2026年ワールドカップ、ブラジル対日本は前半を終えて、日本が1-0とリードして折り返した。
試合の主導権を握ったのはブラジル。ボール保持率はブラジル62%、日本38%。シュート数でもブラジルが9本、日本が3本と上回った。
しかし、前半29分に日本がワンチャンスをものにする。佐野海舟がペナルティエリア手前から右足を振り抜き、ゴール左下へ鮮やかに流し込んだ。
ブラジルはヴィニシウス ジュニオール、ルーカス パケタ、ブルーノ ギマランイスを中心に日本ゴールへ迫ったが、鈴木彩艶の好セーブや日本守備陣の粘りに阻まれ、前半は無得点に終わっている。
前半のスコア
ブラジル 0-1 日本
得点者
| 時間 | チーム | 得点者 |
|---|---|---|
| 前半29分 | 日本 | 佐野 海舟 |
前半のチームスタッツ
| 項目 | ブラジル | 日本 |
|---|---|---|
| ボール保持率 | 62% | 38% |
| ゴール期待値 | 0.62 | 0.22 |
| シュート | 9本 | 3本 |
| 枠内シュート | 2本 | 1本 |
| パス成功数・成功率 | 358本・89.1% | 169本・83.4% |
| オフサイド | 0 | 0 |
| FK | 6 | 1 |
| CK | 2 | 2 |
| PK | 0 | 0 |
| 警告 | イエローカード1枚 | イエローカード2枚 |
| 退場 | 0 | 0 |
前半の振り返り
前半はブラジルがボールを持ち、日本が耐える時間帯が長かった。
立ち上がりからブラジルは高い位置でボールを奪い、ブルーノ ギマランイスやルーカス パケタを経由して素早くゴール前へ侵入。前半2分にはギマランイスがペナルティエリア右からシュートを放つなど、早い時間帯から日本守備陣に圧力をかけた。
日本は序盤、前田大然や伊東純也のサイドから突破を狙ったが、なかなかシュートまで持ち込めず。前半20分時点ではブラジルがシュート4本、日本が1本と、内容面ではブラジルが優勢だった。
それでも、日本は守備で崩れなかった。谷口彰悟、冨安健洋、伊東純也らがクロス対応で粘り、鈴木彩艶も安定したセービングを披露。ブラジルの攻勢を受けながら、失点を許さない時間を作った。
そして前半29分、日本が試合を動かす。右CKの流れから攻撃を継続すると、佐野海舟がペナルティエリア手前でボールを受け、右足でゴール左下へシュート。ブラジルの守備陣を破る見事な一撃で、日本が先制に成功した。
その後はブラジルがさらに圧力を強める。前半34分にはヴィニシウス ジュニオールが枠内シュートを放つが、鈴木彩艶がセーブ。前半38分にもマテウス クーニャがペナルティエリア手前から右足で狙ったが、これも鈴木彩艶が防いだ。
ブラジルは前半だけで9本のシュートを放ったが、最後の精度を欠き、日本は1点リードを守ってハーフタイムを迎えた。
ブラジル採点|前半終了時点
| Pos. | 背番号 | 選手名 | 採点 | 寸評 |
|---|---|---|---|---|
| GK | 1 | アリソン | 5.5 | 失点場面は佐野のシュートが鋭かったが、前半唯一の枠内シュートでゴールを許した。 |
| DF | 3 | ガブリエウ マガリャンイス | 5.5 | 日本のクロス対応では強さを見せたが、失点場面では前への対応が遅れた。 |
| DF | 4 | マルキーニョス | 6.0 | 守備対応に加え、FKからシュートも放った。攻守で一定の存在感。 |
| DF | 13 | ダニーロ | 6.0 | 右サイドから積極的に攻撃参加。クロスでチャンスの起点になった。 |
| DF | 16 | ドウグラス サントス | 6.0 | 左サイドで高い位置を取り、ヴィニシウスをサポート。クロスも供給した。 |
| MF | 5 | カゼミーロ | 5.0 | 前半14分に警告。守備強度はあるが、カードを受けたことで後半の対応が難しくなった。 |
| MF | 8 | ブルーノ ギマランイス | 6.5 | 立ち上がりから高い位置でボールを奪い、攻撃のテンポを作った。シュートにも関与。 |
| MF | 20 | ルーカス パケタ | 6.5 | スルーパスやミドルシュートで日本守備を揺さぶった。ブラジルの攻撃の中心。 |
| FW | 7 | ヴィニシウス ジュニオール | 6.5 | 左サイドで継続的に脅威。クロス、ドリブル、枠内シュートで日本を押し込んだ。 |
| FW | 9 | マテウス クーニャ | 6.0 | 前半38分に枠内シュート。ゴール前で怖さは見せたが、決め切れなかった。 |
