サッカーアルゼンチン代表は、FIFAワールドカップで3度の優勝を果たしている世界屈指の強豪国です。1930年の第1回大会で決勝へ進出し、1978年に初優勝。ディエゴ・マラドーナを擁した1986年に2度目、リオネル・メッシが主将を務めた2022年に3度目の世界一に輝きました。
2022年大会までの決勝進出回数は6回で、成績は優勝3回、準優勝3回です。2026年大会では代表史上6回目となる通常の準決勝進出を決めており、イングランドを破れば2大会連続、通算7回目の決勝進出となります。
アルゼンチン代表のワールドカップ優勝回数
アルゼンチン代表のワールドカップ優勝回数は、2026年大会の準決勝を迎える時点で3回です。
| 大会 | 開催国 | 決勝の対戦カード | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1978年 | アルゼンチン | アルゼンチン対オランダ | 延長戦の末3-1で勝利・優勝 |
| 1986年 | メキシコ | アルゼンチン対西ドイツ | 3-2で勝利・優勝 |
| 2022年 | カタール | アルゼンチン対フランス | 3-3、PK戦4-2で勝利・優勝 |
1978年アルゼンチン大会
自国開催となった1978年大会で、アルゼンチンは初めてワールドカップを制しました。当時は現在のような準決勝がなく、1次リーグを突破した8か国が2組に分かれて2次リーグを行い、それぞれの首位が決勝へ進む方式でした。
アルゼンチンは2次リーグでポーランドに2-0で勝利し、ブラジルと0-0で引き分けると、最終戦でペルーに6-0で大勝。ブラジルを得失点差で上回り、決勝進出を決めました。
決勝ではオランダと対戦し、90分を終えて1-1。延長戦でマリオ・ケンペスとダニエル・ベルトーニが得点を挙げ、3-1で初優勝を成し遂げました。
1986年メキシコ大会
1986年大会では、主将のマラドーナを中心としたチームが2度目の世界一に輝きました。準々決勝のイングランド戦では、マラドーナが「神の手」と呼ばれる得点と、相手選手を次々にかわした伝説的なゴールを記録。2-1で勝利しました。
準決勝ではベルギーを2-0で下し、決勝では西ドイツと対戦しました。一時2-0とリードしながら2-2に追いつかれましたが、ホルヘ・ブルチャガが決勝点を挙げ、3-2で勝利しました。
2022年カタール大会
2022年大会では、初戦でサウジアラビアに1-2で敗れる波乱がありましたが、その後立て直して決勝トーナメントへ進出しました。
準決勝ではクロアチアに3-0で快勝。フランスとの決勝ではメッシとアンヘル・ディ・マリアの得点で2点を先行しましたが、キリアン・エムバペの連続得点で追いつかれました。
延長戦でも両チームが1点ずつを加えて3-3となり、決着はPK戦へ。アルゼンチンがPK戦を4-2で制し、1986年以来36年ぶりとなる3度目の優勝を果たしました。
アルゼンチン代表のワールドカップ決勝進出実績
アルゼンチン代表は2022年大会までに、ワールドカップ決勝へ6回進出しています。決勝進出回数はブラジルやドイツに次ぐ世界トップクラスで、成績は3勝3敗です。
| 大会 | 決勝の対戦相手 | 決勝結果 | 最終成績 |
|---|---|---|---|
| 1930年ウルグアイ大会 | ウルグアイ | 2-4で敗戦 | 準優勝 |
| 1978年アルゼンチン大会 | オランダ | 延長戦の末3-1で勝利 | 優勝 |
| 1986年メキシコ大会 | 西ドイツ | 3-2で勝利 | 優勝 |
| 1990年イタリア大会 | 西ドイツ | 0-1で敗戦 | 準優勝 |
| 2014年ブラジル大会 | ドイツ | 延長戦の末0-1で敗戦 | 準優勝 |
| 2022年カタール大会 | フランス | 3-3、PK戦4-2で勝利 | 優勝 |
1930年ウルグアイ大会
第1回ワールドカップとなった1930年大会で、アルゼンチンは初代王者を懸けた決勝へ進出しました。準決勝ではアメリカに6-1で大勝し、開催国ウルグアイとの決勝に臨みました。
アルゼンチンは前半を2-1で折り返しましたが、後半にウルグアイの逆転を許し、2-4で敗戦。最初のワールドカップを準優勝で終えました。
1990年イタリア大会
前回王者として出場した1990年大会では、初戦でカメルーンに敗れながらも決勝まで勝ち上がりました。
