2026年9月に開催される愛知・名古屋アジア競技大会の男子サッカーには、2028年ロサンゼルスオリンピックを目指すU-21日本代表が出場します。日本は2010年広州大会以来となる金メダル獲得を目指しており、自国開催でどのようなメンバーが選ばれるか注目されています。
2026年7月25日時点では最終登録メンバーは発表されていません。本記事では、AFC U23アジアカップ2026の優勝メンバーや、2026年に行われたU-21日本代表の海外遠征、所属クラブでの実績をもとに、アジア競技大会で中心となる可能性がある注目選手を紹介します。
U-21日本代表の注目選手候補一覧
| 選手 | ポジション | 所属クラブ | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 佐藤龍之介 | MF/FW | バレンシアCF | 攻撃の複数ポジションをこなす中心候補 |
| 大関友翔 | MF | 川崎フロンターレ | 試合を組み立てる司令塔 |
| 市原吏音 | DF | RB大宮アルディージャ | 守備陣を統率する主将候補 |
| 小杉啓太 | DF | アイントラハト・フランクフルト | 左サイドの攻守を支える海外組 |
| ピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾 | GK | 名古屋グランパス | 196センチの大型ゴールキーパー |
| 森壮一朗 | DF | 名古屋グランパス | 複数ポジションに対応する地元選手 |
| 石井久継 | MF/FW | 湘南ベルマーレ | 直近の代表戦で得点を重ねるアタッカー |
| 中島洋太朗 | MF | サンフレッチェ広島 | 中盤で攻守をつなぐゲームメーカー |
| ンワディケ ウチェブライアン世雄 | FW | 桐蔭横浜大学 | 高さと強さを備えた大型ストライカー |
| 神田奏真 | FW | 川崎フロンターレ | ゴール前で存在感を発揮するセンターFW |
佐藤龍之介|攻撃の中心になり得るバレンシア所属の逸材
最大の注目候補は、スペインのバレンシアCFに所属する佐藤龍之介です。攻撃的ミッドフィルダー、サイドハーフ、中央のミッドフィルダーなど複数のポジションに対応でき、技術、判断力、機動力を高い水準で備えています。
年代別代表では早くから中心選手としてプレーし、2025年には日本代表にも選出されました。クラブでは得点だけでなくアシストでも結果を残し、2026年にバレンシアへ移籍。招集が実現すれば、相手の守備を崩すラストパスやドリブル、セットプレーを担う攻撃の中心になるでしょう。
一方で、海外クラブ所属選手はクラブとの調整が必要になります。大会出場が確定したわけではありませんが、メンバー入りした場合は大会を代表する注目選手の一人となります。
大関友翔|中盤を動かす左利きの司令塔
川崎フロンターレの大関友翔は、中盤から試合を組み立てる能力に優れた選手です。広い視野と正確なパスを持ち、低い位置から攻撃を開始するだけでなく、相手ゴール前へ入り込んで得点に関与できます。
2025年には東アジアE-1選手権で日本代表デビューを果たしました。年代別代表の中では経験値が高く、アジア競技大会に出場すれば、ボール保持を重視する日本の攻撃をコントロールする役割が期待されます。
相手が自陣に引いて守る試合では、大関の縦パスやサイドチェンジ、ペナルティーエリア周辺でのアイデアが重要になります。
市原吏音|守備陣を統率するキャプテン候補
RB大宮アルディージャの市原吏音は、対人守備、空中戦、ビルドアップを兼ね備えたセンターバックです。若くしてトップチームで出場機会をつかみ、クラブや年代別代表でリーダーシップを発揮してきました。
U-20日本代表では主将としてチームを率いた経験があり、アジア競技大会でもキャプテン候補の一人です。短期決戦では守備の連係や試合中の修正が重要になるため、最終ラインから周囲へ指示を出せる市原の存在は大きな意味を持ちます。
セットプレーでの高さや、後方から正確にボールを運ぶ能力も日本の武器になりそうです。
小杉啓太|ドイツで経験を積む攻撃的左サイドバック
アイントラハト・フランクフルトに所属する小杉啓太は、左サイドバックを主戦場とする海外組です。豊富な運動量、戦術理解度、正確な左足のキックを備え、守備だけでなく攻撃参加でも違いを生み出せます。
2026年6月の欧州遠征ではU-21ウクライナ代表戦に先発し、日本の3-0の勝利に貢献しました。相手を押し込む展開では高い位置を取り、クロスやパスで攻撃に厚みを加えられる選手です。
セットプレーのキッカーを任せられる点も、小杉の大きな強みです。
ピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾|196センチの大型GK
名古屋グランパスのピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾は、身長196センチを誇る大型ゴールキーパーです。長いリーチを生かしたシュートストップやハイボールへの対応に加え、足元から正確にボールをつなぐ能力も備えています。
2025年には日本代表デビューを経験し、2026年6月のU-21ウクライナ代表戦では先発出場して無失点勝利に貢献しました。
自国開催の大会で、名古屋グランパス所属の選手が日本のゴールを守ることになれば、大きな注目を集めるでしょう。小林将天や荒木琉偉との正GK争いも見どころです。
森壮一朗|地元・名古屋から世界を目指す万能DF
名古屋グランパスの森壮一朗は、センターバックと右サイドをこなせる守備の万能選手です。2007年生まれながら早くからトップチームと年代別代表で経験を積み、AFC U23アジアカップ2026のメンバーにも選ばれました。
2026年6月のU-23ウズベキスタン代表戦では先発出場し、1-0の完封勝利に貢献しています。相手や試合展開に応じて複数のポジションを任せられるため、登録人数が限られる大会では重要な存在です。
愛知・名古屋で行われる大会だけに、地元クラブで育った森の活躍には特に期待が集まります。
石井久継|代表戦で結果を残す得点源
湘南ベルマーレの石井久継は、最近のU-21日本代表で最も結果を残しているアタッカーの一人です。サイドやトップ下、前線でプレーでき、相手守備の背後へ抜け出す動きとゴール前での思い切りの良さを備えています。
2026年3月のU-23韓国代表戦で得点すると、6月のU-23ウズベキスタン代表戦でも決勝点を記録しました。強豪国を相手に続けてゴールを奪っている点は高く評価できます。
日本がボールを保持しても得点を奪えない展開では、石井の動き出しや個人技が試合を変える可能性があります。
中島洋太朗|攻守のバランスを整える中盤の軸
サンフレッチェ広島の中島洋太朗は、中盤でボールを受け、攻撃の方向を決めるゲームメーカーです。相手のプレッシャーを受けても落ち着いてボールを扱い、前線と守備陣をつなぐ役割を担えます。
2026年6月のU-23ウズベキスタン代表戦では先発出場。大関友翔や石渡ネルソン、小倉幸成らと激しい中盤のポジション争いを繰り広げることになります。
短期間で連戦が続くアジア競技大会では、中盤の組み合わせを変えても試合を安定させられる選手層が必要です。中島はその中心となる可能性があります。
ンワディケ ウチェブライアン世雄|ウクライナ戦で2得点
桐蔭横浜大学のンワディケ ウチェブライアン世雄は、身体の強さと推進力を備えた大型ストライカーです。2026年6月のU-21ウクライナ代表戦では、開始直後の先制点を含む2得点を挙げ、3-0の勝利に大きく貢献しました。
アジア競技大会では、中央を固めて守る相手との試合が多くなる可能性があります。ゴール前で身体を張り、クロスやロングボールのターゲットになれるンワディケの存在は、日本の攻撃に別の選択肢を加えます。
大学所属選手が国際大会でプロ選手を相手にどこまで活躍できるかという点でも注目です。
メンバー選考は最後まで競争が続く
U-21日本代表には、今回紹介した選手以外にも、石渡ネルソン、嶋本悠大、石橋瀬凪、横山夢樹、神田奏真、小林将天、荒木琉偉ら有力候補がそろっています。
海外組や日本代表経験者をどこまで招集できるか、Jリーグや大学で好調な選手が新たに選ばれるかによって、最終メンバーは大きく変わる可能性があります。
2026年の日本はAFC U23アジアカップを制し、6月の欧州遠征でもU-23ウズベキスタンとU-21ウクライナに連勝しました。選手層は厚く、誰が選ばれても金メダルを狙える力を持っています。
まとめ
2026年アジア競技大会のU-21日本代表では、佐藤龍之介、大関友翔、市原吏音、小杉啓太らがチームの中心候補です。さらに、石井久継やンワディケ ウチェブライアン世雄など、直近の国際試合で結果を残した選手にも注目が集まります。
地元・愛知の名古屋グランパスに所属するピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾と森壮一朗が選ばれるかも、大会を盛り上げるポイントです。
日本は若手選手の育成だけを目的とするのではなく、自国開催で2010年以来16年ぶりとなる金メダル獲得を目指します。最終メンバー発表まで続く激しい競争にも注目です。





