6試合ぶりに勝った山形が、その一勝を連勝へつなげられるか。11月3日の徳島戦は、勝点16と17で並ぶ両者の距離が動くホームゲームだ。山形は八戸戦の後半に攻撃の組み立てを変えて逆転し、徳島は横浜FCの攻撃を長くしのぎながら終盤に決勝点を許した。得点を増やしたいという課題は同じでも、持ち帰った手応えは異なる。山形の左右からの供給と、徳島が奪った後に前へ運ぶ判断。そのぶつかり合いが接戦の行方を決めそうだ。
情報確認は2026年11月1日23時21分JST(14時21分UTC)まで。成績の対象終了試合は両チームとも10月31日のJ2第14節。予想先発、戦術上の役割、試合展開、スコアは当サイト独自の見立てであり、公式発表ではない。
1.試合概要
試合情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 2026/27明治安田J2リーグ |
| ラウンド | 第15節 |
| 開催日 | 2026年11月3日(火・祝) |
| キックオフ | 14:00(日本時間) |
| 会場 | NDソフトスタジアム山形 |
| 対戦 | モンテディオ山形 対 徳島ヴォルティス |
| 山形監督 | 横内昭展 |
| 徳島監督 | 吉本岳史 |
| 放送案内 | 公式試合ページに山形テレビの掲載。視聴条件・最新案内は公式で確認 |
第14節終了時点の成績
| 項目 | 山形 | 徳島 |
|---|---|---|
| 順位 | 16位 | 14位 |
| 勝点 | 16 | 17 |
| 試合数 | 14 | 14 |
| 勝利 | 5 | 5 |
| 引き分け | 1 | 2 |
| 敗戦 | 8 | 7 |
| 得点 | 13 | 11 |
| 失点 | 14 | 14 |
| 得失点差 | −1 | −3 |
失点は同じ14。勝利数も5で並び、勝点差1は引き分け数の差による。山形は前節の2得点で通算13得点となったが、相手を大きく上回る攻撃力を確立したわけではない。徳島にも守備を保ちながら先に一つ取る道筋がある。数字からは、一度の失点を取り返すために試合全体を崩すより、得点する場面を増やせるかが重要と見る。
2.山形の現在のチーム状況
無得点と未勝利の流れを八戸で止めた
| 節 | 日付 | 相手 | 山形の結果 |
|---|---|---|---|
| 12 | 10/21 | 札幌・ホーム | 0–2 |
| 13 | 10/25 | 宮崎・ホーム | 0–2 |
| 14 | 10/31 | 八戸・アウェー | 2–1 |
前節は4試合続いた無得点を止め、リーグ6試合ぶりの勝利を挙げた。ただ、24分に先制され、前半を0–1で終えた点は見逃せない。勝利による安心だけで徳島戦へ入るのではなく、苦しんだ前半と立て直した後半を分けて評価したい。
後半の2得点を生んだ人選と供給
八戸戦はハーフタイムに土居聖真、寺山翼を下げ、森海渡、吉尾海夏を投入。さらに63分から川名連介が入り、71分に高橋潤哉、79分に川名が得点した。公式記録のアシストは順に杉井颯、川井歩。左右のサイドバックが決定機の供給に関わったことは、徳島の守備を外へ動かして中央へ届ける今回の狙いにもつながる。
中2日の準備は回復と役割の整理が中心
横内監督は試合後、徳島戦へ向けて選手のコンディションを最優先にすると説明した。練習量で一気に修正する時間は短い。後半に機能した組み合わせを先発へ移すか、交代で再現するかが選択になる。八戸戦で勝った11人をそのまま選ぶ、という単純な話ではなく、先発と途中出場を合わせた90分の配分が問われる。
3.山形の予想スタメン
直近公式戦・八戸戦の実際の先発
| ポジション | 選手名 |
|---|---|
| GK | 渋谷飛翔 |
| DF | イドンヒ |
| DF | 杉井颯 |
| DF | 川井歩 |
| DF | 森岡陸 |
| MF | 中村亮太朗 |
| MF | 土居聖真 |
| MF | 寺山翼 |
| FW | 高橋潤哉 |
