ワールドカップ2026で、カーボベルデ代表が歴史的な快進撃を見せています。初出場ながらグループHを3戦連続引き分け、勝ち点3で終え、スペインに次ぐ2位で決勝トーナメント進出を決めました。スペインが勝ち点7で首位、カーボベルデが勝ち点3、ウルグアイとサウジアラビアが勝ち点2で敗退という結果になっています。
カーボベルデ代表とは?
カーボベルデ共和国は、アフリカの島国で、首都はプライア。人口は約59.9万人、公用語はポルトガル語、日常的にはクレオール語も使われています。
サッカー代表チームの愛称は「Blue Sharks(ブルーシャークス/青いサメ)」。近年はアフリカネイションズカップでも存在感を増しており、2026年大会でついにワールドカップ初出場を果たしました。監督はペドロ・“ブビスタ”・ブリトで、CAFはこのチームの特徴を「組織力」と「守備の堅さ」と紹介しています。
予選では、アフリカ予選グループで強豪カメルーンを上回って首位通過。10試合で勝ち点23を積み上げ、初の本大会出場権をつかみました。
グループH成績まとめ
| 試合 | 対戦カード | スコア | ポイント |
|---|---|---|---|
| 第1戦 | スペイン vs カーボベルデ | 0-0 | 勝ち点1 |
| 第2戦 | ウルグアイ vs カーボベルデ | 2-2 | 勝ち点1 |
| 第3戦 | カーボベルデ vs サウジアラビア | 0-0 | 勝ち点1 |
最終成績は0勝3分0敗、2得点2失点、勝ち点3。通常なら突破が難しく見える数字ですが、ウルグアイとサウジアラビアが勝ち点2にとどまったため、カーボベルデがグループ2位でラウンド32進出を決めました。
第1戦:スペイン 0-0 カーボベルデ
初戦の相手は、優勝候補の一角であるスペイン。カーボベルデにとっては、ワールドカップ初戦からいきなり世界的強豪との対戦になりました。
試合はスペインがボールを握る展開でしたが、カーボベルデは最後まで集中を切らさず、守備陣とGKヴォジーニャが奮闘。FIFAも「世界的強豪スペインを相手に、並外れたパフォーマンスで0-0の引き分けを手にした」と伝えています。
この勝ち点1は、単なる引き分けではありませんでした。初出場国がスペインを無得点に抑えたことで、カーボベルデは大会序盤から一気に注目を集めました。
第2戦:ウルグアイ 2-2 カーボベルデ
第2戦の相手は、ワールドカップ優勝経験を持つウルグアイ。ここでもカーボベルデは臆することなく戦いました。
先制点はカーボベルデ。ケヴィン・ピナが強烈なフリーキックを決め、国にとって記念すべきワールドカップ初ゴールを記録しました。その後、ウルグアイに逆転を許しますが、後半にエリオ・ヴァレラが同点ゴール。FIFAは、ピナのFKとヴァレラのゴールによって「衝撃の2-2ドロー」をつかんだと報じています。
この試合での勝ち点1により、カーボベルデは「守るだけのチーム」ではなく、強豪相手にも得点を奪えるチームであることを示しました。
第3戦:カーボベルデ 0-0 サウジアラビア
グループ突破がかかった最終戦はサウジアラビア戦。カーボベルデは勝てば自力で大きく突破に近づく状況でしたが、引き分けでも他会場の結果次第でチャンスが残る一戦でした。
試合は0-0のまま終了。サウジアラビアは勝利が必要な状況でしたが、カーボベルデの守備を崩しきれませんでした。さらに同時刻の試合でスペインがウルグアイを1-0で破ったため、カーボベルデのグループ2位が確定しました。
選手たちは試合後、スマートフォンでウルグアイ対スペインの結果を確認しながら突破を知ったと伝えられており、まさに劇的な決勝トーナメント進出となりました。
なぜ3引き分けで突破できたのか?
2026年大会は48チーム制となり、各グループ上位2チームに加えて、成績上位の3位チームもラウンド32に進出する形式です。グループHでは、カーボベルデが3引き分けで勝ち点3を獲得し、ウルグアイとサウジアラビアが勝ち点2にとどまったため、2位通過が決まりました。
カーボベルデにとって大きかったのは、初戦でスペインを0-0に抑え、第2戦でウルグアイから2点を奪ったことです。3試合を通じて負けなかった粘り強さが、歴史的突破につながりました。
決勝トーナメントの相手はアルゼンチン
カーボベルデのラウンド32の相手は、前回王者アルゼンチン代表です。試合は現地時間7月3日18:00、マイアミ・スタジアムで開催予定。日本時間では7月4日7:00キックオフとなります。
最大の注目は、守護神ヴォジーニャを中心としたカーボベルデの堅守が、リオネル・メッシ擁するアルゼンチン攻撃陣をどこまで抑えられるかです。カーボベルデにとっては、初出場で王者と戦う夢の一戦。失うものは何もなく、再び世界を驚かせる可能性があります。
注目選手
ヴォジーニャ
40歳のベテランGK。スペイン戦の無失点、サウジアラビア戦のクリーンシートなど、今大会のカーボベルデ躍進を象徴する存在です。海外メディアでも、彼の活躍はチームの快進撃の中心として大きく取り上げられています。
ライアン・メンデス
ベテランのアタッカーで、代表の精神的支柱。CAFは、メンデスをカーボベルデ代表の成長に大きく貢献してきた選手として紹介しています。
ジョヴァネ・カブラル
スピードと個人技を備えたアタッカー。CAFは、カーボベルデが生んだ最も才能ある選手の一人と評しています。
まとめ
カーボベルデ代表は、初出場のワールドカップでスペイン、ウルグアイ、サウジアラビアを相手に3戦連続引き分けを記録し、無敗でグループステージを突破しました。
強豪国に比べれば知名度も選手層も決して厚くはありません。しかし、組織的な守備、ベテランGKヴォジーニャの存在、そしてチーム全体の粘り強さによって、カーボベルデは2026年大会の大きなサプライズとなっています。
次の相手はアルゼンチン。初出場国カーボベルデが王者相手にどんな戦いを見せるのか、世界中の注目が集まります。









