2026年9月12日、明治安田J1リーグ第7節でV・ファーレン長崎と名古屋グランパスがPEACE STADIUM Connected by SoftBankで対戦した。
降格圏18位で今節を迎えた長崎にとって、これ以上上位との差を広げられない重要なホームゲーム。一方の名古屋も前節まで2連敗を喫しており、悪い流れを止めたい状況だった。
試合を制したのは長崎だった。
36分にマテウス・ジェズスがPKを決めて先制すると、57分には名古屋のボールロストから素早くカウンターへ転じ、長谷川元希のラストパスを受けたチアゴ・サンタナが追加点。
その後は名古屋にボールを持たれる時間が増えたものの、守備陣が最後まで集中を切らさず2-0で逃げ切った。
長崎は開幕節以来となる6試合ぶりのリーグ戦勝利。さらに今季リーグ戦初のクリーンシートを達成した。一方の名古屋は今季初の3連敗となった。
ボール支配率は長崎39%、名古屋61%。
それでもシュート数は長崎16本、名古屋11本。枠内シュートでも長崎が7対2と大きく上回った。
では、なぜボールを持たなかった長崎が試合を支配できたのか。
スタメン、選手採点、得点シーン、戦術面から徹底分析する。
試合結果・基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 2026/27 明治安田J1リーグ 第7節 |
| 開催日 | 2026年9月12日 |
| 会場 | PEACE STADIUM Connected by SoftBank |
| 結果 | V・ファーレン長崎 2-0 名古屋グランパス |
| 前半 | 1-0 |
| 後半 | 1-0 |
| 得点 | 36分 マテウス・ジェズス(長崎・PK) |
| 得点 | 57分 チアゴ・サンタナ(長崎) |
| 入場者数 | 18,329人 |
| 天候 | 曇り |
| 気温 | 26.2℃ |
| 湿度 | 90% |
| 主審 | 池内明彦 |
試合は19時04分キックオフ。マテウス・ジェズスとチアゴ・サンタナの2得点で長崎が2-0の完封勝利を収めた。
スタッツ比較
| スタッツ | 長崎 | 名古屋 |
|---|---|---|
| ボール支配率 | 39% | 61% |
| シュート | 16 | 11 |
| 枠内シュート | 7 | 2 |
| パス成功率 | 78% | 84% |
| 走行距離 | 114.4km | 113.5km |
| スプリント | 128 | 104 |
| オフサイド | 1 | 1 |
| コーナーキック | 3 | 4 |
| フリーキック | 12 | 18 |
| 警告 | 1 | 1 |
| 退場 | 0 | 0 |
この数字が試合内容を端的に表している。
名古屋は61%のポゼッションと84%のパス成功率を記録した。
しかし、枠内シュートはわずか2本。
対する長崎は保持率39%ながら16本のシュートを放ち、そのうち7本を枠内へ飛ばした。
「どちらがボールを持ったか」ではなく、「どちらがゴールを脅かしたか」。
その差が2-0という結果に表れた試合だった。
両チームのスターティングメンバー
V・ファーレン長崎
| Pos. | 選手 |
|---|---|
| GK | 後藤雅明 |
| DF | 江川湧清 |
| DF | 米田隼也 |
| DF | 新井一耀 |
| DF | 進藤亮佑 |
| MF | 山口蛍 |
| MF | マテウス・ジェズス |
| MF | 翁長聖 |
| MF | 山田陸 |
| MF | 長谷川元希 |
| FW | チアゴ・サンタナ |
名古屋グランパス
| Pos. | 選手 |
|---|---|
| GK | シュミット・ダニエル |
| DF | 徳元悠平 |
| DF | 藤井陽也 |
| DF | 原輝綺 |
| MF | 中山克広 |
| MF | 高嶺朋樹 |
| MF | 稲垣祥 |
| MF | 甲田英將 |
| FW | 木村勇大 |
| FW | 山岸祐也 |
| FW | 和泉竜司 |
