【J1第4節】浦和レッズvs横浜F・マリノスは3-2!逆転劇の理由は?スタメン・全選手採点・勝敗を分けた3ポイントを徹底解説

【J1第4節】浦和レッズvs横浜F・マリノスは3-2!逆転劇の理由は?スタメン・全選手採点・勝敗を分けた3ポイントを徹底解説
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2026年8月29日に行われた明治安田J1リーグ第4節、浦和レッズ対横浜F・マリノス

雨上がりの埼玉スタジアム2002に3万3863人が集まった一戦は、2度リードを許した浦和が後半にひっくり返し、

浦和レッズ 3-2 横浜F・マリノス

で決着しました。

横浜FMは38分に谷村海那が先制。浦和はわずか2分後、マテウス・サヴィオが同点弾を奪います。

後半12分には谷村がこの日2点目を決め、横浜FMが再びリード。しかし浦和は64分、根本健太のヘディングで追いつくと、69分からピッチに入った南野遥海が投入2分後の71分に逆転ゴール

3-2のまま逃げ切り、浦和が今季リーグ戦初勝利を手にしました。

数字を見ても興味深い試合です。

ボール保持率は浦和48.2%、横浜FM51.8%とほぼ互角。それでもシュート数は浦和17本、横浜FM9本。ゴール期待値(xG)も浦和2.128に対して横浜FM0.925でした。

つまり横浜FMがボールを持つ時間はやや長かったものの、より多くゴールへ迫ったのは浦和だったという試合です。

では、なぜ2度もリードを奪った横浜FMが敗れたのか。

そして浦和は、なぜ3連敗の流れを断ち切って逆転勝利をつかめたのでしょうか。

本記事では試合の流れ、両チームのスタメンと全選手採点、勝敗を左右した3つのポイント、そして次節へ向けた改善点まで詳しく振り返ります。

目次

1. 浦和レッズvs横浜F・マリノスの試合結果・基本データ

2026年8月29日、埼玉スタジアム2002で行われたJ1第4節。

最終スコアは浦和3-2横浜FMでした。

得点経過は、38分に谷村海那、40分にマテウス・サヴィオ、57分に再び谷村。そこから64分に根本健太、71分に南野遥海が決めています。

項目浦和レッズ横浜F・マリノス
スコア32
得点M・サヴィオ 40分/根本健太 64分/南野遥海 71分谷村海那 38分・57分
ボール保持率48.2%51.8%
シュート179
枠内シュート86
ゴール期待値(xG)2.1280.925
パス350388
パス成功率67.4%75.0%
クロス615
CK43
PA進入1312
クリア2422
総走行距離119.1km114.5km
スプリント150111

浦和で特に目につくのが17本のシュートと150回のスプリント

横浜FMよりボールを保持していなくても、奪ったあと素早くゴールへ向かい、最後まで足を止めなかったことが数字に出ています。曺貴裁監督も試合後、終盤まで足が止まらなかった点や、交代選手を含めたゲームマネジメントを高く評価しています。

2. 浦和レッズのスタメン&選手採点

浦和は西川周作を最後尾に、宮本優太、ダニーロ・ボザ、根本健太、長沼洋一が最終ライン。前線には金子拓郎、マテウス・サヴィオ、小森飛絢が入りました。

※採点は10点満点の当サイト独自評価です。

Pos選手採点評価
GK西川周作6.52失点も、40分の同点弾につながる長いパスで攻撃の起点に
DF宮本優太6.0右の守備で粘り強く対応。スプリント数も多かった
DFダニーロ・ボザ6.0谷村には2点を許したが、中央で強度を落とさず戦った
DF根本健太7.564分に同点ヘッド。守備ポイントも浦和トップで攻守に貢献
DF長沼洋一6.5攻撃参加と運動量で左サイドを活性化
MF植木颯6.058分まで中盤で走り、相手の攻撃を制限
MF安居海渡6.0中盤のバランスを保ち、逆転前まで粘り強くプレー
MF渡邊凌磨7.0根本の同点弾をCKからアシスト。パスでも浦和の中心
FW金子拓郎7.0Football LABの攻撃ポイントで浦和トップ。前への推進力を生んだ
FWマテウス・サヴィオ7.5失点直後の40分に同点弾。試合を壊さなかった重要な一撃
FW小森飛絢6.0得点こそないが、前線から動き続け浦和の攻撃にスペースを作った

