2026年10月13日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLエリート)2026/27のリーグステージ第2節で、ベトナムのコンアン・ハノイFCと鹿島アントラーズが対戦した。
ハンダイ・スタジアムで行われた一戦は、鹿島アントラーズがコンアン・ハノイを1-0で下し、ACLエリート開幕2連勝を達成した。
第1節でニューカッスル・ジェッツに7-1と大勝した鹿島だったが、今回は一転して苦しい試合展開となった。
コンアン・ハノイが序盤から積極的に攻撃を仕掛け、シュート数では17対10と鹿島を上回った。
しかし、鹿島はGK早川友基を中心とした守備陣が粘り強く対応。前半を0-0で折り返すと、後半61分に試合が動いた。
ハーフタイムから投入された柴崎岳が、三竿健斗との連係からペナルティエリアへ進入。
ゴール前へ送ったボールが相手DFアドゥ・レグレイ・ミンに当たってゴールへ入り、鹿島が先制に成功した。
その後はコンアン・ハノイの反撃を受けたものの、早川友基の好セーブなどによって無失点で逃げ切った。
この勝利で鹿島はACLエリート東地区首位を維持。2試合で勝点6、得失点差プラス7という好成績を記録している。
今回は、両チームの確定スターティングメンバー、直近の先発からの変更点、試合展開、決勝点の要因、戦術分析、選手採点、マン・オブ・ザ・マッチ、今後の課題まで詳しく解説する。
試合結果・基本情報
ACLエリート第2節の開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | AFCチャンピオンズリーグエリート2026/27 |
| ラウンド | リーグステージ第2節・東地区 |
| 開催日 | 2026年10月13日(火) |
| キックオフ | 21:15(日本時間) |
| 現地時間 | 19:15 |
| 会場 | ハンダイ・スタジアム |
| 開催地 | ベトナム・ハノイ |
| 試合結果 | コンアン・ハノイ 0-1 鹿島アントラーズ |
| 前半 | 0-0 |
| 後半 | 0-1 |
| 得点 | 61分 オウンゴール(鹿島) |
| 天候 | 曇り時々晴れ |
| 気温 | 29℃ |
| 湿度 | 67% |
| 主審 | ムード・ボニアディファード |
今回の鹿島は、気温29℃という日本とは異なる環境での試合となった。
さらに、10月9日のJ1第9節・ガンバ大阪戦から中3日での開催。
移動や連戦の影響も考えられる中、アウェーで勝点3を獲得したことには大きな意味がある。
得点経過
| 時間 | チーム | 得点者 | スコア |
|---|---|---|---|
| 61分 | 鹿島 | オウンゴール(アドゥ・レグレイ・ミン) | 0-1 |
※AFC公式記録では、コンアン・ハノイのアドゥ・レグレイ・ミンによるオウンゴールとして記録されている。
鹿島がゴールを奪ったのは後半16分。
相手に攻め込まれる時間帯もありながら、柴崎岳の攻撃参加が決勝点につながった。
両チームのスターティングメンバー
鹿島アントラーズ:4-4-2
監督:鬼木達
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 1 | 早川友基 |
| DF | 3 | キム・テヒョン |
| DF | 7 | 小川諒也 |
| DF | 23 | 津久井佳祐 |
| DF | 55 | 植田直通 |
| MF | 6 | 三竿健斗 |
| MF | 8 | マテウス・ブエノ |
| MF | 17 | エウベル |
| MF | 27 | 松村優太 |
| FW | 9 | レオ・セアラ |
| FW | 40 | 鈴木優磨 |
鹿島は4-4-2を基本に、レオ・セアラと鈴木優磨の2トップを採用した。
中盤には三竿健斗とマテウス・ブエノを配置し、両サイドにはエウベルと松村優太を起用。
最終ラインでは植田直通、キム・テヒョンを中心に、津久井佳祐と小川諒也が先発した。
前節のニューカッスル戦でハットトリックを記録したチャヴリッチはベンチスタート。