| FW | 柳町魁耀 |
| FW | 榎本啓吾 |
一つ前の宮崎戦の実際の先発
| ポジション | 選手名 |
|---|---|
| GK | 佐藤 瑠星 |
| DF | 杉井 颯 |
| DF | 川井 歩 |
| DF | 森岡 陸 |
| DF | 坂本 稀吏也 |
| MF | 中村 亮太朗 |
| MF | 土居 聖真 |
| MF | 吉尾 海夏 |
| FW | 氣田 亮真 |
| FW | ディサロ 燦シルヴァーノ |
| FW | 柳町 魁耀 |
徳島戦の予想先発
| 想定役割 | 背番号 | 予想選手 |
|---|---|---|
| GK | 1 | 渋谷飛翔 |
| 右SB | 15 | 川井歩 |
| CB | 2 | イ・ドンヒ |
| CB | 38 | 森岡陸 |
| 左SB | 5 | 杉井颯 |
| 中央MF | 7 | 中村亮太朗 |
| 中央MF | 20 | 吉尾海夏 |
| 右サイド | 14 | 柳町魁耀 |
| 左サイド | 77 | 川名連介 |
| 前線 | 9 | 高橋潤哉 |
| 前線 | 39 | 森海渡 |
本稿は森と高橋を前線に並べる4–4–2型を予想する。八戸戦先発から土居、寺山、榎本啓吾に代えて森、吉尾、川名を選ぶ案だ。公式の起用方針ではなく、前節後半の組み合わせを立ち上がりから使う場合の配置である。
根拠① 高橋と森で縦のボールの受け手を増やす
前節は後半開始から森を加え、高橋を残した。前へ蹴る必要がある場面でも、受け手が一人なら徳島の3バックに囲まれやすい。二人を並べ、一人が受けに動き、もう一人がその先を狙う形を想定した。二人とも同じボールへ寄ると中盤との距離が空くため、中村と吉尾が近くで回収できる位置を保つことが条件になる。
根拠② 吉尾を入れ、前線へ渡す役割を明確に
横内監督は八戸戦後に吉尾の縦パスを評価した。本稿では、その役割を試合開始から求める。一方、土居を外す予想は能力の評価を下げるものではない。徳島が深く構えて中央の狭い場所で受ける選手を必要とする展開なら、土居を起用し、前線の人数を変える案も十分に考えられる。
根拠③ 川名の先発案と榎本の起用時間
川名は63分の投入から16分後に決勝点を記録。今回は先発案に置いた。榎本については監督が、負傷後に練習へ戻ったばかりで、前節は可能なところまでプレーさせる考えだったと説明している。中2日でフル出場を当然視せず、両者を交代で使いながら左の推進力を切らさない組み立てを予想する。
根拠④ サイドバックが上がる順番
杉井と川井が前節の両得点をアシストしたため、同じ両サイドバックを予想する。ただし、二人が同時に高い位置へ出れば、徳島の前線がその背後を使う余地も生まれる。ボール側が深く進む時に逆側と中央の選手がどこに残るかまで含めて、攻撃を成立させたい。
GKと負傷・出場可否の扱い
佐藤瑠星は八戸戦前の週に足の不調があり、横内監督は万全を期して渋谷を起用したと説明した。佐藤はベンチ入りしており、出場不可能と発表されたわけではない。本稿は渋谷継続を予想するが、佐藤の復帰先発も残る。氣田亮真は宮崎戦で右足を痛めて交代したと公式記事に記載があり、八戸戦の登録メンバーには入らなかった。欠場理由や今回の可否をそこから断定はしない。
4.徳島の現在のチーム状況
直近4節で1得点、守備から勝点へつなげたい
10月17日の仙台戦0–0を含め、直近4節は1勝1分2敗、1得点2失点。崩れて大量失点を重ねているわけではないが、攻撃が一つ止まると勝点を逃しやすい。山形戦でもまず守るという出発点は維持しつつ、奪った後にどの選手へつけるかを改善したい。
横浜FC戦は83分までの粘りを得点に結べなかった
| 節 | 日付 | 相手 | 徳島の結果 |
|---|---|---|---|
| 12 | 10/21 | 八戸・ホーム | 0–1 |
| 13 | 10/24 | 藤枝・アウェー | 1–0 |
| 14 | 10/31 | 横浜FC・ホーム | 0–1 |