Football LABでは、根本が守備ポイント2.61で浦和トップ。金子が攻撃ポイント1.76、渡邊がパスポイント1.27でチームトップを記録しています。

浦和レッズ途中出場選手の採点

選手採点評価
瀬古樹6.558分から入り、中盤のテンポと安定感を改善
南野遥海8.0**MOM。**69分投入、71分に逆転決勝弾。流れを変えた
片山瑛一採点なし89分投入。時間が短いため採点対象外
林幸多郎採点なし89分投入。守備固めの役割を遂行

この試合のMOMは南野遥海

ベンチから試合を見ながら改善点を考え、「自分のエネルギッシュなところからリズムを出したい」と感じていたと試合後に振り返っています。

そして実際にピッチへ入って2分後に決勝点。

これほど分かりやすい“流れを変える交代”はなかなかありません。

3. 横浜F・マリノスのスタメン&選手採点

横浜FMはルベン・ブランコがGK。井上太聖、ジェイソン・キニョーネス、諏訪間幸成、角田涼太朗が最終ラインに入り、前線では近藤友喜、谷村海那、三井寺眞がスタートしました。

Pos選手採点評価
GKルベン・ブランコ6.0M・サヴィオの最初のシュートを止めるなど好守も、3失点
DF井上太聖7.0谷村の2点目を右クロスでアシスト。積極的な攻撃参加
DFジェイソン・キニョーネス5.5浦和の後半の勢いを止め切れず、中央で3失点
DF諏訪間幸成5.5前半は安定していたが、試合がオープンになるにつれ苦しくなった
DF角田涼太朗5.5ボール保持には関与も、後半の守備でスペースを消し切れず
MF知念慶6.0中盤で身体を張ったが、浦和の後半の圧力を抑え切れなかった
MF松村晃助7.5先制点をアシストし、2点目の攻撃でも存在感。攻撃の中心
MF天野純6.0ボールを動かしながら攻撃を整理。ただし流れを落ち着かせ切れず
FW近藤友喜6.5攻撃ポイント1.75。右サイドを中心に積極的に仕掛けた
FW谷村海那8.02得点。敗戦チームながら文句なしの高評価
FW三井寺眞5.5前線で動いたものの、決定的な仕事は限定的

横浜FMで最も評価したいのは当然谷村海那です。

38分に松村のアシストから先制。

さらに57分、井上太聖の右クロスへ飛び込み、ヘディングで2点目を奪いました。

それでも試合後、本人が語ったのは自身の2ゴールよりもチームの敗戦。

「2-2になったときに相手の勢いをどう止めるか」という点を課題として挙げています。

まさに、この試合の核心でしょう。

横浜F・マリノス途中出場選手の採点

選手採点評価
鈴木冬一6.072分から投入。左サイドに新しい動きを加えた
喜田拓也5.580分投入。試合を落ち着かせたかったが流れを変えられず
二田理央5.580分から前線へ。追いつくための突破口にはなれなかった
ジョルディ・クルークス採点なし87分投入のため採点対象外
宮市亮採点なし87分投入。プレー時間が短く評価対象外

4. 前半:谷村が先制も、浦和がわずか2分で追いつく

横浜FMがボールを動かしながら浦和の隙を探す

試合序盤は互角。

最初の15分間の保持率は浦和50.7%、横浜FM49.3%で、どちらかが一方的に押し込む展開ではありませんでした。

ただ時間が進むにつれ、横浜FMがボールを握る時間が少しずつ増えていきます。16~30分の保持率は53.9%、31分以降も52.9%と横浜FMがわずかに上回りました。

