2026年9月12日、2026/27 U-21 Jリーグ・東西リーグラウンドEAST第2節で、U-21 FC東京とU-21ジュビロ磐田が江東区夢の島競技場で対戦した。
前半は互いに得点を奪えず0-0。
しかし後半に入るとFC東京が一気に試合を動かす。
57分に小湊絆が先制点を奪うと、66分には田中希和が追加点。さらに87分にはDF鈴木楓が3点目を決め、最終スコア3-0でFC東京が完勝した。
FC東京は開幕戦のU-21東京ヴェルディ戦に続く3-0勝利。
2試合で6得点・無失点、勝点6としてEAST首位に浮上した。一方の磐田は開幕2連敗となり、第2節終了時点でEAST6位となっている。
前半を0-0で耐えた磐田に対し、なぜFC東京は後半だけで3点を奪えたのか。
スタメン、選手採点、交代策、両チームの今後の課題まで徹底分析する。
試合結果・基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 2026/27 U-21 Jリーグ |
| ラウンド | 東西リーグラウンド EAST 第2節 |
| 開催日 | 2026年9月12日 |
| キックオフ | 18:03 |
| 会場 | 江東区夢の島競技場 |
| 結果 | U-21 FC東京 3-0 U-21ジュビロ磐田 |
| 前半 | 0-0 |
| 後半 | 3-0 |
| 得点 | 57分 小湊絆 |
| 得点 | 66分 田中希和 |
| 得点 | 87分 鈴木楓 |
| 入場者数 | 757人 |
| 天候 | 雨のち曇 |
| 気温 | 22.4℃ |
| 湿度 | 87% |
公式記録では、FC東京は57分、66分、87分と後半だけで3得点。磐田は最後までゴールを奪えなかった。
両チームのスターティングメンバー
U-21 FC東京
| Pos. | 選手 |
|---|---|
| GK | 後藤亘 |
| DF | 田中遥大 |
| DF | 大森理生 |
| DF | 鈴木楓 |
| DF | 橋本凜来 |
| DF | 相馬陸人 |
| MF | 梶山蓮翔 |
| MF | 菅原悠太 |
| MF | 友松祐貴 |
| MF | 田中希和 |
| FW | 小湊絆 |
トップチーム登録選手とアカデミー世代を組み合わせたメンバー構成となった。
小湊を最前線に置き、その後方から田中希和、菅原、友松らがサポート。最終ラインにはトップチームでも経験を積む大森理生と、若手の鈴木楓らが並んだ。
U-21 ジュビロ磐田
| Pos. | 選手 |
|---|---|
| GK | 三浦龍輝 |
| DF | 加藤大育 |
| DF | 西久保駿介 |
| DF | 増田大空 |
| DF | 影原望 |
| MF | 上原力也 |
| MF | 西岡健斗 |
| MF | 小池直矢 |
| MF | 石塚蓮歩 |
| MF | 縣真汰 |
| FW | 野澤零温 |
磐田はGK三浦龍輝をはじめ、上原力也、野澤零温らトップカテゴリーで経験を持つ選手もスタメンに配置。
若手だけではなく、経験値のある選手を組み込んだ構成で敵地に乗り込んだ。
前半|互いに決め手を欠き0-0
FC東京も磐田も均衡を崩せず
前半45分はスコアが動かなかった。
開幕戦で東京ヴェルディから3得点を奪ったFC東京だが、この日は磐田が前半を無失点で凌ぎ、0-0でハーフタイムを迎える。
FC東京としてはボールを前へ運びながら、小湊を中心にゴールへ迫りたい。
一方の磐田は中央を簡単に開けず、前半の段階ではFC東京に先制点を許さなかった。
「最初の45分を耐える」という意味では、磐田にとって悪くない試合運びだった。
しかし後半、この均衡が一気に崩れる。
46分|磐田がハーフタイムで最初の交代
加藤大育から伊藤心音へ
磐田は後半開始からDF加藤大育を下げ、伊藤心音を投入した。
最終ラインへ変化を加え、後半の45分へ入る。
一方のFC東京はスタート時のメンバーを維持。
そして57分、ついに試合が動いた。
57分|小湊絆が均衡を破る
開幕2試合目でストライカーが結果
57分、FC東京の小湊絆が先制ゴール。
前半45分間破れなかった磐田の守備を、後半12分で突破した。
公式記録では小湊の得点によってFC東京が1-0と先行。
法政大学から加入したストライカーが、U-21チームでも数字を残した。