長崎は前線にチアゴ・サンタナを置き、その後方から長谷川元希、マテウス・ジェズスらがサポート。中盤には経験豊富な山口蛍を配置した。
名古屋は藤井陽也を最終ラインの中心に置き、中盤に稲垣祥、高嶺朋樹を配置。前線には木村勇大、山岸祐也らを送り込んだ。
前半|名古屋がボールを持つも、長崎が効率良くゴールへ迫る
名古屋のポゼッションに付き合わなかった長崎
序盤からボールを持ったのは名古屋だった。
後方から藤井、高嶺、稲垣らを経由してパスをつなぎ、長崎陣内への侵入を狙う。
一方の長崎は無理に高い位置から追い続けるのではなく、自陣でブロックを形成しながらボール奪取後に一気に前へ出る。
試合全体の支配率39%が示すように、長崎はポゼッションそのものを目的とはしていなかった。
必要なのは「奪った後の速さ」だった。
名古屋の選手が攻撃のため前へ出た瞬間、その背後に生まれるスペースへ長谷川、翁長、マテウス・ジェズスが走り込む。
この割り切った戦い方が徐々に機能し始める。
32分|翁長聖の突破から長崎がPK獲得
長谷川元希のパスが名古屋守備陣を動かす
前半32分、長崎がチャンスを迎える。
長谷川元希のパスを受けた翁長聖がペナルティーエリア左へ進入。
ゴールへ向かう翁長が倒され、主審はPKを宣告した。
VARによるチェックを経て判定は変わらず。
キッカーを任されたのはマテウス・ジェズスだった。
36分|マテウス・ジェズスがPK成功
左足で冷静にゴール右下へ
36分、マテウス・ジェズスが左足を振り抜く。
シュートはゴール右下へ。
シュミット・ダニエルの逆を突く形でネットを揺らし、長崎が1-0と先制した。
長崎にとって大きかったのは、劣勢の中で偶然得たPKではなかったことだ。
長谷川の縦へのパス。
翁長の前向きな仕掛け。
そしてマテウス・ジェズスの冷静なフィニッシュ。
「ボールを奪った後は前へ」という狙いが得点へつながった。
前半は1-0で終了。
名古屋にとっては、ボールを持ちながらスコアでは追いかける難しい展開となった。
後半|追いつきたい名古屋に長崎のカウンターが突き刺さる
名古屋が前への意識を強める
後半に入ると、当然ながら名古屋は攻撃への圧力を強める。
0-1。
まずは同点。
前線へ人数を掛け、長崎を押し込もうとする。
しかし、そこで再び長崎の狙いがハマった。
57分|チアゴ・サンタナが追加点
中央で奪って一気にゴールへ
名古屋が中央でボールを失う。
長崎はそこで攻撃を止めない。
素早く縦へ前進すると、最後は長谷川元希からチアゴ・サンタナへ。
ペナルティーエリア中央で受けたサンタナは左足でゴール左下へ流し込んだ。
2-0。
名古屋のペトロヴィッチ監督も試合後、「中央でボールを失い、カウンターから失点した」と振り返っている。
このゴールは、まさにこの日の長崎を象徴する一撃だった。
ボールを長く持つ必要はない。
奪った瞬間に縦へ。
そして相手が守備陣形を整える前にシュートまで持ち込む。
長崎のプランが完璧に機能した。
名古屋が61分に3枚替え
菊地・野上・小屋松を同時投入
2点を追う名古屋は61分、一気に3人を変更した。
| OUT | IN |
|---|---|
| 和泉竜司 | 菊地泰智 |
| 徳元悠平 | 野上結貴 |
| 山岸祐也 | 小屋松知哉 |
さらに68分には中山克広に代えて森島司、83分には甲田英將に代えて杉浦駿吾を投入した。
ペトロヴィッチ監督は攻撃へ変化を加えたが、長崎の守備ブロックを決定的に崩すことはできなかった。
ボールは持つ。
パスもつながる。
しかし最後のシュートが長崎GK後藤雅明を脅かさない。
名古屋にとってもどかしい時間が続いた。
終盤|長崎がゲームをコントロール
高木琢也監督が主力を下げながら逃げ切る
長崎は80分にチアゴ・サンタナから松本天夢。
86分にはマテウス・ジェズスから山﨑凌吾。
さらに終盤には山田陸、翁長聖、長谷川元希も交代させながら試合を締めた。
名古屋は終盤にもCKやクロスからゴールを狙い、88分には藤井陽也がシュートを放ったものの枠外。
長崎が最後まで得点を許さず、2-0でタイムアップとなった。
V・ファーレン長崎 選手採点
※World Soccer Portal独自採点。10点満点。
