2026年ワールドカップ準決勝で対戦するフランス代表とスペイン代表は、欧州を代表する強豪同士です。両国はこれまで国際Aマッチで38回対戦しており、通算成績はフランスの13勝、スペインの18勝、引き分け7回。全体ではスペインが勝ち越していますが、ワールドカップ本大会での対戦は2006年ドイツ大会の1試合のみで、この時はフランスが3-1で勝利しています。なお、2026年ワールドカップ準決勝のフランス対スペインは、両国にとってワールドカップ本大会で2度目の対戦となります。
フランス代表vsスペイン代表 通算対戦成績
| 対戦数 | フランス勝利 | 引き分け | スペイン勝利 | フランス得点 | スペイン得点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 38 | 13 | 7 | 18 | 44 | 71 |
通算ではスペインが18勝で優勢です。特に初期の親善試合ではスペインが大きく勝ち越しており、1929年にはスペインが8-1でフランスを下した試合もありました。一方で、EUROやワールドカップなどの公式大会ではフランスが印象的な勝利を多く挙げています。1984年EURO決勝、2000年EURO準々決勝、2006年ワールドカップ決勝トーナメント1回戦、2021年ネーションズリーグ決勝など、重要な舞台ではフランスが勝負強さを見せてきました。
ワールドカップ本大会での対戦
| 年 | 大会 | ラウンド | 結果 | 得点者 |
|---|---|---|---|---|
| 2006年 | ドイツ大会 | 決勝トーナメント1回戦 | スペイン 1-3 フランス | スペイン:ダビド・ビジャ/フランス:リベリ、ヴィエラ、ジダン |
ワールドカップ本大会での対戦は、2026年準決勝前の時点で2006年ドイツ大会の1試合のみです。この試合では、スペインがダビド・ビジャのPKで先制しましたが、フランスはフランク・リベリが同点弾を決め、終盤にパトリック・ヴィエラ、ジネディーヌ・ジダンが加点。フランスが3-1で逆転勝利しました。
この試合は、当時若い才能が台頭していたスペインに対し、ジダン、ヴィエラ、アンリら経験豊富なフランスが勝負強さを見せた一戦として記憶されています。スペインはその後、EURO2008、2010年ワールドカップ、EURO2012を制する黄金期へ向かっていきますが、2006年時点ではまだフランスの老獪さを越えることはできませんでした。
ワールドカップ予選での対戦
| 年月日 | 大会 | 結果 |
|---|---|---|
| 2012年10月16日 | 2014年W杯欧州予選 | スペイン 1-1 フランス |
| 2013年3月26日 | 2014年W杯欧州予選 | フランス 0-1 スペイン |
ワールドカップ本大会とは別に、2014年ブラジル大会の欧州予選でも両国は同組で対戦しています。スペインホームの初戦は1-1、フランスホームの第2戦はスペインが1-0で勝利しました。この予選ではスペインが組1位で本大会へ直行し、フランスはプレーオフを経て本大会出場を決めています。
大会別対戦成績
| 大会区分 | 試合数 | フランス勝利 | 引き分け | スペイン勝利 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ワールドカップ本大会 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2006年にフランスが3-1で勝利 |
| ワールドカップ予選 | 2 | 0 | 1 | 1 | 2014年予選ではスペインが優勢 |
| EURO本大会 | 5 | 2 | 1 | 2 | 1984年はフランス、2012年・2024年はスペイン |
| EURO予選 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1992年予選ではフランスが2勝 |
| UEFAネーションズリーグ | 2 | 1 | 0 | 1 | 2021年決勝はフランス、2025年準決勝はスペイン |
| 親善試合 | 26 | 7 | 5 | 14 | 初期はスペインが大きく勝ち越し |
全体ではスペイン優勢ですが、公式大会に限るとかなり拮抗しています。フランスは1984年EURO決勝、2000年EURO準々決勝、2006年ワールドカップ、2021年ネーションズリーグ決勝と、タイトルやトーナメントの重要局面で勝利してきました。一方のスペインは、2012年EURO準々決勝、2024年EURO準決勝、2025年ネーションズリーグ準決勝で勝利しており、近年はスペインがフランスに対して良い結果を残しています。
全対戦履歴
| 年月日 | 大会 | 結果 | 勝者 |
|---|---|---|---|
| 1922年4月30日 | 親善試合 | フランス 0-4 スペイン | スペイン |
| 1923年1月28日 | 親善試合 | フランス 0-3 スペイン | スペイン |
| 1927年5月22日 | 親善試合 | フランス 1-4 スペイン | スペイン |
| 1929年4月14日 | 親善試合 | フランス 1-8 スペイン | スペイン |
| 1933年4月23日 | 親善試合 | フランス 1-0 スペイン | フランス |
| 1935年1月24日 | 親善試合 | フランス 0-2 スペイン | スペイン |
| 1942年3月15日 | 親善試合 | フランス 0-4 スペイン | スペイン |
| 1949年6月19日 | 親善試合 | フランス 1-5 スペイン | スペイン |
| 1955年3月17日 | 親善試合 | フランス 2-1 スペイン | フランス |
| 1958年3月13日 | 親善試合 | フランス 2-2 スペイン | 引き分け |
| 1959年12月17日 | 親善試合 | フランス 4-3 スペイン | フランス |
| 1961年4月2日 | 親善試合 | フランス 0-2 スペイン | スペイン |
