2026年9月23日、天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会3回戦で、京都サンガF.C.と藤枝MYFCが対戦する。
キックオフは17時。会場はサンガスタジアム by KYOCERA。
京都はJ1第8節終了時点で2勝2分4敗、勝点8の14位。一方、藤枝はJ2第7節終了時点で3勝2分2敗、勝点11の7位につけている。
カテゴリーでは京都が上だが、藤枝は決して勢いだけのチームではない。
今季J2では7試合11得点。京都公式の試合プレビューも、槙野智章監督率いる藤枝について「3-4-2-1」を基本布陣とし、1試合平均得点が前年までより大きく向上していることを紹介している。
さらに天皇杯2回戦ではモンテディオ山形との壮絶な打ち合いを5-3で制した。
J1京都の総合力か。
それとも藤枝の攻撃力か。
一発勝負ならではの興味深いカードになりそうだ。
試合基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会 3回戦 |
| 対戦 | 京都サンガF.C. vs 藤枝MYFC |
| 開催日 | 2026年9月23日(水・祝) |
| キックオフ | 17:00 |
| 会場 | サンガスタジアム by KYOCERA |
| 京都監督 | ランコ・ポポヴィッチ |
| 藤枝監督 | 槙野智章 |
| 配信 | スカパー!動画ストア「サッカーLIVE」ほか |
試合日時・会場・配信は京都公式およびJFA公式で確認できる。
京都サンガF.C.の現在地
J1・14位も直近は岡山に劇的勝利
京都はリーグ8試合で、
2勝2分4敗
勝点8
11得点15失点
14位
となっている。
9月19日の岡山戦では10分にジョアン・ペドロが先制。
前半終了間際にナ・サンホのゴールで追いつかれたものの、90+2分に途中出場のアレックス・ソウザが勝ち越しゴールを決め、2-1で勝利した。
京都にとっては公式戦5試合ぶりの白星だった。
天皇杯を前に勝利の流れを取り戻した点は大きい。
京都は直近リーグ戦で3-4-2-1
岡山戦も3バックを採用
前回記事では天皇杯2回戦を基準に4バックを予想したが、ここは修正したい。
直近の岡山戦で、京都の予想フォーメーションは3-4-2-1。
実際の先発もアピアタウィア久、永田倖大、鈴木義宜らを中心とした3バック系の構成だった。
今回も現在のチームのベースを大きく変えず、3-4-2-1を軸にメンバーを入れ替える可能性が高いと予想する。
京都の課題は自陣でのミス
ポポヴィッチ監督も「3試合連続」と指摘
岡山戦後、ランコ・ポポヴィッチ監督は、3試合連続でクリアミスから失点していることを課題として挙げた。
これは藤枝戦で特に注意したいポイントだ。
藤枝は相手のミスを待つだけではなく、自分たちから前へ出られるチーム。
京都が自陣で中途半端なクリアや不用意なロストを繰り返せば、金本毅騎や川本梨誉らに一気にゴールまで迫られる可能性がある。
京都は天皇杯2回戦を1-0で突破
長沢駿のヘディングが決勝点
2回戦ではFCマルヤス岡崎と対戦。
京都はリーグ戦から大きくメンバーを入れ替え、前半を0-0で折り返した。
試合を動かしたのは67分。
山中亮輔のクロスを長沢駿が頭で決め、1-0で勝利した。
カテゴリー差があっても簡単に勝てるわけではない。
京都自身が2回戦で天皇杯特有の難しさを経験している。
ハウスは天皇杯をきっかけにリーグ先発へ
2回戦で公式戦デビュー
京都公式プレビューが今回の試合を考えるうえで興味深い例として挙げているのがGKハウスだ。
ハウスはマルヤス岡崎戦で公式戦デビュー。
その後、リーグ戦やACL Eliteでも先発する存在になった。
つまり天皇杯は、普段出場時間の少ない選手にとって単なる“休養要員”ではない。
序列を変えるチャンスでもある。
藤枝戦でも新たな選手が台頭する可能性に注目したい。
京都サンガF.C.予想スタメン
3-4-2-1で一部ターンオーバーと予想
現在のリーグ戦布陣と2回戦の起用を組み合わせ、本稿では以下の11人を予想する。
| ポジション | 選手 |
|---|---|
| GK | 太田岳志 |
| RCB | アピアタウィア久 |
| CB | 永田倖大 |
