2026年11月5日、J1最下位に沈むアビスパ福岡の新監督に、城福浩氏(65歳)が就任する見通しとなったことが明らかになった。
複数のメディアが、新監督就任が決定的になったと報じている。
城福氏はこれまでFC東京、ヴァンフォーレ甲府、サンフレッチェ広島、東京ヴェルディを指揮し、J1通算141勝を記録した経験豊富な指導者だ。
特に東京ヴェルディでは、2023年に16年ぶりとなるJ1昇格を実現。2024年には昇格初年度ながらJ1で6位という好成績を残した。
今回、福岡が城福氏に期待する最大の役割は、崩壊しかけている守備組織の再建と、J1残留に向けたチームの立て直しだろう。
福岡は2026-27シーズンのJ1リーグで、第13節終了時点で2勝1分10敗。勝ち点7の最下位に沈んでいる。
13試合で24失点を喫し、直近のリーグ戦は4連敗。11月1日のジェフユナイテッド千葉戦では0-3で敗れた。
そして11月3日、クラブは塚原真也監督との契約解除を正式に発表した。
11月7日のV・ファーレン長崎戦は村上佑介ヘッドコーチが暫定的に指揮を執り、報道どおり城福氏の就任が決まれば、11月21日の川崎フロンターレ戦が初陣になるとみられる。
果たして城福氏は、福岡の守備を再建できるのか。
今回は、城福浩氏のこれまでのキャリア、各クラブで残した実績、守備戦術の特徴、東京Vでの成功と失敗、そして今後のアビスパ福岡がどのように変わるのかを徹底分析する。
※2026年11月5日朝時点で、アビスパ福岡から城福浩氏の監督就任は正式発表されていない。本記事は複数メディアの就任報道と、過去の公式記録に基づく考察記事である。
アビスパ福岡の新監督に城福浩氏が就任へ!
11月5日、複数メディアが就任決定的と報道
2026年11月5日、スポニチアネックスは城福浩氏がアビスパ福岡の新監督に就任することが決定的になったと報じた。
また、FOOTBALL ZONEも同日、城福氏が福岡からの熱心なオファーに応じる見通しだと伝えている。
報道によると、城福氏には複数クラブから監督就任の打診があったものの、自身のサッカー哲学を発揮できる環境を求め、福岡のオファーを受け入れる方向となったという。
城福氏は10月5日に東京ヴェルディとの監督契約を解除されたばかり。
わずか約1か月で、再びJ1クラブの指揮を執る可能性が高まっている。
現時点での監督人事の状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 監督就任候補 | 城福浩氏 |
| 年齢 | 65歳 |
| 直近の所属 | 東京ヴェルディ |
| 東京V退任 | 2026年10月5日 |
| 福岡新監督就任報道 | 2026年11月5日 |
| 福岡公式発表 | 11月5日朝時点で未確認 |
| 11月7日・長崎戦 | 村上佑介HCが暫定指揮予定 |
| 新監督初陣の見通し | 11月21日・川崎F戦 |
正式な監督就任発表は今後行われる見込みだ。
そのため、城福氏の契約期間や具体的な就任日、コーチングスタッフの編成については、クラブ公式発表を待つ必要がある。
なぜ福岡は監督交代を決断したのか?