このゴールが試合の大きな分岐点だった。
0-0の状況では磐田も守備のバランスを優先できる。
しかし1点を追う展開になれば、当然前へ出る必要がある。
その結果、FC東京が使えるスペースも徐々に増えていった。
66分|田中希和が追加点
9分後に一気に2-0
小湊の先制からわずか9分後。
66分、田中希和がFC東京の2点目を奪った。
田中は開幕戦の東京ヴェルディ戦でも2得点を記録。
これでU-21 Jリーグ開幕から2試合連続得点となった。開幕戦では68分のゴールと84分のPKで2得点を挙げている。
育成年代からプロカテゴリーへ移行していく19歳のMFが、2試合で3ゴール。
FC東京にとって非常に大きな収穫だ。
FC東京が交代カードを使いながら強度を維持
56分に松野泰知を投入
FC東京は先制直前の56分、相馬陸人に代えて松野泰知を投入。
さらに76分には田中遥大と友松祐貴を下げ、石村琢人、中野寛基を送り出した。
若い選手を次々と使いながら、試合全体の強度を落とさない。
U-21 Jリーグの目的である「ポストユース世代への実戦機会」という面でも、複数の年代に出場時間を与えながら結果まで残している点は重要だ。
87分|DF鈴木楓がダメ押し
守備陣からも得点が生まれる
試合終了まで残り3分となった87分。
FC東京の鈴木楓が3点目を記録した。
FW小湊。
MF田中希和。
DF鈴木楓。
3得点すべてを異なるポジションの選手が奪った点は、この試合の特徴でもある。
攻撃陣の特定の選手だけに依存せず、後方の選手までゴールへ関与できる。
開幕から2試合連続で3得点を挙げているFC東京の攻撃力を象徴する結果となった。
試合終了|FC東京が2試合連続3-0
終盤にはFC東京が90分に菅原悠太、田中希和を下げ、オノノジュ類主と樋口佳を投入。
磐田も石塚蓮歩から西川颯亮へ交代した。
その後スコアは動かず、3-0でタイムアップ。
FC東京は開幕戦の東京ヴェルディ戦に続いて、まったく同じ3-0で勝利した。
U-21 FC東京 選手採点
※World Soccer Portal独自採点。公式評価ではありません。
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| GK 後藤亘 | 7.0 | 2試合連続クリーンシート。最後までゴールを許さなかった |
| DF 田中遥大 | 6.5 | 76分までプレーし守備を安定させた |
| DF 大森理生 | 6.5 | 警告は受けたが、最終ラインで経験値を還元 |
| DF 鈴木楓 | 7.5 | 無失点に貢献しながら87分にダメ押しゴール |
| DF 橋本凜来 | 6.5 | サイドと最終ラインでバランスを維持 |
| DF 相馬陸人 | 6.0 | 56分まで守備の安定に貢献 |
| MF 梶山蓮翔 | 6.5 | 中盤でボールを動かし、攻撃の土台を作った |
| MF 菅原悠太 | 6.5 | 中盤で90分近くプレー。攻守のつなぎ役 |
| MF 友松祐貴 | 6.5 | 76分まで幅と運動量を提供 |
| MF 田中希和 | 8.0 | 2試合連続ゴール。66分に貴重な追加点 |
| FW 小湊絆 | 7.5 | 57分に均衡を破る先制点。FWとして結果を残した |
FC東京 途中出場
| 選手 | IN | 採点 |
|---|---|---|
| 松野泰知 | 56分 | 6.5 |
| 石村琢人 | 76分 | 6.0 |
| 中野寛基 | 76分 | 6.0 |
| オノノジュ類主 | 90分 | ― |
| 樋口佳 | 90分 | ― |
交代時間はJリーグ公式記録に基づく。
U-21 ジュビロ磐田 選手採点
※World Soccer Portal独自採点。
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| GK 三浦龍輝 | 6.0 | 前半は無失点。後半3失点も守備全体の問題も大きい |
| DF 加藤大育 | 6.0 | 前半を無失点で終え、HTに交代 |
| DF 西久保駿介 | 6.0 | 最終ラインで対応を続けたが後半に押し切られた |
| DF 増田大空 | 6.0 | 前半は安定。2失点目以降は難しい展開に |
