2026年10月27日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2026-27シーズン、東地区リーグステージ第3節の京都サンガF.C.対ニューカッスル・ジェッツが、サンガスタジアム by KYOCERAで開催された。
試合は、京都サンガがニューカッスル・ジェッツに5-2で逆転勝利。ACLEで2連勝を達成した。
京都は前半13分にパトリック・ウッドのPKで先制を許すと、前半終了間際にも再びPKから失点。0-2という厳しい展開に追い込まれた。
しかし、前半アディショナルタイム6分にアピアタウィア久がコーナーキックから反撃のゴールを記録。
1-2で迎えた後半は、京都の攻撃陣が爆発した。
56分にマルコ・トゥーリオが直接フリーキックを決めて同点に追いつくと、60分には再びマルコ・トゥーリオがゴールを奪って逆転。
さらに67分にラファエル・エリアス、84分には途中出場のアレックス・ソウザが追加点を記録した。
終わってみれば、京都が0-2から5得点を奪う劇的な逆転勝利。
リーグ戦では苦戦が続いている京都にとって、チームの勢いを取り戻す大きなきっかけとなる一戦だった。
一方、オーストラリアのニューカッスル・ジェッツは、前半に2点を先行しながら後半の守備が崩壊。ACLE開幕3連敗となった。
今回は、両チームのスタメン、直近の試合からの変更点、得点経過、逆転劇を生んだ戦術、全出場選手の独自採点、MOM、今後の課題まで詳しく分析する。
試合概要|京都サンガがニューカッスル・ジェッツに5-2で逆転勝利
試合結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | AFCチャンピオンズリーグエリート2026/27 |
| ラウンド | 東地区リーグステージ第3節 |
| 開催日 | 2026年10月27日(火) |
| キックオフ | 19時00分 |
| 会場 | サンガスタジアム by KYOCERA |
| 対戦 | 京都サンガF.C. vs ニューカッスル・ジェッツ |
| 試合結果 | 京都 5-2 ニューカッスル |
| 前半 | 1-2 |
| 後半 | 4-0 |
| 観客数 | 4,205人 |
| 主審 | キム・ジョンヒョク |
| 天候 | 雨のち晴れ |
| 気温 | 16.9℃ |
得点者・アシスト
| 時間 | チーム | 得点者 | アシスト |
|---|---|---|---|
| 13分 | ニューカッスル | パトリック・ウッド(PK) | なし |
| 45+2分 | ニューカッスル | パトリック・ウッド(PK) | なし |
| 45+6分 | 京都 | アピアタウィア久 | 志知孝明 |
| 56分 | 京都 | マルコ・トゥーリオ | なし(直接FK) |
| 60分 | 京都 | マルコ・トゥーリオ | アレックス・ソウザ |
| 67分 | 京都 | ラファエル・エリアス | 新井晴樹 |
| 84分 | 京都 | アレックス・ソウザ | 奥川雅也 |
※2点目のPKは報道各社で45+2分、Jリーグ公式の得点一覧では45+1分と表記されている。本記事では報道各社の表記を採用した。
京都は後半だけで4得点を記録。
特にマルコ・トゥーリオは56分と60分の4分間で2ゴールを奪い、試合を逆転へ導いた。
さらに途中出場のアレックス・ソウザも1ゴール1アシストを記録。
攻撃陣が次々と結果を残す試合となった。
両チームの主要スタッツ
| 項目 | 京都 | ニューカッスル |
|---|---|---|
| ボール支配率 | 55% | 45% |
| シュート数 | 27 | 5 |
| 枠内シュート数 | 15 | 2 |
| パス成功率 | 78% | 75% |
| コーナーキック | 11 | 3 |
| オフサイド | 2 | 5 |
| イエローカード | 2 | 3 |
| レッドカード | 0 | 0 |
※Jリーグ公式サイト掲載の試合スタッツを使用。
最も注目したいのは、京都のシュート数だ。
京都は試合を通じて27本のシュートを放ち、そのうち15本が枠内を捉えた。
一方、ニューカッスルのシュートは5本、枠内シュートは2本にとどまった。
つまり、ニューカッスルは非常に少ない攻撃機会で2得点を奪ったことになる。
ただし、その2得点はいずれもPKだった。
京都は前半に攻め込みながら得点を奪えず、守備時のプレーでPKを与えたことが大きな問題だった。
しかし、後半は攻撃の質が改善。
シュート数だけでなく得点という結果を残したことで、逆転勝利につなげた。
両チームのスターティングメンバー
京都サンガF.C.|3-4-2-1
監督:ランコ・ポポヴィッチ
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 90 | ハウス |
| DF | 5 | アピアタウィア久 |
| DF | 43 | ウェベルトン |