J1第13節終了時点で最下位に低迷
現在のアビスパ福岡は、非常に厳しい状況に置かれている。
2026-27シーズンのJ1リーグでは、13試合を終えてわずか2勝。
| 項目 | 成績 |
|---|---|
| 順位 | 20位/20クラブ |
| 試合数 | 13 |
| 勝利 | 2 |
| 引き分け | 1 |
| 敗戦 | 10 |
| 勝ち点 | 7 |
| 得点 | 13 |
| 失点 | 24 |
| 得失点差 | -11 |
| 1試合平均失点 | 約1.85 |
※2026年11月1日のJ1第13節終了時点。
福岡の大きな問題は失点数の多さだ。
13試合で24失点を喫しており、平均すると1試合あたり約1.85失点となる。
一方、得点は13。
毎試合平均1点しか奪えていないため、失点が重なると試合を勝ち切ることが難しくなる。
特に、先制点を許した後に守備が崩れ、複数失点を喫する展開は改善が必要だ。
11月1日の千葉戦で0-3の完敗
監督交代の直前となった11月1日、福岡はジェフユナイテッド千葉と対戦した。
試合前はともに勝ち点7で、残留争いに関わる重要な直接対決だった。
しかし、福岡は前半25分に先制を許すと、後半にも2失点。
0-3で敗れ、最下位に転落した。
この試合では、シュート数でも千葉の15本に対して福岡は6本にとどまった。
得点を奪うための攻撃機会が少なく、守備でも相手の攻撃を止められない。
攻守の両面で課題が浮き彫りになった試合だった。
西野努社長も結果を問題視
11月3日、福岡は塚原真也監督との契約解除を発表した。
同日のFBS福岡放送の報道によると、西野努社長は試合への臨み方にも疑問があり、結果が出なかったことを監督交代の判断理由として説明している。
塚原監督は2026年2月から暫定的に指揮を執り、7月から正式監督に就任した。
しかし、新シーズン序盤で結果を残すことができず、約4か月での契約解除となった。
現在の福岡が求めているのは、単に監督を交代して雰囲気を変えることではない。
失点を減らし、勝ち点を積み重ねられるチームへと変わることが必要なのだ。
城福浩氏とは何者?経験豊富な65歳の指導者
城福浩氏のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 城福浩(じょうふく・ひろし) |
| 英語表記 | Hiroshi JOFUKU |
| 生年月日 | 1961年3月21日 |
| 年齢 | 65歳 |
| 出身地 | 徳島県 |
| 出身大学 | 早稲田大学 |
| 現役時代の主な所属 | 富士通サッカー部 |
| 指導者資格 | JFA公認S級コーチライセンス |
| J1通算勝利数 | 141勝(2026年11月5日付報道) |
城福氏は早稲田大学卒業後、富士通サッカー部で選手としてプレー。
現役引退後は指導者としての道を歩み始めた。
特徴的なのは、トップチームの指導だけでなく、育成年代での豊富な経験を持っていることだ。
FC東京の育成部門や年代別日本代表で指導を経験した後、Jリーグのトップチーム監督として実績を積み重ねてきた。
城福浩氏の主な指導歴
| 期間 | チーム・役職 |
|---|---|
| 1993~1995年 | 富士通サッカー部 コーチ |
| 1996年 | 富士通サッカー部 監督 |
| 1999~2006年 | FC東京 育成部門など |
| 2002~2007年 | U-15・U-16・U-17日本代表など |
| 2008~2010年 | FC東京 監督 |
| 2012~2014年 | ヴァンフォーレ甲府 監督 |
| 2016年 | FC東京 監督 |
| 2017年 | JFA 育成関連業務 |
| 2018~2021年 | サンフレッチェ広島 監督 |
| 2022年6月~2026年10月 | 東京ヴェルディ 監督 |
FC東京、甲府、広島、東京Vと、異なるクラブで指揮を執ってきたことが特徴だ。
また、優勝争いから残留争い、J2からの昇格まで、幅広い状況を経験している。
現在、最下位に沈む福岡にとって、こうした経験は大きな魅力となるだろう。
FC東京時代|2009年にナビスコカップ優勝
2008年からトップチーム監督に就任
城福氏がJリーグで本格的に監督として評価を高めたのが、FC東京時代だ。
2008年にFC東京の監督へ就任すると、同年のJ1で6位。
翌2009年には5位となった。
特に2009年は、ヤマザキナビスコカップで優勝を達成している。
当時のFC東京には、石川直宏、羽生直剛、今野泰幸、長友佑都ら、運動量と技術を兼ね備えた選手たちが在籍していた。
城福監督は、選手の技術を生かしながら、攻守に積極的なサッカーを目指した。
