2026年9月29日、2026/27 Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ1stラウンド2回戦「ガイナーレ鳥取vsV・ファーレン長崎」がAxisバードスタジアムで行われました。
J3の鳥取が迎えたのは、J1の長崎。
試合は前半を0-0で折り返すと、53分に篠田大輝がドリブル突破から先制。さらに86分、途中出場の山本颯太が自陣から一気に持ち上がって追加点を奪いました。
長崎は66%のボール支配率を記録し、Jリーグ公式集計では16本のシュートを放ちましたが最後までゴールを奪えず。
鳥取が2-0で勝利し、ルヴァンカップ3回戦進出を決めました。今季は天皇杯で名古屋グランパス、ルヴァンカップ1回戦でRB大宮アルディージャを破っており、これで今季3度目となる上位カテゴリー勢撃破です。
ガイナーレ鳥取vsV・ファーレン長崎|試合結果
試合概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 2026/27 Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ 1stラウンド2回戦 |
| 開催日 | 2026年9月29日 |
| キックオフ | 19:03 |
| 会場 | Axisバードスタジアム |
| 結果 | ガイナーレ鳥取 2-0 V・ファーレン長崎 |
| 前半 | 0-0 |
| 後半 | 2-0 |
| 得点 | 53分 篠田大輝、86分 山本颯太 |
| 入場者数 | 1,255人 |
| 天候 | 曇り |
| 気温 | 19.2℃ |
| 湿度 | 90% |
Jリーグ公式記録では、鳥取が14本、長崎が16本のシュートを記録。ボール支配率は鳥取34%、長崎66%でした。
両チームのスターティングメンバー
ガイナーレ鳥取
| Pos. | 選手 |
|---|---|
| GK | 早川 ウワブライト |
| DF | ヴァンイヤーデン ショーン |
| DF | ローレンス マルコ |
| DF | ムン ミン |
| DF | 大嶋 春樹 |
| MF | 東條 敦輝 |
| MF | 清水 祐輔 |
| MF | 田制 裕作 |
| MF | 橋本 清太郎 |
| FW | 篠田 大輝 |
| FW | 小西 陽向 |
V・ファーレン長崎
| Pos. | 選手 |
|---|---|
| GK | 波多野 豪 |
| DF | 江川 湧清 |
| DF | 新井 一耀 |
| DF | 進藤 亮佑 |
| MF | 山口 蛍 |
| MF | 岩崎 悠人 |
| MF | マテウス ジェズス |
| MF | ディエゴ ピトゥカ |
| MF | 長谷川 元希 |
| MF | 増山 朝陽 |
| FW | チアゴ サンタナ |
試合前のJリーグ公式予想フォーメーションは鳥取が3-1-4-2、長崎が3-4-2-1でした。
前半|長崎がボールを握るも鳥取が粘り強く抵抗
長崎は左右からチアゴ・サンタナを狙う
序盤からボール保持で上回ったのは長崎です。
6分には増山朝陽の右クロスからチアゴ・サンタナがシュート。12分にも長谷川元希のクロスから攻撃を作り、22分にはチアゴ・サンタナが左足で枠内シュートを放ちました。
15分までのポゼッションは鳥取34%、長崎66%。
長崎がボールを動かしながら、チアゴ・サンタナを中心に鳥取ゴールへ迫る展開となりました。
鳥取もカウンターから長崎ゴールへ
一方、鳥取も単純に引いて守るだけではありません。
27分には小西陽向がペナルティーエリアへ進入してシュート。その直後にも篠田大輝のスルーパスから小西が抜け出し、左足で枠内を捉えましたが、GK波多野豪がセーブしました。
40分には篠田自身もペナルティーエリア手前からシュート。
ボール保持率では劣っていても、奪った後に素早く前へ出ることで長崎守備陣にプレッシャーを与えます。
前半のシュート数は鳥取5本、長崎6本。
長崎が67%のボールを保持しながらも、スコアは0-0のまま折り返しました。
後半立ち上がり|長崎が一気にゴールへ迫る
新井一耀のシュートを早川がセーブ
後半開始直後は長崎が強烈な圧力をかけます。