一方、直近J1のガンバ大阪戦で得点したレオ・セアラと鈴木優磨は、引き続き先発に名を連ねた。
コンアン・ハノイ:4バックを基本とする布陣
監督:アレシャンドレ・ペルキング
| ポジション | 背番号 | 選手名 |
|---|---|---|
| GK | 1 | グエン・フィリップ |
| DF | 5 | ドアン・バン・ハウ |
| DF | 7 | ペンダン・クアン・ビン |
| DF | 38 | アドゥ・レグレイ・ミン |
| DF | 68 | ブイ・ホアン・ベト・アイン |
| MF | 6 | ステファン・ムーク |
| MF | 11 | レ・ファム・タイン・ロン |
| MF | 19 | グエン・クアン・ハイ |
| FW | 9 | グエン・ディン・バク |
| FW | 10 | レオ・アルツール |
| FW | 90 | ブライアン・ペレア |
コンアン・ハノイは、前線に攻撃力のある3選手を配置した。
左サイドや中央でボールを持つレオ・アルツール、スピードを生かしてゴールへ向かうブライアン・ペレア、ベトナム代表の若手FWグエン・ディン・バクが攻撃の中心となった。
さらに中盤には、ベトナム代表のグエン・クアン・ハイと元ファジアーノ岡山所属のステファン・ムークを起用。
技術の高い選手を中心に、パスワークと素早い攻撃で鹿島の守備を攻略しようとした。
直近の試合とスタメンを比較
鹿島はガンバ大阪戦から3人を変更
鹿島は10月9日のJ1第9節でガンバ大阪に2-0で勝利していた。
その試合から今回のコンアン・ハノイ戦では、先発3選手を変更している。
| ガンバ大阪戦の先発 | コンアン・ハノイ戦の先発 |
|---|---|
| 広瀬陸斗 | 津久井佳祐 |
| 柴崎岳 | マテウス・ブエノ |
| 吉田湊海 | エウベル |
※先発から外れた選手と新たに先発した選手を整理したもので、必ずしも同一ポジションでの直接的な入れ替えを示すものではない。
GK早川友基、DF植田直通とキム・テヒョン、MF三竿健斗、FWレオ・セアラと鈴木優磨らは継続して先発した。
特に最終ラインでは、J1での安定感を維持しながら、一部選手を入れ替える形となった。
一方、中盤では前節先発した柴崎岳をベンチに置き、マテウス・ブエノを起用した。
しかし、ブエノは24分に警告を受け、ハーフタイムで柴崎と交代。
結果的に柴崎の投入が試合を変える重要なポイントとなった。
ACL初戦からも攻撃陣を変更
鹿島はACLエリート初戦のニューカッスル・ジェッツ戦で7得点を記録した。
この試合ではチャヴリッチが3得点、徳田誉が2得点を記録するなど、先発・途中出場選手がそれぞれ結果を残した。
しかし、今回のコンアン・ハノイ戦では、攻撃陣の組み合わせを変更している。
初戦で先発した徳田誉、チャヴリッチ、ヤン・マテウスらに代わり、レオ・セアラ、鈴木優磨、エウベルがスタートから出場した。
前節の大勝に続き、異なるメンバーでも結果を残せるかが注目されたが、今回はなかなか得点機会を生かせなかった。
それでも、最終的に勝点3を確保した点は評価できる。
コンアン・ハノイもACL初戦から4人を変更
コンアン・ハノイは、9月15日のガンバ大阪戦で1-4と敗れていた。
その試合から先発4人を変更した。
前節ベンチスタートだったアドゥ・レグレイ・ミン、レ・ファム・タイン・ロン、グエン・ディン・バクが先発に入り、レオ・アルツールも起用された。
一方、前節先発したダミア・サバテル、ダビド・ヘネン、フランス・プトロス、アラン・グラフィテはスタメンから外れた。
特にグエン・ディン・バクとレオ・アルツールの起用によって、前線にスピードと突破力を加えた。
この変更は攻撃面では一定の成果を示し、鹿島を大きく上回るシュート数につながった。
試合展開を徹底分析
前半0~15分:コンアン・ハノイが積極的に攻撃
試合開始直後から、ホームのコンアン・ハノイが積極的に攻撃を仕掛けた。
5分、グエン・ディン・バクのスルーパスから攻撃を展開。
ペレアがペナルティエリア中央から左足でシュートを放ったものの、キム・テヒョンがブロックした。
さらにそのこぼれ球にステファン・ムークが反応し、右足でシュート。
しかし、GK早川友基がセーブした。