| LCB | ウェベルトン |
| RWB | 石田侑資 |
| CMF | 福岡慎平 |
| CMF | 米本拓司 |
| LWB | 山中亮輔 |
| AMF | 本田風智 |
| AMF | 中野瑠馬 |
| FW | 長沢駿 |
これは本稿独自の予想。
3回戦登録リストでは全員の登録が確認できる。
GKは太田岳志を予想
ハウスは現在リーグ戦でも起用されている。
京都公式も今回の天皇杯について、出場機会が限られている選手にとってのアピールの場になると指摘している。
そこで本稿では、GKを入れ替えて太田岳志を予想する。
もちろんハウス続投、あるいは村上昌謙らの起用も十分考えられる。
中野瑠馬は先発候補
京都公式プレビューでもコメント掲載
中野は天皇杯2回戦ではハーフタイムから途中出場。
直近の岡山戦では先発し、京都公式の藤枝戦プレビューでも本人のコメントが掲載されている。
韓国、岡山とアウェーゲームが続く中でも、藤枝戦について強い勝利への意欲を示している。
今回、2シャドーの一角として先発する可能性は高いと見る。
長沢駿は今回も重要なターゲット
2回戦の決勝点を再現できるか
最前線には長沢を予想する。
藤枝は3バックを基本とする。
中央の人数が多くなるからこそ、京都には高さのある長沢という明確なターゲットが必要になる。
山中や石田がサイド深くまで入り、
クロス。
長沢が競る。
こぼれ球を中野、本田が拾う。
この攻撃は京都にとって分かりやすい武器になる。
藤枝MYFCの現在地
J2・7位、3勝2分2敗
藤枝は7試合を終えて、
3勝2分2敗
勝点11
11得点8失点
7位
となっている。
リーグ戦でも十分上位を狙える位置につけている。
京都公式は、藤枝の今季1試合平均得点が1.7まで上昇している点を紹介。
槙野監督就任後、攻撃面で数字を伸ばしていることが分かる。
ただし直近3試合は勝利なし
大宮戦も終了間際に追いつかれる
藤枝は直近3試合で2分1敗と勝利から遠ざかっている。
9月19日の大宮戦では45分に真鍋隼虎が先制したものの、90+5分に泉柊椰のゴールを許し、1-1で引き分けた。
試合スタッツでは大宮に20本のシュートを許しており、守備面では課題も残った。
京都としては藤枝の攻撃力だけでなく、押し込んだ時間帯にどこまで継続して決定機を作れるかが重要になる。
天皇杯では山形に5-3
2点リード→逆転→再逆転
藤枝の怖さが最も出たのが天皇杯2回戦だ。
7分に金本毅騎。
13分に中川創。
早々に2点を先行した。
その後15分、18分、35分と山形に3連続得点を許して逆転されたものの、50分に角田惠風が同点。
延長108分に北原槙、120+4分に中村優斗が決め、最終的に5-3で勝利した。
一度試合をひっくり返されても攻撃姿勢を失わなかった点は非常に印象的だ。
藤枝の基本システムは3-4-2-1
京都公式も明記
前回は藤枝のシステムについて「本稿独自の予想」としたが、ここも修正する。
京都公式のマッチプレビューは、藤枝についてフォーメーションは3-4-2-1と明確に紹介している。
今回も基本構造を大きく変える可能性は低いと見る。
藤枝MYFC予想スタメン
天皇杯2回戦組を中心に予想
藤枝は3日後の9月26日にJ2第8節・大分戦を控える。
さらに今回が公式戦5連戦の2試合目となるため、リーグ戦メンバーの負担も考慮する必要がある。
本稿では、山形戦で5得点した天皇杯メンバーをベースに予想する。
| ポジション | 選手 |
|---|---|
| GK | 吉田舜 |
| RCB | 中川創 |
| CB | 楠本卓海 |
| LCB | 三木仁太 |
| RWB | 青木俊輔 |
| CMF | 角田惠風 |
| CMF | 梶川諒太 |
| LWB | 近藤優成 |
| AMF | 川本梨誉 |
| AMF | 北原槙 |
| FW | 金本毅騎 |
この11人は天皇杯2回戦・山形戦で実際に先発している。
リーグ組の途中投入も怖い
大宮戦では菊井悠介、真鍋隼虎らが先発。
真鍋は2試合連続得点を記録している。
もしカップ戦組でスタートしても、
菊井。
真鍋。
松木駿之介。
らを途中投入できる。
藤枝も後半に攻撃の強度を上げられる点は見逃せない。
注目選手|京都サンガF.C.
