2026年10月14日、2026/27Jリーグヤマザキビスケットルヴァンカップの1stラウンド3回戦で、松本山雅FCとサンフレッチェ広島が対戦した。
サンプロ アルウィンで行われた一戦は、サンフレッチェ広島が松本山雅FCに1-0で勝利し、4回戦進出を決めた。
決勝点を奪ったのは、18歳の若手アタッカー・小林志紋だった。
前半20分、鈴木章斗のスルーパスから加藤陸次樹がペナルティエリア内へ進入。最後は加藤のパスを受けた小林が右足でゴールを決め、広島が先制した。
序盤は広島がボールを保持し、攻撃の主導権を握ったものの、松本山雅も前半終盤から反撃を開始。
後半には攻撃の圧力を強め、何度も広島ゴールへ迫った。
しかし、広島のGK大内一生が好セーブを連発。
松本は試合全体で12本のシュートを記録し、広島の7本を上回りながらも、最後まで得点を奪えなかった。
一方、広島も決して余裕のある勝利ではなかった。
バルトシュ・ガウル監督は試合後、先制後に相手のプレッシングを受け、思うように試合をコントロールできなかったことを課題として挙げている。
J3松本山雅がJ1の強豪を相手に見せた積極的な攻撃。そして、苦しい展開でも1点を守り切った広島の勝負強さ。
今回は、両チームの確定スターティングメンバー、直近の公式戦からの変更点、決勝ゴールの詳細、試合展開、戦術分析、独自選手採点、マン・オブ・ザ・マッチ、今後の改善点まで徹底分析する。
試合結果・基本情報
ルヴァンカップ3回戦の開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 2026/27Jリーグヤマザキビスケットルヴァンカップ |
| ラウンド | 1stラウンド3回戦 |
| 開催日 | 2026年10月14日(水) |
| キックオフ | 19:03 |
| 会場 | サンプロ アルウィン |
| 開催地 | 長野県松本市 |
| 試合結果 | 松本山雅FC 0-1 サンフレッチェ広島 |
| 前半 | 0-1 |
| 後半 | 0-0 |
| 観客数 | 4,757人 |
| 天候 | 曇り |
| 気温 | 14.6℃ |
| 湿度 | 64% |
| 主審 | 小林拓矢 |
※開催予定時刻は19:00。公式記録上のキックオフは19:03。
得点経過
| 時間 | 得点者 | チーム | スコア |
|---|---|---|---|
| 20分 | 小林志紋 | 広島 | 0-1 |
広島は前半20分の先制点を最後まで守り切り、1-0で勝利した。
松本は後半にシュート機会を増やしたが、同点ゴールを奪うことはできなかった。
両チームの確定スターティングメンバー
松本山雅FC:3-1-4-2
監督:石﨑信弘
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 23 | 高麗稜太 |
| DF | 5 | 白井達也 |
| DF | 16 | 宮部大己 |
| DF | 43 | 金子光汰 |
| MF | 11 | 金子翔太 |
| MF | 30 | 北爪健吾 |
| MF | 36 | 松村厳 |
| MF | 45 | 渡辺健斗 |
| MF | 48 | 川上航立 |
| FW | 18 | 佐藤亮 |
| FW | 38 | 藤枝康佑 |
松本山雅は3バックを基本に、前線に佐藤亮と藤枝康佑を配置した。
中盤では松村厳が守備のバランスを取り、川上航立や渡辺健斗が攻守に関与。
両サイドでは北爪健吾と金子翔太が積極的に攻撃へ参加した。
今回の布陣で注目したいのが、直近のリーグ戦とは異なる選手たちの起用だ。
特にGK高麗稜太、DF白井達也、MF北爪健吾、金子翔太らが先発。
若手と経験豊富な選手を組み合わせながら、J1広島へ挑む形となった。
サンフレッチェ広島:3-4-2-1
監督:バルトシュ・ガウル
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 99 | 大内一生 |
| DF | 4 | 荒木隼人 |
| DF | 15 | 中野就斗 |
| DF | 37 | キム・ジュソン |
| MF | 14 | 松本泰志 |
| MF | 32 | 越道草太 |
| MF | 35 | 中島洋太朗 |
| MF | 41 | 前田直輝 |
| FW | 10 | 鈴木章斗 |
