2026年9月29日、2026/27 Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ1stラウンド2回戦が行われ、FC大阪とアビスパ福岡が維新みらいふスタジアムで対戦した。
90分では決着がつかなかった。
0-0で迎えた後半84分、途中出場の前田快がアビスパ福岡に先制点をもたらす。ところがFC大阪は後半アディショナルタイム90+6分、長野星輝が劇的な同点ゴール。土壇場で1-1とし、試合を延長戦へ持ち込んだ。
そして延長前半終了間際の105+1分。橋本悠のFKに上島拓巳が頭で合わせ、アビスパ福岡が再び勝ち越し。
延長120分の激闘は、アビスパ福岡が2-1で勝利。3回戦進出を決めた。
J3のFC大阪がJ1の福岡を最後まで苦しめた一方、福岡はシュート数18対11、枠内シュート6対1とゴールへ迫る回数で上回り、最後はセットプレーから勝負を決めた。
FC大阪vsアビスパ福岡 試合結果
FC大阪 1-2 アビスパ福岡
延長戦の末、アビスパ福岡が勝利
| 項目 | FC大阪 | アビスパ福岡 |
|---|---|---|
| 得点 | 1 | 2 |
| シュート | 11 | 18 |
| 枠内シュート | 1 | 6 |
| ボール支配率 | 43% | 57% |
| パス成功率 | 70.7% | 80.1% |
| オフサイド | 2 | 0 |
| コーナーキック | 5 | 9 |
| フリーキック | 15 | 16 |
| 警告 | 5 | 3 |
| 退場 | 0 | 0 |
得点
84分 前田快(アビスパ福岡)
90+6分 長野星輝(FC大阪)
105+1分 上島拓巳(アビスパ福岡)
試合は19時03分キックオフ。会場は維新みらいふスタジアムで、入場者数は1,002人。天候は曇り、気温22.8度、湿度90%だった。
前半は互いに譲らず0-0
FC大阪が開始直後から積極的にゴールへ
試合開始から積極性を見せたのはFC大阪だった。
1分、野瀬龍世からのパスを受けた福井和樹がペナルティーエリア手前からシュート。4分にはCKから鳥山陽斗、5分には美馬和也もシュートを狙った。
カテゴリーが上の福岡に対し、FC大阪は自陣に引くだけではなく、自分たちから前へ出ようとする姿勢を見せた。
福岡はセットプレーを中心にチャンスを作る
時間が進むにつれて福岡も攻撃機会を増やした。
32分には上島拓巳から師岡柊生へつなぎ、師岡がヘディングシュート。33分には湯澤聖人がペナルティーエリア手前から右足で枠内シュートを放ったが、FC大阪GK梅田陸空がセーブした。
37分には名古新太郎のCKから辻岡佑真がヘディング。このシュートもFC大阪守備陣に阻まれた。
前半終了時点では、FC大阪がシュート3本、福岡が4本。支配率もFC大阪47%、福岡53%と大きな差はなく、0-0のままハーフタイムを迎えた。
後半はアビスパ福岡が徐々に攻勢
福岡は北島祐二をハーフタイムから投入
福岡は後半開始からウェリック・ポポに代えて北島祐二を投入。
46分には師岡がペナルティーエリア手前から枠内シュートを放つが、梅田がセーブ。48分には椎橋慧也がこぼれ球からシュートを狙った。
前半以上に福岡がFC大阪陣内へ押し込む場面が増えていった。
FC大阪は長野星輝と夏川大和を投入
FC大阪も58分に動く。
ヴィニシウス・ソウザに代えて長野星輝、野瀬龍世に代えて夏川大和を投入した。
特に長野は投入直後から左サイドで積極的に仕掛け、60分にはドリブルからクロスを供給。その後も福岡守備陣を押し下げる役割を果たした。
この交代策が、最終的には90+6分の同点ゴールへつながっていく。
84分、前田快が均衡を破る
69分投入の前田快が結果を残す
69分、福岡は椎橋慧也に代えて前田快を投入。
その前田が84分、ついに均衡を破った。
見木友哉からボールを受けた前田がペナルティーエリア手前から右足を振り抜く。シュートはゴール左下へ吸い込まれ、福岡が1-0と先制した。
公式記録では見木友哉にアシストが記録されている。
途中出場から15分。
試合が終盤へ差しかかる重要な時間帯で結果を残した前田の一撃は、福岡にとって非常に大きなゴールだった。