攻撃と守備の両立を重視
城福氏は、単に人数をかけて守ることだけを目指す監督ではない。
ボールを保持するときには選手同士が連動し、積極的に攻撃へ参加する。
一方、ボールを失った際には素早く守備へ切り替える。
こうした攻守の一体感を重視してきた。
ただし、2010年には成績不振によってシーズン途中で退任。
その後も2016年にFC東京で再び指揮を執ったが、同年も途中退任となった。
成功だけでなく、苦しい経験も積み重ねてきた指導者だ。
ヴァンフォーレ甲府時代|J2優勝とJ1残留で手腕を発揮
2012年、J2で優勝してJ1昇格
2012年、城福氏はヴァンフォーレ甲府の監督に就任した。
このシーズンの甲府は、J2で24勝14分4敗。
勝ち点86を獲得し、リーグ優勝とJ1昇格を達成した。
| 項目 | 2012年の甲府 |
|---|---|
| 所属リーグ | J2 |
| 順位 | 優勝 |
| 勝利 | 24 |
| 引き分け | 14 |
| 敗戦 | 4 |
| 勝ち点 | 86 |
| 結果 | J1昇格 |
42試合でわずか4敗という安定した成績を残している。
2013年・2014年はJ1残留に成功
J1昇格後の甲府は、強豪クラブと比較して戦力面で厳しい状況にあった。
しかし、城福監督は組織的な守備と状況に応じた試合運びによって、残留争いを戦った。
2013年は15位、2014年は13位。
2シーズン連続でJ1残留を達成した。
特に甲府時代の経験は、今回の福岡再建にも参考になるだろう。
十分な戦力がそろわない状況でも、選手の役割を明確にし、相手の特徴に応じた戦術を採用することで勝ち点を獲得してきた。
現在の福岡も、まずは上位進出よりも勝ち点を積み重ねることが重要な状況にある。
そのため、甲府時代の経験を生かせる可能性がある。
サンフレッチェ広島時代|2018年にJ1準優勝
就任初年度から優勝争いを演じる
2018年、城福氏はサンフレッチェ広島の監督に就任した。
就任初年度の広島はJ1で17勝6分11敗。
最終的に2位となり、優勝争いを演じた。
| シーズン | J1順位 |
|---|---|
| 2018年 | 2位 |
| 2019年 | 6位 |
| 2020年 | 8位 |
| 2021年 | 退任時10位 |
※2021年はシーズン途中退任時点の成績。
広島では、3バックを基本としながら、守備の安定と攻撃への切り替えを重視したチームづくりを進めた。
3バックによる組織的な守備
広島時代の城福監督を語るうえで、重要なのが3バックの運用だ。
中央の3人のDFが相手FWへの対応を分担し、両ウイングバックが守備時に下がることで5バックに近い形を作る。
その一方、ボールを奪った際にはウイングバックが前へ出て攻撃へ参加する。
特に、守備から攻撃への切り替えを速くすることで、相手に守備を整える時間を与えない形を狙っていた。
城福監督自身も広島時代の総括会見で、3バックにおける守備の積み上げを重視してきたことを説明している。
こうした経験は、3バックの選手層を持つ福岡との相性を考えるうえでも重要だ。
東京ヴェルディ時代|16年ぶりJ1昇格を実現した最大の成功例
2022年6月、東京Vの監督に就任
城福氏が直近で率いたのが東京ヴェルディだ。
2022年6月に監督へ就任。
当時の東京Vは、長くJ2で戦い続けていた。
城福監督は、チームの技術的な特徴を残しながら、守備の強度や球際の競り合いを改善する取り組みを進めた。
そして2023年、大きな成果を生み出す。
2023年、16年ぶりのJ1復帰!
城福監督率いる東京Vは、2023年のJ2リーグで3位となった。
その後、J1昇格プレーオフへ進出。
準決勝でジェフユナイテッド千葉を破ると、決勝では清水エスパルスと対戦した。
試合は終盤まで清水が1点をリード。
しかし、東京Vは後半アディショナルタイムにPKを獲得し、染野唯月が同点ゴールを記録した。
1-1で試合を終え、年間順位で上回っていた東京VがJ1昇格を決めた。
2008年以来、実に16年ぶりとなるJ1復帰だった。
2023年はJ2最少失点の堅守を構築
特に注目したいのは、東京Vの守備力だ。
2023年の東京Vは、リーグ戦42試合で23回の無失点試合を記録。
失点数もJ2最少となった。
この結果は、城福監督が進めた守備の改善が数字として表れたものといえる。
単に守備の人数を増やすのではなく、ボールを失った直後の切り替え、球際の強度、選手同士のカバーリングを徹底した。
東京Vの公式資料でも、城福監督が重視した守備の考え方として「リカバリーパワー」や「ボックスアウト」が紹介されている。
2024年は昇格初年度でJ1・6位!