| FW | 11 | 加藤陸次樹 |
| FW | 45 | 小林志紋 |
広島は3-4-2-1を基本に試合へ臨んだ。
GKには大内一生を起用。
最終ラインは荒木隼人、中野就斗、キム・ジュソンで構成し、中盤には松本泰志と中島洋太朗を配置した。
前線では鈴木章斗、加藤陸次樹、小林志紋が先発。
特に小林は、開始直後から積極的にシュートを狙い、20分に決勝ゴールを記録した。
また、今回の試合ではかつて松本山雅に所属していた前田直輝と大内一生が先発している。
両選手にとっては、古巣のホームスタジアムでプレーする特別な一戦となった。
直近の試合からスタメンを比較
松本山雅は鹿児島戦から7人を変更
松本山雅は10月11日のJ3第10節で、当時首位の鹿児島ユナイテッドFCに1-0で勝利していた。
その試合から中2日で今回の広島戦を迎え、石﨑監督は先発7人を変更した。
| 10月11日 鹿児島戦 | 10月14日 広島戦 |
|---|---|
| 富澤雅也 | 高麗稜太 |
| 蓑田広大 | 白井達也 |
| 野田裕喜 | 金子翔太 |
| 宮部大己 | 宮部大己 |
| 金子光汰 | 金子光汰 |
| 松村厳 | 松村厳 |
| 樋口大輝 | 北爪健吾 |
| 村上陽斗 | 川上航立 |
| 佐相壱明 | 渡辺健斗 |
| 佐藤亮 | 佐藤亮 |
| 田中想来 | 藤枝康佑 |
※両試合の先発選手を比較したもの。左右の同じ行が同一ポジションでの直接的な入れ替えを示すものではない。
継続して先発したのは宮部大己、金子光汰、松村厳、佐藤亮の4人だった。
特に注目したいのは、ルヴァンカップ2回戦の新潟戦で先発した高麗稜太、北爪健吾、川上航立らが再び起用されたことだ。
松本は今大会、湘南ベルマーレとアルビレックス新潟を破って勝ち進んできた。
今回もカップ戦で起用実績のある選手たちにチャンスを与える形となった。
結果は敗戦だったものの、J1広島を相手に攻撃機会を作り、チーム全体の選手層を確認できたことは収穫といえる。
広島は東京ヴェルディ戦から5人を変更
広島は10月11日のJ1第9節で東京ヴェルディに2-0で勝利していた。
その試合から中2日で今回の松本戦を迎え、先発5人を変更した。
| 10月11日 東京V戦 | 10月14日 松本戦 |
|---|---|
| 大迫敬介 | 大内一生 |
| 荒木隼人 | 荒木隼人 |
| 中野就斗 | 中野就斗 |
| キム・ジュソン | キム・ジュソン |
| 新井直人 | 越道草太 |
| 川辺駿 | 松本泰志 |
| 菅大輝 | 前田直輝 |
| 中島洋太朗 | 中島洋太朗 |
| 鮎川峻 | 小林志紋 |
| 加藤陸次樹 | 加藤陸次樹 |
| 鈴木章斗 | 鈴木章斗 |
広島は荒木隼人、中野就斗、キム・ジュソンの3バックを継続。
前線でも鈴木章斗と加藤陸次樹を先発させた。
一方、GK大迫敬介に代えて大内一生を起用。
さらに若手の小林志紋や越道草太を起用し、一部の選手を入れ替えながら戦った。
この起用によって、広島は前半から攻撃の主導権を握った。
しかし、後半は松本の反撃を受ける時間帯が長くなった。
主力と若手を組み合わせながら勝利したことは収穫だが、試合運びには課題も残った。
試合展開を徹底分析
前半0~15分:広島がボールを保持して攻勢
試合開始直後から、広島が積極的に攻撃を仕掛けた。
開始1分には小林志紋がペナルティエリア手前からシュート。
このシュートは枠を外れたが、広島が序盤から得点を狙う姿勢を示した。
6分には右サイドからコーナーキックを獲得し、前田直輝がボールを供給。
続く7分には左サイドからのコーナーキックも獲得した。
一方、松本は北爪健吾のドリブルなどから攻撃を試みたものの、なかなかシュートまで持ち込めなかった。
開始15分までのボール支配率は、松本35%、広島65%。
広島がボールを保持し、攻撃の主導権を握る展開となった。
ただし、広島の小林志紋は7分にイエローカードを受けている。
前半18分:加藤陸次樹が決定機を迎える
18分、広島が左サイドからチャンスを作った。
前田直輝が左サイドからクロスを供給。
これに加藤陸次樹が反応し、ペナルティエリア中央からシュートを放った。
しかし、ボールはゴール左へ外れた。
得点には至らなかったものの、広島がサイド攻撃からチャンスを作った場面だった。
そして20分、試合が動く。
前半20分:小林志紋が先制ゴール!