90+6分、FC大阪が劇的同点ゴール
木村大輝のCKから長野星輝
1点を追うFC大阪は終盤、リグレイ、森村俊太を投入し、さらに前への圧力を強めた。
そして迎えた後半アディショナルタイム。
90+6分、FC大阪が右CKを獲得する。
キッカーの木村大輝が右足でゴール前へボールを送り、中央で反応した長野星輝がヘディング。
ボールはゴール右上へ決まり、土壇場で1-1。
58分から途中出場した長野が、FC大阪を敗退寸前から救う劇的なゴールを決めた。木村にはアシストが記録されている。
90分終了時点のスタッツは、FC大阪がシュート7本、福岡が11本。支配率はFC大阪45%、福岡55%だった。
FC大阪は押し込まれる時間もありながら、最後のセットプレーを得点へ結び付け、延長戦へ持ち込んだ。
延長105+1分、上島拓巳が決勝ゴール
橋本悠のFKを上島がヘディング
延長戦では福岡が再び攻勢を強めた。
103分には途中出場の橋本悠が左サイドからドリブルで進入し、右足で枠内シュート。これは梅田に阻まれた。
しかし延長前半終了間際、勝負が動く。
福岡が相手陣内でFKを獲得。
キッカーの橋本がゴール前へボールを送ると、反応した上島拓巳がペナルティーエリア中央からヘディング。ゴール左下へ決め、福岡が2-1と再びリードした。
橋本悠のアシストから上島拓巳。
セットプレーが、120分の激闘を決定づけた。
延長後半、FC大阪は最後までゴールを狙う
東家聡樹らが反撃
FC大阪は延長後半開始から美馬和也に代えて坂本翔を投入。
107分には夏川大和のクロスから東家聡樹がシュート。113分にもリグレイから長野へつなぎ、長野がシュートを放った。
114分には森村のクロスから再び東家がシュート。
最後まで2-2を目指したが、ゴールを割ることはできなかった。
福岡が2-1のリードを守り切り、120分に及ぶ試合を制した。
両チームのスターティングメンバー
FC大阪
GK
88 梅田陸空
DF
13 美馬和也
21 木村大輝
35 申奎元
52 小島雅也
MF
15 福井和樹
32 鳥山陽斗
38 小川嵩翔
FW
28 東家聡樹
41 野瀬龍世
99 ヴィニシウス・ソウザ
アビスパ福岡
GK
24 小畑裕馬
DF
5 上島拓巳
15 辻岡佑真
38 宮大樹
MF
2 湯澤聖人
11 見木友哉
29 前嶋洋太
34 椎橋慧也
FW
9 ウェリック・ポポ
13 師岡柊生
14 名古新太郎
Jリーグ公式速報では試合前の予想フォーメーションとしてFC大阪が4-4-2、福岡が3-4-2-1と表示されていた。実際の攻守では立ち位置が変化するため、本記事では確定的なシステムとしては扱わない。
両チームの選手交代
FC大阪
| 時間 | OUT | IN |
|---|---|---|
| 58分 | ヴィニシウス・ソウザ | 長野星輝 |
| 58分 | 野瀬龍世 | 夏川大和 |
| 74分 | 鳥山陽斗 | 木匠貴大 |
| 88分 | 小川嵩翔 | リグレイ |
| 88分 | 福井和樹 | 森村俊太 |
| 延長105分 | 美馬和也 | 坂本翔 |
アビスパ福岡
| 時間 | OUT | IN |
|---|---|---|
| HT | ウェリック・ポポ | 北島祐二 |
| 69分 | 椎橋慧也 | 前田快 |
| 69分 | 湯澤聖人 | 山脇樺織 |
| 81分 | 前嶋洋太 | 橋本悠 |
| 90分 | 名古新太郎 | 奥野耕平 |
| 延長107分 | 前田快 | サニブラウン・ハナン |
FC大阪では途中出場の長野が同点ゴール。福岡では前田が先制点、橋本が決勝点をアシストしており、交代選手が試合結果へ大きく影響した一戦だった。
FC大阪 個人採点
本記事独自採点
※10点満点、6.0を標準とした本記事独自評価。Jリーグやクラブによる公式採点ではありません。
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| 梅田陸空 | 7.0 | 2失点も福岡の枠内シュートを複数セーブ。延長103分の橋本のシュートも阻止 |