横浜FC戦は83分に千葉寛汰へ決勝点を許した。吉本監督は、準備したカウンターがフィニッシュへつながらず、前へ向かうより後ろへ戻して作り直す選択が多かったと振り返った。山形がサイドバックを前へ送るなら、奪ってから相手が戻るまでの時間をどう使うかが重要になる。安全なパスをすべて否定するのではなく、前へ運べる時にその選択を見逃さないことが修正の中心と見る。
同じ中2日でも先発の入れ替えは自動的ではない
前節の先発変更は藤枝戦から1人で、カイケに代わって田中隼人が入った。中2日だから大幅変更と決めつけず、今回も後方の連係を残す案を基本にする。攻撃ではルーカス・バルセロスや渡大生をどこから使うかが選択肢となり、先発の継続と途中からの改善をセットで考える必要がある。
5.徳島の予想スタメン
直近公式戦・横浜FC戦の実際の先発
| ポジション | 選手名 |
|---|---|
| GK | 北村海チディ |
| DF | 田中隼人 |
| DF | 山田奈央 |
| DF | 山越康平 |
| DF | 高木友也 |
| MF | 鹿沼直生 |
| MF | 児玉駿斗 |
| MF | 杉本太郎 |
| MF | 宮崎純真 |
| MF | 重廣卓也 |
| FW | トニーアンデルソン |
一つ前の藤枝戦の実際の先発
| ポジション | 選手名 |
|---|---|
| GK | 北村海チディ |
| DF | 山田奈央 |
| DF | カイケ |
| DF | 山越康平 |
| DF | 高木友也 |
| MF | 鹿沼直生 |
| MF | 児玉駿斗 |
| MF | 杉本太郎 |
| MF | 宮崎純真 |
| FW | トニー アンデルソン |
| FW | 重廣卓也 |
山形戦の予想先発
| ポジション | 予想選手 |
|---|---|
| GK | 北村海チディ |
| CB | 田中隼人 |
| CB | 山田奈央 |
| CB | 山越康平 |
| 右WB | 宮崎純真 |
| 左WB | 高木友也 |
| 中央MF | 鹿沼直生 |
| 中央MF | 児玉駿斗 |
| シャドー | 杉本太郎 |
| シャドー | 重廣卓也 |
| 前線 | トニー・アンデルソン |
前節と同じ11人による3–4–2–1型を予想する。表は今回の想定役割であり、公式登録ポジションとは別の整理だ。横浜FC戦の結果だけを理由に人を替えるのではなく、奪取後に周囲が前へ出るタイミングを変える案を基本線とした。
根拠① 3バックと両WBの受け渡し
山形が高橋と森を並べる場合、中央の3人が相手2人を見るだけでは済まない。杉井や川井が外から入ってくれば、WBが前へ出るか最終ラインへ戻るかをそろえる必要がある。田中、山田、山越の継続を予想し、誰が前線へ出て誰が背後に残るかを曖昧にしない守備を期待する。
根拠② 児玉と重廣を前線の近くへ
奪った瞬間にトニー・アンデルソンが孤立すると、徳島は再び後方へ戻すか、難しい縦パスを選ぶことになる。児玉が中央から、重廣が前線の近くから受け直しの選択肢を作ることを予想する。前節と同じ名前でも攻撃の距離を変える余地はあり、山形の中盤がこぼれ球へ出た背後を使えれば前進の回数を増やせる。
根拠③ 前線の交代案と出場可否
前節は70分に宮崎、重廣を下げてモヨ・マルコム強志、ルーカス・バルセロスを投入。80分には高木、トニーに代えて山口竜弥、渡を入れた。今回は先発を継続する予想でも、攻撃のつながりが不足すれば前線の受け手を早めに変える余地がある。稲見哲行は10月14日に右ヒラメ筋肉離れ、髙田颯也は10月6日に右膝前十字靭帯損傷と手術予定が公式発表されている。復帰日や今回の出場可否は確認できておらず、全員が出場可能とは扱わない。
確認できたJリーグの10月29日出場停止告知には山形・徳島の選手掲載はない。ただし同告知は第14節前の情報であり、第14節後の累積を含む第15節の停止有無まで保証しない。予想先発は最新の出場停止発表と当日メンバーで再確認する。
6.山形の注目選手3選
高橋潤哉|無得点の流れを切った前線の基準
