北中米ワールドカップ2026は日本時間7月2日、決勝トーナメントのラウンド32(1回戦)が行われ、開催国のアメリカ代表がボスニア・ヘルツェゴビナ代表を2-0で下し、見事にベスト16進出を果たしました。この結果により、アメリカは次戦のラウンド16で、セネガルとの死闘を大逆転で制した強豪ベルギー代表と対戦することが決定しました。
カリフォルニア州のサンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム(リーバイス・スタジアム)で行われた一戦は、地元の熱狂的な大歓声に後押しされたアメリカが前半終了間際に均衡を破ります。前半45分、FWフォラリン・バログンがゴール前で値千金の先制ゴールを奪い、アメリカが1点リードで試合を折り返しました。
しかし後半に入ると試合は一転して緊迫した展開を迎えます。ボスニア・ヘルツェゴビナは後半開始早々の50分に3枚替え(バイラクタレヴィチ、タヒロヴィッチ、マフミッチの投入)を敢行して攻勢に出ると、後半64分には先制点を挙げたアメリカのバログンがVARレビューの末にレッドカードを提示され、一発退場処分となります。残り30分近くを10人で戦うことになったアメリカは守勢に回る時間を強いられ、絶体絶命のピンチを迎えました。
この危機を救ったのが、MFマリク・ティルマンでした。数的不利の中で耐え凌いでいた後半82分、アメリカが待望の追加点を奪い、ボスニア・ヘルツェゴビナを突き放します。10人のアメリカがこのリードを死守し、見事2-0で激戦をものにしました。
ラウンド16の対戦相手は、劇的逆転で激闘を制したベルギーに決定!
アメリカがボスニアを下したことで、次戦となるラウンド16の対戦カードは「アメリカ代表 vs ベルギー代表」に決定しました。
同日に行われたもう一つの決定戦では、ベルギー代表がセネガル代表を相手に歴史的な大逆転劇を演じています。ベルギーは後半早々に0-2とリードされ、敗退寸前まで追い込まれました。しかし、86分にロメル・ルカクのゴールで1点を返すと、続く89分にユーリ・ティーレマンスが同点弾を叩き込み、土壇場で2-2に追いついて試合を延長戦へと持ち込みました。さらに延長後半のアディショナルタイム(120+5分)、VAR確認を経て獲得したPKをティーレマンスが冷静に沈め、3-2で劇的な逆転勝利を収めてベスト16へと駒を進めています。
土壇場での驚異的な粘りと底力を見せつけたベルギーに対し、アメリカはエースのバログンを出場停止で欠くという極めて厳しい状況で挑むことになります。開催国のプライドを懸けて戦うアメリカが、勢いに乗るベルギーをどう迎え撃つのか、ノックアウトステージ屈指の好カードとして世界中の注目が集まりそうです。
試合結果
| チーム | スコア | チーム |
| アメリカ代表 | 2 – 0 | ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 |
- 日時:2026年7月2日(木)午前9:00キックオフ(日本時間)
- 会場:サンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム(リーバイス・スタジアム/アメリカ)
- ステージ:FIFAワールドカップ2026 ラウンド32(決勝トーナメント1回戦)
得点経過
- 45分:フォラリン・バログン(アメリカ)
- 82分:マリク・ティルマン(アメリカ)
主なイベント(警告・退場)
- 64分:フォラリン・バログン(アメリカ/退場🟥)
- 80分:スティエパン・ラデリッチ(ボスニア/警告🟨)
出場選手・布陣
アメリカ代表(3-5-2)
- GK:マット・フリース
- DF:アレックス・フリーマン、クリス・リチャーズ、ティム・リーム、セルジーノ・デスト、アントニー・ロビンソン
- MF:ウェストン・マケニー、タイラー・アダムス、マリク・ティルマン
- FW:クリスチャン・プリシッチ、フォラリン・バログン
- 途中出場:
- 86分:セバスティアン・ベルハルター(OUT:デスト)
- 87分:リカルド・ペピ(OUT:プリシッチ)
- 90+4分:ジョバンニ・レイナ(OUT:マケニー)
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表(5-3-2)
- GK:ニコラ・ヴァシリ
- DF:アマル・デディッチ、ニコラ・カティッチ、スティエパン・ラデリッチ、タリク・ムハレモビッチ、セアド・コラシナツ
- MF:イバン・シュニッチ、アルミン・ギゴヴィッチ
- FW:ケリム・アライベゴヴィッチ、エディン・ジェコ、エルメディン・デミロヴィッチ
- 途中出場:
- 50分:エスミル・バイラクタレヴィチ(OUT:ギゴヴィッチ)
- 50分:ベンヤミン・タヒロヴィッチ(OUT:シュニッチ)
- 50分:エルミン・マフミッチ(OUT:ジェコ)
- 74分:アマル・メミッチ(OUT:カティッチ)
- 74分:ハリス・タバコヴィッチ(OUT:コラシナツ)