開始早々から鹿島は守備対応を迫られ、コンアン・ハノイの前線のスピードに苦しむ場面が見られた。
一方、鹿島も12分には鈴木優磨がシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。
序盤は両チームがチャンスを作りながらも、得点には結びつかない展開となった。
前半15~30分:レオ・アルツールが鹿島の守備を脅かす
前半15分以降は、コンアン・ハノイが攻撃の圧力を強めた。
18分にはレ・ファム・タイン・ロンがミドルシュートを放ち、松村優太がブロック。
さらに20分にはペレアがペナルティエリア手前からシュートを放ったが、マテウス・ブエノが対応した。
特に脅威となったのが、レオ・アルツールだ。
21分、22分と続けて右足でシュートを放ったが、早川友基がセーブ。
コンアン・ハノイは序盤から鹿島ゴールへ迫り、ホームでの先制点を狙い続けた。
鹿島は24分にマテウス・ブエノが警告を受けている。
中盤での激しい球際の争いが続き、鹿島にとって難しい時間帯となった。
前半30~45分:鹿島も反撃するがスコアレス
前半終盤には、鹿島も攻撃を展開する時間を増やした。
小川諒也や松村優太がサイドでボールを持ち、クロスや縦パスからゴール前へ迫った。
39分には三竿健斗がペナルティエリア中央からシュート。
しかし、ペンダン・クアン・ビンにブロックされた。
一方、コンアン・ハノイも45分にグエン・ディン・バクがシュートを放ったが、植田直通がブロック。
前半終了時点のシュート数はコンアン・ハノイ9本、鹿島5本。
枠内シュートでもコンアン・ハノイが3本、鹿島が1本と上回った。
鹿島は相手にチャンスを作られる場面が多かったが、最終ラインとGKの対応によって0-0で折り返した。
後半開始:柴崎岳を投入し、中盤を修正
後半開始から、鹿島の鬼木達監督が動いた。
マテウス・ブエノに代えて柴崎岳を投入。
中盤のパスワークと攻撃の組み立てに変化を加えた。
この交代によって、鹿島は前半よりも相手陣内でボールを保持する時間を増やした。
53分にはエウベルのクロスからレオ・セアラがヘディングシュート。
さらに55分には小川諒也のフリーキックからエウベルがヘディングでゴールを狙った。
いずれも得点にはならなかったが、鹿島が相手ゴールに迫る場面が増えていった。
そして61分、試合を決定づけるプレーが生まれる。
後半61分:柴崎岳の攻撃参加からオウンゴール!
試合の均衡を破ったのは61分だった。
中盤でボールを持った柴崎岳が、三竿健斗とのパス交換からペナルティエリアへ進入。
柴崎はゴール前へ速いボールを供給した。
すると、これをクリアしようとしたコンアン・ハノイのアドゥ・レグレイ・ミンにボールが当たり、そのままゴールへ。
鹿島がオウンゴールによって待望の先制点を獲得した。
前半は相手の攻撃に苦しんでいた鹿島だが、柴崎の攻撃参加によって局面を打開した。
特に中盤の選手がゴール前まで進入したことで、相手守備陣に対応を迫り、得点につながった。
後半63分:チャヴリッチを投入し追加点を狙う
先制点を奪った直後、鬼木監督はエウベルに代えてチャヴリッチを投入した。
チャヴリッチはACL初戦でハットトリックを記録した攻撃の切り札だ。
投入直後の64分には、ペナルティエリア右側からシュートを放ったものの、ゴール左へ外れた。
鹿島はリードを奪った後も、攻撃の手を緩めず追加点を狙った。
一方のコンアン・ハノイも、ペレアに代えてアラン・グラフィテ、レ・ファム・タイン・ロンに代えてダミア・サバテルを投入するなど、反撃を試みた。
後半70~80分:コンアン・ハノイが反撃
試合終盤に入ると、コンアン・ハノイが再び攻勢を強めた。
67分にはグエン・クアン・ハイがペナルティエリア手前からシュートを放ったが、小川諒也がブロック。
さらに、途中出場のアラン・グラフィテが前線でボールを収め、攻撃の起点となった。
鹿島は77分にレオ・セアラに代えて吉田湊海、小川諒也に代えて大森渚生を投入した。
過密日程を考慮しながら、守備の安定と前線の運動量を維持する狙いがあったと考えられる。
しかし、試合終盤もコンアン・ハノイの攻撃は続いた。
後半83分:早川友基が決定的なシュートをセーブ!