38分、谷村海那が先制

均衡が破れたのは38分。

松村晃助がチャンスを作り、最後は谷村海那。

ペナルティーエリア中央から右足でゴール左下へ流し込みます。

浦和0-1横浜FM。

横浜FMが先手を取りました。

ここで浦和がそのまま崩れていれば、試合はまったく違う展開になっていたでしょう。

しかし、わずか2分後でした。

40分、マテウス・サヴィオが即座に同点

西川周作が自陣から前方へボールを送ります。

反応したマテウス・サヴィオがゴール前へ。

最初の右足シュートはGKルベン・ブランコに防がれますが、自らこぼれ球に反応。

今度はしっかり押し込み、

1-1。

浦和は失点からわずか2分で試合を振り出しに戻しました。

これは非常に大きなゴールでした。

横浜FMからすれば、「さあ、ここからゲームをコントロールしよう」という時間。

その前にスコアを戻されてしまった。

コリカ監督も試合後、前半を2-0で終えられるような内容だったと振り返る一方、この失点を悔やんでいます。

5. 後半:横浜FMが再び勝ち越すも浦和が大逆転

57分、谷村海那がこの日2点目

後半も先に試合を動かしたのは横浜FMでした。

57分。

右サイドから井上太聖がクロス。

中央へ入った谷村がヘディングで合わせ、

浦和1-2横浜FM。

谷村はこの日2ゴール。

横浜FMが再び一歩前へ出ます。

58分、浦和が瀬古樹を投入

失点直後、浦和は植木颯を下げて瀬古樹を投入。

中盤に落ち着きを加えます。

その6分後でした。

64分、根本健太がセットプレーから同点

浦和が左CKを獲得。

キッカーは渡邊凌磨。

右足でゴール前へ送ると、中央へ飛び込んだ根本健太が頭で合わせます。

ボールはゴール右下へ。

2-2。

またしても浦和が追いつきました。

横浜FMにとって痛かったのは、これが流れの中ではなくセットプレーからの失点だったこと。

2-1とリードしながら、一度試合を落ち着かせる前に同点にされました。

69分、南野遥海投入

そして浦和はさらに動きます。

69分。

安居海渡に代えて南野遥海。

この交代が試合を決めました。

71分、投入2分後の南野が逆転弾

ペナルティーエリア中央で生まれたこぼれ球。

そこへ誰よりも早く反応したのが南野。

迷わず右足でゴール左下へ。

浦和3-2横浜FM。

この日初めて、浦和が前に出ました。

南野は試合後、ベンチからピッチを見ながら「どうすれば中盤を生かせるか」を考えていたと説明しています。

ただ勢いだけで入ったのではありません。

試合を外から分析して入り、その直後に結果を出した。

だからこそ価値のある決勝点でした。

6. 試合結果を左右した3つのポイント

ポイント1:浦和は2度リードされても「次の1点」をすぐに取り返した

最大のポイントはこれでしょう。

38分に0-1。

40分に1-1。

57分に1-2。

64分に2-2。

横浜FMがリードしていた時間は、それほど長くありません。

サッカーでは先制すると、相手が前へ出てスペースが増えます。

本来なら横浜FMにとって試合をコントロールしやすくなるはずでした。

ところが浦和がすぐ追いついた。

横浜FMに「リードしている試合」をさせなかったことが非常に大きかったと言えます。

ポイント2:セットプレーの根本健太

2-1からの64分。

渡邊のCKを根本がヘディング。

これがターニングポイントでした。

Football LABでも根本は浦和の守備ポイントトップ。

最終ラインで守りながら、セットプレーでは自ら得点まで奪っています。

試合後には、セットプレーについて練習していた形だったことも明かされています。

流れが悪い時間でもセットプレーで点を取れる。

長いシーズンでは、この武器がかなり重要になります。

ポイント3:南野投入で浦和のエネルギーが一気に上がった

69分に投入。

71分に得点。

数字だけなら「スーパーサブが当たった」で終わります。

しかし、それだけではありません。

曺監督は試合後、交代選手を使いながら横浜FMのストロングを抑え、最後まで足を止めなかった点を評価しました。

浦和の総スプリント数は150回。

横浜FMは111回。

終盤になっても浦和が前へ出るエネルギーを失わなかったことが、逆転につながっています。

7. なぜ浦和3-2横浜FMという結果になったのか?