| FW | 26 | ハイアン | 5.5 | 右サイドで連係に関与したが、決定的な違いを作る場面は少なかった。 |
ブラジル平均採点
5.91
日本採点|前半終了時点
| Pos. | 背番号 | 選手名 | 採点 | 寸評 |
|---|---|---|---|---|
| GK | 1 | 鈴木 彩艶 | 7.5 | ヴィニシウス、クーニャの枠内シュートをセーブ。前半リードの最大要因の一人。 |
| DF | 3 | 谷口 彰悟 | 6.5 | クロス対応やシュートブロックで安定。ブラジルの中央突破を粘り強く防いだ。 |
| DF | 21 | 伊藤 洋輝 | 6.0 | 左サイドの守備で大きく崩れず。攻撃参加は限定的だったが、守備で貢献。 |
| DF | 22 | 冨安 健洋 | 6.5 | ダニーロのクロスをクリアするなど、冷静な対応。難しい局面でも安定感を見せた。 |
| MF | 10 | 堂安 律 | 6.0 | 守備時にクロスをブロックし、チームのコンパクトな守備を支えた。 |
| MF | 11 | 前田 大然 | 6.0 | 左サイドで縦への仕掛けを狙い、守備でもハードワーク。攻撃面ではもう一押し欲しい。 |
| MF | 13 | 中村 敬斗 | 6.0 | クロスでチャンスを作ろうとした。守備に回る時間が長い中でも前進の意識を見せた。 |
| MF | 14 | 伊東 純也 | 6.5 | CKのキッカーを務め、守備ではヴィニシウスのクロスを複数回ブロック。攻守で貢献。 |
| MF | 15 | 鎌田 大地 | 5.5 | FKでゴールを狙ったが得点には至らず。前半終盤の警告は後半に向けて不安材料。 |
| MF | 24 | 佐野 海舟 | 7.0 | 前半29分に貴重な先制ゴール。守備でもブロックに入ったが、警告を受けた点は注意。 |
| FW | 18 | 上田 綺世 | 5.5 | CKからシュートチャンスを迎えたが、枠を捉えられず。前線での収まりを増やしたい。 |
日本平均採点
6.36
前半のMOM
鈴木 彩艶
先制点を決めた佐野海舟も非常に高評価だが、前半全体を通じた貢献度では鈴木彩艶をMOMに推したい。
ブラジルは前半だけで9本のシュートを放ち、ゴール期待値も0.62を記録。特に前半34分のヴィニシウス ジュニオール、前半38分のマテウス クーニャのシュートは危険な場面だったが、鈴木彩艶がしっかりと対応した。
日本が1点リードで前半を終えられたのは、佐野のゴールと同じくらい、鈴木彩艶の集中力あるセービングが大きい。
後半の見どころ
後半の最大のポイントは、日本がブラジルの猛攻をどこまで受け止められるかだ。
ブラジルは前半からヴィニシウス ジュニオールの左サイドを起点に何度もチャンスを作っている。後半もこのサイドからの仕掛けは増えるはずで、日本は冨安健洋、伊東純也、谷口彰悟の連動した守備が重要になる。
また、ブラジルはルーカス パケタが日本の守備ブロックの間でボールを受け、スルーパスやミドルシュートで違いを作っている。日本としては、パケタに前を向かせない守備が必要だ。
一方の日本は、リードしているからこそ、ただ守るだけでは苦しくなる。前田大然、中村敬斗、伊東純也のスピードを生かし、カウンターでブラジルの背後を突けるかが後半の鍵となる。
注意したいのは警告の状況だ。日本は佐野海舟と鎌田大地がイエローカードを受けており、ブラジルではカゼミーロが警告を受けている。球際の強度が高まる後半、カード管理も試合の流れを左右しそうだ。
後半の注目ポイント
- 日本はリードを守るだけでなく、カウンターで追加点を狙えるか
- 鈴木彩艶がブラジルの連続攻撃にどこまで対応できるか
- ヴィニシウス ジュニオール対日本右サイドの攻防
- ルーカス パケタを自由にさせない中盤守備
- 佐野海舟、鎌田大地のカード管理
- 上田綺世が前線でボールを収め、守備時間を減らせるか
総評
前半はブラジルが内容面で上回ったが、スコアで上回ったのは日本だった。
ブラジルはボール保持率、シュート数、ゴール期待値のすべてで日本を上回りながらも、鈴木彩艶の好守と日本守備陣の粘りに阻まれた。
日本はチャンスの数こそ少なかったが、佐野海舟が前半29分に見事な一撃を決め、理想的な形で先制。守備でも集中力を保ち、強豪ブラジルを相手に前半を1-0で終えた。
後半はブラジルがさらに攻勢を強めることが予想される。日本にとっては我慢の時間が続く可能性が高いが、カウンターから追加点を奪えれば、勝利に大きく近づく。
前半終了時点では、日本がスコアで一歩リード。後半は、守備の粘りとカウンターの精度が勝敗を分ける展開になりそうだ。