| 美馬和也 | 6.0 | 福岡のサイド攻撃へ粘り強く対応 |
| 木村大輝 | 6.5 | 90+6分のCKから長野の同点弾をアシスト |
| 申奎元 | 6.0 | ゴール前で多くのクロスをクリア |
| 小島雅也 | 6.0 | 最終ラインで身体を張り福岡の攻撃を阻止 |
| 福井和樹 | 6.0 | 開始1分からシュート。攻撃の起点として関与 |
| 鳥山陽斗 | 6.0 | CKからシュートを放つなど積極的に攻撃参加 |
| 小川嵩翔 | 6.0 | セットプレーとパスでチャンスを作った |
| 東家聡樹 | 6.0 | 延長戦まで前線で身体を張り、終盤もシュートを狙った |
| 野瀬龍世 | 5.5 | 前半から攻撃に関与したが58分で交代 |
| V・ソウザ | 5.5 | 前線でボールを収めたが決定機は限られた |
| 長野星輝 | 7.0 | 途中出場から攻撃を活性化し、90+6分に劇的同点弾 |
| 夏川大和 | 6.0 | 右サイドから積極的にクロスを供給 |
| 木匠貴大 | 5.5 | 中盤へ入り運動量を補った |
| リグレイ | 6.0 | 延長戦でも前線で起点となった |
| 森村俊太 | 6.0 | 延長後半に東家へのクロスなどを供給 |
| 坂本翔 | 5.5 | 延長後半から入り最終ラインを支えた |
アビスパ福岡 個人採点
本記事独自採点
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| 小畑裕馬 | 6.0 | 長野のヘディングには屈したが、120分を通して安定 |
| 上島拓巳 | 7.5 | 守備だけでなく延長105+1分に決勝ヘッド |
| 辻岡佑真 | 6.5 | CKから複数回ゴールへ迫り、守備でも対応 |
| 宮大樹 | 6.5 | FC大阪のクロスや中央へのパスを繰り返しブロック |
| 湯澤聖人 | 6.0 | 前半33分に枠内シュート。右サイドを上下動 |
| 見木友哉 | 7.0 | 中盤で攻撃を組み立て、前田の先制点をアシスト |
| 前嶋洋太 | 6.5 | 左サイドからクロスを供給し、シュートにも絡んだ |
| 椎橋慧也 | 6.0 | 中盤でボールを動かし、後半にはシュート |
| ウェリック・ポポ | 5.5 | 左サイドで仕掛けたが前半で交代 |
| 師岡柊生 | 6.0 | 前線から動き続け、複数回フィニッシュに絡んだ |
| 名古新太郎 | 6.5 | セットプレーのキッカーとして多くのチャンスを演出 |
| 北島祐二 | 6.0 | 後半から入り前線と中盤をつないだ |
| 前田快 | 7.0 | 途中出場から84分に先制ゴール |
| 山脇樺織 | 6.5 | サイドから積極的に攻撃参加 |
| 橋本悠 | 7.0 | 延長戦で攻撃を活性化し、決勝点をアシスト |
| 奥野耕平 | 6.0 | 延長前半にシュートを放つなどゴールへ積極的 |
| サニブラウン・ハナン | 5.5 | 延長後半から前線へ投入 |
アビスパ福岡が勝利した3つの要因
120分を通して作ったチャンスの量
最終的なシュート数はFC大阪11本に対し、福岡は18本。
枠内シュートでは1対6とさらに差がついた。
FC大阪の粘り強い守備とGK梅田の好セーブによって得点数は2にとどまったものの、福岡がゴールへ迫る回数で上回り続けたことが、延長戦での決勝ゴールにつながったと考えられる。
途中出場選手が試合を変えた
福岡の1点目を決めた前田は69分から途中出場。
決勝点をアシストした橋本も81分からの途中出場だった。
長時間の戦いになるカップ戦では、スタメン11人だけでなくベンチメンバーの質が重要になる。
この試合では、その選手層が結果に直結した。
セットプレーで最後に上回った
FC大阪は90+6分、CKから長野が得点。
一度はセットプレーで福岡を追いつめた。
しかし福岡も延長105+1分、FKから上島が決勝ゴール。
最後は福岡が同じセットプレーで勝負を決め返した。
名古新太郎を中心にCKから複数の決定機も作っており、セットプレーの回数と質はこの試合における重要な要素だった。
FC大阪の収穫と課題