| 1961年12月10日 | 親善試合 | フランス 1-1 スペイン | 引き分け |
| 1963年1月9日 | 親善試合 | フランス 0-0 スペイン | 引き分け |
| 1968年10月17日 | 親善試合 | フランス 1-3 スペイン | スペイン |
| 1971年3月17日 | 親善試合 | フランス 2-2 スペイン | 引き分け |
| 1978年11月8日 | 親善試合 | フランス 1-0 スペイン | フランス |
| 1981年2月18日 | 親善試合 | フランス 0-1 スペイン | スペイン |
| 1983年10月5日 | 親善試合 | フランス 1-1 スペイン | 引き分け |
| 1984年6月27日 | EURO1984決勝 | フランス 2-0 スペイン | フランス |
| 1988年3月23日 | 親善試合 | フランス 2-1 スペイン | フランス |
| 1991年2月20日 | EURO1992予選 | フランス 3-1 スペイン | フランス |
| 1991年10月12日 | EURO1992予選 | フランス 2-1 スペイン | フランス |
| 1996年6月15日 | EURO1996グループステージ | フランス 1-1 スペイン | 引き分け |
| 1998年1月28日 | 親善試合 | フランス 1-0 スペイン | フランス |
| 2000年6月25日 | EURO2000準々決勝 | フランス 2-1 スペイン | フランス |
| 2001年3月28日 | 親善試合 | フランス 1-2 スペイン | スペイン |
| 2006年6月27日 | 2006年W杯決勝T1回戦 | フランス 3-1 スペイン | フランス |
| 2008年2月6日 | 親善試合 | フランス 0-1 スペイン | スペイン |
| 2010年3月3日 | 親善試合 | フランス 0-2 スペイン | スペイン |
| 2012年6月23日 | EURO2012準々決勝 | フランス 0-2 スペイン | スペイン |
| 2012年10月16日 | 2014年W杯欧州予選 | フランス 1-1 スペイン | 引き分け |
| 2013年3月26日 | 2014年W杯欧州予選 | フランス 0-1 スペイン | スペイン |
| 2014年9月4日 | 親善試合 | フランス 1-0 スペイン | フランス |
| 2017年3月28日 | 親善試合 | フランス 0-2 スペイン | スペイン |
| 2021年10月10日 | UEFAネーションズリーグ決勝 | フランス 2-1 スペイン | フランス |
| 2024年7月9日 | EURO2024準決勝 | フランス 1-2 スペイン | スペイン |
| 2025年6月5日 | UEFAネーションズリーグ準決勝 | フランス 4-5 スペイン | スペイン |
近年の対戦傾向
近年のフランス対スペインは、スペインがやや優勢です。2012年EUROではスペインが2-0で勝利し、2013年のワールドカップ予選でもスペインが1-0でフランスを下しました。2021年のネーションズリーグ決勝ではフランスが2-1で勝利しましたが、2024年EURO準決勝ではスペインが2-1、2025年ネーションズリーグ準決勝ではスペインが5-4で勝利しています。
特に2024年と2025年の対戦は、スペインの攻撃力と若手の台頭を印象づける試合でした。2024年EURO準決勝では、フランスが先制しながらスペインが逆転勝利。2025年ネーションズリーグ準決勝では、スペインが5得点を奪う打ち合いを制しました。フランスにとっては、スペインのボール保持と攻撃のテンポをどう抑えるかが課題になります。
フランスにとってのスペイン戦
フランスにとってスペイン戦は、公式大会での勝負強さを示してきたカードでもあります。1984年EURO決勝では、ミシェル・プラティニとブルーノ・ベロンのゴールで2-0勝利。2000年EURO準々決勝では、ジダンとジョルカエフのゴールで2-1勝利。2006年ワールドカップでも、リベリ、ヴィエラ、ジダンのゴールで3-1と逆転勝利しました。
一方で、近年はスペインに押される試合も増えています。2024年EURO、2025年ネーションズリーグと連敗しているため、2026年ワールドカップ準決勝はフランスにとってリベンジの意味も持つ一戦になります。
スペインにとってのフランス戦
スペインにとってフランス戦は、長い歴史では勝ち越しているものの、かつては大舞台で苦しめられてきた相手でもあります。1984年EURO決勝、2000年EURO、2006年ワールドカップではフランスに敗れており、トーナメントの重要局面でフランスに阻まれることが多くありました。
しかし、2010年代以降は流れが変わりつつあります。2012年EUROではシャビ・アロンソの2得点でフランスを下し、2024年EURO準決勝、2025年ネーションズリーグ準決勝でも勝利。近年のスペインは、フランスに対して主導権を握る試合を作れるようになっています。
まとめ
フランス代表とスペイン代表は、これまで国際Aマッチで38回対戦し、フランス13勝、引き分け7回、スペイン18勝という成績です。通算ではスペインが勝ち越していますが、ワールドカップ本大会では2006年にフランスが3-1で勝利しており、W杯本大会ではフランスが1戦1勝となっています。
歴史的には、親善試合を含む通算成績ではスペイン優勢。一方で、1984年EURO決勝、2000年EURO、2006年ワールドカップ、2021年ネーションズリーグ決勝など、重要な公式戦ではフランスが勝負強さを見せてきました。ただし、直近ではスペインが2024年EURO、2025年ネーションズリーグで連勝しており、近年の流れはスペインにあります。
2026年ワールドカップ準決勝は、両国にとってワールドカップ本大会で2度目の対戦です。過去の通算成績ではスペイン、W杯本大会ではフランス、近年の直接対決ではスペインという構図の中で、決勝進出をかけた大一番を迎えます。