49分にはマテウス・ジェズスがドリブルからシュート。50分には新井一耀がペナルティーエリア中央から右足で枠内シュートを放ちます。
しかし、鳥取GK早川ウワブライトがセーブ。
長崎に傾きかけた流れを鳥取守備陣が耐えると、そのわずか数分後に試合が動きました。
53分|篠田大輝が圧巻のドリブルで先制
左サイドから持ち込み左足で仕留める
53分、鳥取が先制します。
敵陣左サイドでボールを奪うと、篠田大輝がボールを拾ってそのままドリブルで前進。
ペナルティーエリア左まで持ち込み、最後は左足でゴール右下へ流し込みました。
鳥取が1-0。
ボールを握っていた長崎に対し、「奪ってから速く攻める」という鳥取の狙いがそのまま得点につながった場面でした。
長崎が反撃|しかし鳥取のブロックを崩せない
チアゴ・サンタナを中心に猛攻
先制された長崎は60分、増山朝陽とディエゴ・ピトゥカを下げ、米田隼也と松本天夢を投入。
さらに78分には岩崎悠人、長谷川元希に代えて翁長聖、山﨑凌吾を送り込みます。
66分には長谷川のスルーパスからチアゴ・サンタナが左足でシュート。しかしヴァンイヤーデン・ショーンがブロック。
77分にも再びチアゴ・サンタナがペナルティーエリア内へ抜け出しましたが、GK早川がセーブしました。
ボールは長崎が持っていました。
それでも、鳥取はゴール前で身体を張ってシュートコースを消し続けます。
鳥取もカウンターから追加点を狙う
守るだけではなかったことが勝利につながる
鳥取は1-0となった後も極端に守備へ引きませんでした。
70分には橋本清太郎、71分には吉田伊吹、72分には藤田一途がシュート。
76分には藤田のFKからローレンス・マルコがヘディングで枠内を捉えるなど、セットプレーからも長崎ゴールへ迫ります。
この「2点目を狙い続けた姿勢」が、終盤の決定的なゴールにつながりました。
86分|山本颯太が自陣から独走!試合を決めるスーパーゴール
途中出場の山本が勝負を決める
86分。
長崎が前掛かりになったところから、途中出場の山本颯太が自陣でボールを持ちます。
そのまま一気にドリブルで前進。
長い距離を単独で運び、ペナルティーエリア中央まで侵入すると、最後は右足でゴール右上へ突き刺しました。
2-0。
68分から投入された山本が、決定的な追加点を奪いました。
長崎はその後、ジョナタン・ジュニオールも投入して反撃を試みましたが得点できず。
鳥取が2-0で勝利し、3回戦へ駒を進めました。
両チームの交代選手
ガイナーレ鳥取
| 時間 | OUT | IN |
|---|---|---|
| 63分 | 清水 祐輔 | 藤田 一途 |
| 68分 | 小西 陽向 | 山本 颯太 |
| 68分 | 篠田 大輝 | 吉田 伊吹 |
| 68分 | 東條 敦輝 | 本保 奏希 |
| 80分 | ヴァンイヤーデン ショーン | 金浦 真樹 |
| 89分 | ムン ミン | 木内 達也 |
V・ファーレン長崎
| 時間 | OUT | IN |
|---|---|---|
| 60分 | ディエゴ ピトゥカ | 松本 天夢 |
| 60分 | 増山 朝陽 | 米田 隼也 |
| 78分 | 長谷川 元希 | 山﨑 凌吾 |
| 78分 | 岩崎 悠人 | 翁長 聖 |
| 83分 | 山口 蛍 | 山田 陸 |
| 89分 | 江川 湧清 | ジョナタン ジュニオール |
鳥取は68分に3選手を同時に変更。その中で投入された山本颯太が、86分に試合を決める2点目を奪いました。
スタッツから見る鳥取vs長崎
| スタッツ | 鳥取 | 長崎 |
|---|---|---|
| シュート | 14 | 16 |
| 枠内シュート | 5 | 4 |
| ボール支配率 | 34% | 66% |
| パス成功率 | 68.8% | 83.4% |
| オフサイド | 1 | 0 |
| CK | 3 | 6 |
| FK | 8 | 12 |
| 警告 | 2 | 1 |
| 退場 | 0 | 0 |
※シュート数はデータ提供元によって集計基準に差があります。V・ファーレン長崎公式では異なる数字も掲載されていますが、本記事ではJリーグ公式の試合速報・スタッツに掲載された「鳥取14本、長崎16本」を採用しています。
数字から見える最大の特徴は、ポゼッションと結果が一致しなかったことです。