| DF 影原望 | 6.0 | サイドで粘り強く対応した |
| MF 上原力也 | 6.5 | 経験を生かして中盤を支えたが得点にはつながらず |
| MF 西岡健斗 | 6.0 | 中盤でプレーするも後半はFC東京の勢いを止め切れず |
| MF 小池直矢 | 6.0 | 攻守に関与したが決定的な仕事は作れなかった |
| MF 石塚蓮歩 | 6.0 | 最後まで攻撃を組み立てようとした |
| MF 縣真汰 | 5.5 | 65分交代。攻撃で違いを作り切れず |
| FW 野澤零温 | 5.5 | 前線で奮闘したがチームを得点へ導けなかった |
磐田 途中出場
| 選手 | IN | 採点 |
|---|---|---|
| 伊藤心音 | 46分 | 6.0 |
| 水野隼佑 | 65分 | 6.0 |
| 西川颯亮 | 90分 | ― |
磐田は登録された交代選手3人をすべて投入した。
MOM:田中希和(U-21 FC東京)8.0
開幕2試合で3ゴール
MOMは田中希和としたい。
この試合では66分に2-0とする追加点。
そして開幕戦でも2得点を記録している。
U-21 Jリーグ開幕から2試合連続得点、計3ゴールという結果は文句なしだ。
特に評価したいのは、単なるゴール前専門の選手ではないということ。
中盤でボールに関わりながら、最終的には自らペナルティーエリア付近まで進入して得点へ絡む。
育成年代からトップチームへ上がる際、「技術がある」だけではなく「数字を残せるか」は大きな評価ポイントになる。
その意味でも田中にとって非常に価値あるスタートだ。
FC東京が3-0で勝利できた3つの理由
① 0-0の前半で慌てなかった
開幕戦では早い時間帯に得点できたFC東京だが、磐田戦では前半無得点。
それでも無理に攻撃のバランスを崩さなかった。
そして後半12分に小湊が先制。
若いチームの場合、得点できない時間が続くと焦って縦へ急ぎ過ぎるケースもある。
しかしFC東京は0-0を受け入れ、後半に試合を動かした。
② 小湊→田中→鈴木と得点源が分散
この試合ではFW、MF、DFから1点ずつ。
攻撃の形が一つではないことを示している。
小湊のようなセンターフォワードが得点する。
田中が2列目から入って得点する。
最後は鈴木が守備位置からゴールへ関与する。
相手にとっては「誰を止めればいいのか」が絞りにくい。
これはFC東京U-21の大きな強みになりそうだ。
③ 2試合連続無失点
得点以上に評価すべきなのが守備だ。
FC東京は開幕戦で東京Vを3-0で下し、今回も3-0。
2試合で6得点0失点となった。
得点力のある若手は注目されやすい。
しかし、この年代で90分を通してゲームをコントロールし、クリーンシートを続ける経験も非常に重要だ。
磐田が敗れた3つの理由
① 先制された後のゲームプラン変更
前半は0-0。
磐田としては狙い通りに近い展開だった。
しかし57分に先制されると、同点を目指して前へ出る必要が生まれた。
その9分後に2点目。
0-1の時間帯をもう少し長く耐えられていれば、試合は違った展開になっていた可能性がある。
② 66分の2失点目が痛かった
1点差なら試合終盤まで何が起こるか分からない。
しかし田中に2点目を許したことでFC東京が精神的にも優位になった。
磐田は攻撃へ人数を割く必要が増え、守備側にはより大きなスペースが生まれる。
その結果として87分の3失点目まで許してしまった。
③ 得点を奪えなかった
U-21磐田は開幕戦の川崎戦では2得点を記録したものの、今回は無得点。
第2節終了時点では2試合2得点6失点となった。
攻撃力がないわけではない。
むしろ次に必要なのは、前半のような拮抗した時間帯で1点を奪うことだ。
先制できれば試合運びは大きく変わる。
FC東京の収穫と今後の課題
田中希和の連続ゴールは大きな収穫
最大の収穫の一つは田中希和。
開幕2試合で3得点。
アカデミーからトップカテゴリーへ上がる段階で、結果という最も分かりやすい形を残している。
U-21 Jリーグはまさにこうした選手へ実戦機会を与えるための舞台でもある。
苦しい展開での勝ち方も経験したい
一方、2試合とも最終的には3-0という快勝。
今後は1点差でリードした終盤や、先制された展開など、より難しいシチュエーションも必ず出てくる。
