2026年10月4日、2026/27 U-21 Jリーグ・東西リーグラウンドWEST第4節が行われ、U-21ファジアーノ岡山とU-21名古屋グランパスが総社市総社北公園陸上競技場で対戦した。
試合はホームの岡山が立ち上がりから勢いを見せる。
10分に末宗寛士郎が先制ゴール。
さらに15分にはオウンゴールで追加点を奪い、開始15分で2-0とした。
しかし名古屋も22分、菊地泰智のゴールで1点を返す。
後半52分には永井謙佑が同点ゴールを奪い、試合は2-2。
その後は両チームとも勝ち越し点を奪えず、勝点1を分け合う結果となった。
U-21岡山vsU-21名古屋 試合結果
試合概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 2026/27 U-21 Jリーグ |
| ラウンド | 東西リーグラウンド WEST 第4節 |
| 開催日 | 2026年10月4日 |
| キックオフ | 14:03 |
| 会場 | 総社市総社北公園陸上競技場 |
| 結果 | U-21岡山 2-2 U-21名古屋 |
| 前半 | 2-1 |
| 後半 | 0-1 |
| 入場者数 | 607人 |
| 天候 | 雨 |
| 気温 | 17.9℃ |
| 湿度 | 90% |
得点者
- 10分:末宗寛士郎(岡山)
- 15分:オウンゴール(岡山)
- 22分:菊地泰智(名古屋)
- 52分:永井謙佑(名古屋)
雨、湿度90%という難しいコンディションの中で、両チームが最後まで高い強度で戦った一戦となった。
両チームのスターティングメンバー
U-21ファジアーノ岡山
| POS | 選手 |
|---|---|
| GK | 濵田太郎 |
| DF | 本山史玖馬 |
| DF | 千田遼 |
| DF | 藤井葉大 |
| MF | 森光英斗 |
| MF | 西村惇希 |
| MF | 堤清史郎 |
| MF | 行友翔音 |
| FW | 末宗寛士郎 |
| FW | 岡田遼 |
| FW | 安西来起 |
U-21名古屋グランパス
| POS | 選手 |
|---|---|
| GK | 萩裕陽 |
| DF | 竹内悠三 |
| DF | 佐藤瑶大 |
| DF | オディケ チソン太地 |
| MF | 小屋松知哉 |
| MF | 深谷朔共 |
| MF | 小野雅史 |
| MF | 甲田英將 |
| FW | 杉浦駿吾 |
| FW | 永井謙佑 |
| FW | 菊地泰智 |
名古屋は永井謙佑、小屋松知哉、佐藤瑶大らトップチームで豊富な経験を持つ選手もスタメンに入り、若手と経験者を組み合わせた構成となった。
前半10分、末宗寛士郎が岡山に先制点
U-21リーグ初ゴールで試合を動かす
試合を先に動かしたのは岡山だった。
10分、FW末宗寛士郎がゴールを決め、1-0。
末宗にとっては今季のU-21 Jリーグで初めてのゴールという結果になった。
試合後、末宗本人も、これまでゴールやアシストという結果を残せていなかった中で「一つゴールという形にできたことは良かった」と振り返っている。
U-21リーグでは単純なチームの勝敗だけでなく、若手選手が数字として結果を残し、トップチームへアピールすることも大きな意味を持つ。
その点でも末宗にとって重要な一撃となった。
15分、オウンゴールで岡山が2-0
開始15分で一気に主導権
先制からわずか5分後。
岡山がさらに攻撃を仕掛け、名古屋のオウンゴールを誘発。
スコアは2-0となった。
ホームの岡山にとっては理想的な立ち上がりだった。
上野展裕監督は試合後、チーム全体として積極的にプレスを掛け、最後までハードワークできた点を評価している。
試合開始から相手にプレッシャーを掛け続けたことが、2点リードにつながったと考えられる。
22分、菊地泰智が名古屋を救う
2失点からすぐに反撃
名古屋も簡単には崩れなかった。
22分、菊地泰智がゴールを決め、2-1。
2点差となってからわずか7分で1点を返した。
このゴールは試合全体を考えても非常に大きかった。
