スペイン2部のLALIGA HYPERMOTIONに所属するレアル・バジャドリードは2026年9月29日、日本代表MF伊藤涼太郎の加入を正式発表した。
伊藤は前所属のシント=トロイデンVVを離れてフリーとなっており、移籍金の発生しないフリートランスファーでの加入となる。
クラブ公式発表によると、契約期間は2027年6月30日まで。バジャドリードは伊藤を「攻撃陣を強化するための新戦力」と位置づけており、28歳の日本人アタッカーがスペインで新たな挑戦をスタートさせる。
伊藤涼太郎とは?
Jリーグで経験を積み、新潟で大きく飛躍
1998年2月6日生まれ、大阪府出身の伊藤涼太郎。
育成年代ではAVANTI KANSAI FCやセレッソ大阪の育成組織、岡山県作陽高校などでプレーし、その後は浦和レッズでプロキャリアをスタートさせた。
浦和所属時代には出場機会を求めて水戸ホーリーホック、大分トリニータへ期限付き移籍。その後、再び水戸でプレーしたのち、2022年にアルビレックス新潟へ加入した。
新潟では持ち味である高い技術力とドリブル、シュート、ラストパスの能力を発揮。攻撃的MFとして存在感を強め、Jリーグで評価を高めていった。
そして2023年夏、ベルギー1部シント=トロイデンVVへの移籍が決定。伊藤にとって初めての欧州挑戦が始まった。
シント=トロイデンで110試合出場
ベルギーで3シーズン、19得点12アシスト
バジャドリード公式によると、伊藤はシント=トロイデンで過ごした3シーズンで公式戦110試合に出場し、19得点12アシストを記録した。
さらに2025-26シーズンには10得点5アシストをマーク。欧州での経験を積みながら、得点に直接関与できる攻撃的MFとして結果を残した。
単純にゲームを組み立てるだけではなく、自らペナルティーエリア周辺へ入り込み、フィニッシュまで持ち込めることが伊藤の大きな特徴だ。
ベルギーで3年間にわたって積み重ねてきた経験を武器に、今度はスペインサッカーへ挑む。
日本代表では2024年元日にデビュー
背番号7でタイ代表戦に先発
伊藤はクラブレベルだけでなく、日本代表にも選出されている。
SAMURAI BLUEに初招集された伊藤は、2024年1月1日に国立競技場で行われたタイ代表戦に背番号7で先発出場。これがA代表デビューとなった。
試合では前半45分間プレーし、ハーフタイムに堂安律と交代している。
ベルギーでプレーを続けながら日本代表までたどり着いた伊藤にとって、スペインでコンスタントに出場できれば、再び代表入りを狙う上でも大きなアピール材料となりそうだ。
なぜ今、フリーで加入できたのか?
シント=トロイデン退団後は無所属
伊藤は2025-26シーズン終了後にシント=トロイデンを退団し、新天地を探していた。
今夏にはイングランド2部ブラックバーン・ローヴァーズへの加入が近いとも報じられた。9月には現地でメディカルチェックを受けたとされたものの、最終的に移籍は成立しなかった。
一部報道ではメディカルチェックで足首に関する懸念が確認され、条件面について再協議が行われたとも伝えられていた。ただし、この経緯についてクラブから詳細な公式説明が出されたわけではない点には注意が必要だ。
その後もフリーの状態が続いていたが、9月29日にバジャドリードへの加入が正式決定。
通常の夏の移籍市場が閉じた後ではあるものの、契約先を持たないフリー選手として新天地を決める形となった。
新天地レアル・バジャドリードとは?
スペイン1部経験も豊富なクラブ
レアル・バジャドリードは1928年創設のクラブで、本拠地はスペイン北西部カスティーリャ・イ・レオン州バジャドリード。
ホームスタジアムはエスタディオ・ムニシパル・ホセ・ソリージャで、ラ・リーガ1部での経験も豊富なクラブだ。現在はスペイン2部LALIGA HYPERMOTIONを戦っている。
2026-27シーズンは開幕から苦しい試合も続いていたが、9月27日に行われた第7節ではコルドバCFを3-1で下した。
7試合終了時点では、
- 2勝
- 2分
- 3敗
- 勝ち点8
という成績となっている。
チームを率いるのはフラン・エスクリバ監督。伊藤には、攻撃陣に新たなアイデアと得点力を加える役割が期待される。
城彰二以来、クラブ史上2人目の日本人選手
26年ぶりに日本人選手がバジャドリードへ
今回の加入には、日本サッカーにとって興味深い歴史的なつながりもある。
スペイン紙『AS』などによると、伊藤は元日本代表FW城彰二氏以来、クラブ史上2人目となる日本人選手になる。
城氏は1999-2000シーズンに横浜F・マリノスからバジャドリードへ期限付き移籍し、スペインでプレーした。
それから約26年。
再び日本人選手が紫と白のユニフォームに袖を通すことになる。
伊藤涼太郎はバジャドリードでどこに入る?