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| GK 後藤雅明 | 7.0 | 枠内シュートを確実に処理。リーグ戦初のクリーンシートを達成 |
| DF 江川湧清 | 6.5 | 対人守備で粘り強く対応。稲垣らとのデュエルでも強度を示した |
| DF 米田隼也 | 6.5 | サイドと中央をカバーし、名古屋の攻撃を限定 |
| DF 新井一耀 | 6.5 | 最終ラインで冷静に対応。危険なエリアを締め続けた |
| DF 進藤亮佑 | 7.0 | クロス対応と空中戦で存在感。終盤も集中を切らさなかった |
| MF 山口蛍 | 6.5 | 中盤のバランサーとして守備を整理。攻守の切り替えを支えた |
| MF マテウス・ジェズス | 7.5 | PKを冷静に成功。中盤から前へ出る推進力も発揮 |
| MF 翁長聖 | 7.0 | 積極的な侵入からPKを獲得。攻守で走り続けた |
| MF 山田陸 | 6.5 | 中盤でスペースを埋め、名古屋の中央攻撃を制限 |
| MF 長谷川元希 | 8.0 | PK獲得につながるパスと2点目のアシスト。2得点両方に関与 |
| FW チアゴ・サンタナ | 7.5 | 57分に追加点。前線で身体を張りカウンターの出口にもなった |
Jリーグ公式データでは、長崎は名古屋より多い128回のスプリントを記録している。ボール保持では下回りながら、攻守の切り替えで相手を上回ったことを示す数字だ。
長崎の途中出場選手
| 選手 | IN | 採点 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 松本天夢 | 80分 | 6.0 | 前線の運動量を維持 |
| 山﨑凌吾 | 86分 | 6.0 | ボールを収めながら時計を進めた |
| ディエゴ・ピトゥカ | 89分 | ― | 終盤の中盤を整理 |
| 土肥幹太 | 89分 | ― | 守備固めとして投入 |
| 澤田崇 | 89分 | ― | 出場時間が短く採点なし |
名古屋グランパス 選手採点
※World Soccer Portal独自採点。10点満点。
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| GK シュミット・ダニエル | 6.0 | 2失点。複数の枠内シュートを止めたがチームを救い切れず |
| DF 徳元悠平 | 5.5 | 攻撃参加は見せたものの、サイドの背後を使われる場面も |
| DF 藤井陽也 | 6.0 | パスを数多く供給したが、終盤のシュートは枠外 |
| DF 原輝綺 | 5.5 | カウンター時に後手へ回る場面が見られた |
| MF 中山克広 | 6.0 | 豊富な運動量で右サイドを上下したが、決定機には直結せず |
| MF 高嶺朋樹 | 6.0 | 中盤でボールを回したが、縦への効果的なパスは限定的 |
| MF 稲垣祥 | 6.0 | 球際では強さを見せたが、ゴール前で違いを作れず |
| MF 甲田英將 | 5.5 | 仕掛けを狙ったものの、長崎の守備ブロックを崩し切れなかった |
| FW 木村勇大 | 5.5 | 前線で身体を張ったが、シュートチャンスが少なかった |
| FW 山岸祐也 | 5.5 | 長崎最終ラインの前で存在感を発揮できず61分交代 |
| FW 和泉竜司 | 5.5 | 狭いエリアでボールを引き出したが決定的な仕事はできず |
名古屋の途中出場選手
| 選手 | IN | 採点 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 菊地泰智 | 61分 | 6.0 | クロスやセットプレーからゴールを狙った |
| 野上結貴 | 61分 | 6.0 | 高い位置を取りながら攻撃にも参加 |
| 小屋松知哉 | 61分 | 6.0 | スペースへ走り込み攻撃に変化を加えた |
| 森島司 | 68分 | 6.0 | 中央からチャンスメークを試みた |