試合の均衡を破ったのは、広島の18歳・小林志紋だった。
中盤から攻撃を組み立てた広島は、鈴木章斗が前線へスルーパスを供給。
そのパスを加藤陸次樹がペナルティエリア内で受けた。
加藤がゴール前へパスを送ると、小林がペナルティエリア中央から右足でシュート。
ボールはゴール左下へ決まり、広島が1-0と先制した。
鈴木章斗のスルーパス、加藤陸次樹のラストパス、そして小林志紋の冷静なフィニッシュ。
3選手の連係から生まれた見事な先制ゴールだった。
この時点でのシュート数は、松本0本、広島3本。
広島が序盤の攻勢を先制点につなげた。
前半30~40分:松本山雅が徐々に反撃
先制点を許した松本は、徐々に攻撃を展開する時間を増やした。
35分には北爪健吾が右サイドからパスを供給し、金子翔太がペナルティエリア手前からシュート。
しかし、ボールはゴール右へ外れた。
さらに36分には佐藤亮がミドルシュートを放ったが、こちらも枠を捉えられなかった。
一方、広島は38分に前田直輝が左サイドからシュート。
しかし、得点にはつながらなかった。
松本は前半終盤に入って攻撃機会を増やしたものの、最後のシュート精度を欠く展開となった。
前半アディショナルタイム:大内一生が好セーブ!
前半終了間際、松本に大きなチャンスが訪れた。
渡辺健斗が左サイドからクロスを供給し、藤枝康佑がペナルティエリア中央からシュート。
このシュートは枠を外れた。
さらに前半48分、松村厳のパスを受けた藤枝が、再びペナルティエリア中央から右足でシュート。
しかし、広島GK大内一生がセーブした。
松本にとっては同点に追いつくチャンスだったが、決め切ることができなかった。
前半はそのまま松本0-1広島で終了した。
前半終了時点のスタッツ
| 項目 | 松本 | 広島 |
|---|---|---|
| 得点 | 0 | 1 |
| シュート | 4 | 4 |
| 枠内シュート | 1 | 1 |
| ボール支配率 | 37% | 63% |
広島がボール保持率で優位に立った一方、シュート数は4本ずつ。
松本も前半終盤から攻撃機会を作り、広島を相手に十分に戦えていたことが分かる。
後半開始:松本が2枚替えで反撃へ
後半開始から、松本の石﨑監督が動いた。
| OUT | IN |
|---|---|
| 渡辺健斗 | 佐相壱明 |
| 松村厳 | 村上陽斗 |
中盤の2選手を入れ替え、攻撃に変化を加えた。
一方、広島も中野就斗に代えて新井直人を投入した。
後半は松本が積極的に攻撃へ出る展開となった。
北爪健吾や金子翔太がサイドからクロスを供給し、広島ゴールへ迫った。
後半5分には松本が続けてコーナーキックを獲得。
金子翔太がボールを供給したが、広島守備陣がクリアした。
松本は前半よりも高い位置でプレーする時間を増やし、同点ゴールを狙った。
後半57~61分:広島も追加点を狙う
後半12分、広島は小林志紋がペナルティエリア手前から右足でシュート。
しかし、宮部大己がブロックした。
さらに14分には、こぼれ球に反応した越道草太がミドルシュート。
こちらも金子光汰がブロックした。
広島は追加点を狙ったものの、松本の守備陣が身体を張って対応した。
61分には広島が2枚替えを実施。
| OUT | IN |
|---|---|
| 中島洋太朗 | 川辺駿 |
| 小林志紋 | セバスティアン・アレー |
決勝点を記録した小林を下げ、セバスティアン・アレーを投入した。
中盤には川辺駿を配置し、ボール保持を安定させようとする狙いがあったと考えられる。
後半66分:大内一生が佐相壱明のシュートをセーブ
後半21分にあたる66分、松本が決定機を作った。
佐相壱明が右サイドから右足でシュート。
しかし、広島GK大内一生がセーブした。
その直後には、佐相のコーナーキックから田中想来がゴールを狙ったものの、シュートは枠を外れた。
松本は攻撃の圧力をさらに強め、広島の守備陣を押し込む展開となった。
後半73~76分:松本が連続して決定機!