83分、コンアン・ハノイに大きなチャンスが訪れた。
レオ・アルツールがペナルティエリア手前から右足でシュート。
しかし、早川友基が好セーブを見せ、同点ゴールを許さなかった。
さらに84分には、コンアン・ハノイがコーナーキックから攻撃。
ドアン・バン・ハウやダミア・サバテルらがゴールを狙ったが、鹿島の守備陣がブロックとクリアで対応した。
この時間帯は、コンアン・ハノイが次々と攻撃を仕掛け、鹿島のゴール前でプレーする時間が増えた。
それでも、早川友基と植田直通、キム・テヒョン、津久井佳祐らが集中力を維持。
鹿島はリードを守り続けた。
後半終盤:鹿島が1点を守り切り、開幕2連勝!
鹿島は82分に鈴木優磨に代えて徳田誉を投入。
前線の選手を入れ替え、試合終盤まで運動量を維持しようとした。
コンアン・ハノイは最後まで同点ゴールを狙い、後半アディショナルタイムにもアラン・グラフィテがシュートを放った。
しかし、ボールは枠を外れた。
試合はそのままコンアン・ハノイ0-1鹿島アントラーズで終了。
鹿島が苦しいアウェーゲームを制し、ACLエリート開幕2連勝を達成した。
決勝点を徹底分析
61分:アドゥ・レグレイ・ミンのオウンゴール
今回の試合で唯一の得点となったのが、61分のオウンゴールだ。
得点につながった主な流れを整理する。
- 鹿島が中盤でボールをつなぎ、攻撃を組み立てる
- 柴崎岳が三竿健斗とのパス交換から前進
- 柴崎がペナルティエリアへ進入
- ゴール前へ速いボールを供給
- コンアン・ハノイのアドゥ・レグレイ・ミンが触れたボールがゴールへ入り、鹿島が先制
なぜこのゴールが生まれたのか?
重要だったのは、柴崎岳の攻撃参加だ。
鹿島は前半、相手の積極的な守備に苦しみ、攻撃の組み立てが十分に機能していなかった。
しかし、後半から柴崎を投入したことで、中盤から前線へボールを運ぶ形に変化が生まれた。
今回の得点では、柴崎が中央からペナルティエリアへ進入し、ゴール前へ速いボールを供給している。
このプレーによって、コンアン・ハノイの守備陣は自陣ゴール方向を向きながら対応することになった。
その結果、クリアしようとしたボールがオウンゴールとなった。
もちろん、得点の公式記録は相手選手のオウンゴールだ。
ただし、その状況を作り出した柴崎のプレーは高く評価できる。
ゴール前へ速いボールを入れ、相手に難しい守備対応を迫ったことが決勝点につながった。
柴崎岳の投入が試合の転換点に
柴崎は後半開始から投入されていた。
その後、鹿島は相手陣内でプレーする時間を増やし、61分の決勝点につなげた。
柴崎のパス技術と攻撃参加は、前半とは異なる形でチャンスを作る要因となった。
鬼木監督にとっても、途中出場選手が結果につながるプレーを見せたことは大きな収穫となっただろう。
スタッツから見る試合の実態
コンアン・ハノイがシュート数で鹿島を上回る
| 項目 | コンアン・ハノイ | 鹿島 |
|---|---|---|
| 得点 | 0 | 1 |
| シュート数 | 17 | 10 |
| 枠内シュート数 | 4 | 1 |
| ボール支配率 | 52% | 48% |
| パス本数 | 496 | 524 |
| パス成功率 | 83.1% | 82.8% |
| コーナーキック | 4 | 1 |
| オフサイド | 1 | 0 |
| イエローカード | 3 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
※Jリーグ公式およびスポーツナビの試合終了時スタッツを参照。集計基準によって一部の数値が異なる場合がある。
鹿島は内容面で課題の残る勝利
今回の試合で注目したいのは、コンアン・ハノイのシュート数17本だ。
鹿島の10本を7本上回った。
さらに枠内シュートはコンアン・ハノイ4本に対し、鹿島はわずか1本。
この数字を見る限り、攻撃の質や決定機の数という面では、鹿島が圧倒していたとはいえない。
むしろ、コンアン・ハノイがホームで積極的に攻撃を展開し、鹿島に多くの守備対応を強いた試合だった。
一方、鹿島は相手の攻撃を受けながらも無失点で試合を終えている。
攻撃面の課題を守備の粘り強さで補い、勝点3を獲得した試合と評価できる。
早川友基と最終ラインが勝利を支えた
コンアン・ハノイは4本の枠内シュートを記録した。
その多くに対応したのが、鹿島GK早川友基だ。
