FIFA U-17女子ワールドカップ2026の決勝が、11月7日(土)にモロッコで開催されました。日本時間11月8日(日)午前3時30分にキックオフした一戦で、U-17日本女子代表「リトルなでしこ」はナイジェリアと対戦。1-2で敗れ、2014年以来12年ぶりとなる世界一には届きませんでした。
一方、初めて決勝に進出したナイジェリアは悲願の初優勝を達成。アフリカ勢として初めてU-17女子ワールドカップの頂点に立ちました。
日本は10年ぶりの決勝進出を果たしたものの、2016年大会に続く準優勝という結果になりました。
FIFA U-17女子ワールドカップ2026決勝の試合結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | FIFA U-17女子ワールドカップ2026 |
| ラウンド | 決勝 |
| 試合日 | 2026年11月8日(日)日本時間 |
| 対戦カード | 日本 vs ナイジェリア |
| 試合結果 | 日本 1-2 ナイジェリア |
| 優勝 | ナイジェリア(初優勝) |
| 準優勝 | 日本 |
| 開催地 | モロッコ・ラバト |
| 会場 | ムハンマド6世フットボール・コンプレックス(ピッチ3) |
日本はグループステージから準決勝まで無敗で勝ち上がりましたが、最後の決勝で今大会初黒星を喫しました。
前半はナイジェリアが先制!バシルが3試合連続の活躍
試合はナイジェリアが持ち前のスピードと積極的な攻撃を生かし、日本ゴールへ迫る展開となりました。
日本も守備陣を中心に対応しましたが、ナイジェリアはウメジアクやアデグブイらが積極的に仕掛け、ゴール前でチャンスを生み出します。
そして前半39分ごろ、ナイジェリアが先制します。
アワウ・バシルがペナルティーエリア手前からミドルシュートを放つと、日本のGK加登脇心羽がボールを捕らえきれず、そのままゴールへ吸い込まれました。
バシルは準決勝のブラジル戦でも2得点を記録しており、決勝でも重要な先制点を挙げました。
日本は1点を追いかける形となり、前半を0-1で折り返しました。
後半開始直後に追加点、日本は2点を追う展開に
後半に入っても、ナイジェリアの攻撃が日本を苦しめます。
後半開始からわずか2分、オルエブベ・ウメジアクがペナルティーエリア付近でボールを受けると、飛び出してきたGKの頭上を越すシュートを決め、追加点を奪いました。
ナイジェリアはこれで2-0とリードを広げます。
ウメジアクは決勝トーナメント1回戦のメキシコ戦でも得点を記録しており、重要な場面で決定力を発揮しました。
伊藤風葵のゴールで追撃も一歩及ばず
しかし80分、日本に反撃のチャンスが訪れます。
左サイドからのコーナーキックを一旦クリアされるものの、外のDF伊藤杏莉が頭で合わせ、奥で待っていたMF伊藤風葵が右足で流し込んでゴール。1点差に追い上げます。
しかし、その後は決定機を作れず試合終了。試合はナイジェリアが2-1で制する結果となりました。
日本は10年ぶりの決勝進出!大会全7試合の結果
日本は白井貞義監督のもと、グループステージを3戦全勝で突破。決勝トーナメントでも粘り強く勝ち上がりました。
| 日付(日本時間) | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 10月19日 | ザンビア | ○ 5-0 |
| 10月22日 | フランス | ○ 2-0 |
| 10月25日 | ベネズエラ | ○ 2-0 |
| 10月30日 | ケニア | ○ 3-1 |
| 11月2日 | ガーナ | ○ 1-0 |
| 11月5日 | 北朝鮮 | △ 1-1(PK4-1) |
| 11月8日 | ナイジェリア | ● 1-2 |
最終成績は7試合で5勝1分1敗、15得点4失点。
特にグループステージでは9得点無失点と、攻守にわたり安定した戦いを披露しました。
準々決勝ではガーナを1-0で破り、過去4大会連続で敗れていたベスト8の壁を突破しています。
準決勝では前回王者・北朝鮮に劇的勝利
今大会で日本の強さを象徴したのは、準決勝の北朝鮮戦でした。
北朝鮮は2024年、2025年と大会を連覇しており、今大会でも優勝候補の筆頭でした。
日本は後半52分に先制を許し、試合終了間際まで0-1とリードされていました。
しかし後半アディショナルタイム5分、相手のオウンゴールで同点に追いつきます。
続くPK戦ではGK加登脇心羽が好セーブを見せ、日本の4人全員が成功。PK戦4-1で前回王者を撃破し、2016年以来10年ぶりの決勝進出を果たしました。
2025年のU-17女子ワールドカップ準々決勝、2026年のU17女子アジアカップ決勝では、ともに北朝鮮に1-5で敗れていた日本。今回の勝利は、過去の大敗から成長を示す大きな成果となりました。
ナイジェリアは初戦敗戦から世界一に!
優勝したナイジェリアの快進撃も、今大会の大きな話題です。
ナイジェリアはグループステージ初戦でポーランドに1-2で敗れ、黒星スタートとなりました。
しかし、その後はプエルトリコ、北朝鮮に連勝して決勝トーナメントへ進出。ラウンド16でメキシコ、準々決勝でベネズエラを破りました。
準決勝ではブラジルに3-1で快勝。シュート35本を記録するなど、攻撃力を存分に発揮して初の決勝進出を決めました。
そして決勝では日本を2-1で破り、初戦敗戦からの6連勝で世界一に輝きました。
これまでのナイジェリアの最高成績は2022年大会の3位。今回はその記録を更新し、アフリカ女子サッカーの歴史に新たな1ページを刻みました。
日本は2016年以来の準優勝、世界一への課題は?
U-17日本女子代表は2010年に初の決勝進出を果たして準優勝、2014年にはスペインを2-0で破って初優勝を達成しました。
2016年にも決勝へ進出しましたが、北朝鮮にPK戦で敗れて準優勝。その後は4大会連続で準々決勝敗退が続いていました。
今回、10年ぶりに決勝へ戻ってきたことは、日本女子サッカーの育成世代にとって大きな成果といえます。
攻撃では花城恵唯と栗田七海がそれぞれ4得点を記録し、守備陣も準決勝までわずか2失点という安定感を見せました。
一方、決勝ではナイジェリアの積極的な攻撃に苦しみ、2点を先行されました。世界の頂点を目指すためには、強いプレッシャーを受けた場面での対応や、身体能力の高い相手に対する守備の精度が重要な課題となりそうです。
それでも、前回王者・北朝鮮を破って決勝まで勝ち上がった経験は、選手たちの今後の成長につながるはずです。
まとめ
FIFA U-17女子ワールドカップ2026決勝で、日本はナイジェリアに1-2で敗れ、12年ぶり2度目の優勝を逃しました。
一方のナイジェリアは初戦の敗戦から立て直し、初優勝を達成。アフリカ勢初のU-17女子世界王者となりました。
日本は準優勝に終わりましたが、前回王者の北朝鮮を破るなど、今大会を通じて大きな成長を示しました。
世界一にはあと一歩届かなかったものの、10年ぶりの決勝進出は価値ある成果です。今後、リトルなでしこで経験を積んだ選手たちが、なでしこジャパンの中心として活躍することにも期待がかかります。