さらに2024年、東京VはJ1で14勝14分10敗を記録。
最終順位は6位だった。
16年ぶりに昇格したクラブが、初年度から上位争いに加わったことは大きな成果だ。
技術力を持つ選手たちに、強度の高い守備とハードワークを組み合わせたことが、躍進につながったと考えられる。
2026年は開幕8試合未勝利で契約解除
一方、城福監督の東京Vでの最後は厳しいものとなった。
2026-27シーズンは、開幕から8試合で4分4敗。
勝利を挙げられず、10月5日に監督契約を解除された。
森田晃樹ら主力選手の負傷離脱もあり、思うような戦いができなかったと報じられている。
ただし、負傷者だけが不振の原因だったと断定することはできない。
攻撃の停滞や、ハイプレスの強度を維持する難しさなど、複数の要因があったと考えられる。
今回の福岡では、過去の成功体験をそのまま再現するだけでなく、東京Vでの課題をどう生かすかも重要になる。
城福浩監督の戦術を徹底分析|守備再建の鍵は「リカバリーパワー」
① リカバリーパワー|ボールを失った直後に奪い返す
城福監督の戦術を語るうえで、最も重要な考え方の一つが「リカバリーパワー」だ。
これは、ボールを失った後に素早く守備へ切り替え、全員でボールを奪い返すための取り組みを指す。
例えば、攻撃中にパスを奪われた場面。
通常なら選手たちが自陣へ戻って守備を整えることもある。
しかし、城福監督はボールを失った直後のプレッシャーを重視する。
ボールを失った選手がすぐに奪い返しに行き、周囲の選手もパスコースを遮断する。
そうすることで、相手のカウンター攻撃を早い段階で止める。
この考え方は、現在の福岡にとっても重要だ。
福岡は失点が多く、ボールを失った後に相手の攻撃を止められない場面が課題となっている。
城福監督が就任した場合、まず攻守の切り替えに対する意識が変わる可能性がある。
② 球際の強さ|相手へ一歩でも近く寄せる
城福監督は、選手が相手へプレッシャーをかける際の距離にも強いこだわりを持つ。
東京V時代には、相手との間合いをさらに詰める「靴一足分の寄せ」を徹底していた。
相手がボールを受ける前に距離を詰め、簡単に前を向かせない。
また、相手がパスを出そうとした瞬間にプレッシャーを強める。
こうした小さな違いが、守備全体の強度を高める。
ただし、単純に相手へ激しく当たればよいというものではない。
周囲の選手がカバーできる位置を取り、チームとして連動する必要がある。
今後の福岡でも、こうした守備の細かな約束事が増える可能性がある。
③ ボックスアウト|自陣ゴール前の危険を減らす
東京V時代に城福監督が重視したもう一つの考え方が「ボックスアウト」だ。
これはゴール前の危険なエリアから相手を遠ざけ、簡単にシュートを打たせないことを目指す守備の考え方だ。
例えば、相手がサイドからクロスを上げる場面。
単純にクロスを跳ね返すだけではなく、相手FWがゴール前で自由に動けないようにする。
さらに、クリア後のこぼれ球を味方が回収できる位置へ動く。
こうした連動によって、連続した攻撃を受けるリスクを減らすことができる。
福岡は11月1日の千葉戦でも、ゴール前のこぼれ球への対応から先制点を許している。
そのため、ボックス内での守備とセカンドボールの回収は改善すべきポイントだ。
④ ハイプレス|相手陣内でボールを奪う
城福監督は、守備を固めるだけではなく、積極的に前へ出る守備も重視してきた。
特に東京V時代には、前線からのハイプレスによって相手へプレッシャーをかける戦い方を採用した。
相手DFやGKがボールを持った際、前線の選手がパスコースを制限。
そこへ中盤の選手が連動し、相手陣内でボールを奪う。
その結果、ゴールに近い位置から攻撃を開始できる。
ただし、ハイプレスにはリスクもある。
前線からプレッシャーをかけてもボールを奪えなければ、後方にスペースが生まれる可能性がある。
実際、2026年の東京Vでは従来の前へ出る守備が機能しない時間帯もあり、チーム全体が走らされる状況が課題となった。
そのため、福岡では選手の運動量やコンディションを見ながら、プレスをかける位置を調整する必要があるだろう。
⑤ 3バックと5バックの使い分け
城福監督は、広島や東京Vで3バックを活用してきた。
3バックのメリットは、中央の守備を厚くできることだ。
相手のセンターフォワードや、2列目から飛び出す選手に対して、複数のDFで対応しやすい。
また、守備時にはウイングバックが下がって5バックを形成できる。
一方、攻撃時にはウイングバックが高い位置まで上がり、サイドからチャンスを作る。
現在の福岡にも3バックで起用できる選手がそろっている。
そのため、城福監督が過去に採用してきた形を導入する可能性はある。
ただし、城福監督は4バックでの指導経験も豊富だ。
必ず3バックを採用するとは限らず、選手の特徴を見極めたうえで最適な布陣を選ぶことになるだろう。
城福監督が就任した場合、福岡はどう変わる?