| 杉浦駿吾 | 83分 | ― | 出場時間が短く採点なし |
MOM:長谷川元希(V・ファーレン長崎)8.0
得点なしでも2ゴールを生み出したキーマン
この試合のMOMは長谷川元希としたい。
自身のゴールはない。
それでも長崎の2得点に大きく関与した。
1点目は長谷川のパスから翁長がペナルティーエリアへ入り、PKを獲得。
2点目は長谷川自身がチアゴ・サンタナへラストパスを送り、アシストを記録した。
名古屋がボールを持つ試合だからこそ、長崎には「奪った後に前線へ正確に届ける選手」が必要だった。
その役割を最も高いレベルで遂行したのが長谷川だった。
長崎が勝利できた3つの理由
① ポゼッションを捨てても攻撃の質を落とさなかった
長崎の支配率は39%。
一般的には「押し込まれた」と評価されても不思議ではない数字だ。
しかしシュートは16対11。
枠内シュートは7対2。
長崎の方が圧倒的にゴールへ迫っていた。
ボールを持つ時間ではなく、ボールを持った時にどこへ進むか。
この優先順位が明確だった。
② 奪った直後の攻撃が速かった
57分の2点目が象徴的だ。
名古屋が中央でボールを失った瞬間、長崎は横へ逃げずに前へ。
長谷川からサンタナへつなぎ、相手守備陣が整う前に仕留めた。
名古屋は後半、同点を狙って前へ出なければならなかった。
その心理を長崎がうまく利用した形だった。
③ 90分間続いた守備の集中力
今季の長崎は第6節終了時点で14失点。
守備の不安定さが大きな課題だった。
しかし名古屋戦では61%のボール支配を許しながら枠内シュートは2本だけ。
中央を簡単に開けず、最後はクロスへ追い込む。
そしてクロスにもセンターバック陣が対応した。
「無失点で終える」。
この成功体験は今後の残留争いを考えても非常に大きい。
名古屋が敗れた3つの理由
① 61%保持しても枠内シュート2本
この日の名古屋最大の問題は、ポゼッションをチャンスへ変換できなかったことだ。
パス成功率84%。
ボール支配率61%。
数字だけを見ると悪くない。
しかし枠内シュートは2本。
長崎の7本とは大きな差がついた。
相手陣内までボールを運ぶことと、相手GKを脅かすことは別問題だ。
② 失点後に焦りが生まれた
ペトロヴィッチ監督も試合後、先制点を許したことで焦りが出てミスが増えたと振り返っている。
追いつこうとしてパスのテンポを上げる。
人数を前へ掛ける。
しかし精度が落ちる。
そしてボールを失い、カウンターを受ける。
2失点目は、この悪循環がそのまま形になった。
③ 攻撃のリスク管理が不十分だった
0-1であれば、まだ十分時間はあった。
ところが同点を急ぐあまり、中央でボールを失い2点目を献上。
2点差となってからはさらに前へ人数を掛ける必要が生まれ、逆に長崎のカウンターを受けやすくなった。
「いつリスクを掛けるのか」。
試合の時間帯に応じた攻撃のコントロールが必要だ。
V・ファーレン長崎の課題と次節への改善点
39%の支配率をどう評価するか
今回の戦い方は名古屋相手には非常に効果的だった。
しかし、毎試合カウンターだけで勝てるわけではない。
相手が長崎にボールを持たせ、低い位置でブロックを作ってきた時には、自分たちから崩す必要がある。
マテウス・ジェズス、長谷川、サンタナらの個の能力を、ポゼッション時にもどう生かすか。
それが次のステップになる。
クリーンシートを継続できるか
リーグ戦初の完封勝利は大きな収穫だ。
一方、1試合だけで守備の問題が完全に解決したわけではない。
長崎は7試合で14失点。
第7節終了時点でもリーグでは失点数が多い部類に入っている。
名古屋戦の守備強度を継続できれば、一気に中位へ浮上する可能性がある。
名古屋グランパスの課題と次節への改善点
「持つ」から「崩す」へ
名古屋はボールを持てている。
問題はその先だ。
長崎は中央を閉じれば、名古屋の攻撃をある程度コントロールできると判断していた。
横方向のパスを増やすだけでは相手守備は動かない。
一度中央へ差し込み、相手を収縮させてからサイドを使う。
あるいはFWが背後へ走り、そのスペースへ2列目が入る。
守備ブロックそのものを動かす工夫が欲しい。