特に前半5分のムーク、21分と22分のレオ・アルツール、後半83分のシュートへの対応は重要だった。
また、DF陣もシュートブロックで貢献している。
キム・テヒョン、植田直通、小川諒也、津久井佳祐らが身体を張り、相手に得点を許さなかった。
この守備陣の働きがなければ、鹿島は勝点3を獲得できなかった可能性がある。
勝敗を分けた3つのポイント
① 早川友基の好セーブと守備陣の集中力
今回の試合で最も重要だったのは、鹿島の守備力だ。
コンアン・ハノイは序盤から積極的に攻撃し、複数の決定機を作った。
しかし、早川友基がシュートをセーブし、DF陣がブロックを重ねたことで無失点を維持した。
特に先制後の終盤は、相手の攻撃を受ける時間が増えた。
それでも最後まで失点しなかったことが、鹿島の勝利につながった。
② 柴崎岳の途中投入による攻撃の変化
2つ目のポイントは、柴崎岳の投入だ。
前半はマテウス・ブエノと三竿健斗が中盤を担ったが、鹿島は攻撃の主導権を十分に握れなかった。
後半開始から柴崎を投入すると、徐々に相手陣内でプレーする時間が増加。
そして61分、柴崎の攻撃参加から決勝点が生まれた。
途中出場の選手が試合の流れを変えたことは、鹿島にとって大きな収穫となった。
③ コンアン・ハノイの決定力不足
コンアン・ハノイは鹿島を上回る17本のシュートを記録した。
しかし、得点は0。
特にレオ・アルツールは複数のシュートを放ったものの、最後まで早川を攻略できなかった。
ペレアやグエン・ディン・バクも積極的にゴールを狙ったが、決定機を生かせなかった。
チャンスの数では相手を上回りながらも、結果的に敗戦。
決定力の差が勝敗を分ける要因となった。
選手評価・採点
※採点は10点満点。AFCやJリーグの公式採点ではなく、試合記録、得点への関与、守備面での働き、試合への影響度などを踏まえた独自評価。
鹿島アントラーズ選手採点
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| 早川友基 | 8.0 | 複数のシュートをセーブ。特に83分の対応が光り、無失点勝利に大きく貢献 |
| キム・テヒョン | 7.0 | 序盤のペレアのシュートをブロックし、守備で存在感 |
| 小川諒也 | 6.5 | 攻撃参加と守備で貢献。クアン・ハイのシュートをブロック |
| 津久井佳祐 | 6.5 | 先発起用に応え、終盤にもシュートブロックで貢献 |
| 植田直通 | 7.0 | 最終ラインを支え、ゴール前での重要なブロックを記録 |
| 三竿健斗 | 7.0 | 中盤で攻守に関与。決勝点につながるパス交換にも参加 |
| マテウス・ブエノ | 5.5 | 前半24分に警告。ハーフタイムで交代 |
| エウベル | 6.0 | 左サイドからクロスやシュートでチャンスを作った |
| 松村優太 | 6.5 | サイドから積極的に攻撃し、守備でも身体を張った |
| レオ・セアラ | 5.5 | 複数のシュート機会を迎えたが、得点できず |
| 鈴木優磨 | 6.0 | 前線でボールを収め、攻撃の組み立てに関与 |
| 柴崎岳 | 7.5 | 後半開始から出場。決勝点を誘発し、攻撃の流れを変えた |
| チャヴリッチ | 6.0 | 63分から出場。投入直後にシュートを放った |
| 大森渚生 | 6.0 | 77分から出場し、試合終盤の守備に貢献 |
| 吉田湊海 | 5.5 | 77分から出場。前線で運動量を維持 |
| 徳田誉 | 評価なし | 82分からの出場で評価材料が限定的 |
今回の鹿島では、GK早川友基、柴崎岳、DF植田直通を高く評価したい。
特に早川は複数の好セーブによって失点を防ぎ、勝利を支えた。
柴崎は途中出場から決勝点を誘発。
守備と攻撃で、それぞれの選手が重要な役割を果たした試合だった。
コンアン・ハノイ選手採点
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| グエン・フィリップ | 6.0 | オウンゴールによる失点も、守備陣と連係して対応 |
| ドアン・バン・ハウ | 6.0 | 守備対応と攻撃参加で貢献したが、後半に警告 |
| ペンダン・クアン・ビン | 6.5 | 鹿島のシュートをブロックし、守備で粘り強く対応 |
| アドゥ・レグレイ・ミン | 5.0 | 不運なオウンゴールが決勝点となった |