後半28分にあたる73分、松本が再びチャンスを作った。
佐相壱明がペナルティエリア右側からシュートを放ったが、大内一生がセーブ。
さらに74分には、川上航立のクロスから村上陽斗がシュート。
しかし、再び大内がゴールを守った。
76分には田中想来がペナルティエリア手前から右足でシュートを放ったが、こちらも大内がセーブした。
この時間帯、松本は立て続けにシュートを放ち、広島ゴールへ迫った。
一方の広島は、前半のように安定してボールを保持することができず、守備の時間が長くなっていた。
それでもGK大内一生の好セーブによって、1点のリードを維持した。
後半終盤:松本が猛攻も広島が逃げ切る
試合終盤も、松本が攻撃を仕掛け続けた。
82分には藤枝康佑に代えて吉澤凰河を投入。
さらに86分には佐相壱明に代えて樋口大輝を投入した。
松本は最後まで同点ゴールを狙い、クロスやミドルシュートからチャンスを作った。
後半アディショナルタイムにも村上陽斗がシュートを放ち、広島ゴールへ迫った。
しかし、大内一生がシュートをセーブし、最後まで失点を許さなかった。
試合はそのまま松本山雅FC0-1サンフレッチェ広島で終了。
広島が接戦を制し、ルヴァンカップ4回戦へ進出した。
決勝ゴールを徹底分析
20分:小林志紋の決勝点が生まれた流れ
今回の唯一の得点は、広島の攻撃陣の連係から生まれた。
得点までの流れを整理する。
- 鈴木章斗が前線へスルーパスを供給
- 加藤陸次樹がペナルティエリア内でボールを受ける
- 加藤が中央の小林志紋へパス
- 小林がペナルティエリア中央から右足でシュート
- ボールがゴール左下へ決まり、広島が先制
なぜこのゴールが生まれたのか?
重要だったのは、鈴木章斗から加藤陸次樹へのスルーパスだ。
このプレーによって広島は、相手の最終ラインの背後にボールを運ぶことができた。
さらに加藤は、自らシュートを狙うのではなく、中央に位置した小林へパスを供給した。
小林はゴール前で落ち着いて右足でシュートを決めた。
今回の得点では、3選手がそれぞれ異なる役割を果たしている。
鈴木が攻撃の起点となり、加藤が決定機を作り、小林がフィニッシュを担当した。
中央での素早いパス交換と、ゴール前へ入り込む小林志紋の動き出しが決勝点につながった。
18歳・小林志紋の大きな一歩
2008年1月23日生まれの小林志紋は、まだ18歳の若手アタッカーだ。
今回の松本戦では、先発起用に応えて決勝ゴールを記録した。
さらに開始1分からシュートを放つなど、積極的な姿勢を見せている。
ただし、7分にはイエローカードを受けており、守備面での判断には課題も残った。
バルトシュ・ガウル監督は試合後、小林が序盤に素晴らしいプレーを見せたことを評価。
一方、時間の経過とともに運動量やプレーのバランスが低下したことにも言及した。
まだ若い選手だけに、今回の活躍を継続できるかが重要になる。
スタッツから見る試合の実態
シュート数では松本が広島を上回る!