① まずは失点数の削減を最優先
現在の福岡にとって、最大の課題は守備だ。
13試合24失点という数字は、安定して勝ち点を積み重ねるうえで大きな障害となっている。
城福監督が就任した場合、最初に取り組むべきなのは守備組織の整理だろう。
具体的には、相手がボールを持った際に誰がプレッシャーをかけるのか、DFが相手FWへ出た際に誰が背後をカバーするのか、クロスを上げられた際にどの位置を守るのかなど、役割の明確化が考えられる。
こうした守備の約束事が整理されれば、失点数を減らせる可能性がある。
② 3バックを基本とした守備再建の可能性
福岡の選手構成を見ると、3バックで戦うことは十分に考えられる。
直近の千葉戦では、三國ケネディエブス、上島拓巳、岡哲平が最終ラインに入り、湯澤聖人と前嶋洋太がサイドを担った。
この組み合わせは、3バックと両ウイングバックを基本とする形にも対応できる。
一方、田代雅也や宮大樹も守備陣の候補となる。
城福監督が3バックを採用する場合、こうしたDF陣の序列がどのように変わるかに注目したい。
③ 三國ケネディエブスらの守備能力を引き出せるか
福岡の守備陣で注目したいのが三國ケネディエブスだ。
長身と身体能力を生かした守備が特徴で、相手FWとの競り合いに強みを持つ。
また、上島拓巳や岡哲平もセンターバックとして出場している。
ただし、個々の選手の能力が高くても、守備組織が機能しなければ失点は減らない。
城福監督には、各選手の特徴を整理し、組織として守れる状態を作ることが期待される。
特に三國の高さ、上島の対人守備、岡の守備対応をどのように組み合わせるかが重要になるだろう。
④ 椎橋慧也・見木友哉の中盤が鍵に
守備の再建は、DFだけの仕事ではない。
中盤の選手がどこで相手の攻撃を止めるかも重要だ。
福岡には椎橋慧也、見木友哉、重見柾斗、秋野央樹らが所属している。
例えば、椎橋が中盤の守備を支え、見木が攻撃の組み立てに関与する形が考えられる。
また、重見の運動量を生かして前線からプレッシャーをかけることも選択肢となる。
城福監督は選手全員に守備への参加を求める傾向があるため、中盤の運動量や守備の役割がこれまで以上に重要になる可能性がある。
⑤ 師岡柊生・ウェリック・ポポの攻撃をどう生かす?