最有力はトップ下・攻撃的MF
バジャドリード公式は伊藤のポジションをスペイン語で「mediapunta」と紹介している。
日本語では主にトップ下、攻撃的MFに当たるポジションだ。
伊藤の魅力は、狭いスペースで前を向く技術とゴール前でのアイデアにある。
特に、
- 相手DFとMFのライン間でボールを受ける
- ドリブルで局面を前進させる
- ペナルティーエリア外からミドルシュートを狙う
- 最終ラインの背後へスルーパスを通す
- 自らゴール前へ侵入してフィニッシュする
といったプレーは、これまでのJリーグやベルギーで何度も見せてきた。
中盤でボールを受けるだけではなく、最終的に「ゴール」「アシスト」という数字へつなげられることが、バジャドリードでも大きな武器になるだろう。
伊藤加入がバジャドリードにもたらすもの
攻撃に“違い”を作れる存在
現在のバジャドリードにとって伊藤加入の最大のメリットは、攻撃の選択肢が増えることだ。
クラブ自身も公式発表で「攻撃を強化する」ための選手として伊藤を紹介している。
スペイン2部は守備組織が整ったチームも多く、試合によっては相手が低い位置でブロックを作る展開も考えられる。
そうした状況では、パスだけで守備網を崩すのは簡単ではない。
そこで伊藤のように、
「狭いスペースでターンする」
「一人をドリブルで外す」
「意表を突いたスルーパスを出す」
「ミドルシュートを打つ」
といったプレーができる選手は、試合の流れを変える存在になり得る。
課題はスペインサッカーへの適応
テクニックだけでなく強度への対応も重要
一方で、スペインで成功するためには技術だけでは十分ではない。
LALIGA HYPERMOTIONは長いシーズンを戦うリーグであり、激しい球際の攻防や素早い攻守の切り替えへの対応も求められる。
また、伊藤は夏から公式戦を離れているため、まずは試合に出場できるコンディションまでどの程度早く戻せるかもポイントとなる。
加入直後から必ず先発できるとは限らない。
まずはトレーニングの中でチームの戦術や周囲の選手の特徴を理解し、途中出場を含めて少しずつ出場時間を増やしていく形も十分考えられる。
それでも、ベルギーで110試合という十分な欧州経験があるのは大きい。
初めて海外へ渡った2023年当時とは違い、今回は「欧州で結果を残した日本人選手」としてスペインへ向かう。
バジャドリードの次戦はラス・パルマス戦
スペインデビューのタイミングにも注目
バジャドリードは次節、UDラス・パルマスとのアウェーゲームを予定している。LALIGA公式の日程では第8節として組まれている。
伊藤がいつメンバー入りし、いつスペインデビューを果たすのかは今後の大きな注目ポイントとなる。
登録状況やコンディションも関係するため現時点でデビュー時期を断定することはできないが、ピッチに立つ日を楽しみに待ちたい。
まとめ|28歳で始まるスペインへの新たな挑戦
浦和レッズから始まり、水戸ホーリーホック、大分トリニータ、アルビレックス新潟、そしてシント=トロイデンへ。
伊藤涼太郎は一歩ずつキャリアを積み上げ、28歳でついにスペインへたどり着いた。
シント=トロイデンでは3年間で110試合19得点12アシスト。2025-26シーズンには10得点を記録し、欧州でも得点できる攻撃的MFであることを証明している。
そして新天地は、ラ・リーガ復帰を目指すレアル・バジャドリード。
城彰二氏以来となる日本人選手として、挑むことになる。
アルビレックス新潟時代に見せた鮮烈なドリブルとシュート、ベルギーで磨いたゴール前での勝負強さ。その技術がスペインでどこまで通用するのか、非常に楽しみだ。
伊藤涼太郎選手、スペイン挑戦おめでとうございます!
新天地が決まるまで決して簡単な時間ではなかったはず。それでも欧州に残り、新たな舞台への挑戦を選んだ伊藤選手のプレーを、これからも応援したい。
スペインの地でも「伊藤涼太郎らしい」創造性あふれるプレーでスタジアムを沸かせてほしい。
バジャドリードでの活躍、そして再び日本代表のユニフォームを着る姿を楽しみにしています。頑張れ、伊藤涼太郎!
免責事項
本記事は、レアル・バジャドリード公式サイト、JFA(日本サッカー協会)、LALIGA公式サイトおよび国内外の報道機関が公開している情報をもとに作成しています。
選手の契約内容、出場記録、クラブの試合日程などは記事作成時点(2026年9月30日)の情報であり、今後変更・更新される可能性があります。また、選手の起用方法や戦術上の役割、今後の出場機会などに関する記述には、公開情報をもとにした本記事独自の分析・考察が含まれています。
なお、本記事の文章作成、構成および情報整理にはAIライティングツールを使用しています。正確性の確保に努めていますが、最新かつ正式な情報についてはレアル・バジャドリード、LALIGA、JFAなど各公式発表をご確認ください。