| DF | 62 | 志知孝明 |
| MF | 6 | ジョアン・ペドロ |
| MF | 10 | 福岡慎平 |
| MF | 25 | 尹星俊 |
| MF | 44 | 佐藤響 |
| FW | 9 | ラファエル・エリアス |
| FW | 11 | マルコ・トゥーリオ |
| FW | 38 | エベルトン・マセイオ |
京都は3-4-2-1を基本布陣としてスタートした。
3バックにはアピアタウィア久、ウェベルトン、志知孝明を配置。
中盤では福岡慎平やジョアン・ペドロらが攻撃の組み立てを担当し、佐藤響や尹星俊が攻守に関与する構成となった。
前線にはラファエル・エリアス、マルコ・トゥーリオ、エベルトン・マセイオを起用。
攻撃力のある選手を複数配置し、ホームで積極的に得点を狙う布陣だった。
特に注目したいのがマルコ・トゥーリオだ。
今月に負傷から復帰したばかりだったが、今回の試合では先発起用され、2得点という結果を残した。
ニューカッスル・ジェッツ|4-2-3-1
監督:マーク・ミリガン
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 1 | ジェームズ・デリアノフ |
| DF | 5 | ジョセフ・ショーネシー |
| DF | 22 | ジョエル・ベルトリシオ |
| DF | 23 | ダニエル・ウィルマリング |
| DF | 39 | トーマス・アキリナ |
| MF | 14 | マックス・バージェス |
| MF | 27 | ジュリアン・レッキア |
| FW | 6 | ゼイン・シュライバー |
| FW | 8 | パトリック・ウッド |
| FW | 11 | ジョー・ロリー |
| FW | 43 | ザビア・バートンチェロ |
ニューカッスルは4-2-3-1を基本布陣としてスタートした。
最前線にはパトリック・ウッドを配置。
2列目にはジョー・ロリーやザビア・バートンチェロらを起用し、素早い攻撃から得点を狙う形だった。
中盤ではマックス・バージェスらがパスの配球を担当。
しかし、京都が積極的に攻撃する展開となり、守備に追われる時間帯が増えた。
特に後半は京都の攻撃を抑えることができず、4失点を許す結果となった。
直近の試合からスタメンを比較|京都は7人を変更
京都|G大阪戦から大幅なターンオーバー
京都は10月24日のJ1リーグ第12節で、ガンバ大阪と対戦していた。
試合は2-2の引き分け。
新井晴樹と加藤拓己が得点を記録し、アウェーで勝ち点1を獲得している。
その試合から中2日でニューカッスル戦を迎えた京都は、先発メンバーを7人変更した。
| G大阪戦の先発から外れた選手 | ニューカッスル戦で先発した選手 |
|---|---|
| 永田倖大 | アピアタウィア久 |
| 石田侑資 | 志知孝明 |
| 鈴木義宜 | ジョアン・ペドロ |
| 諸岡裕人 | 尹星俊 |
| 中野瑠馬 | ラファエル・エリアス |
| 新井晴樹 | マルコ・トゥーリオ |
| アレックス・ソウザ | エベルトン・マセイオ |
※前節から外れた選手と今回先発した選手を並べた一覧であり、同一ポジションでの直接的な交代を示すものではない。
継続して先発したのはハウス、ウェベルトン、福岡慎平、佐藤響の4人だった。
今回、7人を入れ替えた理由として考えられるのが、過密日程だ。
京都はJ1リーグに加え、ACLEも戦っている。
そのため、同じ先発メンバーで試合を続けることは選手のコンディション面で大きな負担となる。
ポポヴィッチ監督は、複数の選手を入れ替えながら攻撃力を維持する判断をしたと考えられる。
実際、先発したマルコ・トゥーリオとラファエル・エリアスが得点し、後半から出場したアレックス・ソウザも結果を残した。
今回の勝利は、選手を入れ替えても攻撃力を発揮できることを示した。
ACLE前節ではラーチャブリーFCに勝利
京都はACLE第2節で、タイのラーチャブリーFCと対戦していた。
試合は1-0で勝利。
終了間際に新井晴樹のクロスから松田天馬が決勝ゴールを奪い、クラブにとってACLE初勝利となった。
今回のニューカッスル戦では、さらに攻撃的な選手を起用。
前節の1得点から今回は5得点と、攻撃面で大きな成果を残した。
ニューカッスル|ACLE開幕2連敗からの巻き返しを狙う
ニューカッスルは今大会、第1節で鹿島アントラーズに1-7で敗戦。
第2節もガンバ大阪に1-3で敗れていた。
そのため、京都戦はACLE初勝利を目指す重要な試合だった。
また、オーストラリアのAリーグ・メンも10月に開幕したばかり。
10月24日には国内リーグ戦を戦っており、中2日で日本への移動を伴う厳しい日程となった。
こうした移動や連戦による負担は、試合後半に運動量を維持するうえで一つの課題だったと考えられる。
ただし、後半の4失点を疲労だけで説明することはできない。
京都の攻撃への対応や守備組織の問題も検証する必要がある。
試合展開|京都が2点を先行されるも大逆転!