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号/登録 | 9/FW |
| 直近の出場 | 八戸戦に先発、90+2分に交代 |
| 直近の得点 | 71分の同点ゴール |
| リーグ得点の整理 | 第13節まで5得点に八戸戦の1点を加え、当サイト集計で6得点 |
| 今回の焦点 | 相方との距離を保ち、徳島のCB間へ入る |
宮崎戦、札幌戦は途中出場だった高橋が、八戸戦では先発して同点ゴールを挙げた。今回は二人で前線を組む予想の中心に置く。徳島のCBが一人前へ出た瞬間に、その背後へ残れるかが焦点だ。シュートを打つ役割だけでなく、森が受ける時に高橋が相手を引きつけるなど、前線で別々の選択肢を用意したい。
杉井颯|左から前進し、内側へつなぐ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号/登録 | 5/DF |
| 前節の起用 | 八戸戦に先発し交代なし |
| 前節の決定的記録 | 71分、高橋の得点をアシスト |
| 供給役としての位置 | 本稿は左SBを予想 |
| 今回の焦点 | 川名との関係と、前進後の守備への備え |
山形が左から押し込む時、杉井が川名と同じ縦のレーンだけに並ぶと徳島は守りやすい。外で相手を引きつける役と内側へ入る役を交互に担うことを期待する。逆側から川井が供給する場面もあるため、杉井が常に高く出る必要はない。中2日の試合では、攻撃に参加する回数だけでなく、どの場面で力を使うかも注目点になる。
川名連介|途中出場の決勝点を先発でも生かせるか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号/登録 | 77/MF(クラブ公式の八戸戦登録) |
| 前節の起用 | 63分から途中出場 |
| 得点 | 79分、川井のアシストから決勝点 |
| 今回の予想 | 左サイドで先発 |
| 見たい役割 | 外で仕掛けた後、ゴール前へ入る |
前節の決勝点は、左の選手が左にとどまり続ける必要はないことを示す材料になる。徳島が川名に複数で対応すれば、内側の味方へ預けて次の場所へ動く余地がある。先発で使う場合は相手も余力を持つ時間帯での勝負となるため、途中出場の成功がそのまま再現されるとは限らない。榎本との併用も含め、90分を通した左の攻撃力として捉えたい。
7.徳島の注目選手3選
北村海チディ|守るだけで終わらせないGK
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号/登録 | 37/GK |
| 前節の起用 | 横浜FC戦に先発、交代なし |
| 前節の結果 | 0–1、83分に失点 |
| チームの無失点試合 | 第14節終了まで7試合 |
| 今回の焦点 | セーブ後や再開時に、前線の出口を選べるか |
徳島の7試合の無失点は、少ない得点でも勝点を積む土台になっている。一方、前節のように攻撃の時間を作れないままでは、GKと最終ラインの負担が続く。山形の二人の前線を想定すると、北村には後方で落ち着かせる場面と、その二人を越えて前へ届ける場面の使い分けを期待したい。セーブ数は公式資料内の整合を確認できないため、ここでは採点の材料にしない。
高木友也|1–0の勝利を作った得点力
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号/登録 | 42/DF |
| 直近の得点 | 10月24日藤枝戦、28分の決勝点 |
| 直近の起用 | 横浜FC戦は先発、80分に交代 |
| 過去の山形戦 | 2025年8月23日、27分の決勝点 |
| 今回の焦点 | 逆サイドまで攻め込む時機と帰陣の判断 |
藤枝戦の1点が、徳島の直近4節で唯一の得点となっている。高木が外から前へ加わる場面は、山形の川井に守備への判断を迫ることにもつながる。前年8月の山形戦にも得点しているが、その記録だけで今回の相性を断定するつもりはない。両チームの人選や形が変わる中でも、前線以外からゴールを脅かす選手がいることは徳島の攻撃を支える。