一番大きな違いは、

「チャンスを作った回数」ではなく「試合の流れをどう扱ったか」

だったと考えます。

横浜FMは悪い試合をしたわけではありません。

むしろ2度リードしています。

谷村は2得点。

松村は先制点をアシスト。

井上も2点目をアシスト。

攻撃の形は十分に作れていました。

それでも負けた。

コリカ監督自身が試合後に挙げたのは、守備のほころびでした。

2-1になったあと、試合を締め切れない。

2-2になったあと、浦和の勢いを一度止められない。

そのまま71分に3点目。

わずか14分間で2-1から2-3へひっくり返されています。

一方の浦和は、ボール保持率こそ48.2%でしたが、シュートは17本。

横浜FMの9本に対してほぼ倍です。

xGも2.128対0.925。

最終的にゴールへ向かう回数と質で浦和が上回った。

これがスコアへ反映されました。

さらに大きかったのが精神面。

3連敗中。

2度リードされる。

それでも下を向かなかった。

曺監督は「3連敗した悔しさ」や天皇杯を戦ったメンバーも含め、チーム全体の思いが勝利につながったという趣旨で振り返っています。

追いつく力。

セットプレー。

交代選手。

この3つがすべて噛み合った浦和の逆転勝利でした。

8. 浦和レッズの次節への改善点

浦和にとって非常に大きな今季初勝利です。

しかし「3点取ったから完璧」ではありません。

改善点1:クロスへの守備を修正する

最も明確なのが2失点目。

井上太聖の右クロスから、谷村を中央でフリーにしてしまいました。

金子も試合後、「誰もマークにつけずにフリーでヘディングさせてはいけない」という趣旨で反省点に挙げています。

この試合だけでなく、浦和は開幕から失点が続いています。

毎回3点取れるわけではありません。

優勝争いへ戻るためにも、まず1試合1失点以下へ近づける守備が必要でしょう。

改善点2:パス成功率を上げて試合を落ち着かせる

浦和のパス成功率は67.4%。

横浜FMは75.0%でした。

この日は縦へ速く出ることが得点につながりましたが、リード後まで同じテンポを続ければ試合はオープンになります。

3-2になったあと、

一度後ろでつなぐ。

相手を走らせる。

ファウルをもらう。

そうした時間の使い方をさらに磨けば、勝利をより安定させられます。

改善点3:南野の使い方を次につなげたい

決勝点を決めた南野。

当然、次節ではスタメン待望論も出てくるでしょう。

ただ、途中出場だからこそ相手が疲れた時間帯にスピードとエネルギーが生きた面もあります。

スタメンなのか。

スーパーサブなのか。

あるいは相手によって使い分けるのか。

曺監督にとって嬉しい悩みが一つ増えました。

浦和は次節、9月2日にアウェーでアビスパ福岡と対戦します。

今回の勝利を単発で終わらせず、連勝へつなげられるか。

重要な一戦になります。

9. 横浜F・マリノスの次節への改善点

横浜FMにとっては非常にもったいない敗戦です。

2度先行したにもかかわらず、勝点を一つも持ち帰れませんでした。

改善点1:リード後に試合を落ち着かせる

谷村自身も試合後、

「2-2になったときに相手の勢いをどう止めるか」

を課題に挙げています。

これは2-1の段階でも同じです。

リードしたら、すべての攻撃をゴールへ向けなくてもいい。

一度CBへ戻す。

サイドを変える。

相手にボールを追わせる。

試合の温度を少し下げることも必要です。

改善点2:セットプレー守備の整理

2-2の根本のゴールはCK。

こうした試合でセットプレーから簡単に追いつかれると、流れが一気に相手へ傾きます。

特にアウェーの埼スタ。

ホームサポーターの声量が一気に上がり、浦和の選手にエネルギーを与えました。

そこまで含めて考えれば、

セットプレーの1失点以上に大きなダメージだった

と言えるでしょう。

改善点3:「3点目を取る姿勢」と「守る判断」の両立

コリカ監督は前半について、2-0にできてもおかしくない内容だったと振り返っています。

谷村も、2点目で終わらず3点目を取ることが重要だったとコメントしています。

これはその通りです。

しかし、攻め続ければ当然後ろにはスペースができます。

必要なのは、

3点目を取りに行く時間。

ボールを保持して相手を落ち着かせる時間。

この判断をチーム全体で共有することです。

横浜FMは次節、**9月2日にホームの日産スタジアムで京都サンガF.C.**と対戦します。

攻撃の手応えは十分。

あとは90分間のゲームマネジメントを修正できるかがポイントです。

10. まとめ:2度追いついた浦和と、2度のリードを守れなかった横浜FM

最終結果は、

浦和レッズ 3-2 横浜F・マリノス。

38分、谷村海那。

40分、マテウス・サヴィオ。

57分、谷村海那。

64分、根本健太。

71分、南野遥海。

5ゴールが生まれた激しい試合でした。

横浜FMからすれば、

「2度リードして、谷村が2点取ったのに負けた試合」。

悔しさが残ります。

一方の浦和からすれば、

「2度リードされても追いつき、最後は交代選手でひっくり返した試合」。

今後につながる勝利です。

特に印象的だったのは、浦和が失点しても試合の表情を変えなかったこと。

0-1から1-1。

1-2から2-2。

そして3-2。

前節まで3連敗だったチームとは思えない粘りでした。

曺監督が語ったように、まだ改善点はあります。

実際、2失点しています。

それでも、新体制でようやく手にしたリーグ戦初勝利は大きい。

横浜FMも攻撃自体は機能しており、谷村という明確な得点源が結果を出したことはポジティブです。

だからこそ、この試合を分けたのは個々の能力ではなく、

90分間の流れをどちらが最後までつかみ続けられたか。

そこだったのではないでしょうか。

埼玉スタジアムで生まれた3-2。

スコア以上に、両チームの現在地がはっきりと見えたJ1第4節でした。

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本記事は2026年8月31日時点で確認できる情報に基づいています。試合結果、得点者、スターティングメンバー、交代選手、得点時間等についてはJリーグおよび両クラブの公式情報を参照しています。

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