前半1~10分:京都が積極的に攻撃もPKを献上
試合開始直後、先に攻撃機会を作ったのは京都だった。
3分、ラファエル・エリアスが前線へスルーパスを供給。
抜け出したマルコ・トゥーリオがシュートを放ったが、GKデリアノフがセーブした。
さらに京都はサイドからのクロスなどで相手ゴールへ迫った。
しかし、開始8分ごろ、ニューカッスルがPKを獲得する。
京都の志知孝明の腕にボールが当たり、ハンドの判定となった。
積極的に攻撃していた京都にとって、思わぬ形で先制のチャンスを与えることになった。
前半13分:パトリック・ウッドがPKで先制!
ニューカッスルのPKキッカーを務めたのはパトリック・ウッドだった。
ウッドは右足でゴール左上へシュートを決め、ニューカッスルが1-0と先制した。
京都は相手より多くの攻撃機会を作っていたものの、守備時のハンドによって失点。
ここから同点ゴールを目指して攻撃を強めることになった。
前半20~40分:京都がシュートを重ねるも得点できず
1点を追う京都は、積極的に相手ゴールへ迫った。
ラファエル・エリアスやマルコ・トゥーリオが前線でチャンスを作ったが、GKデリアノフの好守に阻まれた。
32分には左サイドからのクロスにラファエル・エリアスがヘディングで合わせ、さらにマルコ・トゥーリオも続けてシュートを狙う場面があった。
しかし、ニューカッスルのGKと守備陣が失点を防いだ。
この時間帯は京都が攻撃の主導権を握っていたものの、最後のフィニッシュで結果を残せなかった。
前半45+2分:ニューカッスルが再びPKで追加点!
前半終了間際、京都に再び厳しい展開が訪れる。
ペナルティエリア内でのプレーに対し、VARによる確認を経てニューカッスルにPKが与えられた。
キッカーは再びパトリック・ウッド。
右足でゴール右下に決め、ニューカッスルが2-0とリードを広げた。
京都は前半だけで2本のPKを献上し、2点のビハインドを背負った。
攻撃面ではチャンスを作っていたものの、守備の対応で試合を難しくしてしまった形だった。
前半45+6分:アピアタウィア久が反撃のゴール!
しかし、京都は前半終了間際に重要な得点を奪った。
左サイドでコーナーキックを獲得すると、キッカーの志知孝明が左足でゴール前へボールを供給。
このボールにアピアタウィア久が反応し、ペナルティエリア中央から左足でシュートを放った。
ボールはゴール右下へ決まり、京都が1-2とした。
前半終了直前の1点が、後半の大逆転劇につながる重要なゴールとなった。
0-2のままハーフタイムを迎えるのと、1-2で折り返すのでは状況が大きく異なる。
京都は残り45分で1点を奪えば同点に追いつける状態となった。
後半の試合展開|マルコ・トゥーリオが4分間で2得点!
後半開始:アレックス・ソウザを投入
京都はハーフタイムにエベルトン・マセイオを下げ、アレックス・ソウザを投入した。
前半は攻撃機会を作りながらも、なかなか得点できなかった京都。
後半は前線の構成を変更し、より効果的にゴールを狙う形を作ろうとした。
この交代は、後半の攻撃に大きな影響を与えることになる。
ソウザは右サイドから積極的に攻撃へ参加し、クロスやドリブルによって相手守備を揺さぶった。
後半56分:マルコ・トゥーリオが直接FKで同点!
後半11分、京都がペナルティエリア手前でフリーキックを獲得した。
キッカーを務めたのはマルコ・トゥーリオ。
相手の壁とGKの位置を確認すると、右足でゴール右下を狙った。
ボールは相手守備の間を抜けてゴールネットを揺らし、京都が2-2の同点に追いついた。
マルコ・トゥーリオが見事な直接フリーキックを成功させた。
このゴールは、マルコ・トゥーリオにとって今季初得点だった。
長期の負傷離脱から復帰した選手が、重要な国際大会で結果を残したことは、チームにとっても大きな収穫となった。
後半60分:マルコ・トゥーリオが再びゴール!京都が逆転
同点ゴールからわずか4分後、京都が再びネットを揺らした。
右サイドでボールを受けたアレックス・ソウザが、ペナルティエリア内へクロスを供給。
このボールに反応したのが、マルコ・トゥーリオだった。
ゴール前へ走り込んだマルコ・トゥーリオが、右足のボレーシュートでゴール右下へボールを叩き込んだ。
京都が3-2と逆転!
