5月15日14時に迫った、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバー26名の発表。数々のタレントがひしめき合う森保ジャパンにおいて、かつては「戦術の要」として絶対的な地位を築きながらも、現在まさかの当落線上で揺れ動いている選手がいます。それが、前田大然の「日本代表メンバー」選出の行方です。
スコットランドの名門セルティックで躍動し、2022年のカタールW杯では、強豪国を相手に信じられない運動量でピッチを駆け回ったスピードスター。「鬼プレス」と称される彼からの前線からのチェイシングは、日本代表の躍進を支える最大の原動力となりました。
「前田大然がいなければ、日本の守備は成り立たない」 そう言わしめた男に、なぜ今、選出漏れの暗雲が立ち込めているのか。本記事では、日本代表の戦術(システム)変更が彼に及ぼした影響と、それでもなおW杯の舞台で「鬼プレス」が絶対的に必要とされる理由を徹底解剖します。
2022年の戦術の核から一転、変化した森保ジャパンの「現在地」
前田大然がカタールW杯で重用された最大の理由は、当時の日本代表が「強者のポゼッションサッカー」を捨て、なりふり構わず「弱者のカウンターサッカー」に徹したからです。
ドイツやスペインといった圧倒的なボール保持力を持つチームに対し、日本は自陣に深く引いてブロックを形成。その中で、最前線に配置された前田大然は、相手のセンターバックやゴールキーパーに対して、常軌を逸したスピードとスタミナでプレスをかけ続けました。彼の献身的な「走り」があったからこそ、相手の攻撃を限定し、ショートカウンターから得点を奪うという奇跡のシナリオが完遂されたのです。
しかし、現在の第2次森保ジャパンが目指しているのは、あの時のサッカーではありません。W杯でベスト8以上という新しい景色を見るために、日本代表は「自分たちでボールを保持し、相手を崩して勝つ」という能動的なスタイルへとシフトしています。
このチームコンセプトの劇的な変化こそが、前田選手の立場を難しくさせている最大の要因です。
テクニカルなウインガー陣との激しいポジション争い
「自分たちでボールを保持して崩す」サッカーにおいては、アタッカー陣に求められる能力が変わってきます。最前線の選手には、引いた相手を背負ってタメを作る「ポストプレー」が求められ、サイドの選手には、狭いスペースをドリブルとパスで打開する「テクニック」が不可欠になります。
現在の日本代表のウイング(サイドハーフ)のポジションには、三笘薫、伊東純也、久保建英、堂安律、中村敬斗といった、世界トップレベルの技術と突破力を持つ選手たちがひしめき合っています。彼らは「足元でボールを受けて違いを作る」ことにおいて、圧倒的な才能を持っています。
一方、前田大然の最大の武器は「ボールを持たない時の動き(オフ・ザ・ボールのプレスと裏抜け)」です。足元のテクニックや、密集地帯でのコンビネーションで相手を崩すプレーは、決して彼の得意分野ではありません。
ボール保持を重視するシステムの中では、どうしても彼のストロングポイントが活きる場面が減少し、技術に勝るライバルたちにスタメンの座を譲る試合が増えてしまったのです。これが「前田大然・当落線上」のリアルな背景です。
クローザーとしての「絶対的価値」:鬼プレスはW杯の終盤を制す
では、ポゼッションを志向する今の日本代表に、前田大然の居場所はないのでしょうか。結論から言えば、「26人の中に絶対に1人は入れておかなければならない、最強のクローザー」としての価値が彼にはあります。
どれだけ日本がボール保持を目指しても、W杯本番の強豪国相手では、必ず押し込まれる時間帯や、1点リードを守り切らなければならない過酷な終盤戦が訪れます。相手がリスクを冒して猛攻を仕掛けてきた時、日本の守備陣の疲労がピークに達した時、ピッチに投入される前田大然の「鬼プレス」は、絶望的な状況を救う一筋の光となります。
後半20分からピッチに入り、誰よりも速く、誰よりも長く相手を追い回す。その姿は相手チームに強烈なプレッシャーと絶望感を与え、味方チームには「大然が走っているから自分たちも頑張らなければ」という無尽蔵の闘志を呼び起こします。
「守り切るための前線のカード」として、前田大然以上に計算できる選手は世界中を探してもそう多くはありません。戦術のメインストリームからは外れたかもしれませんが、W杯という総力戦において、彼の特殊能力は間違いなくチームを救う「最強の盾」となります。
運命の5月15日。森保監督は、かつて苦楽を共にした「世界最速の仕事人」に、再び世界を驚かせるためのチケットを託すのか。その決断に注目が集まります。
【免責事項】 本記事の内容は、2026年5月時点での各種報道および筆者の個人的な戦術分析に基づく考察・予想であり、実際の日本代表メンバー選出を確約するものではありません。選手のコンディションや監督の最終判断により結果は異なります。当ブログの情報を利用して生じたいかなる損害についても、運営者は一切の責任を負いかねます。

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