| 項目 | 松本山雅 | 広島 |
|---|---|---|
| 得点 | 0 | 1 |
| シュート数 | 12 | 7 |
| コーナーキック | 8 | 3 |
| ゴールキック | 9 | 12 |
| 直接フリーキック | 7 | 16 |
| 間接フリーキック | 2 | 2 |
| オフサイド | 2 | 2 |
| PK | 0 | 0 |
| イエローカード | 1 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
※Jリーグ公式データサイトの確定記録を基に掲載。試合中のテキスト速報では松本のシュート数が14本と表示されているが、本記事では公式記録の12本を採用している。
松本がシュート数で優位に立った理由
今回の試合で興味深いのは、松本が広島のシュート数を上回ったことだ。
特に前半は広島がボールを保持していたものの、後半は松本が積極的に攻撃を仕掛けた。
後半開始から選手を入れ替えたことで、松本は前線へのパスやサイド攻撃を増やした。
また、北爪健吾や金子翔太が積極的にクロスを供給し、広島の最終ラインへプレッシャーをかけた。
その結果、松本はコーナーキックを8本獲得。
広島を相手に多くの攻撃機会を作った。
しかし、最後のシュート精度と、GK大内一生の好セーブによって得点を奪うことができなかった。
大内一生の存在が勝敗を分けた
今回の広島は、決して攻撃で圧倒したわけではない。
むしろ後半は松本に攻め込まれる時間帯が長かった。
その中で重要な役割を果たしたのがGK大内一生だ。
前半終了間際の藤枝康佑、後半の佐相壱明、村上陽斗、田中想来らのシュートに対応。
さらに後半アディショナルタイムにも好セーブを見せた。
大内の働きがなければ、広島が1点を守り切ることは難しかったと考えられる。
勝敗を分けた4つのポイント
① 広島の前半20分の決定力
今回の試合で最大の違いとなったのは、決定機を得点に結びつけたかどうかだ。
広島は前半20分までに3本のシュートを放ち、そのうち1本を得点へ結びつけた。
特に鈴木章斗、加藤陸次樹、小林志紋の連係は見事だった。
一方の松本は、その後多くのシュート機会を作りながらも得点できなかった。
この決定力の差が最終的な勝敗を分けた。
② 松本の後半の積極的な攻撃
松本は後半開始から2選手を交代し、積極的に攻撃を仕掛けた。
その結果、後半は広島を押し込む時間が増えた。
特に北爪健吾のサイド攻撃や、佐相壱明のシュートが相手の守備を脅かした。
ただし、ゴール前での最後のプレーを決め切れなかったことは課題だ。
攻撃機会を作れたことは評価できるが、得点につなげるための精度を改善する必要がある。
③ 広島GK大内一生の好セーブ
広島の勝利を支えたのが、大内一生の安定した守備だった。
特に後半は松本がシュートを増やし、広島のゴール前でプレーする時間が長くなった。
その状況でも、大内は落ち着いてシュートに対応した。
カップ戦で先発機会を得たGKが結果を残したことは、広島にとって大きな収穫となった。
④ 広島の先制後の試合運び
今回の広島には課題もあった。
先制点を奪うまではボールを保持し、攻撃の主導権を握っていた。
しかし、その後は松本のプレッシングに苦しむ時間帯が増えた。
バルトシュ・ガウル監督も試合後、相手のプレッシングが強い場所へボールを運んでしまい、自分たちで試合を難しくしたと振り返っている。
広島としては、リードを奪った後に無理にショートパスをつなぐのではなく、相手の守備に応じて攻撃方法を変える必要がある。
選手評価・採点
※10点満点の独自採点。Jリーグ公式の採点ではなく、公開されている試合速報、得点への関与、シュート、守備対応、試合への影響度などを基にした参考評価。
松本山雅FC 選手採点
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| 高麗稜太 | 6.0 | 1失点。先制を許したものの、広島の攻撃に対応した |
| 白井達也 | 6.5 | 最終ラインで守備に貢献。コーナーキックのクリアなど対応した |
| 宮部大己 | 6.5 | 小林志紋のシュートをブロックするなど、守備で存在感 |
| 金子光汰 | 6.5 | 後半の越道草太のシュートをブロックし、追加点を防いだ |
| 北爪健吾 | 7.0 | サイドから積極的にドリブルとクロスを仕掛け、攻撃を牽引 |
| 松村厳 | 6.0 | 中盤で守備を担当。前半終了時に交代 |
| 川上航立 | 6.0 | 中盤とサイドで攻守に関与。69分に警告 |