山中亮輔
Jリーグ公式がこの試合の京都側注目選手として挙げているのが山中だ。
天皇杯2回戦では長沢へのクロスで決勝点をアシスト。
岡山戦でも直接FKから決勝ゴールにつながるボールを供給している。
藤枝の5バックを崩すには、左足からのクロスとサイドチェンジが重要になる。
注目選手|藤枝MYFC
北原槙
Jリーグ公式が藤枝側で注目するのは17歳の北原槙。
FC東京から育成型期限付き移籍で加入し、カップ戦ではシャドーとして起用されている。
天皇杯2回戦では延長108分に決勝点を記録した。
リーグでは途中出場が中心でも、一発勝負で結果を残している若手だ。
金本毅騎
さらに警戒したいのが金本。
リーグ戦ではチーム最多の3得点。
天皇杯2回戦でも開始7分に先制ゴールを決めている。
京都が試合開始直後に集中を欠けば、一気に先制される危険がある。
試合展開予想① 3-4-2-1同士のミラーゲームも
両チームが基本形を維持すれば、3-4-2-1同士のミラーゲームになる可能性がある。
この場合、重要になるのは各ポジションでの1対1。
特に、
京都のウイングバック vs 藤枝のウイングバック。
京都の2シャドー vs 藤枝のボランチ。
藤枝の2シャドー vs 京都のボランチ。
という局面が増える。
個々のデュエルで優位を作った側が、そのまま試合の主導権を握る可能性が高い。
試合展開予想② 京都は山中の左足を生かしたい
藤枝が5バック化すれば中央は狭くなる。
京都が無理に真ん中だけを狙えば、藤枝にボールを奪われてカウンターを受ける。
そこで鍵になるのが山中。
大きなサイドチェンジ。
アーリークロス。
深い位置からのクロス。
セットプレー。
左足から異なる種類のボールを供給できれば、藤枝守備陣に的を絞らせにくくなる。
試合展開予想③ 藤枝は序盤から仕掛けてくる可能性
天皇杯2回戦では開始13分までに2ゴール。
藤枝は格上相手だからといって、最初から守備一辺倒になるチームとは考えにくい。
槙野監督のチームらしく、
前からプレッシャー。
ボールを奪ったら縦へ。
ゴールが見えればシュート。
という姿勢を見せる可能性がある。
京都としては、立ち上がり15分を特に警戒したい。
試合展開予想④ 京都のクリアミスは藤枝が狙いたい場所
京都は3試合連続でクリアミスから失点している。
藤枝としては京都が最初のクロスを跳ね返したあとこそチャンス。
セカンドボールを拾う。
すぐにもう一度ゴール前へ入れる。
京都守備陣が整う前にシュートへ持っていく。
この二次攻撃は有効になりそうだ。
試合展開予想⑤ 前半0-0なら藤枝にも十分勝機
京都は天皇杯2回戦でも67分まで無得点だった。
今回も0-0のまま時間が進めば、
京都には「J2相手にホームで点を取らなければ」という焦り。
藤枝には「このままいける」という自信。
が生まれる可能性がある。
藤枝が番狂わせを狙うなら、まず試合を長く接戦にすることが重要だ。
試合展開予想⑥ 後半の交代カードは京都が強力
京都の3回戦登録リストには、
ラファエル・エリアス
マルコ・トゥーリオ
アレックス・ソウザ
ジョアン・ペドロ
新井晴樹
らリーグ戦の主力が含まれている。
ターンオーバーした状態で開始しても、後半から一気に主力を投入できる。
ここはJ1クラブである京都の大きな優位点だ。
京都サンガF.C.の勝利へのポイント
① 序盤の藤枝の勢いを受け止める
最初の15分で失点すると、藤枝に理想的な展開を与えてしまう。
② 山中・石田から横幅を作る
中央だけではなく、5バックを横へ広げる必要がある。