| ブイ・ホアン・ベト・アイン | 6.0 | 最終ラインで守備対応を続けた |
| ステファン・ムーク | 6.5 | 前半から積極的にシュート。攻撃の起点として貢献 |
| レ・ファム・タイン・ロン | 6.0 | 中盤から攻撃に関与。ミドルシュートも記録 |
| グエン・クアン・ハイ | 6.5 | パスとシュートで攻撃を牽引した |
| グエン・ディン・バク | 6.5 | スルーパスと突破で鹿島守備陣を脅かした |
| レオ・アルツール | 7.0 | 複数のシュートを記録し、攻撃の中心として活躍 |
| ブライアン・ペレア | 6.0 | 序盤から決定機に関与したが、得点には至らず |
| アラン・グラフィテ | 5.5 | 後半から出場。終盤にシュートを放ったが、無得点 |
| ダミア・サバテル | 6.0 | 中盤の攻撃を支え、終盤にはシュートも記録 |
| ディン・タイン・ビン | 5.5 | 途中出場で攻撃に関与 |
| ホアン・バン・トン | 5.5 | 後半から出場。終盤にシュートを放った |
| ファン・ゴク・ティン | 評価なし | 出場時間が短く、十分な評価材料がないため |
コンアン・ハノイでは、レオ・アルツールを高く評価したい。
前半から積極的にシュートを放ち、鹿島の守備陣に大きなプレッシャーを与えた。
また、ムークやグエン・クアン・ハイも中盤から攻撃を組み立て、チャンスを演出した。
結果的に無得点に終わったものの、攻撃面では鹿島を苦しめる内容だった。
マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)
早川友基(鹿島アントラーズ)
独自採点:8.0/10
今回のMOMには、GK早川友基を選出する。
鹿島は試合を通じてコンアン・ハノイに17本のシュートを許した。
その中で、早川は複数のシュートをセーブし、無失点勝利を支えた。
特に前半5分のムークのシュート、21分と22分のレオ・アルツールのシュート、83分の決定的なシュートへの対応は重要だった。
もちろん、決勝点を誘発した柴崎岳も高く評価できる。
しかし、鹿島が苦しい時間帯を無失点で耐えたことが、最終的な勝利につながったと考える。
攻撃では苦戦した鹿島を、最後尾から支えた早川友基。今回の勝利の立役者といえる。
鹿島アントラーズの課題と改善点
① 攻撃の質をさらに高める
鹿島はACL初戦でニューカッスル・ジェッツから7得点を奪った。
しかし、今回のコンアン・ハノイ戦では、相手のオウンゴールによる1得点のみだった。
さらにシュート10本に対し、枠内シュートは1本。
攻撃の精度という面では、大きな課題が残った。
レオ・セアラや鈴木優磨は前線で攻撃に関与したものの、得点を記録できなかった。
今後は決定機を作る回数だけでなく、最後のシュート精度を高める必要がある。
② アウェーでの試合運びを改善する
今回の鹿島は、コンアン・ハノイの積極的な攻撃に苦しむ時間帯が長かった。
特に前半は、相手に9本のシュートを許している。
ACLエリートでは、今後もアウェーでの難しい試合が続く。
相手の勢いを受け止めるだけでなく、ボールを保持して試合の流れを落ち着かせることが重要だ。
特に中盤でのボールロストを減らし、相手にカウンターを許さないことが課題となる。
③ 守備の負担を減らす
早川友基や最終ラインが好プレーを見せたことは、今回の勝利における大きな収穫だった。
しかし、17本のシュートを許したことは、今後を考えると改善したい数字だ。
より攻撃力の高い相手と対戦する場合、同じように守り切れるとは限らない。
中盤でのプレッシングやセカンドボール回収を改善し、相手にシュートを打たせる前に攻撃を止める必要がある。
④ 柴崎岳の起用方法
今回の試合で大きな収穫となったのが、柴崎岳の活躍だ。
後半から投入されると、攻撃の組み立てに変化を加え、決勝点を誘発した。
鬼木監督としては、今後も柴崎をどのような場面で起用するかが重要になる。
相手が守備を固めてきた際には、パスの精度や攻撃の組み立て能力を生かせる。
一方、守備強度が求められる試合では、三竿健斗やマテウス・ブエノとの組み合わせも考慮する必要がある。
試合状況に応じた中盤の選手起用が、今後の勝敗を左右するだろう。
コンアン・ハノイの課題と改善点
① 決定機を得点へ結びつける
コンアン・ハノイは17本のシュートを放ちながら、無得点に終わった。