| 金子翔太 | 6.5 | ミドルシュートやクロスで攻撃機会を作った |
| 渡辺健斗 | 5.5 | 前半にクロスを供給したが、ハーフタイムで交代 |
| 佐藤亮 | 6.0 | 前半にシュートを記録。62分に交代 |
| 藤枝康佑 | 6.5 | 前半終了間際に決定機を迎えたが、大内に防がれた |
| 佐相壱明 | 7.0 | 後半から出場し、複数の枠内シュートを記録 |
| 村上陽斗 | 6.5 | 後半から出場。ゴール前で積極的にシュートを狙った |
| 田中想来 | 6.5 | 62分から出場し、複数のシュートを記録 |
| 吉澤凰河 | 5.5 | 82分から出場し、攻撃の活性化を狙った |
| 樋口大輝 | 評価なし | 86分からの出場で評価材料が限定的 |
松本では、北爪健吾と佐相壱明を高く評価したい。
北爪はサイドから積極的に攻撃を仕掛け、広島の守備陣にプレッシャーを与えた。
また、後半から投入された佐相も複数のシュートを記録。
得点には至らなかったものの、積極的な姿勢は評価できる。
サンフレッチェ広島 選手採点
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| 大内一生 | 8.5 | 複数の好セーブで完封勝利に貢献。今回の勝利の立役者 |
| 荒木隼人 | 7.5 | クロスを何度もクリアし、最終ラインを支えた |
| 中野就斗 | 6.0 | 前半に守備を担当。ハーフタイムで交代 |
| キム・ジュソン | 6.5 | 最終ラインで守備を支え、無失点に貢献 |
| 越道草太 | 6.5 | 攻守に関与。後半にはミドルシュートを放った |
| 松本泰志 | 6.5 | 中盤でパスをつなぎ、攻撃を組み立てた |
| 中島洋太朗 | 6.0 | 中盤でボールを動かし、61分に交代 |
| 前田直輝 | 6.5 | 前半からクロスやシュートで攻撃に関与 |
| 小林志紋 | 8.0 | 20分に決勝ゴールを記録。積極的な攻撃姿勢が光った |
| 加藤陸次樹 | 7.5 | 決勝ゴールをアシスト。前線で攻撃の起点となった |
| 鈴木章斗 | 7.0 | 得点につながるスルーパスを供給し、攻撃に貢献 |
| 新井直人 | 6.0 | 後半から出場し、守備と攻撃の両面で対応 |
| 川辺駿 | 6.0 | 61分から出場。中盤のボール保持に関与 |
| セバスティアン・アレー | 5.5 | 61分から出場し、前線でプレー |
| 浅野拓磨 | 5.5 | 72分から出場。攻撃の変化を狙った |
| 菅大輝 | 6.0 | 後半から出場してシュートや守備で貢献 |
広島では、大内一生、小林志紋、加藤陸次樹を高く評価した。
特に大内は複数のシュートを防ぎ、無失点勝利を支えた。
また、小林は18歳ながら決勝ゴールを記録。
広島の若手選手にとって、大きな自信につながる試合となった。
マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)
大内一生(サンフレッチェ広島)
独自採点:8.5/10
今回のマン・オブ・ザ・マッチには、広島GK大内一生を選出する。
もちろん、決勝ゴールを記録した小林志紋も高く評価できる。
しかし、今回の試合は広島が攻撃面で圧倒したわけではない。
松本に12本のシュートを許し、後半は何度も決定機を作られた。
その中で、大内は前半終了間際の藤枝康佑のシュートをセーブ。
さらに後半には佐相壱明、村上陽斗、田中想来らのシュートにも対応した。
特に後半70分台には立て続けにシュートを受けたが、最後までゴールを守り抜いた。
古巣・松本山雅のホームスタジアムで見せた好セーブの数々。大内一生の活躍が広島の4回戦進出を大きく支えた。
広島の評価と今後の改善点
① 若手の小林志紋が結果を残した
今回の広島で最大の収穫となったのが、小林志紋の活躍だ。
18歳という若さで先発のチャンスをつかみ、決勝ゴールを記録した。
広島はJ1、天皇杯、ルヴァンカップと複数の大会を並行して戦っている。
そのため、若手選手が結果を残すことは、チームの選手層を厚くするうえで重要だ。
小林が今回の活躍を継続できれば、今後のリーグ戦での出場機会も増える可能性がある。
② 先制後の試合運びを改善したい
今回の広島は、先制点を奪うまではボール保持で優位に立っていた。
しかし、その後は松本のプレッシングに苦しみ、相手に攻撃機会を与えた。
特に後半は、ボールを保持しながら落ち着いて試合を進めることができなかった。