J1クラブを延長戦まで追い込んだ粘り
最大の収穫は、J1の福岡に対して120分まで勝負を持ち込んだことだろう。
特に0-1となった後も諦めず、90+6分に追いついた精神面は評価したい。
途中出場した長野が得点し、夏川、リグレイ、森村らも前への推進力を生み出した。
カテゴリー差がありながら、最後まで勝敗の分からない試合を作ったことは、今後のJ3リーグにもつながる。
シュートを枠へ飛ばす精度
一方で課題となったのはフィニッシュ精度。
FC大阪は120分で11本のシュートを記録したが、公式スタッツ上の枠内シュートは1本だった。
その1本が長野の得点になったという高い決定力を示した反面、J1クラブから勝利を奪うためには、チャンスをより確実に枠へ飛ばしたい。
相手ゴール前まで運んだ後の最後のクロス、ラストパス、シュート精度が今後の改善ポイントになる。
アビスパ福岡の収穫と課題
勝ち切ったことは大きな収穫
90+6分に追いつかれる展開は、福岡にとって精神的にも難しい状況だったはずだ。
それでも延長前半に再び攻勢を強め、橋本のFKから上島が決勝点。
一度失ったリードを取り戻したことは、ノックアウト方式の大会を戦ううえで大きな収穫となる。
決定機を早い時間帯に得点へつなげたい
一方で、シュート18本、枠内6本を記録しながら、最初の得点は84分だった。
FC大阪GK梅田の好守もあったが、前半からセットプレーを中心に複数のチャンスを作っていただけに、より早い時間帯に先制できていれば試合展開は大きく変わっていた可能性がある。
さらに90+6分にはセットプレーから失点。
勝ち切ったとはいえ、試合終盤のゲームコントロールには改善の余地が残った。
両チームの次戦
FC大阪は10月3日にSC相模原戦
FC大阪の次戦は10月3日(土)17時、明治安田J3リーグ第9節・SC相模原戦。
会場はギオンスタジアムで、FC大阪にとってはアウェイゲームとなる。
120分を戦った直後だけにコンディション管理も重要になるが、福岡を相手に見せた粘りと終盤の攻撃力をリーグ戦へつなげたい。
アビスパ福岡は天皇杯・横浜FC戦
福岡の次戦は10月7日(水)18時30分、天皇杯JFA第106回全日本サッカー選手権大会3回戦・横浜FC戦。
ニッパツ三ツ沢球技場で行われる。
その後、10月10日(土)にはJ1リーグ第9節でファジアーノ岡山とホームで対戦する。
さらにルヴァンカップでは3回戦進出が決定。
10月14日(水)19時からサガン鳥栖と駅前不動産スタジアムで対戦する。
まとめ
2026/27 Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ1stラウンド2回戦、FC大阪対アビスパ福岡は、延長戦の末に福岡が2-1で勝利した。
前半は0-0。
福岡は84分、69分から途中出場した前田快が見木友哉のアシストから先制する。
そのまま試合終了かと思われた90+6分、FC大阪も木村大輝のCKから途中出場の長野星輝がヘディングを決め、土壇場で1-1。
しかし延長105+1分、福岡がFKを獲得。途中出場の橋本悠が送り込んだボールを上島拓巳が頭で仕留め、これが決勝点となった。
最終スタッツでは福岡がシュート18対11、枠内シュート6対1、支配率57%対43%と上回った。
それでもJ3のFC大阪は、J1の福岡を相手に最後まで粘り強く戦い、敗退寸前から追いついて延長戦へ持ち込んだ。
FC大阪にとっては結果以上に手応えを得られる試合だった一方、福岡にとっては難しいゲームを最後に勝ち切ったことが大きい。
福岡はルヴァンカップ3回戦へ進み、次はサガン鳥栖との九州対決に臨む。
免責事項
本記事は、Jリーグ公式サイト、FC大阪公式サイト、アビスパ福岡公式サイトなどの公開情報を参照し、AIライティングツールを使用して情報整理、構成および文章作成を行っています。
試合結果、得点者、得点時刻、スターティングメンバー、選手交代、各種スタッツ、今後の日程などについては、記事作成時点で公開されている公式情報をもとに確認しています。
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