守備の改善だけでは、勝利を積み重ねることは難しい。
福岡には、師岡柊生やウェリック・ポポなど攻撃の中心となる選手がいる。
城福監督が目指してきたのは、単純な守備重視のサッカーではない。
前線からボールを奪い、素早く攻撃へ移ることも重要な特徴だ。
例えば、師岡が相手DFへプレッシャーをかけ、ボールを奪った後に素早くゴールを狙う。
また、ウェリック・ポポのフィジカルを生かし、相手DFを背負った状態から2列目の選手へボールをつなぐ。
こうした形を確立できれば、福岡は守備の改善と同時に得点力の向上も目指せるだろう。
城福新体制の予想フォーメーション|3-4-2-1が有力候補か
現有戦力で考える予想布陣
城福監督が就任した場合、初期段階では3-4-2-1が選択肢になると予想する。
| ポジション | 選手 |
|---|---|
| GK | 小畑裕馬 |
| RCB | 三國ケネディエブス |
| CB | 上島拓巳 |
| LCB | 岡哲平 |
| RWB | 湯澤聖人 |
| DMF | 椎橋慧也 |
| DMF | 見木友哉 |
| LWB | 前嶋洋太 |
| RAMF | 重見柾斗 |
| LAMF | ウェリック・ポポ |
| CF | 師岡柊生 |
※11月1日の千葉戦に先発した11人を基に構成した独自の仮想布陣。城福氏の就任・選手起用・採用フォーメーションが決定したものではない。
この布陣のメリットは、大幅な選手変更を行わずに守備の組織を整えられることだ。
特に、シーズン途中での監督交代では練習時間が限られる。
そのため、まず選手が慣れている組み合わせを生かし、守備のルールを整理することが現実的な方法となる。
守備時は5-4-1に変化する可能性
3-4-2-1を採用した場合、守備時には5-4-1へ変化することが考えられる。
両ウイングバックが最終ラインへ下がり、5人のDFで中央とサイドを守る。
さらに、2シャドーも中盤の守備へ参加することで、相手に中央から攻撃させない。
相手がサイドへ展開した際には、ウイングバックがプレッシャーをかけ、センターバックが背後をカバーする。
城福監督が過去に築いてきた守備の考え方を踏まえると、こうした形は十分に考えられる。
ただし、実際には相手の布陣や試合展開によって守備の形を変えることもあるだろう。
攻撃時はウイングバックの高い位置取りが重要
守備で5バックを形成する一方、攻撃時には両ウイングバックが高い位置へ上がる。
湯澤や前嶋が積極的に攻撃へ参加し、サイドからクロスを供給する。
また、中央では見木や重見がボールを受け、師岡やウェリック・ポポへパスをつなぐ。
この形が機能すれば、守備の安定を保ちながら攻撃の厚みも増やせる。
ただし、サイドに人数をかけすぎると、ボールを失った後のカウンターに弱くなる。
そこで重要になるのが、城福監督の重視するリカバリーパワーだ。
福岡再建で城福監督が直面する3つの課題
① シーズン途中で戦術を浸透させる難しさ
今回、最大の課題となるのが時間だ。
城福氏が報道どおり就任した場合、シーズン途中からの指揮となる。
選手たちに新たな守備の約束事を覚えてもらい、試合で実践できるようになるまでには時間が必要だ。
特に城福監督のサッカーは、選手全員が連動して走ることを求める。
そのため、短期間で戦術を浸透させることは簡単ではない。
まずは守備の基本的な立ち位置や、ボールを失った後の切り替えなど、優先順位を絞って改善する必要があるだろう。
② ハイプレスを90分間維持できるか
城福監督は東京V時代、前線から積極的にプレスをかける戦術を採用していた。
しかし、そのスタイルを90分間維持するには高い運動量が必要だ。
さらに、選手同士の距離が広がると相手にパスで突破される危険性もある。
そのため、福岡ではハイプレスだけにこだわらず、状況に応じて守備位置を下げる柔軟性も重要になる。
現在の福岡にとっては、まず失点を減らすことが優先課題だ。
③ 2026年の東京Vでの不振をどう生かすか
城福監督は実績豊富な指導者だが、決してすべてのクラブで成功し続けてきたわけではない。
2026年の東京Vでは開幕8試合未勝利となり、シーズン途中で契約解除となった。
城福監督の強みであるハードワークや前線からのプレスが、常に最適解となるとは限らない。
福岡では、選手の特徴や現在のチーム状況に応じて、戦術を調整することが求められる。