重廣卓也|前線と中盤の距離を縮める
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号 | 55 |
| 前節の登録区分 | MF |
| 前節の出場 | 先発し70分にルーカス・バルセロスと交代 |
| 本稿の想定 | シャドーとして先発継続 |
| 今回の焦点 | トニーへの縦パスを支え、失った直後に中央へ戻る |
徳島がボールを奪っても、前線の受け手だけが走る形では山形は戻りやすい。重廣が中盤から前線へつなぐ距離にいれば、縦パスの後にもう一度受けて攻撃を続けられると見る。逆に山形の吉尾へ自由に前を向かせない守備も求められる。攻撃へ出る役割と中央を閉じる役割を、同じ位置で両立しようとせず局面ごとに切り替えたい。
8.戦術分析:勝敗を分ける5つのポイント
① 山形の前線2人に徳島はどう対応するか
本稿の山形予想は2トップ、徳島は3バック。人数だけなら徳島に一人余裕があるが、その一人が前へ出た後をサイドから走られると状況は変わる。山形は高橋と森への縦パスに、川名や柳町の次の動きを重ねたい。徳島は前線へ出るCBだけを孤立させず、中盤の鹿沼、児玉が戻る位置をそろえたい。これは予想配置同士の分析で、当日の先発次第では組み合わせを見直す必要がある。
② 左で動かして右から届ける山形
山形の前節は杉井と川井がそれぞれ得点をアシストした。一方に絞らせない供給が今回もできれば、徳島のWBを横へ動かせる。川名と杉井が左で前進するだけでなく、詰まった時に中盤を経由して川井へ渡せるか。徳島はボール側へ全員が寄り切らず、逆側に出された時に最初に対応する選手を残しておきたい。
③ 徳島は奪取後の最初の判断を変えられるか
吉本監督が前節に指摘した後方への作り直しは、時間を得る選択にもなるが、山形を帰陣させる時間にもなる。徳島は奪った瞬間に前へ出られるなら、トニーだけでなくシャドーやWBを次の受け手にしたい。山形はサイドバックの攻撃参加後に中盤がボールへ寄りすぎると、その内側から前へ運ばれる危険がある。両者の距離の取り方が最も直接ぶつかる局面だ。
④ 徳島の少失点を崩すには二度目の攻撃が必要
徳島は直近4節で2失点。最初のクロスや縦パスを防がれた後、山形が次のボールを回収してもう一度攻められるかが大切になる。反対に徳島は、はね返すだけでは高橋や川名への供給が再開される。守備から抜け出すための受け手を最低一人は残し、中盤が回収できた時にそこへつなげたい。セットプレー後にも同じ構図があり、人数をゴール前へ集めるだけでは解決しない。
⑤ 交代の時刻より、何を変えるか
山形は前節にハーフタイムから二人を替え、徳島は70分から前線周辺の交代を進めた。今回は同じ時刻に同じ選手を入れればよいわけではない。山形が後半型の顔触れを先発に置くなら、土居や榎本を途中からどう使うか。徳島がトニーへ届かないなら、前線を替える前に供給の距離を変えるのか。ベンチが修正する場所を見れば、両者の狙いが分かりやすくなる。
9.試合展開予想
0~20分:山形が前へ出ても回収の位置を保つ
山形がホームで積極的に入り、徳島がまず中央を閉じる展開を想定する。山形は前節前半の反省を踏まえ、前線へ入れた後に中盤が離れすぎないようにしたい。徳島には、最初から低い位置に固定せず、山形の組み立てが乱れた時に前へ出る余地がある。序盤の攻勢と実際の決定機は分けて見る必要がある。
20~45分:山形の外回りと徳島の前進が競り合う
0–0なら山形はサイドを変えながら突破口を探すと予想する。徳島は押し込まれる時間が増えても、奪取後に二本、三本とパスをつなげれば相手の攻撃をいったん止められる。山形の保持が増えても、それだけで優勢と決めつけず、徳島がどの位置まで運べているかを見たい。
45~70分:先発案が外れれば交代の意味も変わる