仮に前半を2点差のまま終えていれば、岡山は後半により守備的な試合運びを選択できた。
しかし名古屋が前半のうちに1点差まで戻したことで、後半も勝負が分からない状態が続いた。
岡山が2-1でハーフタイムへ
「先制→追加点→失点」と動いた前半
前半は岡山が2-1でリードして終了。
岡山としては2点を奪ったことは大きな収穫だった。
一方で、2-0になった直後に1点を返されたことは課題となる。
上野監督も試合後、失点について「防げた部分もあった」と振り返り、修正の必要性を口にしている。
若いチームにとって、
得点した直後
失点した直後
の数分間をどう戦うかは非常に重要だ。
この試合では両チームとも、そこに課題と強さの両方が表れた。
後半開始、名古屋が2枚替え
大磯竜輝、鮫島充輝を投入
名古屋はハーフタイムで動いた。
オディケ チソン太地に代えて大磯竜輝。
小屋松知哉に代えて鮫島充輝を投入した。
ビハインドを背負う中で、後半開始からチームに変化を加えた。
そしてこの積極策が、わずか7分後に結果へつながる。
52分、永井謙佑が同点ゴール
ベテランFWが2-2へ戻す
後半7分。
永井謙佑がゴールを決め、名古屋が2-2に追いついた。
開始15分で0-2。
そこから菊地と永井が1点ずつ奪い、試合を完全に振り出しへ戻した。
若手中心のU-21リーグで、長年Jリーグや日本代表でも経験を積んできた永井が結果を残したことにも大きな意味がある。
単にゴールを決めるだけでなく、
- 前線からのプレス
- スプリントのタイミング
- DFの背後への動き
- ゴール前でのポジショニング
といった部分を、若い選手が同じピッチで体感できる。
U-21リーグが経験者と若手を融合させる場として機能した一例と言える。
62分、永井が交代
同点弾直後に若手へバトンタッチ
永井は62分に交代。
白男川羚斗がピッチへ入った。
結果を残した経験者を下げ、そこから若手に試合を託す。
育成と勝負を両立させるU-21リーグならではの交代ともいえる。
岡山も後半に選手交代
フレッシュな選手で勝ち越しを狙う
岡山は75分に甲田英將から小島蒼斗へ交代。
82分には、
- 西村惇希 → 鹿島正成
- 岡田遼 → 岡﨑葵
86分には安西来起から元野蒼空へ。
さらに試合終盤には齋藤太陽、万代瑛飛も投入した。
上野監督は2-2で満足するのではなく、最後まで勝ち越し点を狙った。
ただ、最終的に3点目は生まれなかった。
最終スタッツ|岡山がシュート数で上回る
岡山12本、名古屋8本
Jリーグ公式の最終集計では、主なスタッツは以下となった。
| スタッツ | U-21岡山 | U-21名古屋 |
|---|---|---|
| シュート | 12 | 8 |
| オフサイド | 0 | 1 |
| CK | 5 | 6 |
| FK | 9 | 14 |
| 警告 | 0 | 0 |
| 退場 | 0 | 0 |
岡山はシュート数で12対8と上回った。
一方で、2点リードから勝利へ結びつけられなかった。
「チャンスを作れたこと」と「試合を勝ち切れなかったこと」の両方が表れた数字と言える。
なぜ岡山は2点を先行できたのか
要因① 前線からのプレス
上野監督は、試合全体を通じて選手たちがしっかりプレスを掛け、ハードワークした点を高く評価した。
特に立ち上がりは、その積極性がスコアに直結した。
10分。
15分。
短時間で2ゴール。
相手が試合へ完全に入る前に先手を取れたことが大きかった。
要因② チームとしての連係向上
上野監督は試合後、組み立てや選手間の連係について「試合を重ねるごとに手応えを感じている」という趣旨で評価した。
U-21リーグは毎試合メンバー構成が変わるケースも多い。
その中で、チームとしての共通理解が少しずつ深まっていることはポジティブな材料だ。
なぜ名古屋は2点差を追いつけたのか
要因① 2-0になってから崩れなかった
最大のポイントはメンタル面だ。
開始15分で0-2。
若い選手が多いチームなら、一気に試合が崩れても不思議ではない。
しかし名古屋は22分に菊地がゴール。