この得点で注目したいのは、後半から投入されたソウザの働きだ。
相手守備の側面を突破し、正確なクロスを供給。
そこへマルコ・トゥーリオが適切なタイミングで飛び込んだ。
後半の交代が得点に直結した場面だった。
後半61~64分:両チームが交代策を実施
ニューカッスルは61分、パトリック・ウッドに代えてニコラオス・ベルゴス、ジョー・ロリーに代えてウィル・ドブソンを投入した。
一方、京都は64分にマルコ・トゥーリオを下げ、新井晴樹を投入。
マルコ・トゥーリオは2得点という結果を残してピッチを後にした。
新井は前節のG大阪戦でも得点していた選手だ。
京都は攻撃の勢いを維持しながら、さらに追加点を狙った。
後半67分:ラファエル・エリアスが4点目!
京都は67分にも追加点を記録した。
佐藤響からのパスを受けた新井晴樹が、ペナルティエリア内でラファエル・エリアスへパスを供給。
ラファエル・エリアスは中央から左足でゴール左下へシュートを決めた。
これで京都が4-2とリードを広げた。
この得点では、途中出場した新井の攻撃参加が重要だった。
相手の守備を引きつけながらラファエル・エリアスへボールを供給し、得点機会を作った。
京都は逆転してからも攻撃の手を緩めず、さらにリードを広げた。
後半72分:京都が2枚替え
72分、京都はジョアン・ペドロに代えて中野瑠馬、ラファエル・エリアスに代えて奥川雅也を投入した。
すでに2点のリードを奪っていた京都は、選手の運動量を維持しながら試合を進めた。
特に奥川は、攻撃に変化を加えられる選手だ。
その後、84分の5点目では奥川がアシストを記録することになる。
後半84分:アレックス・ソウザが5点目!
試合終盤、京都がダメ押しの5点目を奪った。
奥川雅也のパスからアレックス・ソウザがペナルティエリア手前でボールを受ける。
ソウザは右足でゴール中央方向へシュート。
ボールはゴールネットを揺らし、京都が5-2とリードを広げた。
ソウザは後半からの途中出場で1ゴール1アシストを記録。
今回の逆転勝利を支える重要な選手となった。
試合終了:京都が5-2で大逆転勝利!
その後も京都はリードを維持し、試合は5-2で終了した。
前半に2本のPKを与える厳しい展開となったものの、前半終了間際に1点を返し、後半に4得点。
京都はACLEで2連勝を達成し、勝ち点を6に伸ばした。
一方のニューカッスルは、前半に2点をリードしながら後半に4失点。
開幕3連敗となった。
戦術分析|京都が0-2から逆転できた4つの理由
① ハーフタイムの修正で攻撃のテンポが改善
京都は前半、攻撃の機会を作っていたものの、チーム全体の距離感に課題があった。
ポポヴィッチ監督も試合後、前半は選手間の距離が広がり、攻撃と守備の連係が難しくなっていたことを振り返っている。
しかし、後半はプレーをよりシンプルにし、前線へのパスやサイドからの攻撃を効果的に使うようになった。
こうした修正によって、相手の守備陣を崩す機会が増えたと考えられる。
特に後半開始直後からの攻撃では、相手ゴールへ向かう意識が強くなった。
② マルコ・トゥーリオの高い決定力
今回、逆転の中心となったのはマルコ・トゥーリオだ。
56分には直接FKを成功させ、60分には右足のボレーシュートで逆転ゴールを記録した。
特に2点目では、相手DFの位置を確認しながらゴール前へ進入する動きが効果的だった。
今回のように個人の技術によって試合の流れを変えられる選手の存在は、チームにとって非常に大きい。
マルコ・トゥーリオは今年5月に左長内転筋腱断裂の負傷を経験し、10月に実戦復帰していた。
今回の2得点は、負傷から復活を目指す本人にとっても重要な結果となった。
③ アレックス・ソウザ投入が攻撃を活性化
京都の逆転劇を語るうえで、アレックス・ソウザの存在も欠かせない。
ソウザは後半開始から出場すると、右サイドから積極的に攻撃へ参加した。
60分にはマルコ・トゥーリオの逆転ゴールをアシスト。
さらに84分には自ら5点目を記録した。
交代選手が1ゴール1アシストを記録したことは、京都の攻撃力を示す結果だ。
特に、サイドでボールを受けて相手守備を突破できる選手がいることで、中央の選手も動きやすくなる。
ソウザの投入は、後半の攻撃に変化をもたらした重要な判断だった。
④ セットプレーから反撃のきっかけを作った