土居や榎本が実際には先発する場合、本稿で予想した森、川名の役割は途中投入へ移る可能性がある。徳島にもルーカスや渡を加える選択肢がある。前半の得点差に加え、前線が受けられているか、中盤がこぼれ球へ届いているかが交代の焦点になると予想する。
70~90分:一つの得点で急ぎすぎない
前節は山形が71分と79分に得点し、徳島は83分に失点した。ただし、この一試合だけから今回も終盤に得点が動くと断定はできない。同点なら両者とも勝点3を取りに行きたいが、片方のサイドを前へ送る時に逆側を残すなど、攻撃後の準備は必要だ。リードした側も前線の出口を消さずに最後までプレーしたい。
10.勝敗予想
本線は1–1の接戦
独自予想は山形1–1徳島。山形の前節後半には攻撃改善の材料があるものの、それを中2日でも立ち上がりから再現できるかは未確定だ。徳島は失点を抑える基盤を持つ一方、直近4節1得点という課題が残る。双方が一度ずつ相手の守備を崩しながら、勝ち越しには届かない展開を本線に置く。数理モデルによる確率評価ではない。
山形が勝つための条件
左右の供給と前線の受け手を同時に動かし、徳島の余ったCBを動かすことが第一条件になる。八戸戦の勝利を理由に前半の課題を忘れず、中盤と前線が離れない形を保ちたい。先制した後にもボールを相手陣で受ける選手を残せれば、守備だけに切り替えて押し戻される展開を避けやすい。
徳島が予想を覆す条件
横浜FC戦で監督が挙げた、攻撃がシュートにつながらない課題を修正したい。山形のサイドバックが上がった後へ高木や宮崎が出られれば、守備に追われるだけではなくなる。前線へ届ける回数を増やしたうえで、藤枝戦のように先制点を守り切る形が徳島の勝ち筋と見る。
勝敗予想の結論
| 項目 | 独自予想 |
|---|---|
| 勝利予想 | 本線は引き分け。どちらかの勝利を確約しない |
| 予想スコア | 山形1–1徳島 |
| 先制点 | 得点順は未確定。山形が序盤から押し込めるかに注目 |
| 山形の得点候補 | 高橋潤哉。前節71分の同点弾を評価した予想 |
| 徳島の得点候補 | 高木友也。藤枝戦の決勝点を踏まえた予想 |
| 最重要ポイント | 山形の左右の供給に対し、徳島が奪取後に前進できるか |
| 注目の交代選手 | 山形は土居・榎本、徳島はルーカス・バルセロス・渡。先発予想が変われば再検討 |
過去の参考として、2025年のJ2で確認できる両者の対戦は3月23日が0–0、8月23日が徳島1–0山形だった。いずれも得点の少ない試合だが、前年の結果を今季の勝率や優劣へそのまま置き換えることはしない。今回の予想は第14節までの成績と最新の起用・会見を中心に組み立てている。
11.リーグ戦におけるこの試合の重要性
山形:連勝すれば徳島を勝点で上回る
山形は勝てば勝点19となり、17にとどまる徳島を勝点で上回る。引き分けなら17で、徳島との差1は変わらない。敗れれば差は4へ広がる。八戸戦で得た勝点3を、今度は近い相手との差を動かす機会へつなげたい。
徳島:離されずに終えるだけでなく、勝点20へ
徳島は勝利で勝点20。山形を16にとどめられ、直接対決の前後で差を1から4へ広げられる。守備の良さを結果へつなげるためにも、どのように前線へ届けたかまで確認したい一戦だ。
12.まとめ
山形が前節につかんだのは、交代と攻撃のつなぎ方を変えて逆転する手応えだった。徳島に残ったのは、粘り強い守備の先に攻撃の時間を作る課題。山形の杉井と川井が深い位置まで出るのか、徳島がその背後へ運べるのかを追うと、両者の狙いが見えやすい。
本稿は山形1–1徳島を予想する。山形が連勝へ進むなら前線と中盤の距離、徳島が勝点3を持ち帰るなら奪った後の前進が鍵になる。中2日のメンバー選考には未確定要素があり、公式先発と新しい出場停止・コンディション情報が出た段階で、人選と展開の見立ては更新する。
13.免責事項
記事の構成、文章作成、情報整理および一部の戦術分析にはAIライティングツールを使用しています。記載内容の正確性には十分配慮していますが、情報の完全性・正確性・最新性を保証するものではありません。