特にレオ・アルツールは積極的にゴールを狙い、鹿島守備陣を苦しめた。
しかし、最後のシュート精度を欠き、GK早川友基を攻略できなかった。
今後は決定機を作るだけでなく、確実に得点へ結びつける能力を高める必要がある。
② ゴール前での守備対応
61分のオウンゴールは、コンアン・ハノイにとって悔やまれる失点となった。
柴崎岳がペナルティエリアへ進入し、速いボールを供給したことで、守備陣が難しい対応を迫られた。
今後は相手の中盤の選手がゴール前へ入ってくる動きへの対応を改善したい。
特に、ペナルティエリア内で相手に自由な状態でボールを持たせないことが重要になる。
③ 攻撃の優位を90分間維持する
コンアン・ハノイは前半、鹿島を上回るシュート数を記録した。
しかし、後半開始から鹿島が柴崎岳を投入すると、相手に攻撃の時間を作られた。
その流れの中で先制点を許し、追いかける展開となった。
今後は相手が選手交代や戦術変更を行った際にも、柔軟に対応できる試合運びが求められる。
ACLエリート第2節終了時点の順位
鹿島アントラーズは東地区首位を維持
今回の勝利で、鹿島はACLエリート開幕2連勝を達成した。
| 項目 | 成績 |
|---|---|
| 順位 | 東地区1位 |
| 試合数 | 2 |
| 勝利 | 2 |
| 引き分け | 0 |
| 敗戦 | 0 |
| 得点 | 8 |
| 失点 | 1 |
| 得失点差 | +7 |
| 勝点 | 6 |
※2026年10月13日23時29分更新のJリーグ公式順位表に基づく。14日に第2節を迎えるチームもあるため、暫定順位となる。
鹿島は初戦のニューカッスル戦で7-1、今回のコンアン・ハノイ戦で1-0と勝利。
2試合で8得点1失点という好成績を記録している。
また、同じく開幕2連勝のガンバ大阪は勝点6、得失点差プラス5で2位。
鹿島は得失点差でガンバ大阪を上回り、首位を維持した。
コンアン・ハノイは2連敗
一方、コンアン・ハノイはACLエリート開幕2連敗となった。
| 項目 | 成績 |
|---|---|
| 試合数 | 2 |
| 勝利 | 0 |
| 引き分け | 0 |
| 敗戦 | 2 |
| 得点 | 1 |
| 失点 | 5 |
| 得失点差 | -4 |
| 勝点 | 0 |
コンアン・ハノイは初戦でガンバ大阪に1-4、今回の鹿島戦で0-1と敗れた。
しかし、今回の試合では日本の強豪クラブを相手に17本のシュートを記録している。
結果は敗戦だったものの、攻撃面では一定の可能性を示した。
今後は守備の安定と決定力の改善によって、初勝点を目指したい。
鹿島アントラーズの次戦と今後の展望
J1第10節はV・ファーレン長崎と対戦
鹿島の次の公式戦は、10月17日に行われるJ1第10節のV・ファーレン長崎戦だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 明治安田J1リーグ 第10節 |
| 開催日 | 2026年10月17日(土) |
| キックオフ | 15:00 |
| 対戦 | 鹿島アントラーズ vs V・ファーレン長崎 |
| 会場 | メルカリスタジアム |
今回のコンアン・ハノイ戦から中3日での試合となる。
ベトナム遠征からの帰国後、短い準備期間で国内リーグへ戻るため、選手のコンディション管理が重要になる。
特に鈴木優磨、レオ・セアラ、三竿健斗らは試合への出場が続いている。
ACLエリートでの連勝を、J1リーグでの好成績につなげられるかが注目される。
ACLエリート第3節は浦項スティーラーズ戦
鹿島のACLエリート次戦は、10月28日に行われる浦項スティーラーズ戦だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | ACLエリート 第3節 |
| 開催日 | 2026年10月28日(水) |
| キックオフ | 19:00 |
| 対戦 | 鹿島アントラーズ vs 浦項スティーラーズ |
| 会場 | メルカリスタジアム |
韓国の強豪クラブとの対戦となるため、今回以上に厳しい試合が予想される。
特に攻撃面では、コンアン・ハノイ戦で見せた決定力不足を改善したい。
一方、今回のように守備の集中力を維持することができれば、3連勝を達成する可能性も十分にある。
まとめ|鹿島が苦しいアウェー戦を制しACLエリート開幕2連勝!