長崎は66%のボール支配率、83.4%のパス成功率を記録。
しかし枠内シュートでは鳥取が5対4で上回っています。
鳥取は長時間ボールを持たなくても、ボール奪取後に迷わずゴールへ向かい、長崎以上にゴールへ直結するフィニッシュを作りました。
ガイナーレ鳥取|選手採点・評価
※10点満点。当サイト独自評価であり、Jリーグ公式採点ではありません。
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| 早川 ウワブライト | 7.5 | 長崎の決定機を阻止し無失点。後半の新井、チアゴ・サンタナへの対応が大きかった |
| ヴァンイヤーデン ショーン | 7.0 | チアゴ・サンタナのシュートをブロック。警告後も粘り強く対応 |
| ローレンス マルコ | 7.0 | 中央で長崎のクロスを跳ね返し、セットプレーでは枠内ヘッドも記録 |
| ムン ミン | 6.5 | 左右の攻防に関与しながら終盤まで守備強度を維持 |
| 大嶋 春樹 | 7.0 | 長崎の攻撃を何度もクリアし、最終ラインを安定させた |
| 東條 敦輝 | 6.5 | 中盤で運動量を確保し、攻撃でもシュートを狙った |
| 清水 祐輔 | 7.0 | 左サイドで積極的にプレー。篠田の先制点につながるボール奪取にも関与 |
| 田制 裕作 | 6.5 | 中盤から前線へボールを供給し、カウンターの起点に |
| 橋本 清太郎 | 6.5 | サイドで攻守に走り、長崎の攻撃に粘り強く対応 |
| 篠田 大輝 | 7.5 | 53分に個人技から先制ゴール。試合の流れを大きく変えた |
| 小西 陽向 | 6.5 | 前半に複数の決定機を作り、長崎守備を脅かした |
| 藤田 一途 | 6.5 | 途中出場から積極的に前進し、FKでもチャンスを演出 |
| 山本 颯太 | 8.0 | 自陣からの独走で決勝的な2点目。途中出場で試合を決めた |
| 吉田 伊吹 | 6.0 | 前線で身体を張りながらカウンターの出口を作った |
| 本保 奏希 | 6.0 | 中盤で運動量を補い、リード時の守備を支えた |
| 金浦 真樹 | 6.0 | 終盤の守備固めで貢献 |
| 木内 達也 | - | 出場時間が短いため採点対象外 |
MOM候補は山本颯太。
篠田の先制点も非常に大きな価値がありますが、山本は途中出場から自陣スタートのドリブルで試合を決める2点目を記録しました。
V・ファーレン長崎|選手採点・評価
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| 波多野 豪 | 6.0 | 前半に小西のシュートをセーブ。2失点はいずれも難しい対応 |
| 江川 湧清 | 6.0 | 左から積極的に前進したが、決定的な崩しには至らず |
| 新井 一耀 | 6.0 | 攻守に関わり、後半には自ら枠内シュートも記録 |
| 進藤 亮佑 | 6.0 | 篠田のシュートをブロックするなど中央で対応 |
| 山口 蛍 | 6.0 | 中盤でボールを循環させたが、13分に警告 |
| 岩崎 悠人 | 6.0 | サイド、ハーフスペースから仕掛けたが得点には結びつかず |
| マテウス ジェズス | 6.5 | ドリブルとセットプレーから積極的にゴールへ迫った |
| ディエゴ ピトゥカ | 6.0 | ボール保持を支えたが、鳥取守備を崩し切れず |
| 長谷川 元希 | 6.5 | クロス、スルーパスから複数のチャンスを作った |
| 増山 朝陽 | 6.0 | 右サイドからクロスを供給したが得点にはつながらず |
| チアゴ サンタナ | 6.0 | 多くのシュート機会を得たものの、早川ら鳥取守備陣を攻略できず |
| 松本 天夢 | 6.0 | 途中出場から前線へのパスで攻撃に変化を加えた |
| 米田 隼也 | 6.0 | 左右のスペースを使い攻撃参加 |
| 翁長 聖 | 6.0 | 終盤に左サイドから積極的に仕掛けた |
| 山﨑 凌吾 | 5.5 | 前線のターゲットとして投入されたが得点には絡めず |
| 山田 陸 | 5.5 | 終盤から中盤を支えた |
| ジョナタン ジュニオール | - | 出場時間が短く採点対象外 |
なぜガイナーレ鳥取はJ1長崎を撃破できたのか?
