2026年のFIFAワールドカップ開催に向け、メキシコ・モンテレイの「エスタディオ・モンテレイ(エスタディオ・BBVA)」での観戦を計画しているご家族も多いのではないでしょうか。特に小さなお子様を連れての海外スタジアム観戦となると、最も気になるのが授乳室やオムツ替えスペースといった「サニタリー施設」の充実度です。
メキシコのスタジアムと聞くと、設備が古いのではないかと心配されるかもしれませんが、このスタジアムは2015年に開場した非常にモダンな施設です。現地では「ギガンテ・デ・アセロ(鋼鉄の巨人)」の愛称で親しまれ、北米でも屈指の高規格なスタジアムとして知られています。
本記事では、子連れでモンテレイ観戦を楽しむサポーターのために、授乳室の場所や利用方法、ベビーカーの取り扱いなど、親御さんが事前に知っておくべき情報を網羅して解説します。
エスタディオ・モンテレイは子連れに優しいスタジアムか
結論から申し上げますと、エスタディオ・モンテレイはメキシコ国内のスタジアムの中でも、トップクラスに子連れフレンドリーな設計となっています。最新のスタジアムらしく、バリアフリー化が進んでおり、通路も広く確保されています。
メキシコのサッカー文化は家族単位で楽しむことが一般的であるため、スタジアム側も子供連れの来場者を想定した設備を整えています。ただし、ワールドカップ期間中は通常時とは異なる規制が敷かれる可能性があるため、基本情報を押さえた上での準備が欠かせません。
気になる授乳室(Lactary)とオムツ替えスペースの場所
授乳室に関しては、スタジアム内の特定のエリアに設置されています。特に「スイートエリア」や「クラブ席」に近い階層には、清潔でプライバシーが守られた授乳スペースが用意されていることが多いです。
一般的な観戦スタンドを利用する場合でも、以下の場所を確認しておくことで、いざという時に慌てずに済みます。
- メインコンコースの医療センター(Medical Center)付近スタジアムには各所に救護所が配置されていますが、授乳専用の個室がない場合でも、救護所のスタッフに相談することで静かな場所を案内してもらえるケースがあります。
- 多目的トイレ(Baños familiares)多くの一般トイレセクションに、オムツ替え台を完備した多目的トイレが併設されています。男性用・女性用どちらからもアクセスできる「ファミリー用」となっている場所が多く、お父さんがオムツ替えを担当することも可能です。
スタジアム内の主要な子連れ向け設備を以下の表にまとめました。
| 設備 | 内容 | 備考 |
| 授乳室 | スイート階層および主要エリアに設置 | スタッフへの確認がスムーズです |
| オムツ替え台 | ほぼ全ての多目的トイレ内に完備 | 念のため除菌シートを持参しましょう |
| 医務室 | 複数箇所にあり、緊急時対応可能 | 乳幼児の体調不良時も安心です |
| エレベーター | スロープと併設、車椅子・ベビーカー優先 | 混雑時は利用に時間がかかる場合があります |
ベビーカーの持ち込みと預かりルール
海外のスタジアム観戦で最も注意が必要なのが、ベビーカーの扱いです。安全上の理由から、スタンド内(座席エリア)へのベビーカーの持ち込みは原則として禁止されています。
ベビーカーを利用して来場する場合、以下の手順を踏むことになります。
まず、スタジアムへの入場ゲートまではベビーカーを使用できます。ゲートを通過する際、セキュリティチェックを受けますが、その後に指定された「ベビーカー預かり所(Stroller Storage / Paquetería)」に預ける形となります。
ワールドカップ期間中は、各ゲート付近に特設の荷物預かり所が設置される予定です。預ける際は引換券を渡されるので、紛失しないよう大切に保管してください。スタジアム内は非常に広いため、歩けるお子様であっても、スタジアムの外まではベビーカーがあった方が親御さんの負担は劇的に軽減されます。
子供と一緒に楽しむためのスタジアム内フードと注意点
エスタディオ・モンテレイのコンコースには、多様な飲食店が並んでいます。子供が食べやすいメニューとしては、以下のようなものが挙げられます。
タコスやホットドッグ、ピザといった定番メニューはどこでも手に入りますが、メキシコ特有の味付けとして「サルサ(辛いソース)」が最初からかかっている場合があります。注文時には必ず「シン・ピカンテ(辛くしないで)」と伝えるようにしましょう。
また、スタジアム内ではペットボトルの持ち込みが厳しく制限されています。乳幼児用のミルクや特殊な飲料については、セキュリティで説明すれば許可されることが多いですが、念のため粉ミルクと、スタジアム内で購入した水で作る準備をしておくと安心です。
子連れ観戦を成功させるための具体的な4つの対策
大会期間中の熱狂的な雰囲気の中で、お子様の安全を守りながら観戦を楽しむためには、以下の対策が有効です。
第一に、イヤーマフ(防音ヘッドフォン)の持参です。サポーターの歓声や鳴り物の音は、想像を絶する音量になります。小さなお子様の耳を保護するために、イヤーマフを装着させている親御さんは現地でも多く見かけます。
第二に、迷子対策です。スタジアムは広大で、人混みも激しいため、お子様の腕に保護者の電話番号を書いたリストバンドを巻いておくか、衣服の裏に連絡先を記載しておきましょう。海外では「迷子になったら動かない」というルールを徹底させることも重要です。
第三に、日焼けと暑さ対策です。モンテレイは非常に日差しが強く、気温も高くなりやすい地域です。スタジアムの屋根は観客席を覆っていますが、時間帯によっては直射日光が当たる座席もあります。帽子、日焼け止め、そしてこまめな水分補給は必須です。
第四に、早めの退場です。試合終了直後の混雑は非常に激しく、小さな子供を連れての移動は危険を伴うこともあります。試合終了の5分前、あるいは混雑が引くまで席で15分ほど待ってから移動を開始することで、安全にゲートまで向かうことができます。
まとめ:最新設備を賢く使って最高の思い出を
エスタディオ・モンテレイは、その近代的な設備とホスピタリティにより、子連れサポーターにとっても十分に楽しめるスタジアムです。授乳室や多目的トイレの場所を事前に把握し、ベビーカーの預け方を知っておくだけで、観戦当日のストレスは大幅に軽減されます。
メキシコの温かな人々は、子供連れの旅行者に非常に親切です。困ったことがあれば、スタジアムスタッフ(オレンジ色のベストを着ていることが多いです)に「Donde hay un lactario?(授乳室はどこですか?)」と気軽に尋ねてみてください。
一生の思い出となるワールドカップ観戦が、ご家族全員にとって素晴らしいものになることを願っています。
免責事項:本記事に掲載されている情報は執筆時点の調査に基づいたものであり、2026年ワールドカップ開催時に向けて、FIFAの規制やスタジアムの運用ルールが変更される可能性があります。特に授乳室の設置場所やベビーカーの預かりルールについては、大会直前に発表される公式サイトの案内を必ずご確認ください。現地でのトラブルや損害について、当サイトは一切の責任を負いかねます。
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