京都は45+6分、コーナーキックからアピアタウィア久が得点した。
このゴールがなければ、京都は0-2のまま前半を終えていた。
守備を固める相手に対しては、流れの中から得点できない時間帯もある。
そこでセットプレーから得点できることは大きな強みだ。
また、マルコ・トゥーリオの同点ゴールも直接FKから生まれている。
今回の京都は、セットプレーを効果的に得点へつなげることができた。
京都サンガの課題|5得点の快勝でも改善したい守備面
① 前半に2本のPKを与えた守備対応
今回の京都にとって最大の課題は、前半に2本のPKを献上したことだ。
最初のPKは志知孝明のハンドによる判定。
2本目もVARによる確認を経てPKが与えられた。
どちらも得点につながっており、試合を難しくした大きな要因だった。
今後はペナルティエリア内での守備の判断や、相手の動きへの対応を改善する必要がある。
② 中盤の距離感と守備の連係
ポポヴィッチ監督が指摘した前半の問題点は、選手間の距離感だ。
攻撃時に選手が広がりすぎると、ボールを奪われた際に守備への切り替えが難しくなる。
また、相手が中央でボールを受けた場合にも、プレッシャーをかけるまでに時間がかかる。
京都は後半に改善したものの、次節以降は試合開始から良い距離感を維持することが重要になる。
③ 連戦のなかで攻撃力を維持できるか
京都は今回、前節から7人の先発選手を変更した。
それでも5得点を記録したことは大きな収穫だ。
しかし、毎試合同じような攻撃力を発揮できるとは限らない。
今後は選手の疲労やコンディションを考慮しながら、誰が先発しても効果的に攻撃を組み立てられるチームを目指す必要がある。
ニューカッスル・ジェッツの敗因|2点リードから崩れた守備
① 前半の少ないチャンスを得点につなげた
ニューカッスルは前半、2本のPKから2得点を奪った。
限られた攻撃機会を得点につなげた点は評価できる。
特にパトリック・ウッドは、2度のPKを冷静に成功させた。
しかし、流れの中からの得点を作ることができず、試合全体では京都に攻撃の主導権を握られた。
② 後半に守備組織が崩壊
ニューカッスルは後半に4失点を喫した。
特に56分と60分の連続失点によって、試合の流れが一気に京都へ傾いた。
マルコ・トゥーリオの直接FKは個人技による得点だったが、60分の失点では右サイドからのクロスへの対応に課題が見られた。
67分の失点でも、ペナルティエリア内で京都の選手を自由にさせてしまった。
今後は、相手の攻撃に対するマークの受け渡しや、中央へのクロス対応を改善する必要がある。
③ 得点後の試合運びが課題
ニューカッスルは前半に2点を先行した。
しかし、そのリードを生かすことができなかった。
リードしている状況では、相手の攻撃を受け止めながら、守備のバランスを維持する必要がある。
特に今回のように相手の攻撃力が高い場合、守備の人数を増やすだけでなく、ボールを奪った後の攻撃も重要になる。
ニューカッスルは京都の攻撃を受け続ける時間が増え、最終的には5失点となった。
注目選手分析|マルコ・トゥーリオが2得点で復活を印象づける
負傷から復帰したブラジル人アタッカー
マルコ・トゥーリオは、京都の攻撃を支えるブラジル人アタッカーだ。
2026年5月には左長内転筋腱断裂の負傷を経験し、長期離脱を余儀なくされた。
その後、リハビリを経て10月に実戦復帰。
今回のニューカッスル戦では先発起用され、2ゴールを記録した。
直接FKとボレーシュートで2得点
56分の直接FKでは、相手GKの位置を確認しながら正確なシュートを放った。
さらに60分には、アレックス・ソウザのクロスに右足のボレーで合わせ、逆転ゴールを記録。
異なる形から得点できることは、攻撃の選択肢を増やすうえで重要だ。
マルコ・トゥーリオは今回、セットプレーと流れの中の両方で決定力を示した。
今後の完全復活に期待
マルコ・トゥーリオは試合後、まだコンディションが完全ではないとしながらも、得点できたことへの手応えを語っている。
今回の2得点は、チームにとっても本人にとっても大きな成果だ。
今後、出場時間を増やしながらコンディションを高めていくことができれば、京都の攻撃力はさらに向上する可能性がある。
ACLEだけでなく、J1リーグでの巻き返しに向けても重要な存在となるだろう。
全出場選手採点|京都サンガF.C.