特に、守備から攻撃へ移る際のパスの精度や、前線でボールを保持する能力も重要になるだろう。
守備の強度を高めながら、攻撃の機能性を失わないこと。
これが城福氏に求められる最大のテーマになりそうだ。
城福監督の初陣は11月21日の川崎フロンターレ戦か
11月7日の長崎戦は村上佑介HCが暫定指揮
11月5日時点のクラブ公式発表では、11月7日のV・ファーレン長崎戦は村上佑介ヘッドコーチが暫定指揮する予定となっている。
そのため、城福氏が就任する場合でも、長崎戦から指揮を執るとは限らない。
一方、報道では11月21日の川崎フロンターレ戦が初陣になるとみられている。
福岡の今後の日程
| 日程 | 対戦相手 | 会場 |
|---|---|---|
| 11月7日(土) | V・ファーレン長崎 | ホーム |
| 11月21日(土) | 川崎フロンターレ | アウェー |
| 11月25日(水) | 横浜F・マリノス | ホーム |
| 11月29日(日) | 名古屋グランパス | アウェー |
| 12月6日(日) | 柏レイソル | アウェー |
| 12月13日(日) | FC東京 | ホーム |
| 12月19日(土) | 清水エスパルス | ホーム |
※2026年11月5日時点のJリーグ公式日程に基づく。今後変更となる可能性がある。
福岡は今後も強豪との試合が続く。
特に川崎、横浜FM、名古屋、柏など、攻撃力を持つクラブとの対戦が予定されている。
こうした相手に対して守備の安定を取り戻せるかが、新体制の重要な評価ポイントとなるだろう。
まずは無失点の試合を増やしたい
新体制において、最初に目指したいのが無失点試合を増やすことだ。
現在の福岡は13試合24失点。
1試合平均約1.85失点という状況にある。
この数字を改善し、1失点以下に抑えられる試合を増やすことが重要になる。
また、0-0の引き分けでも勝ち点1を獲得できる。
残留争いでは、こうした勝ち点の積み重ねが大きな意味を持つ。
ただし、引き分けだけで十分とは限らないため、守備の改善と同時に得点力も高める必要がある。
城福浩監督はアビスパ福岡をJ1残留へ導けるのか?
J1残留争いの経験は大きな武器
今回、城福氏の就任が実現した場合、福岡にとって最大の魅力となるのが残留争いの経験だ。
ヴァンフォーレ甲府時代には、限られた戦力のなかで2年連続のJ1残留を達成した。
また、東京Vでは2023年にJ1昇格を実現し、翌2024年には6位という結果を残している。
チームの選手層や予算規模など、さまざまな制約があるなかで結果を残した経験は、現在の福岡にも生かせる可能性がある。
福岡の選手構成との相性も悪くない
現在の福岡には、3バックに対応できるDFや、運動量のある中盤の選手がそろっている。
さらに師岡柊生、ウェリック・ポポ、見木友哉ら、攻撃の起点になれる選手もいる。
そのため、城福監督が目指してきた守備から攻撃への切り替えを取り入れられる可能性はある。
ただし、選手の特徴と監督の戦術が完全に一致するかは、実際にチームを指揮してみなければ分からない。
また、2026年の東京Vで苦戦した経験を考えると、城福氏の就任だけで状況が劇的に改善すると断定することもできない。
重要なのはチーム全体の意識改革
福岡が残留を目指すためには、監督だけでなく選手全員が共通の目標へ向かう必要がある。
失点した際に互いを責めるのではなく、次のプレーへ集中する。
守備で誰かがミスをした際には、周囲の選手がカバーする。
そして、ボールを奪った後には積極的に前へ向かう。
こうした基本的な取り組みを積み重ねることで、チームの雰囲気と試合内容が変わる可能性がある。
城福監督がこれまでの指導者人生で重視してきたハードワークや一体感は、現在の福岡に必要な要素の一つだろう。
まとめ|城福浩氏の就任でアビスパ福岡は変われるか?守備再建からJ1残留へ
2026年11月5日、アビスパ福岡の新監督に城福浩氏が就任することが決定的になったと複数のメディアが報じた。
城福氏はJ1通算141勝を記録した経験豊富な指導者だ。
これまでFC東京ではナビスコカップ優勝、甲府ではJ2優勝とJ1残留、広島ではJ1準優勝を経験。
さらに東京Vでは16年ぶりのJ1昇格を達成し、2024年にはJ1で6位という結果を残している。
