日本時間7月6日に行われたFIFAワールドカップ2026決勝トーナメント、ブラジル対ノルウェーは、ノルウェーが2-1で勝利しました。試合は後半終盤まで0-0のまま進みましたが、79分にアーリング・ハーランドが先制ゴールを決めると、89分にも再びハーランドが追加点。ブラジルは後半アディショナルタイムにネイマールのPKで1点を返しましたが、反撃はそこまで。優勝候補の一角だったブラジルがベスト16で敗退する大波乱となりました。
試合結果
| 試合 | スコア | 勝者 |
|---|---|---|
| ブラジル vs ノルウェー | 1-2 | ノルウェー |
得点経過
| 時間 | チーム | 得点者 | スコア |
|---|---|---|---|
| 後半79分 | ノルウェー | アーリング・ハーランド | 0-1 |
| 後半89分 | ノルウェー | アーリング・ハーランド | 0-2 |
| 後半90+10分 | ブラジル | ネイマール | 1-2 |
前半は0-0、ブラジルはPK失敗
前半は両チームとも慎重な入りとなりました。ノルウェーはボールを持つ時間を作りながらも、ブラジルの守備を大きく崩す場面は多くありませんでした。一方のブラジルも、ヴィニシウス・ジュニオールを起点にカウンターを狙いましたが、攻撃の迫力はやや不足。トーナメントらしい重たい空気の中、試合はなかなか動きませんでした。
前半にはブラジルにPKのチャンスがありましたが、これを決め切れず。さらにノルウェーにもゴールが認められない場面があり、互いに決定的な局面を作りながらも、前半は0-0で終了しました。この時点では、どちらが先に試合を動かすかが大きな焦点となっていました。
ハーランドが79分に均衡を破る
試合が動いたのは後半79分でした。ノルウェーは左サイドからアンドレアス・シェルデルップがクロスを入れると、ゴール前で待っていたアーリング・ハーランドが頭で合わせて先制。ここまでブラジル守備陣に抑えられていたハーランドが、最も重要な場面で仕事を果たしました。
ブラジルにとっては、終盤までスコアレスで粘りながらも、一瞬の対応の遅れを突かれた痛恨の失点でした。ハーランドに自由を与えれば一撃で試合を動かされる。その怖さが、決勝トーナメントの大舞台でそのまま結果に表れました。
89分、ハーランドが再び決めて勝負あり
さらに89分、ノルウェーが試合を決定づけます。再びシェルデルップが攻撃を組み立て、最後はハーランドがペナルティエリア付近でボールを受けると、落ち着いてゴール隅へ流し込みました。これでスコアは0-2。ブラジルは一気に追い込まれる展開となりました。
ハーランドはこの2得点で、今大会の得点王争いでも一気に存在感を高めました。ノルウェーとしては、守備で我慢しながら、終盤にエースが2度決める理想的な勝ち方。派手に押し込み続けたわけではありませんが、勝負どころで決定力の差を見せつけました。
ネイマールのPKで1点返すも届かず
ブラジルは後半アディショナルタイムにPKを獲得し、ネイマールがこれを決めて1-2としました。しかし、残り時間はほとんどなく、同点に追いつくことはできませんでした。終盤の1点で意地は見せたものの、試合全体を通じて攻撃のリズムを作り切れなかったことが大きく響きました。
ブラジルはヴィニシウス・ジュニオールやネイマールを投入しながら反撃を試みましたが、ノルウェーの守備ブロックを崩す決定的な形は限られました。特に後半終盤までゴールを奪えなかったことで、ノルウェーに粘り切る余裕を与えてしまいました。
ノルウェーは守備と決定力で大金星
ノルウェーの勝因は、守備の我慢とハーランドの決定力です。試合の大半は慎重な展開でしたが、焦れずに守備を整え、ブラジルに自由な攻撃を許しませんでした。中盤ではマルティン・ウーデゴールを中心にボールを落ち着かせ、前線ではハーランドが少ないチャンスを確実に仕留めました。
特に印象的だったのは、終盤に入ってからの勝負強さです。79分に先制し、89分に追加点を奪う流れは、まさにトーナメントを勝ち抜くチームの戦い方でした。ノルウェーはグループステージから得点力を見せていましたが、この試合では強豪ブラジル相手にもその武器が通用することを証明しました。
ブラジルはまたしても欧州勢に屈する
ブラジルにとっては痛恨の敗退です。グループステージを無敗で突破し、決勝トーナメント1回戦では日本を2-1で下してベスト16へ進出。優勝候補の一角として期待されていましたが、ノルウェー相手に攻撃が噛み合わず、ベスト16で大会を去ることになりました。
この敗戦で、ブラジルはまたしても欧州勢との決勝トーナメントで苦しむ形となりました。技術力や個の力では十分なタレントをそろえていたものの、試合全体のテンポ、終盤の勝負どころ、そして守備の一瞬の隙でノルウェーに上回られました。ブラジルらしい迫力を最後まで出し切れなかったことは、大きな課題として残ります。
ノルウェーはベスト8へ、次戦はメキシコ対イングランドの勝者
ノルウェーはこの勝利によりベスト8進出を決めました。準々決勝では、メキシコ対イングランドの勝者と対戦します。どちらが相手になっても簡単な試合にはなりませんが、ブラジルを破ったことで、ノルウェーの勢いはさらに増すはずです。
ハーランドがこの状態を維持できれば、ノルウェーはどの相手にとっても脅威になります。ウーデゴールの展開力、シェルデルップのアシスト能力、そしてハーランドの決定力。この攻撃の軸が機能すれば、ノルウェーはさらに上位を狙えるチームです。
まとめ
ブラジル対ノルウェーは、ノルウェーが2-1で勝利し、ベスト8進出を決めました。試合は終盤まで0-0で進みましたが、79分と89分にハーランドが連続ゴール。ブラジルはアディショナルタイムにネイマールのPKで1点を返したものの、同点には届きませんでした。
優勝候補ブラジルがベスト16で敗退した一方、ノルウェーは大会屈指の大金星を挙げました。ハーランドの圧倒的な決定力が、ワールドカップの大舞台でブラジルを沈めた一戦。ノルウェーはこの勝利で、ベスト8以降の台風の目としてさらに注目を集めることになりそうです。





