モロッコで開催中の「FIFA U-17女子ワールドカップ2026」で、U-17日本女子代表(リトルなでしこ)が10年ぶりの決勝進出を果たしました。
日本時間11月5日未明に行われた準決勝では、大会3連覇を狙う北朝鮮と対戦。後半アディショナルタイムに劇的な同点ゴールを奪うと、PK戦を4-1で制し、2016年以来となる決勝への切符をつかみました。
決勝の相手は、ブラジルを3-1で破ったナイジェリア。日本は2014年以来、12年ぶり2度目の世界一を目指します。
準決勝・日本vs北朝鮮の試合結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試合日 | 2026年11月5日(日本時間) |
| 大会 | U-17女子W杯・準決勝 |
| 対戦カード | 日本 vs 北朝鮮 |
| 試合結果 | 1-1(PK4-1で日本勝利) |
| 日本の得点 | 90+5分 オウンゴール |
| 北朝鮮の得点 | 52分 リ・ウィギョン |
| 会場 | ムハンマド6世フットボール・コンプレックス(モロッコ) |
後半終了間際に追いつき、PK戦で劇的勝利!
試合は前回王者の北朝鮮が主導権を握る展開となりました。日本は相手の積極的な攻撃に押し込まれ、なかなかチャンスを作れません。前半を0-0で折り返しましたが、後半52分、リ・ウィギョンに先制ゴールを許します。
その後も北朝鮮が試合を優位に進め、日本は敗退寸前まで追い込まれました。
しかし後半アディショナルタイム5分、GK加登脇心羽が前線にロングボールを送ると、ゴール前で混戦が発生。最後は北朝鮮のウォン・ソルギョンのオウンゴールとなり、日本が土壇場で同点に追いつきました。得点場面ではハンドの可能性について映像確認が行われましたが、ゴールは認められ、勝負はPK戦に突入します。
PK戦では日本の4人全員が成功。一方、北朝鮮の2人目のシュートを加登脇がセーブし、3人目もポストに当てて失敗しました。
最後は日本の4人目、田中明日香が冷静に決めて勝負あり。日本がPK戦4-1で勝利し、10年ぶりの決勝進出を決めました。
なお、この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチには、日本の山路真白が選ばれています。
昨年と今年の大敗から雪辱!北朝鮮の3連覇を阻止
日本にとって、今回の北朝鮮戦は特別な意味を持つ一戦でした。
2025年のU-17女子ワールドカップ準々決勝では北朝鮮に1-5で敗戦。さらに2026年5月のAFC U17女子アジアカップ決勝でも、同じく1-5の大敗を喫していました。
北朝鮮は2024年、2025年とU-17女子ワールドカップを連覇しており、今大会も優勝候補の筆頭でした。しかし今回、日本は最後まで諦めない戦いで宿敵を撃破。2016年大会決勝でPK戦の末に敗れた雪辱も果たし、北朝鮮の大会3連覇を阻止しました。
U-17日本女子代表の今大会全試合結果
日本はグループステージを3戦全勝・無失点で突破。決勝トーナメントでも粘り強く勝ち上がっています。
| 日付(日本時間) | ラウンド・対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 10月19日 | GS・ザンビア | ○ 5-0 |
| 10月22日 | GS・フランス | ○ 2-0 |
| 10月25日 | GS・ベネズエラ | ○ 2-0 |
| 10月30日 | 16強・ケニア | ○ 3-1 |
| 11月2日 | 準々決勝・ガーナ | ○ 1-0 |
| 11月5日 | 準決勝・北朝鮮 | △ 1-1(PK4-1) |
6試合で5勝1分、14得点2失点。 PK戦による勝ち上がりを含め、無敗で決勝へ進出しました。攻撃では4得点を記録する栗田七海や花城恵唯が活躍。守備陣も6試合でわずか2失点と安定しています。白井貞義監督のもと、攻守のバランスとチーム全体の粘り強さが結果につながっています。
決勝の相手はナイジェリア!ブラジルを3-1で撃破
もう一方の準決勝では、ナイジェリアがブラジルを3-1で破り、同国史上初となるU-17女子ワールドカップ決勝進出を決めました。
ナイジェリアは後半56分にクイーン・ジョセフが先制。さらにアワウ・バシルが71分と80分に連続得点を挙げ、ブラジルを突き放しました。
今大会のナイジェリアは初戦でポーランドに敗れたものの、その後は連勝。グループステージでは北朝鮮にも3-1で勝利しています。アキーム・ブサリ監督率いるチームは、身体能力の高さに加え、積極的なプレスと豊富な運動量が特徴です。
特にブラジル戦ではシュート数で35対7と圧倒しており、決勝でも日本にとって厳しい相手となりそうです。
決勝・日本vsナイジェリアの日程と開催地
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | FIFA U-17女子ワールドカップ2026決勝 |
| 対戦カード | 日本 vs ナイジェリア |
| 現地開催日 | 11月7日(土) |
| 日本時間 | 11月8日(日)午前3時30分 |
| 開催国 | モロッコ |
| 会場 | ムハンマド6世フットボール・コンプレックス |
| 配信 | DAZN(FIFA+) |
なお、決勝会場は当初のプリンス・ムーレイ・エル・ハサン・スタジアムから変更されています。FIFAは10月28日に会場変更を発表しており、試合日程と開始時刻に変更はありません。
2014年以来12年ぶりの世界一なるか?
U-17日本女子代表は、2014年のコスタリカ大会でスペインを2-0で破り、初の世界一に輝きました。
2016年大会でも決勝に進出しましたが、北朝鮮に0-0からPK戦4-5で敗れて準優勝。その後は4大会連続で準々決勝敗退が続いていました。
今回の決勝進出は、長く続いたベスト8の壁を乗り越えた大きな成果です。決勝では、ナイジェリアのスピードと攻撃力をどう抑えるかが重要になります。準決勝の北朝鮮戦では攻撃機会が限られただけに、日本本来のパスワークで主導権を握れるかも鍵となるでしょう。
まとめ
FIFA U-17女子ワールドカップ2026で、日本は前回王者・北朝鮮をPK戦で撃破し、10年ぶりの決勝進出を果たしました。
決勝の相手は、史上初の優勝を目指すナイジェリア。試合は日本時間11月8日(日)午前3時30分にキックオフします。
2014年以来12年ぶりの世界一まで、あと1勝。リトルなでしこが再び世界の頂点に立つことができるのか、注目の決勝戦です。