※以下の採点は公式記録、試合データ、報道されたプレー内容を基にした本記事独自の評価です。公式採点ではありません。10点満点で6.0点を標準としています。
京都サンガ先発選手採点
| 選手 | 評価 | 寸評 |
|---|---|---|
| ハウス | 6.0 | 2本のPKで失点。流れの中からの失点は許さなかった |
| アピアタウィア久 | 7.5 | 前半終了間際に反撃のゴールを記録。逆転劇のきっかけを作った |
| ウェベルトン | 6.0 | 最終ラインで守備を担当。前半の守備には課題が残った |
| 志知孝明 | 6.0 | 先制点につながるPKを献上したが、アピアタウィアの得点をアシスト |
| ジョアン・ペドロ | 6.5 | 中盤で攻守に関与。前半に警告を受けた |
| 福岡慎平 | 6.5 | 中盤でパスをつなぎ、攻撃の組み立てを支えた |
| 尹星俊 | 6.5 | 中盤で積極的に攻撃に関与。チームのボール保持をサポート |
| 佐藤響 | 7.0 | 攻守に積極的にプレー。4点目につながる攻撃にも関与 |
| ラファエル・エリアス | 8.0 | 67分に4点目を記録。前線でチャンスを作り、得点力を示した |
| マルコ・トゥーリオ | 9.5 | 直接FKとボレーで2得点。京都の大逆転を実現した中心選手 |
| エベルトン・マセイオ | 6.0 | 前半に攻撃へ関与したが、得点には届かず。ハーフタイムに交代 |
京都サンガ途中出場選手採点
| 選手 | 評価 | 寸評 |
|---|---|---|
| アレックス・ソウザ | 9.0 | 後半開始から出場。1ゴール1アシストで逆転勝利に大きく貢献 |
| 新井晴樹 | 7.5 | 64分から出場し、ラファエル・エリアスの得点をアシスト |
| 諸岡裕人 | 6.5 | 64分から出場。中盤の運動量維持とボール回収をサポート |
| 中野瑠馬 | 6.5 | 72分から出場。中盤で攻撃の組み立てに関与 |
| 奥川雅也 | 7.0 | 72分から出場。84分のアレックス・ソウザの得点をアシスト |
京都サンガMOM:マルコ・トゥーリオ
MOM:マルコ・トゥーリオ/9.5点
京都からはマルコ・トゥーリオを選出した。
最大の評価ポイントは、56分と60分に記録した2ゴールだ。
直接FKで同点に追いつくと、わずか4分後には右足のボレーシュートで逆転ゴール。
京都が0-2から逆転するうえで、決定的な働きを見せた。
負傷から復帰したばかりという状況も踏まえると、今回の2得点は非常に価値の高いものだった。
全出場選手採点|ニューカッスル・ジェッツ
ニューカッスル・ジェッツ先発選手採点
| 選手 | 評価 | 寸評 |
|---|---|---|
| ジェームズ・デリアノフ | 6.0 | 前半は好セーブを見せたが、後半に4失点。難しい試合となった |
| ジョセフ・ショーネシー | 5.0 | 最終ラインで守備を担当したが、京都の攻撃を抑えきれず |
| ジョエル・ベルトリシオ | 5.0 | 守備で対応を続けたものの、後半の連続失点を防げなかった |
| ダニエル・ウィルマリング | 5.0 | サイドの守備に苦戦。京都のクロス攻撃への対応に課題 |
| トーマス・アキリナ | 5.5 | 最終ラインで守備を続けたが、相手の攻撃を抑えきれず |
| マックス・バージェス | 5.5 | 中盤でボールをつないだが、京都の攻撃を止めきれなかった |
| ジュリアン・レッキア | 5.5 | 中盤で攻守に関与したが、37分に警告。69分に交代 |
| ゼイン・シュライバー | 5.5 | 攻撃と守備に関与したが、終盤に警告を受けた |
| パトリック・ウッド | 7.5 | 2本のPKを成功。チームの2得点をすべて記録した |
| ジョー・ロリー | 5.5 | 前線で攻撃を組み立てたが、決定機を多く作れず |
| ザビア・バートンチェロ | 5.5 | 前線でプレーしたが、京都の守備を崩しきれなかった |
ニューカッスル・ジェッツ途中出場選手採点
| 選手 | 評価 | 寸評 |
|---|---|---|
| ニコラオス・ベルゴス | 5.5 | 61分から出場。得点を狙ったが結果にはつながらず |
| ウィル・ドブソン | 5.5 | 61分から出場。中盤と攻撃への関与を試みた |
| イーサン・デボノ | 5.5 | 69分から出場。守備と攻撃の立て直しを狙った |
| アレシャンドロ・ヌネス | 評価なし | 82分から出場。プレー時間が短いため採点対象外 |
ニューカッスルMOM:パトリック・ウッド
MOM:パトリック・ウッド/7.5点
ニューカッスルからはパトリック・ウッドを選出した。
前半13分と45+2分にPKを成功させ、チームの2得点を記録。
特にプレッシャーのかかる場面で、2本とも冷静にシュートを決めたことは評価できる。
チームは最終的に敗れたものの、攻撃面で結果を残した選手だった。
総合MOM|マルコ・トゥーリオ
今回の試合全体を通じた本記事のMOMには、京都サンガF.C.のマルコ・トゥーリオを選出する。
今回の逆転勝利では、アピアタウィア久の反撃弾、ラファエル・エリアスの追加点、アレックス・ソウザの1ゴール1アシストも重要だった。
しかし、2-2の同点ゴールと3-2の逆転ゴールを連続で決めたマルコ・トゥーリオの貢献は、特に大きかった。
なお、大会の試合後報道では、ラファエル・エリアスが公式のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選ばれている。
本記事では、試合の流れを変えた2得点を重視し、独自評価としてマルコ・トゥーリオを選出した。
両チームの交代選手・交代時間
京都サンガF.C.