前半のうちに1点差へ戻した。
「次の1点」を岡山ではなく名古屋が取ったことで、試合の流れを変えた。
要因② 経験者が結果を残した
後半の同点弾を決めたのは永井謙佑。
若手主体のリーグで、経験のある選手が苦しい時間帯に結果を残したことは大きかった。
特に0-2から追いつくには、選手が焦らず試合を進める必要がある。
永井、小屋松、佐藤瑶大ら経験者が同じチームにいたことも、若い選手にとって大きな助けになった可能性がある。
U-21ファジアーノ岡山 選手採点
※10点満点。本記事独自の評価であり、Jリーグ公式採点ではありません。
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| 濵田太郎 | 6.0 | 2失点。後半は追加点を許さず |
| 本山史玖馬 | 6.5 | 最終ラインで粘り強く対応 |
| 千田遼 | 6.5 | 中央の守備を支えた |
| 藤井葉大 | 6.5 | 攻守で安定したプレー |
| 森光英斗 | 6.0 | 中盤と守備ラインをつないだ |
| 西村惇希 | 6.5 | 中盤でプレスとボール循環に貢献 |
| 堤清史郎 | 6.5 | チームのハードワークを支えた |
| 行友翔音 | 6.5 | 中盤から攻撃へ関与 |
| 末宗寛士郎 | 7.5 | 10分に先制点。U-21リーグ初ゴール |
| 岡田遼 | 6.0 | 前線から守備でも貢献 |
| 安西来起 | 6.0 | 前線で動きながら攻撃を支えた |
| 小島蒼斗 | 6.0 | 後半途中から入り勝ち越しを狙った |
| 鹿島正成 | 6.0 | 終盤の中盤で強度を維持 |
| 岡﨑葵 | 6.0 | 攻撃の活性化を狙って投入 |
| 元野蒼空 | 6.0 | 終盤に前線へ入りゴールを狙った |
MOM候補は末宗寛士郎
岡山側のMOM候補には末宗を選びたい。
試合開始10分。
ホーム。
雨。
そうした状況で先制点を奪い、チームへ勢いを与えた。
本人にとってもU-21リーグ初得点という意味のあるゴールだった。
U-21名古屋グランパス 選手採点
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| 萩裕陽 | 6.0 | 序盤に2失点したが、その後は追加点を許さず |
| 竹内悠三 | 6.0 | 立ち上がりは苦戦も徐々に安定 |
| 佐藤瑶大 | 6.5 | 経験を生かして最終ラインを支えた |
| オディケ チソン太地 | 5.5 | 前半の守備に苦戦しハーフタイムで交代 |
| 小屋松知哉 | 6.0 | 前半45分プレーし攻撃に関与 |
| 深谷朔共 | 6.5 | 中盤で試合を落ち着かせた |
| 小野雅史 | 6.5 | 90分を通じ中盤を支えた |
| 甲田英將 | 6.5 | 攻撃の前進役としてプレー |
| 杉浦駿吾 | 6.0 | 前線で岡山守備陣と競り合った |
| 永井謙佑 | 7.5 | 52分に同点ゴール。経験を結果へつなげた |
| 菊地泰智 | 7.5 | 0-2から22分に追撃弾。反撃のきっかけ |
| 大磯竜輝 | 6.5 | 後半から投入され守備を改善 |
| 鮫島充輝 | 6.5 | 後半から流れを変える役割 |
| 白男川羚斗 | 6.0 | 永井からバトンを受け前線へ |
| 万代瑛飛 | 6.0 | 終盤に投入され試合を締めた |
| 齋藤太陽 | 6.0 | 終盤の中盤でプレー |
岡山の課題① 2点リードを勝利へ結びつける
最大のテーマはゲームマネジメント
岡山にとって最も大きな課題は明確だ。
開始15分で2-0。
それでも最終結果は2-2。
上野監督も「勝ち切れなかったことは悔やまれる」とコメントしている。
2点を取った後に、
もっとボールを保持するのか。
守備位置を下げるのか。
3点目を奪いに行くのか。
試合状況に応じたゲームコントロールを身につけることは、若い選手にとって非常に重要になる。
岡山の課題② 失点シーンの修正
上野監督は2つの失点について、防ぐことのできる部分があったと認めている。
