日本時間7月5日に行われたFIFAワールドカップ2026決勝トーナメント、パラグアイ対フランスは、フランスが1-0で勝利しました。試合はパラグアイが粘り強い守備でフランスの攻撃を封じる時間が長く、終盤までスコアレスの緊迫した展開となりましたが、後半70分にキリアン・エムバペがPKを決め、これが決勝点となりました。フランスは苦しみながらも勝ち切り、準々決勝でモロッコと対戦します。
試合結果
| 試合 | スコア | 勝者 |
|---|---|---|
| パラグアイ vs フランス | 0-1 | フランス |
得点経過
| 時間 | チーム | 得点者 | スコア |
|---|---|---|---|
| 後半70分 | フランス | キリアン・エムバペ | 0-1 |
パラグアイが粘り強く守る展開
試合は立ち上がりからフランスがボールを持つ時間を増やしましたが、パラグアイは中央を締め、簡単には崩されない守備ブロックを形成しました。フランスはサイドからの仕掛けやセットプレーでゴール前に迫る場面を作りましたが、最後の精度を欠き、なかなか決定機を作り切れませんでした。
パラグアイはベスト32でドイツをPK戦の末に破って勝ち上がってきたチームです。この試合でも、強豪相手に焦れず、守備から試合を作る姿勢が徹底されていました。フランスの攻撃陣にスペースを与えず、ボールを奪えば素早く前線へ運ぼうとする形で対抗しました。
フランスは攻めながらも苦戦
フランスはグループステージから高い得点力を見せ、ベスト32でもスウェーデンに3-0で快勝していました。しかし、このパラグアイ戦では思うように攻撃が噛み合いませんでした。エムバペを中心に何度も仕掛けましたが、パラグアイの守備陣が体を張って対応し、フランスは決定的な場面を作るまでに時間を要しました。
特に前半から後半半ばまでは、フランスが押し込む一方で、パラグアイが耐える構図が続きました。トーナメントらしい重たい空気の中、フランスは優位に進めながらもゴールを奪えず、試合は0-0のまま終盤へ向かいました。
後半70分、エムバペがPKを決める
均衡が破れたのは後半70分でした。フランスが攻撃を仕掛ける中で、ペナルティエリア内のプレーがVARで確認され、フランスにPKが与えられます。この大きな場面でキッカーを務めたのはキリアン・エムバペ。エムバペは落ち着いてPKを決め、フランスがついに1-0とリードしました。
このゴールは、試合内容以上に大きな意味を持つ一撃でした。なかなか崩し切れない相手に対し、限られたチャンスを確実に得点に変える。エムバペの勝負強さが、フランスを再び準々決勝へ導きました。
パラグアイは最後まで抵抗
先制を許したパラグアイは、終盤にかけて前へ出る姿勢を強めました。ここまで守備を中心に試合を進めてきましたが、ビハインドを背負ったことで攻撃の人数を増やし、同点を狙いました。
しかし、フランスの守備陣も最後まで集中を切らしませんでした。終盤は球際の激しい場面も増え、試合は荒れ気味の展開にもなりましたが、フランスはリードを守り切りました。パラグアイはドイツを破った勢いをこの試合でも見せましたが、あと一歩のところでフランスの壁を越えることはできませんでした。
フランスは苦しみながらも勝ち切る
フランスにとって、この試合は決して楽な勝利ではありませんでした。内容面では、攻撃の停滞やフィニッシュの精度に課題が残りました。これまでの試合のように大量得点で押し切る展開にはならず、パラグアイの粘り強い守備に苦しめられました。
それでも、トーナメントで最も重要なのは勝ち切ることです。フランスは苦しい試合でもエムバペが決め、守備陣が無失点で締めました。優勝候補として圧倒的な内容を見せたわけではありませんが、難しい相手に1-0で勝ち切る強さは、今後の戦いでも大きな意味を持ちます。
パラグアイはベスト16で敗退も強烈な存在感
パラグアイはベスト16で敗退となりましたが、今大会では大きな存在感を示しました。グループステージ初戦でアメリカに1-4と敗れながら、その後に立て直し、決勝トーナメント1回戦ではドイツをPK戦で撃破。今大会屈指の番狂わせを起こしました。
フランス戦でも、相手の攻撃を長時間封じる守備の強さを見せました。最終的にはPKの1点に泣きましたが、南米勢らしい粘り強さ、球際の強さ、トーナメントでのしぶとさは十分に示しました。敗退という結果以上に、今大会のパラグアイは印象に残るチームだったと言えます。
準々決勝はフランス対モロッコ
フランスはこの勝利によりベスト8へ進出。準々決勝では、カナダを3-0で下したモロッコと対戦します。モロッコは2022年大会でアフリカ勢初のベスト4入りを果たしたチームであり、今大会でもオランダ、カナダを破って勝ち上がっています。
フランスにとっては、パラグアイ戦以上に難しい試合になる可能性があります。モロッコは守備が堅く、カウンターの鋭さもあるチームです。フランスがボールを持つ展開になったとしても、今回のように崩し切れない時間が長くなれば、モロッコの一撃を受ける危険があります。エムバペを中心とした攻撃陣が、どれだけ早い時間帯に相手守備を崩せるかが鍵になります。
まとめ
パラグアイ対フランスは、キリアン・エムバペのPKが決勝点となり、フランスが1-0で勝利しました。パラグアイは最後まで粘り強く守り、フランスを苦しめましたが、後半70分のPKで均衡が破れました。
フランスは内容面で圧倒したわけではありませんが、接戦を勝ち切る勝負強さを見せてベスト8進出。パラグアイは敗退となったものの、ドイツ撃破に続き、フランスを最後まで苦しめる戦いぶりで大会に強い印象を残しました。準々決勝では、フランスとモロッコが激突します。