「持たせる」ことを恐れなかった守備
最大のポイントは、長崎にボールを持たれること自体を問題にしなかったことです。
支配率は34対66。
パス成功率でも大きく差をつけられています。
それでも鳥取はゴール前で中央を締め、長崎に「ボールは持てるが、最後の一撃を簡単には打てない」状況を作りました。
シュートを打たれてもブロックし、最後はGK早川が対応。
長崎の枠内シュートを4本に抑え、無失点で90分を終えました。
奪った瞬間の縦への速さ
鳥取の攻撃は非常に明確でした。
長崎が前へ人数をかければ、その背後へ一気に出る。
53分の篠田の先制点、86分の山本の追加点は、その象徴です。
特に2点目は長崎が同点を狙って前掛かりになったスペースを山本が一気に突いたもので、鳥取のゲームプランを象徴するゴールでした。
途中交代の山本颯太が結果を出した
68分に入った山本は、約18分後に追加点。
リードしたから守備だけを強化するのではなく、スピードを持つ選手を前線へ残した采配が結果につながりました。
V・ファーレン長崎が敗れた要因
ボール支配を得点に変えられなかった
長崎はボールを持てなかったわけではありません。
むしろ66%という高い支配率を記録し、シュート数もJリーグ公式では鳥取を上回る16本でした。
それでも得点は0。
クロスやペナルティーエリア周辺まで運ぶ場面はあっても、鳥取守備のブロックを外した状態でシュートを打つ回数を十分に増やせませんでした。
攻撃後の切り替えで鳥取に上回られた
鳥取の2得点はいずれも、長崎が攻撃へ意識を向けた後に生まれています。
特に86分は鳥取陣内から山本に長い距離をドリブルされ、そのまま失点。
同点を狙う必要がある時間帯とはいえ、ボールを失った瞬間のリスク管理には改善の余地が残ります。
ガイナーレ鳥取|次戦へのポイント
ジャイアントキリングをリーグ戦の自信へ
鳥取にとって、この勝利は単なるカップ戦1勝以上の意味を持ちます。
今季は天皇杯でJ1名古屋、ルヴァンカップでJ2大宮、そして今回J1長崎を撃破。
異なる大会で上位カテゴリーのクラブを破っています。
一方、リーグ戦では直近で金沢に1-4で敗れており、カップ戦で見せる守備強度や速攻をJ3でも安定して発揮できるかが重要です。
次戦は10月7日の天皇杯3回戦。
アウェイの味の素スタジアムで東京ヴェルディと対戦します。再びJ1クラブを相手に、鳥取のカウンターがどこまで通用するか注目です。
V・ファーレン長崎|次戦への改善ポイント
ポゼッションの「出口」を増やしたい
長崎は中盤に山口蛍、ディエゴ・ピトゥカ、マテウス・ジェズスら技術のある選手を揃え、ボールを握るところまではできていました。
課題は、その後です。
中央突破、クロス、背後へのスルーパスなどを組み合わせながら、相手守備が整う前にフィニッシュへ持ち込む回数を増やしたいところです。
長崎の次戦も10月7日の天皇杯3回戦。
アウェイで清水エスパルスと対戦し、その後10月11日にJ1リーグでジェフユナイテッド千葉と対戦します。
まとめ|J3鳥取がJ1長崎を完封!篠田&山本のカウンター弾で大金星
ガイナーレ鳥取 2-0 V・ファーレン長崎。
ボール支配率は34対66。
シュート数は14対16。
数字だけなら長崎が優勢に見える試合でした。
しかし、勝負どころでゴールを奪ったのは鳥取です。
53分、篠田大輝が左サイドからドリブルで持ち込み先制。
86分には途中出場の山本颯太が自陣から独走し、試合を決定づける2点目。
守備では早川ウワブライトを中心に、長崎のチアゴ・サンタナやマテウス・ジェズスらを最後まで無得点に封じました。
J3鳥取がJ1長崎を2-0で撃破。
1回戦のJ2大宮撃破に続き、再び上位カテゴリーのクラブを倒してルヴァンカップ3回戦進出です。
「ボールを持つこと」ではなく、「ゴールを守り、ゴールを奪うこと」。
その原則を90分間体現した鳥取の、鮮やかなジャイアントキリングとなりました。
免責事項
本記事は、Jリーグ公式サイト、ガイナーレ鳥取公式サイト、V・ファーレン長崎公式サイトおよび公開されている試合記録・スタッツをもとに作成しています。
また、本記事の制作にはAIライティングツールを使用し、情報整理、記事構成、文章表現の補助を行っています。公開前に可能な限り公式情報との照合を行っていますが、公式記録の訂正や各データ提供元の集計基準によって数値が異なる場合があります。最新情報についてはJリーグおよび各クラブの公式発表をご確認ください。
なお、選手採点、戦術分析、試合評価については、公開された試合記録・スタッツをもとにした当サイト独自の見解です。Jリーグ、ガイナーレ鳥取、V・ファーレン長崎および各選手・関係者による公式評価ではありません。