3連敗を精神的に引きずらないこと
名古屋は広島、町田、長崎に敗れて3連敗となった。
シーズン序盤とはいえ、ここからさらに敗戦が続けば残留争いへ本格的に巻き込まれる。
内容だけでなく、まず勝点を取ること。
第8節は結果が重要になる。
第7節終了時点の順位
第7節終了時点で、長崎は勝点7の14位まで浮上。
名古屋は勝点6で16位へ後退した。
| 順位 | チーム | 勝点 | 勝敗 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|
| 13 | 清水エスパルス | 7 | 2勝1分4敗 | -3 |
| 14 | V・ファーレン長崎 | 7 | 2勝1分4敗 | -5 |
| 15 | ガンバ大阪 | 6 | 1勝3分3敗 | -5 |
| 16 | 名古屋グランパス | 6 | 2勝0分5敗 | -6 |
| 17 | 京都サンガF.C. | 5 | 1勝2分4敗 | -5 |
| 18 | アビスパ福岡 | 4 | 1勝1分5敗 | -2 |
長崎にとっては大きな勝点3だった。
試合前は18位。
勝利によって14位まで一気に浮上し、降格圏を脱出した。
反対に名古屋は16位まで後退。
17位京都との差はわずか1ポイントで、残留争いとの距離は非常に近い。
今後の順位予想
V・ファーレン長崎:10~15位
攻撃面には十分な力がある。
チアゴ・サンタナという明確な得点源がおり、マテウス・ジェズスや長谷川元希からも得点に直結するプレーが生まれている。
最大のポイントは守備。
名古屋戦のような守備強度を維持できれば、中位まで順位を上げられる可能性は高い。
一方で再び大量失点が続けば残留争いへ戻る。
名古屋戦を「転換点」にできるかが重要だ。
名古屋グランパス:13~17位
名古屋は3連敗となったが、全くボールを運べていないわけではない。
むしろ長崎戦でも支配率61%、パス成功率84%と、攻撃を組み立てる土台はある。
問題はゴール前。
どれだけボールを持っても枠内シュート2本では勝点3にはつながりにくい。
攻撃の最後の部分を改善できれば浮上可能だが、このまま得点力不足が続けば残留争いが長期化する可能性がある。
次節の注目ポイント
長崎はホームでセレッソ大阪戦
長崎は9月19日18時30分、第8節でセレッソ大阪をホームに迎える。
名古屋戦に続くホームゲーム。
6試合ぶりの勝利を単発で終わらせず、今季初のリーグ連勝を達成できるか。
サンタナ、長谷川、マテウス・ジェズスを中心とした攻撃陣に再び注目したい。
名古屋はFC東京と対戦
名古屋は9月19日19時、第8節でFC東京とのアウェーゲームを迎える。会場はMUFGスタジアム。
3連敗中の名古屋にとって非常に重要な一戦になる。
まず必要なのは先制点。
追いかける展開になることで焦りが生まれているだけに、試合序盤を落ち着いて進められるかが大きなポイントだ。
まとめ|長崎が見せた「持たなくても勝てる」サッカー
V・ファーレン長崎2-0名古屋グランパス。
ボール支配率は39%。
それでもシュート16本。
枠内7本。
そして2得点。
長崎にとって、理想に近い90分だった。
長谷川元希のパスから翁長聖がPKを獲得。
マテウス・ジェズスが先制。
後半には名古屋のミスを見逃さず、長谷川からチアゴ・サンタナへ。
カウンターから追加点を奪った。
そして何より大きいのは「0」で終えたことだ。
ここまで失点の多さに苦しんできた長崎が、リーグ戦で今季初のクリーンシート。
6試合ぶりの勝利で18位から14位へ浮上した。
一方の名古屋は、61%のボール支配率を得点へ変えることができなかった。
パスをつなぐだけではゴールは生まれない。
どこで縦へ入れるのか。
誰が最後の局面へ飛び込むのか。
攻撃を「ポゼッション」から「決定機」へ変換することが急務となる。
6試合ぶりに勝った長崎。
今季初の3連敗となった名古屋。
この第7節が、両チームのシーズンの流れを大きく変える一戦になる可能性もある。
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