2026年10月13日に行われたACLエリート第2節、コンアン・ハノイ対鹿島アントラーズは、鹿島が1-0で勝利した。
今回の試合で特に重要だったポイントは以下の7つだ。
- 鹿島は直近J1のガンバ大阪戦から先発3人を変更
- コンアン・ハノイは前半から積極的に攻撃し、鹿島を上回るシュート数を記録
- 早川友基が複数の好セーブを見せ、無失点で前半を折り返した
- 後半開始から投入された柴崎岳が攻撃を活性化
- 61分、柴崎の攻撃参加から相手DFのオウンゴールが生まれた
- 終盤はコンアン・ハノイの猛攻を受けたものの、鹿島守備陣が無失点で対応
- 鹿島はACLエリート開幕2連勝で東地区首位を維持
今回の鹿島は、ACL初戦のような圧倒的な攻撃力を見せることはできなかった。
しかし、強豪クラブにとって重要なのは、好調な試合だけでなく、内容が悪い試合でも勝点を獲得することだ。
特に今回の鹿島は、GK早川友基の好セーブ、植田直通やキム・テヒョンらの守備、そして途中出場した柴崎岳の攻撃参加によって勝利をつかんだ。
攻撃で苦しみながらも、守備と交代策で勝点3を獲得できたことは、今後のACLエリートを戦ううえで大きな収穫となる。
一方、コンアン・ハノイもホームで積極的な攻撃を見せ、鹿島を苦しめた。
17本のシュートを記録しながら得点を奪えなかったことは悔やまれるが、攻撃面での可能性を示した一戦だった。
鹿島はこの勝利でACLエリート開幕2連勝。
リーグステージ突破へ向けて、重要な勝点を積み重ねた。
今後はJ1リーグとACLエリートの連戦が続く。
アジアの頂点を目指す鹿島アントラーズが、この勝負強さを武器にどこまで勝ち進むのか。
鬼木達監督の采配と、赤き常勝軍団の戦いに引き続き注目したい。
免責事項
本記事は、AFC、Jリーグ、鹿島アントラーズの公式サイト、および公開されている試合記録、報道情報などを参考に、AIライティングツールを使用して作成しています。
試合結果、得点者、得点時間、スターティングメンバー、選手交代、スタッツなどの客観的な情報については、公開資料との照合を行っています。
一方、戦術分析、選手採点、マン・オブ・ザ・マッチの選定、勝敗を分けた要因、今後の課題や展望については独自の考察を含んでおり、AFC、Jリーグ、各クラブおよび監督の公式見解を示すものではありません。
選手採点は試合記録や公開されているプレー内容を基にした独自評価であり、大会公式の採点ではありません。
なお、得点時間、シュート数などの試合統計は、データ提供元によって集計基準や表記が異なる場合があります。本記事では、原則としてAFCおよびJリーグ公式の記録を優先しています。
掲載内容は2026年10月14日時点で確認できる情報に基づいています。
最新情報については、AFC、Jリーグ、鹿島アントラーズの公式発表をご確認ください。
- 【J1第10節】水戸ホーリーホックvs浦和レッズ徹底分析|開始10分の退場で激変!笹修大が90+4分に劇的決勝弾、浦和が28本のシュートでつかんだ勝利とは?
- 【J1第10節】セレッソ大阪vs川崎フロンターレ徹底分析|10人のC大阪が2度追いつくも川崎が4-2勝利!脇坂の決勝弾と数的優位を生かした戦術を解説
- 【J1第10節】鹿島アントラーズvsV・ファーレン長崎徹底分析|開始5分で2発!チャヴリッチが1ゴール&PK獲得、鹿島が完封勝利した要因とは?
- 【J1第10節】サンフレッチェ広島vs京都サンガ徹底分析|後半3発で広島が4連勝&首位浮上!鈴木章斗が1ゴール1アシスト、京都を圧倒した戦術とは?
- 【J1第10節】ジェフ千葉vs横浜F・マリノス徹底分析|シュート17本も決め切れず!0-0ドローの要因、全選手採点と両チームの課題










