現地時間7月15日、日本時間7月16日早朝に行われたFIFAワールドカップ2026準決勝、イングランド対アルゼンチンは、アルゼンチンが2-1で勝利しました。イングランドは後半55分にアンソニー・ゴードンのゴールで先制しましたが、アルゼンチンは終盤に猛反撃。85分にエンソ・フェルナンデスが同点弾を決めると、後半アディショナルタイムにラウタロ・マルティネスが決勝点を奪いました。前回王者アルゼンチンが土壇場で試合をひっくり返し、スペインとの決勝へ進出しています。
試合結果
| 試合 | スコア | 勝者 |
|---|---|---|
| イングランド vs アルゼンチン | 1-2 | アルゼンチン |
得点経過
| 時間 | チーム | 得点者 | スコア |
|---|---|---|---|
| 後半55分 | イングランド | アンソニー・ゴードン | 1-0 |
| 後半85分 | アルゼンチン | エンソ・フェルナンデス | 1-1 |
| 後半90+分 | アルゼンチン | ラウタロ・マルティネス | 1-2 |
前半は互いに慎重な入り
試合は準決勝らしく、立ち上がりから緊張感のある展開となりました。イングランドはハリー・ケインを前線の軸に置き、ジュード・ベリンガム、アンソニー・ゴードン、ブカヨ・サカらが絡みながら攻撃を組み立てました。一方のアルゼンチンは、リオネル・メッシを中心にボールを動かしつつ、フリアン・アルバレスやラウタロ・マルティネスへ縦に入れる形を狙いました。
ただし、前半はどちらも大きくリスクを取らず、決定機は限られました。イングランドは守備の距離感を保ちながらアルゼンチンの中央突破を警戒し、アルゼンチンもイングランドのサイド攻撃に対して慎重に対応。前半はスコアレスで折り返しました。
後半55分、ゴードンがイングランドに先制点
後半に入って試合を動かしたのはイングランドでした。後半55分、モーガン・ロジャースが左サイドから好機を作り、最後はアンソニー・ゴードンがゴール前で合わせて先制。イングランドが1-0とリードを奪いました。
ここまで接戦を勝ち上がってきたイングランドにとって、先制点は大きな意味を持つゴールでした。準々決勝のノルウェー戦でも苦しみながら勝ち切っており、この試合でも先にスコアを動かしたことで、1966年以来となるワールドカップ決勝進出が一気に近づいたかに見えました。
イングランドは守勢へ、アルゼンチンが圧力を強める
しかし、先制後のイングランドはやや受け身になりました。追加点を狙って前に出るよりも、リードを守る意識が強まり、アルゼンチンにボールを持たれる時間が増えていきます。アルゼンチンはメッシを中心に攻撃のテンポを上げ、サイドからのクロスや中央での崩しでイングランドゴールに迫りました。
イングランドGKジョーダン・ピックフォードは好セーブを見せ、守備陣も体を張って対応しました。それでも、アルゼンチンの圧力は時間が進むほど強まりました。ポストを叩く場面もあり、イングランドは何とかリードを保っている状況でした。
85分、エンソ・フェルナンデスが同点弾
アルゼンチンの反撃が実ったのは後半85分でした。メッシが攻撃を組み立て、最後はエンソ・フェルナンデスがペナルティエリア付近からシュート。これが決まり、アルゼンチンが1-1に追いつきました。
イングランドにとっては、決勝進出目前での痛恨の失点でした。試合終盤までリードを保っていたものの、アルゼンチンの圧力を受け続けたことで守備が下がり、最後はエンソにスペースを与えてしまいました。アルゼンチンにとっては、今大会何度も見せてきた終盤の勝負強さが、またしても表れた場面でした。
アディショナルタイム、ラウタロが劇的決勝点
同点に追いついたアルゼンチンは、勢いを止めませんでした。後半アディショナルタイム、再びメッシが決定的な場面を作ると、最後はラウタロ・マルティネスがゴール前で合わせて勝ち越し。スコアは1-2となり、アルゼンチンが土壇場で試合をひっくり返しました。
ラウタロは途中出場から大仕事を果たしました。イングランドが守り切るかに見えた試合で、アルゼンチンはわずかな時間で2ゴールを奪って逆転。前回王者らしい勝負強さと、メッシを中心とした攻撃の質が際立つ終盤でした。
イングランドはまたしても決勝に届かず
イングランドにとっては、非常に悔しい敗戦となりました。ゴードンのゴールで先制し、試合終盤までリードを保ちながら、最後の数分で逆転を許しました。1966年以来となるワールドカップ決勝進出は目前でしたが、あと一歩のところで届きませんでした。
今大会のイングランドは、DRコンゴ、メキシコ、ノルウェーを破ってベスト4まで勝ち上がりました。接戦を勝ち切る力を見せてきましたが、この準決勝では逆に終盤の試合運びが課題として出ました。リード後に前へ出る力を失い、アルゼンチンに主導権を渡したことが、最終的に大きく響きました。
アルゼンチンはまたしても終盤に勝負強さ
アルゼンチンは、今大会の決勝トーナメントで何度も苦しい試合を勝ち切ってきました。カーボベルデ戦、エジプト戦、スイス戦に続き、このイングランド戦でも簡単な試合ではありませんでした。それでも最後に結果を出すのが、前回王者の強さです。
メッシは得点こそありませんでしたが、同点弾と決勝点の両方に絡み、チームを決勝へ導きました。エンソ・フェルナンデス、ラウタロ・マルティネスといった選手たちが終盤の重要な場面で結果を残したことも大きく、アルゼンチンの選手層と経験値が勝敗を分けました。
決勝はスペイン対アルゼンチン
この勝利により、アルゼンチンはワールドカップ決勝進出を決めました。決勝の相手は、準決勝でフランスを2-0で下したスペインです。スペインは今大会、堅守とボール保持を武器に勝ち上がっており、アルゼンチンは大会最多クラスの得点力と終盤の勝負強さを見せています。
決勝は、2010年王者スペインと前回王者アルゼンチンの対戦になります。ラミン・ヤマルを中心に勢いに乗るスペインと、メッシを中心に連覇を狙うアルゼンチン。今大会の締めくくりにふさわしい、非常に注目度の高いカードとなりました。
まとめ
イングランド対アルゼンチンは、アルゼンチンが2-1で勝利しました。イングランドは後半55分にゴードンのゴールで先制しましたが、アルゼンチンは85分にエンソ・フェルナンデスが同点弾、後半アディショナルタイムにラウタロ・マルティネスが決勝点。終盤の2ゴールで劇的な逆転勝利を収めました。
イングランドは決勝進出目前で勝利を逃し、3位決定戦へ。一方のアルゼンチンは、前回王者らしい底力を見せて決勝へ進出しました。決勝では、スペインとの世界一を懸けた大一番に臨みます。