準決勝では開催国イタリアと対戦し、1-1からPK戦に突入。GKセルヒオ・ゴイコチェアの活躍もあり、PK戦を4-3で制しました。
決勝では1986年大会と同じ西ドイツと対戦しましたが、試合終盤にアンドレアス・ブレーメのPKで失点し、0-1で敗戦。大会連覇はなりませんでした。
2014年ブラジル大会
2014年大会では、グループステージを3戦全勝で突破。決勝トーナメントではスイス、ベルギーを破り、1990年以来24年ぶりとなる準決勝へ進出しました。
準決勝のオランダ戦は延長戦を終えて0-0となりましたが、PK戦を4-2で制して決勝進出。決勝ではドイツと対戦し、90分間を0-0で終えたものの、延長後半にマリオ・ゲッツェに決勝点を奪われ、0-1で敗れました。
アルゼンチン代表のワールドカップ準決勝進出実績
通常のノックアウト方式による準決勝に限ると、アルゼンチン代表は2026年大会を含めて6回進出しています。
2026年大会を除く過去5回の準決勝では、5試合すべてで決勝へ進出しています。90分または延長戦で3勝、PK戦で2勝を挙げており、ワールドカップの準決勝で敗退した経験はありません。
| 大会 | 準決勝の対戦相手 | 準決勝結果 | その後の結果・最終成績 |
|---|---|---|---|
| 1930年ウルグアイ大会 | アメリカ | 6-1で勝利 | 決勝でウルグアイに2-4で敗戦・準優勝 |
| 1986年メキシコ大会 | ベルギー | 2-0で勝利 | 決勝で西ドイツに3-2で勝利・優勝 |
| 1990年イタリア大会 | イタリア | 1-1、PK戦4-3で勝利 | 決勝で西ドイツに0-1で敗戦・準優勝 |
| 2014年ブラジル大会 | オランダ | 0-0、PK戦4-2で勝利 | 決勝でドイツに延長0-1で敗戦・準優勝 |
| 2022年カタール大会 | クロアチア | 3-0で勝利 | 決勝でフランスにPK戦で勝利・優勝 |
| 2026年カナダ・メキシコ・アメリカ大会 | イングランド | 試合前 |
1978年大会は準決勝ではなく2次リーグ
1978年大会は通常の準決勝が行われなかったため、アルゼンチンの「準決勝進出回数」には含まれません。ただし、2次リーグには8か国が進出し、その中から決勝進出国を決めていたため、ベスト4以上に相当する実績です。
| 2次リーグの対戦相手 | 結果 |
|---|---|
| ポーランド | 2-0で勝利 |
| ブラジル | 0-0で引き分け |
| ペルー | 6-0で勝利 |
アルゼンチンとブラジルは2次リーグを2勝1分の勝ち点5で終えましたが、アルゼンチンが得失点差で上回って決勝へ進出しました。その後、オランダとの決勝を制して初優勝を果たしています。
2026年大会で6回目の準決勝進出
2026年大会では、アルゼンチンが準々決勝でスイスを延長戦の末3-1で下し、2022年大会に続いて準決勝へ進出しました。
準決勝の対戦相手はイングランドです。両国は1986年大会の「神の手」や、1998年大会のデビッド・ベッカムの退場など、ワールドカップで数々の名勝負を残してきました。
アルゼンチンが勝利すれば、2大会連続、通算7回目の決勝進出となります。また、ブラジルが1958年、1962年大会で達成して以来となる、ワールドカップ連覇へ王手をかけることになります。
アルゼンチン代表のワールドカップ上位成績まとめ
| 成績 | 回数 | 該当大会 |
|---|---|---|
| 優勝 | 3回 | 1978年、1986年、2022年 |
| 準優勝 | 3回 | 1930年、1990年、2014年 |
| 決勝進出 | 6回 | 1930年、1978年、1986年、1990年、2014年、2022年 |
| 通常の準決勝進出 | 6回 | 1930年、1986年、1990年、2014年、2022年、2026年 |
| 2次リーグから決勝進出 | 1回 | 1978年 |
アルゼンチン代表はワールドカップで3度優勝し、2022年大会までに6回の決勝進出を記録しています。通常の準決勝に進出した過去5大会ではすべて勝利しており、準決勝で一度も敗退していないことが大きな特徴です。
2026年大会では代表史上6回目となる通常の準決勝へ進出しました。イングランドを破って通算7回目の決勝進出を果たし、1962年のブラジル以来となる大会連覇へ前進できるかが注目されます。