③ 自陣での処理を確実に
特にクリア後のセカンドボール。
藤枝に連続攻撃を許さないことが重要になる。
④ 主力投入のタイミング
膠着した場合、60分前後でラファエル・エリアスらを投入できれば一気に試合を変えられる。
藤枝MYFCの勝利へのポイント
① 先制点
山形戦と同じように早い時間に先制できれば、京都へ大きなプレッシャーをかけられる。
② 失点しても攻撃姿勢を失わない
山形戦では2-3と逆転されても、最終的には5得点して勝った。
藤枝最大の長所はここだ。
③ 京都のクリア後を狙う
一度跳ね返されても攻撃を終わらせず、二次攻撃につなげたい。
④ カップ戦組+リーグ組の交代カード
後半に真鍋や菊井を投入できれば、攻撃強度を維持できる。
最終的な試合展開予想
序盤は京都がボールを保持しながらも、藤枝も前線から積極的に圧力をかける展開を予想する。
京都は山中、石田が幅を取り、長沢へのクロス。
中野、本田がハーフスペースへ侵入する。
藤枝は奪った瞬間に金本へ縦パスを入れ、北原と川本がその周囲へ走る。
前半は互いにチャンスが生まれる可能性がある。
しかし時間が進むほど、京都はリーグ主力をベンチから投入できる。
藤枝も攻撃的な交代カードを持っているが、90分から延長まで含めた総合的な選手層では京都がやや上と見る。
本稿の予想スコア
京都サンガF.C. 2-1 藤枝MYFC
本稿では京都2-1藤枝と予想する。
京都は直近の岡山戦で公式戦5試合ぶりの勝利。
藤枝は3試合勝利なしだが、J2で7位につけ、天皇杯では山形から5ゴールを奪っている。
京都が簡単に完封する試合とは予想しない。
藤枝が序盤に先制すれば、そのまま延長戦まで持ち込む可能性も十分ある。
一方、接戦のまま後半へ入れば、ラファエル・エリアスやアレックス・ソウザらを追加できる京都の選手層が最後に差を生むと予想する。
まとめ|京都の総合力か、藤枝の攻撃力か
今回のファクトチェックで重要なのは、
京都14位、藤枝7位。
京都は2回戦1-0、藤枝は5-3。
両チームとも基本形は3-4-2-1。
平戸太貴はすでに京都から清水へ移籍済み。
という点だ。
カテゴリーでは京都が上。
ただし藤枝は得点力があり、一発勝負でも山形との打ち合いを制した経験がある。
京都にとって最大のポイントは、
藤枝の序盤の勢いを抑えられるか。
藤枝にとっては、
0-0、あるいは1点差の状態で後半まで持ち込めるか。
そして試合終盤になれば、両チームのベンチワークまで含めた総力戦になる可能性が高い。
京都がJ1クラブとして地力を見せるのか。
それとも槙野監督率いる藤枝がサンガスタジアムでジャイアントキリングを起こすのか。
天皇杯らしい、非常に面白い一戦になりそうだ。
免責事項
本記事は、JFA公式サイト、Jリーグ公式サイト、京都サンガF.C.公式サイト、藤枝MYFC公式サイトなど、2026年9月23日時点で公開されている情報を確認し、ファクトチェックを行ったうえで作成しています。
試合日時、会場、順位、監督、選手登録、天皇杯2回戦の出場記録、直近の試合結果などについては公式情報を参照しています。
一方、予想スターティングメンバー、選手配置、選手起用、戦術、試合展開および予想スコアについては、直近の公式戦、チームの基本システム、天皇杯での起用実績、今後の日程などをもとにした独自予想・分析であり、実際の内容とは異なる場合があります。
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