一方、2026年の東京Vでは開幕8試合未勝利となり、10月5日に契約解除となった。
成功と失敗の両方を経験したベテラン指導者が、今度はJ1最下位に沈むアビスパ福岡の再建を託される可能性が高まっている。
今回のニュースのポイントを整理すると、以下のとおりだ。
- 11月5日、城福浩氏のアビスパ福岡新監督就任が決定的と報道
- 11月5日朝時点でクラブから正式発表はなし
- 城福氏は65歳、J1通算141勝の経験豊富な指導者
- FC東京では2009年ナビスコカップ優勝
- 甲府では2012年J2優勝、2013・2014年J1残留
- 広島では2018年にJ1準優勝
- 東京Vでは2023年に16年ぶりのJ1昇格を達成
- 2024年は東京VをJ1・6位へ導く
- 2026年は東京Vで開幕8試合未勝利となり契約解除
- 福岡はJ1第13節終了時点で2勝1分10敗、勝ち点7の最下位
- 福岡の今季失点は13試合で24
- 11月7日の長崎戦は村上佑介HCが暫定指揮予定
- 城福氏が就任した場合、11月21日の川崎F戦が初陣となる見通し
今回、福岡に求められているのは、守備の安定と勝ち点の積み重ねだ。
その点で、城福氏の指導経験には期待できる部分が多い。
特に、東京V時代に築き上げたリカバリーパワーや、選手全員が連動する守備の考え方は、現在の福岡にとって重要な要素となる可能性がある。
ただし、守備を改善するだけでは十分ではない。
ボールを奪った後に素早く攻撃へ移り、得点機会を作ることも必要だ。
城福氏がこれまでの経験を生かし、福岡に合った戦術を構築できれば、チームは再び勝ち点を積み重ねられるかもしれない。
そして何よりも重要なのは、選手たちが自信を取り戻すことだ。
現在の福岡はリーグ最下位。
苦しい結果が続いている。
しかし、シーズンはまだ終わっていない。
これからの試合で勝利を重ねれば、残留争いから抜け出すチャンスは残されている。
アビスパ福岡は、かつて堅い守備と粘り強い戦いによって、多くの強豪クラブを苦しめてきた。
その姿を、もう一度見せてほしい。
ベスト電器スタジアムでサポーターが歓声を上げる瞬間。
選手たちが勝利を喜び、スタンドと一体になる瞬間。
そんな光景を、再び取り戻してほしい。
城福浩氏は、最下位に沈むアビスパ福岡を救うことができるのか。
守備の再建から、J1残留、そしてその先の躍進へ。
新たな指揮体制のもとで、アビスパ福岡がもう一度力強く立ち上がる姿に期待したい。
ワールドサッカーポータルでは、引き続きアビスパ福岡の監督人事、城福浩氏の正式就任、戦術の変化、J1残留争いなどの最新情報に注目していきたい。
免責事項
本記事は、2026年11月5日時点で確認できるアビスパ福岡、東京ヴェルディ、FC東京、ヴァンフォーレ甲府、サンフレッチェ広島、Jリーグの公式情報および国内スポーツメディアの報道などを基に作成しています。
記事の構成、文章作成、情報整理および一部の戦術分析にはAIライティングツールを使用しています。記載内容の正確性には十分配慮していますが、情報の完全性・正確性・最新性を保証するものではありません。
城福浩氏のアビスパ福岡新監督就任については、2026年11月5日に複数のスポーツメディアが報じた内容に基づいています。記事作成時点ではクラブによる正式な就任発表を確認できておらず、監督就任、契約期間、初陣となる試合などを確定事項として記載するものではありません。
また、城福氏のこれまでのキャリアやクラブでの成績については、各クラブの公式発表などを優先して記載しています。
戦術分析、アビスパ福岡の現有戦力との相性、予想フォーメーション、選手起用、新体制における改善点、J1残留への可能性などには、本記事独自の評価・考察が含まれています。
これらはアビスパ福岡、城福浩氏、所属選手、大会主催者の公式見解を示すものではありません。
また、選手の負傷、コンディション、起用状況などによって実際のスターティングメンバーやフォーメーションは変わる可能性があります。
リーグ順位、勝敗、得失点、試合日程、監督人事などは、今後の公式発表や試合結果によって変更される場合があります。
最新の監督人事、チーム情報、試合日程、選手の出場可否などについては、アビスパ福岡およびJリーグ公式サイトをご確認ください。