| 時間 | OUT | IN |
|---|---|---|
| 46分(HT) | エベルトン・マセイオ | アレックス・ソウザ |
| 64分 | マルコ・トゥーリオ | 新井晴樹 |
| 64分 | 福岡慎平 | 諸岡裕人 |
| 72分 | ジョアン・ペドロ | 中野瑠馬 |
| 72分 | ラファエル・エリアス | 奥川雅也 |
ニューカッスル・ジェッツ
| 時間 | OUT | IN |
|---|---|---|
| 61分 | パトリック・ウッド | ニコラオス・ベルゴス |
| 61分 | ジョー・ロリー | ウィル・ドブソン |
| 69分 | ジュリアン・レッキア | イーサン・デボノ |
| 82分 | ザビア・バートンチェロ | アレシャンドロ・ヌネス |
※交代時間はJリーグ公式記録に基づく。ハーフタイムの交代は46分として表記した。
ACLE第3節終了時点の両チームの状況
京都サンガ|2勝1敗、勝ち点6
京都は今回の勝利によって、ACLEリーグステージで2勝1敗、勝ち点6となった。
ここまでの試合結果は以下のとおりだ。
| 節 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 第1節 | 大田ハナ・シチズン | 0-1 敗戦 |
| 第2節 | ラーチャブリーFC | 1-0 勝利 |
| 第3節 | ニューカッスル・ジェッツ | 5-2 勝利 |
3試合で2勝1敗。
総得点6、総失点3、得失点差はプラス3となった。
開幕戦では敗れたものの、その後は2連勝を達成。
特に今回の5得点は、攻撃力の高さを示す結果だった。
一方、国内のJ1リーグでは第12節終了時点で2勝4分6敗、勝ち点10の16位と苦しい状況にある。
今回の逆転勝利を国内リーグでの巻き返しにもつなげたい。
ニューカッスル・ジェッツ|3連敗で勝ち点0
ニューカッスルは今回の敗戦で、ACLE開幕3連敗となった。
| 節 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 第1節 | 鹿島アントラーズ | 1-7 敗戦 |
| 第2節 | ガンバ大阪 | 1-3 敗戦 |
| 第3節 | 京都サンガ | 2-5 敗戦 |
3試合で0勝3敗。
総得点4、総失点15、得失点差はマイナス11となった。
特に3試合で15失点という数字は、守備面での深刻な課題を示している。
攻撃では得点機会を生かす場面もあったが、それ以上に失点が多く、勝ち点を獲得できていない。
今後は守備組織の立て直しが急務となる。
次節の展望|京都はコンアン・ハノイ、ニューカッスルは上海海港と対戦
京都サンガ:コンアン・ハノイ戦でACLE3連勝へ
京都は11月3日(火・祝)、ACLE第4節でベトナムのコンアン・ハノイFCと対戦する予定だ。
会場はハンダイ・スタジアム、キックオフは日本時間21時15分。
京都は今回の勝利によって勝ち点6となった。
次節も勝利すれば、リーグステージ突破へ向けてさらに有利な状況を作ることができる。
特に注目したいのは、マルコ・トゥーリオとアレックス・ソウザの起用だ。
今回の試合では2人が攻撃面で結果を残しており、次節でも重要な役割を担う可能性がある。
また、京都は10月31日にJ1リーグ第13節で清水エスパルスと対戦する予定だ。
会場はサンガスタジアム by KYOCERA、キックオフは14時。
国内リーグとACLEの連戦が続くなか、選手のコンディション管理も重要になる。
ニューカッスル:上海海港戦で初勝利を目指す
ニューカッスルは11月3日、ACLE第4節で中国の上海海港と対戦する予定だ。
会場はホームのニューカッスル・インターナショナル・スポーツセンター。
今大会初勝利を目指す一戦となる。
特に、3試合で15失点を喫している守備の改善が重要だ。
また、パトリック・ウッドら前線の選手が、流れの中から得点機会を作れるかにも注目したい。
まとめ|京都が0-2から5発逆転!ACLE2連勝でアジアの舞台に存在感