バルトシュ・ガウル監督も試合後、相手がプレッシャーをかけてくる場所へショートパスをつないでしまったことを課題として挙げている。
今後は相手のプレッシングに応じて、ロングボールやサイドへの展開を組み合わせる必要がある。
③ 攻撃の回数を増やす必要がある
今回の広島はシュート7本にとどまった。
松本の12本を下回っており、攻撃面では課題が残った。
特に先制後、相手陣内でプレーする時間を十分に増やせなかった。
今後のJ1リーグ戦やカップ戦では、リードを奪った後も攻撃の主導権を維持することが重要になる。
④ GK大内一生の好調は大きな収穫
今回の試合でGK大内一生が結果を残したことも重要だ。
広島には日本代表経験のある大迫敬介がいるが、過密日程を戦ううえでは複数のGKが安定したプレーを見せる必要がある。
大内が今回のような守備を継続できれば、ガウル監督にとって選手起用の選択肢が広がるだろう。
松本山雅FCの評価と今後の改善点
① J1広島を相手に攻撃機会を作れたことは収穫
松本山雅は今回、広島を相手にシュート12本を記録した。
カテゴリーの異なる相手に対して、積極的に攻撃を仕掛けられたことは評価できる。
特に後半は広島の守備陣を押し込み、複数の決定機を作った。
今後のJ3リーグでも、今回のような積極的な攻撃を継続したい。
② 決定力の改善が必要
今回の最大の課題は、シュートを得点へ結びつけられなかったことだ。
藤枝康佑、佐相壱明、村上陽斗、田中想来らがシュート機会を迎えたが、最後まで得点できなかった。
もちろん、広島GK大内一生の好セーブもあった。
しかし、より強いチームを相手に勝利するためには、少ないチャンスを確実に得点へ結びつける必要がある。
③ 試合序盤の守備を改善する
松本は前半20分に先制ゴールを許した。
その後は攻撃機会を増やしたものの、試合を追いかける展開となってしまった。
特に広島のように技術の高い選手がそろう相手に対しては、中央でのパス交換への対応が重要になる。
鈴木章斗のスルーパスや加藤陸次樹のパスを防ぐことができれば、失点を減らせる可能性がある。
④ カップ戦の経験をJ3へ生かしたい
松本は今大会でJ1湘南、J2新潟を破り、3回戦まで勝ち上がった。
今回の広島戦では敗れたものの、J1の強豪クラブと対戦する経験を得た。
特に若手選手にとっては、J1の選手とのプレースピードやフィジカルの違いを実感できたはずだ。
今回の経験をJ3リーグでの戦いに生かし、チーム全体の競争力を高めたい。
試合後の監督コメント
広島・バルトシュ・ガウル監督
ガウル監督は試合後、勝利と4回戦進出を喜ぶ一方、内容には改善の余地があったと振り返った。
特に先制後、松本のプレッシングに対してショートパスを選択し続けたことで、相手の攻撃を受ける時間が増えたと分析している。
また、18歳の小林志紋については、序盤のプレーと決勝ゴールを評価。
一方で、時間の経過とともに運動量とプレーのバランスが低下したことにも言及した。
今回の勝利は、若手選手の成長とチームの課題を同時に確認できた試合だったといえる。
サンフレッチェ広島は4回戦で横浜F・マリノスと対戦!
10月28日に横浜FMとの一戦
今回の勝利で、広島はルヴァンカップ1stラウンド4回戦へ進出した。
次の相手は横浜F・マリノスだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | ルヴァンカップ1stラウンド4回戦 |
| 開催日 | 2026年10月28日(水) |
| キックオフ | 19:00 |
| 対戦 | 横浜F・マリノス vs サンフレッチェ広島 |
| 会場 | ニッパツ三ツ沢球技場 |
横浜FMは10月14日の3回戦で清水エスパルスに2-1で勝利し、4回戦へ進出している。
広島にとっては、再びJ1クラブとの対戦となる。
今回の松本戦で見せた守備の粘り強さに加え、攻撃面の改善が重要になるだろう。
広島は10月17日に京都サンガと対戦
広島の次の公式戦は、10月17日のJ1第10節・京都サンガF.C.戦だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 明治安田J1リーグ 第10節 |
| 開催日 | 2026年10月17日(土) |
| キックオフ | 14:00 |
| 対戦 | サンフレッチェ広島 vs 京都サンガF.C. |
| 会場 | エディオンピースウイング広島 |
広島は今回の松本戦から中2日でリーグ戦を迎える。
過密日程が続くため、選手のコンディション管理が重要になる。
松本山雅は10月18日に信州ダービー!
