日本時間7月12日に行われたFIFAワールドカップ2026準々決勝、ノルウェー対イングランドは、延長戦の末にイングランドが2-1で勝利しました。ノルウェーは前半36分にアンドレアス・シェルデルップのゴールで先制しましたが、イングランドは前半アディショナルタイムにジュード・ベリンガムが同点弾。1-1のまま延長戦へ突入すると、再びベリンガムが勝ち越しゴールを決め、イングランドが2018年ロシア大会以来のベスト4進出を決めました。
試合結果
| 試合 | スコア | 勝者 |
|---|---|---|
| ノルウェー vs イングランド | 1-2 | イングランド |
得点経過
| 時間 | チーム | 得点者 | スコア |
|---|---|---|---|
| 前半36分 | ノルウェー | アンドレアス・シェルデルップ | 1-0 |
| 前半45+分 | イングランド | ジュード・ベリンガム | 1-1 |
| 延長戦 | イングランド | ジュード・ベリンガム | 1-2 |
ノルウェーが先制、ハーランドだけではない攻撃力を示す
試合は立ち上がりから緊張感のある展開となりました。ノルウェーはアーリング・ハーランドを前線の軸に置きながら、マルティン・ウーデゴールやアンドレアス・シェルデルップを使って攻撃を組み立てました。ブラジル戦で2得点を挙げたハーランドへの警戒が集まる中、先に試合を動かしたのはシェルデルップでした。
前半36分、ノルウェーは鋭い攻撃からイングランド守備陣の背後を突き、シェルデルップがゴール。ここまで勢いに乗っていたノルウェーが、準々決勝でも先制に成功しました。ブラジルを破って勝ち上がってきたチームらしく、強豪相手にも臆せず攻め切る姿勢が表れたゴールでした。
ベリンガムが前半終了間際に同点弾
ビハインドを背負ったイングランドは、前半のうちに反撃します。前半アディショナルタイム、アンソニー・ゴードンのパスからジュード・ベリンガムが抜け出し、落ち着いてフィニッシュ。前半終了間際の大きな同点弾で、試合を1-1に戻しました。
このゴールはイングランドにとって非常に大きな意味を持ちました。もし1点ビハインドのまま後半に入っていれば、ノルウェーは守備を固めながらハーランドを生かしたカウンターを狙いやすくなっていたはずです。しかし、前半のうちに追いついたことで、イングランドは試合の流れを一度リセットすることに成功しました。
後半は互いに決め切れず、延長戦へ
後半は両チームにチャンスがありました。ノルウェーはセットプレーやクロスからゴール前に迫り、イングランドもハリー・ケインやベリンガムを中心に勝ち越し点を狙いました。ただし、どちらも守備の集中が高く、決定的な場面を作り切っても最後の一歩でゴールには届きませんでした。
ノルウェーにはゴールネットを揺らした場面もありましたが、ハーランドのファウルがあったとして得点は認められず。イングランドもケインのゴールがオフサイドで取り消されるなど、際どい場面が続きました。90分を終えてもスコアは1-1のまま。試合は延長戦へ突入しました。
延長戦で再びベリンガム、イングランドを救う
延長戦で勝負を決めたのは、またしてもベリンガムでした。ノルウェーGKエルヤン・ニーランがモーガン・ロジャースのミドルシュートを処理し切れず、こぼれ球にベリンガムが反応。冷静に押し込み、イングランドが2-1と勝ち越しました。
このゴールで、ベリンガムはこの試合2得点。前半終了間際にチームを救い、延長戦で試合を決めるという圧巻の働きでした。中盤の選手でありながら、ゴール前で最も重要な場面に顔を出し、決め切る力を見せた点は、イングランドにとって大きな武器です。
ノルウェーは大健闘も、ベスト4には届かず
ノルウェーは今大会の大きなサプライズの一つでした。グループステージを突破し、決勝トーナメントではコートジボワール、ブラジルを撃破。特にブラジル戦ではハーランドが2得点を挙げ、優勝候補を沈める大金星を挙げました。
イングランド戦でも先制し、延長戦まで持ち込む粘りを見せました。しかし、最後はベリンガムの決定力に屈する形となりました。ハーランド、ウーデゴール、シェルデルップを中心とした攻撃は大会を通じて強いインパクトを残しましたが、準決勝進出にはあと一歩届きませんでした。
イングランドは苦しみながらもベスト4へ
イングランドはこの勝利で準決勝進出を決めました。決して楽な試合ではありませんでしたが、先制されても前半のうちに追いつき、延長戦で勝ち切る勝負強さを見せました。ベスト16のメキシコ戦も3-2、今回のノルウェー戦も2-1と接戦続きですが、トーナメントで必要な「勝ち切る力」は十分に示しています。
特にベリンガムの存在感は圧倒的でした。中盤でゲームに関与しながら、ゴール前ではストライカーのように決定的な仕事をする。イングランドがこの先さらに勝ち進むためには、ベリンガムの状態と、ケインやサカ、ゴードンら攻撃陣との連係が大きな鍵になりそうです。
準決勝はアルゼンチン対スイスの勝者と対戦
イングランドは準決勝で、アルゼンチン対スイスの勝者と対戦します。アルゼンチンが勝ち上がれば、ワールドカップの歴史でも因縁深いイングランド対アルゼンチンの大一番になります。一方、スイスが勝ち上がれば、堅守を武器に勝ち上がるチーム同士の緊張感ある一戦になりそうです。
いずれにしても、イングランドにとって次戦は今大会最大級の試練になります。ノルウェー戦では先制を許しながらも逆転勝利を収めましたが、準決勝では同じような入りをすれば、さらに苦しい展開になる可能性があります。立ち上がりの守備、チャンスを決め切る精度、そして延長戦まで戦った疲労の回復がポイントになります。
まとめ
ノルウェー対イングランドは、延長戦の末にイングランドが2-1で勝利しました。ノルウェーはシェルデルップのゴールで先制しましたが、イングランドはベリンガムのゴールで同点に追いつき、延長戦でもベリンガムが決勝点。イングランドが苦しみながらもベスト4進出を決めました。
ノルウェーはブラジル撃破に続く快進撃を見せましたが、準々決勝で敗退。一方のイングランドは、接戦をものにする勝負強さを発揮し、優勝へ向けて大きな一歩を進めました。