勝点3を取るためには、
- 得点直後の集中
- DFラインと中盤の距離
- セカンドボールへの対応
- ゴール前のマーク
といった細部をさらに詰める必要がある。
名古屋の課題① 試合への入り方
追いついたことは大きな収穫だ。
ただし0-2になった原因は改善しなければならない。
10分。
15分。
開始15分間で2失点。
上位争いをするチームが毎試合この展開から追いつくことは難しい。
特に若手がトップチームへ入るためには、「キックオフから最大強度で試合に入る」ことも必要になる。
名古屋の課題② 追いついた後の3点目
52分に2-2。
残り時間は約40分あった。
名古屋にとっては逆転まで狙える展開だった。
しかし3点目は生まれなかった。
苦しい状況から追いつく力に加えて、
追いついた試合を勝ち切る力
まで身につけられるかが次のテーマとなる。
U-21リーグだからこそ意味のある2-2
この試合では、両チームとも若手だけではなく経験豊富な選手を組み合わせていた。
岡山では若い選手が結果を狙い、名古屋では永井や佐藤らが若手を支える。
U-21 Jリーグの重要な目的の一つは、若い選手にトップレベルへ近い試合経験を提供することだ。
上野監督も試合後、選手たちにとって最終的な目標はトップチームで試合に出て活躍することだと話している。
勝点1という結果だけでは測れない価値が、この90分にはあった。
次節|岡山は長崎、名古屋は神戸と対戦
岡山は10月17日、アウェー長崎戦
U-21岡山は次節、10月17日にPEACE STADIUM Connected by SoftBankでU-21 V・ファーレン長崎と対戦する。
今回2点リードを守れなかった経験を、次戦でのゲームマネジメントへつなげたい。
名古屋は首位・神戸との直接対決
U-21名古屋は同じ10月17日、ホームのトヨタスポーツセンター第1グラウンドでU-21ヴィッセル神戸と対戦予定。
第4節前の段階で名古屋はWEST上位に位置しており、神戸との一戦は今後の順位争いを考えても重要になる。
まとめ|岡山の勢い、名古屋の修正力がぶつかった2-2
U-21ファジアーノ岡山2-2 U-21名古屋グランパス。
試合序盤だけを見れば、岡山の完勝ペースだった。
10分、末宗寛士郎。
15分、オウンゴール。
開始15分で2-0。
しかし名古屋は崩れなかった。
22分に菊地泰智。
52分に永井謙佑。
2点差を追いつき、勝点1を持ち帰った。
岡山にとっては、前線からのプレスや組み立て、若手の結果という部分に大きな収穫があった。
一方で、2点リードを勝点3へ変えるためのゲームマネジメントという課題も明確になった。
名古屋にとっては、序盤の2失点は改善ポイント。
ただし、苦しい状況から追いついた精神力と修正力は高く評価できる。
U-21リーグで重要なのは、一つの結果だけではない。
今回ゴールを奪った末宗や菊地。
若い選手を支えながら自らも得点した永井。
この90分から何を学び、誰が次にトップチームへ近づいていくのか。
そこに今後も注目したい。
免責事項
本記事は、Jリーグ公式サイト、ファジアーノ岡山公式サイト、名古屋グランパス公式サイトなどが2026年10月5日時点で公開している情報をもとに作成しています。
試合結果、得点者、得点時間、スターティングメンバー、交代選手、シュート数などについてはJリーグ公式記録を優先して確認しています。
なお、U-21 Jリーグでは試合後に一部のスタッツが更新される場合があり、確認時点や媒体によって数値に差が生じる可能性があります。
また、選手採点、戦術分析、勝敗要因、両チームの課題については、公式試合記録および監督・選手コメントをもとにした本記事独自の評価・考察であり、Jリーグおよび各クラブの公式見解ではありません。
本記事の文章作成、構成および公開情報の整理にはAIライティングツールを使用しています。正確性の確保に努めていますが、最新かつ正式な情報についてはJリーグ、ファジアーノ岡山、名古屋グランパスの公式発表をご確認ください。








