけではなく、
「点を取る鎌田大地」
をもう一度見せてほしい。
カラバオ杯の一発をきっかけに、
次はプレミア初ゴールへ。
そして今季を、
鎌田大地がイングランドで本当の意味で評価を確立するシーズン
にしてほしいと思います。
12. 免責事項
本記事は、2026年9月9日時点で確認できるクリスタル・パレス公式情報、カラバオカップの試合記録、プレミアリーグの公開データ、および国内外の試合報道をもとに、ワールドサッカーポータル編集部およびAIライティングサポートツールを活用して作成・編集しています。
鎌田大地選手がミドルズブラ戦の72分に得点し、クリスタル・パレスが3-0で勝利したことは公開された試合記録に基づきます。
一方、本記事内の「なぜ得点できたのか」「サージュ監督が鎌田選手をどのように評価しているか」「今後シャドー起用が増える可能性」「日本代表への影響」などについては、直近の起用状況やプレースタイルをもとにした当サイト独自の分析・考察を含みます。
また、ゴールまでの細かな動きについては公開された試合映像・現地報道・試合後の反応などをもとに分析しており、クリスタル・パレス公式の戦術説明ではありません。
最新の出場記録や選手情報については、クリスタル・パレスおよび各大会の公式情報をご確認ください。
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