一方、松本山雅の次戦は10月18日のJ3第11節・AC長野パルセイロ戦だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 明治安田J3リーグ 第11節 |
| 開催日 | 2026年10月18日(日) |
| キックオフ | 15:00 |
| 対戦 | AC長野パルセイロ vs 松本山雅FC |
| 会場 | 長野Uスタジアム |
注目の信州ダービーとなる。
松本としては、今回の広島戦で見せた積極的な攻撃とプレッシングを継続し、リーグ戦での勝利につなげたい。
まとめ|松本山雅の猛攻をしのぎ、広島が1-0で4回戦進出!
2026年10月14日に行われたルヴァンカップ1stラウンド3回戦、松本山雅FC対サンフレッチェ広島は、広島が1-0で勝利した。
今回の試合で重要だったポイントは以下の通りだ。
- 広島は東京V戦から先発5人を変更
- 松本山雅は鹿児島戦から先発7人を変更
- 序盤は広島がボール保持で主導権を握る
- 20分に18歳の小林志紋が決勝ゴールを記録
- 松本は後半に反撃し、シュート数で広島を上回る
- 広島GK大内一生が複数の好セーブを見せ、無失点勝利に貢献
- 広島が4回戦へ進出し、横浜F・マリノスとの対戦が決定
今回の試合は、カテゴリーの差がそのまま結果に表れた試合ではなかった。
松本山雅はJ3に所属しながら、J1の強豪である広島に対して積極的な攻撃を仕掛けた。
特に後半はシュート機会を増やし、何度も広島ゴールへ迫った。
結果として得点を奪うことはできなかったが、シュート数とコーナーキック数で相手を上回ったことは評価できる。
一方、広島は18歳の小林志紋が決勝ゴールを記録。
さらに古巣対戦となったGK大内一生が好セーブを連発し、1点を守り切った。
攻撃では課題を残したものの、難しいアウェーゲームで勝利を収めたことは大きい。
J3松本山雅が見せた意地。そして、苦しい試合でも勝ち切った広島の底力。
松本山雅は今回の経験をJ3リーグでの戦いへ生かし、巻き返しを目指したい。
広島はルヴァンカップの連覇へ向け、次の横浜F・マリノス戦でも勝利を狙う。
両チームの今後の戦いにも引き続き注目したい。
免責事項
本記事は、Jリーグ、松本山雅FC、サンフレッチェ広島などの公式サイト、および公開されている試合記録・報道情報などを参考に、AIライティングツールを使用して作成しています。
試合結果、得点者、得点時間、スターティングメンバー、選手交代、シュート数などの客観的な情報については、Jリーグ公式記録および各クラブの公式発表を優先して確認しています。
一方、戦術分析、選手採点、マン・オブ・ザ・マッチの選定、勝敗を分けた要因、今後の課題や展望については独自の考察を含んでおり、Jリーグ、各クラブおよび監督・選手の公式見解を示すものではありません。
選手採点は公開されている試合速報やプレー記録を基にした参考評価であり、試合映像を通じた全プレーの検証によるものではありません。また、Jリーグ公式の採点ではありません。
試合統計については、速報値と確定記録で数値が異なる場合があります。本記事では原則としてJリーグ公式データサイトの確定記録を採用しています。
掲載内容は2026年10月15日時点で確認できる情報に基づいています。
最新情報については、Jリーグおよび各クラブの公式発表をご確認ください。
- 【J1第10節】水戸ホーリーホックvs浦和レッズ徹底分析|開始10分の退場で激変!笹修大が90+4分に劇的決勝弾、浦和が28本のシュートでつかんだ勝利とは?
- 【J1第10節】セレッソ大阪vs川崎フロンターレ徹底分析|10人のC大阪が2度追いつくも川崎が4-2勝利!脇坂の決勝弾と数的優位を生かした戦術を解説
- 【J1第10節】鹿島アントラーズvsV・ファーレン長崎徹底分析|開始5分で2発!チャヴリッチが1ゴール&PK獲得、鹿島が完封勝利した要因とは?
- 【J1第10節】サンフレッチェ広島vs京都サンガ徹底分析|後半3発で広島が4連勝&首位浮上!鈴木章斗が1ゴール1アシスト、京都を圧倒した戦術とは?
- 【J1第10節】ジェフ千葉vs横浜F・マリノス徹底分析|シュート17本も決め切れず!0-0ドローの要因、全選手採点と両チームの課題