若手育成という観点では「勝つこと」だけでなく、「勝つためのゲーム管理を経験すること」も重要になる。
磐田の収穫と今後の課題
前半45分を無失点で終えたことは評価できる
最終スコアだけを見れば0-3。
しかし前半はFC東京を無得点に抑えた。
開幕戦で3得点した相手を45分間止めたこと自体は、守備面のポジティブな材料だ。
問題は、それを90分続けられなかったこと。
失点後の立て直しが課題
今回の3失点はすべて57分以降。
つまり最初の失点から約30分間で一気に試合を決められた。
若い選手にとって、
「失点した後の5分」
は非常に重要だ。
失点直後にチーム全体で一度落ち着き、試合のテンポを戻せるか。
次戦への大きな改善ポイントになる。
第2節終了時点のEAST順位
| 順位 | チーム | 勝点 | 試合 | 勝 | 負 | 得点 | 失点 | 得失点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | U-21 FC東京 | 6 | 2 | 2 | 0 | 6 | 0 | +6 |
| 2 | U-21 川崎フロンターレ | 6 | 2 | 2 | 0 | 8 | 3 | +5 |
| 3 | U-21 東京ヴェルディ | 3 | 2 | 1 | 1 | 2 | 4 | -2 |
| 4 | U-21 清水エスパルス | 3 | 2 | 1 | 1 | 3 | 6 | -3 |
| 5 | U-21 浦和レッズ | 0 | 2 | 0 | 2 | 2 | 4 | -2 |
| 6 | U-21 ジュビロ磐田 | 0 | 2 | 0 | 2 | 2 | 6 | -4 |
FC東京と川崎はともに勝点6だが、得失点差でFC東京がEAST首位。
磐田は2連敗で6位となった。
次節の注目ポイント
FC東京は川崎フロンターレとの首位攻防戦
FC東京の次戦は9月20日17時、U-21川崎フロンターレ戦。
会場は再び江東区夢の島競技場だ。
第2節終了時点でFC東京が1位、川崎が2位。
ともに開幕2連勝のため、文字通りEAST首位攻防戦となる。
FC東京の2試合連続無失点が、ここまで8得点を奪っている川崎攻撃陣にも通用するのか。
序盤戦最大の注目カードになりそうだ。
磐田は浦和との初勝利を懸けた一戦
磐田は同じ9月20日17時、ホームでU-21浦和レッズと対戦する。
両チームとも開幕2連敗。
つまり、どちらかが今季初勝利を手にする可能性が高い重要な直接対決となる。
磐田としては、FC東京戦の前半45分の守備をベースにしながら、今度は自分たちが先制点を奪いたい。
まとめ|FC東京が示した「後半に試合を決める力」
U-21 FC東京 3-0 U-21ジュビロ磐田。
前半は0-0だった。
それでもFC東京は焦れなかった。
57分、小湊絆。
66分、田中希和。
87分、鈴木楓。
約30分間でFW、MF、DFがそれぞれゴールを奪い、試合を一気に決めた。
そして守備陣は2試合連続クリーンシート。
開幕から、
3-0。
3-0。
2試合6得点無失点という、これ以上ないスタートを切った。
特に注目したいのは田中希和。
開幕戦2ゴールに続き、この試合でも追加点。
トップチームを目指す若手選手にとって、U-21 Jリーグが非常に意味のある実戦の場になっていることを早くも証明しつつある。
一方の磐田は2連敗。
ただし前半45分は首位FC東京を無失点に抑えた。
必要なのは、その戦いを90分間継続すること。
そして失点した直後に試合を立て直すことだ。
FC東京は次節、同じく開幕2連勝の川崎との首位決戦。
磐田は浦和との初勝利を懸けた戦い。
新設されたU-21 Jリーグで、若手選手たちの競争はここからさらに激しくなっていく。
免責事項
本記事の選手採点・MOM・戦術分析・今後の展望は、Jリーグ公式記録、クラブ公式発表などの公開情報をもとにWorld Soccer Portal編集部が独自に評価・考察したものです。Jリーグ、FC東京、ジュビロ磐田、各選手および関係団体による公式評価ではありません。
試合の詳細なプレー内容について、公式公開情報で確認できない部分は推測で補完せず、確認可能な得点・交代・結果などを中心に分析しています。
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