ACLE第3節、京都サンガF.C.対ニューカッスル・ジェッツは、京都が5-2で勝利した。
前半はパトリック・ウッドに2本のPKを決められ、0-2とリードを許す苦しい展開となった。
しかし、前半終了間際にアピアタウィア久がコーナーキックから得点。
後半はマルコ・トゥーリオが56分、60分に連続ゴールを記録し、一気に逆転した。
さらに67分にラファエル・エリアス、84分にはアレックス・ソウザが得点。
京都が5-2で大逆転勝利を収めた。
今回の試合のポイントを整理すると、以下のとおりだ。
- 京都が0-2から5得点を奪い、5-2で逆転勝利
- マルコ・トゥーリオが56分と60分に2ゴール
- アピアタウィア久が前半終了間際に反撃弾
- ラファエル・エリアスが4点目を記録
- アレックス・ソウザが途中出場から1ゴール1アシスト
- 京都はシュート27本、枠内15本を記録
- 前半の2本のPK献上は今後の改善点
- 京都はACLE2連勝で勝ち点6に到達
- ニューカッスルは3連敗で勝ち点0
京都にとって、今回の勝利は攻撃陣の能力と選手層の厚さを示す大きな成果となった。
特に、負傷から復帰したマルコ・トゥーリオが2得点を記録したことは、今後の戦いに向けて非常に大きな収穫だ。
また、途中出場選手が次々と得点に関与したことも、チームの強みといえる。
一方、前半に2本のPKを与えた守備には改善の余地が残った。
今回の勝利を単なる大逆転劇で終わらせるのではなく、守備の安定と攻撃の継続性につなげていくことが重要だ。
京都サンガは、悲願のアジアの頂点へ向けて、さらに勢いを増すことができるのか。
J1リーグでの巻き返しとともに、ACLEでのさらなる躍進にも期待したい。
ワールドサッカーポータルでは、引き続き京都サンガの挑戦に注目していきたい。
免責事項
本記事は、2026年10月28日時点で確認できるAFC公式記録、Jリーグ公式情報、京都サンガF.C.公式発表、国内外のスポーツメディアの報道、試合データなどの公開情報を基に作成しています。
記事の構成、文章作成、情報整理および一部の戦術分析にはAIライティングツールを使用しています。記載内容の正確性には十分配慮していますが、情報の完全性・正確性・最新性を保証するものではありません。
また、試合の戦術分析、全出場選手の採点、マン・オブ・ザ・マッチの選出、選手起用に関する考察、今後の展望などには、本記事独自の評価・見解が含まれています。これらはクラブ、監督、選手本人、大会主催者の公式見解を示すものではありません。
なお、今回の試合はすでに終了しているため、予想スタメンではなく実際の先発メンバーを掲載しています。直近の試合からのメンバー変更に関する分析は、公式の出場記録を基にした考察です。
選手のポジションやフォーメーションは、試合中の戦況や選手交代によって変化する場合があります。
また、得点時間、アシスト記録、シュート数などのスタッツは、データ提供元や集計方法によって一部異なる場合があります。
最新の試合結果、出場記録、選手情報、大会日程などについては、AFCおよび各クラブの公式サイトをご確認ください。
- 【ACLE第3節】ガンバ大阪vsブリーラム・ユナイテッド徹底分析|開幕3連勝なるか?予想スタメン・注目選手6人・勝敗予想を解説!
- 【ACLE第3節】柏レイソルvsラーチャブリー徹底分析|支配率60%&シュート13本も無得点!敵地で0-0、柏が堅守を崩せなかった理由とは?
- 【ACLE第3節】京都サンガvsニューカッスル・ジェッツ徹底分析|0-2から衝撃の5発逆転!マルコ・トゥーリオが2得点、京都がホームで大逆転勝利!
- 【ACLE第3節】大田ハナ・シチズンvsヴィッセル神戸徹底分析|小松蓮が83分に決勝ヘッド!権田修一の好守で完封、神戸が敵地で開幕3連勝!
- 【カラバオ杯大金星】アーセナルを撃破したフリートウッド・タウンとは?4部18位の小さなクラブが起こした奇跡!歴史・注目選手・今後の展望を徹底解説








