【天皇杯】セレッソ大阪vs鹿児島ユナイテッド徹底分析|ルーカス&阪田弾で2-0!鹿児島の“連続ジャイキリ”を阻止

【天皇杯】セレッソ大阪vs鹿児島ユナイテッド徹底分析|ルーカス&阪田弾で2-0!鹿児島の“連続ジャイキリ”を阻止
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天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会3回戦が2026年10月7日に行われ、セレッソ大阪が鹿児島ユナイテッドFCを2-0で下し、ラウンド16進出を決めた。

J3で無敗首位を走り、天皇杯2回戦ではJ2アルビレックス新潟を4-0で破っていた鹿児島。勢いに乗る相手に対し、セレッソは25分にルーカス・フェルナンデスが先制すると、80分には香川真司の浮き球に阪田澪哉が合わせて追加点。最後まで失点を許さず、2-0で勝ち切った。

ただし、スコアほど簡単な試合ではなかった。鹿児島は組織的なプレッシングでセレッソを苦しめ、シュート7本、枠内4本を記録。香川も試合後、鹿児島を「組織的で非常にいいチーム」と評価している。

今回はスターティングメンバー、得点シーン、戦術、勝敗を分けたポイント、全選手採点まで詳しく振り返る。

目次

セレッソ大阪vs鹿児島ユナイテッド|試合結果

項目内容
大会天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会
ラウンド3回戦
開催日2026年10月7日
会場YANMAR HANASAKA STADIUM
結果セレッソ大阪 2-0 鹿児島ユナイテッドFC
前半1-0
後半1-0
得点25分 ルーカス・フェルナンデス
得点80分 阪田澪哉
入場者数3,900人

Jリーグ公式記録では18時34分キックオフ。天候は晴れ、気温21.2度、湿度46%だった。

両チームのスターティングメンバー

セレッソ大阪|3-4-2-1

Pos.選手
GK阿部 航斗
DF井上 黎生人
DFハビ・エルナンデス
DF鷹啄 トラビス
WB中村 拓海
MF香川 真司
MF岡澤 昂星
WB阪田 澪哉
MF上門 知樹
MFルーカス・フェルナンデス
FWパブロ・サバック

セレッソは直近のルヴァンカップ藤枝MYFC戦から引き続き、香川と岡澤を中盤に配置。3バックには井上、ハビ・エルナンデス、鷹啄を並べた。右ウイングバックに中村拓海、左に阪田を配置し、ルーカスと上門がパブロ・サバックを支える3-4-2-1でスタートした。

鹿児島ユナイテッド|4-4-2

Pos.選手
GK川上 康平
DF川島 功奨
DFキム・ムンヒョン
DF村松 航太
DF長峰 祐斗
MF圓道 将良
MF藤村 慶太
MF外山 鉄馬
FW福田 望久斗
FW髙橋 旺良
FW中山 桂吾

スポーツナビの開始時フォーメーションでは鹿児島は4-4-2。直前のJ3福島戦から中2日という厳しい日程もあり、リーグ戦とは大きくメンバーを入れ替えた。前回の新潟戦でもリーグ戦から先発全員を変更して4-0で勝っており、今回もカップ戦組を中心にJ1撃破を狙った。

試合スタッツ

スタッツC大阪鹿児島
ボール保持率67%33%
シュート127
枠内シュート84
CK43
FK1510
オフサイド44
警告11
退場00

数字だけを見るとセレッソが支配した。保持率67%、シュート12本、枠内8本と攻撃面では鹿児島を上回った。ただし鹿児島も7本中4本を枠内へ飛ばしており、セレッソが完全に相手を封じ込めたという内容ではない。Yahoo!スポーツ

試合展開

序盤|鹿児島のプレスがセレッソを苦しめる

試合前から予想された通り、鹿児島はカテゴリー差を意識して自陣に引きこもるのではなく、積極的に前からプレッシャーをかけた。

村主博正監督が掲げる「全員攻撃・全員守備」のスタイルをそのままぶつけ、セレッソの3バックや中盤に時間を与えない。試合後、香川自身も鹿児島の組織力を高く評価し、自身にも厳しい状態でボールが入ってくる場面が多かったと振り返っている。

鹿児島にとっては狙い通りの立ち上がりだったと言える。

一方のセレッソは香川がプレッシャーを受けてもボールを失わず、タッチと判断で一枚目の守備を外すことで徐々に主導権を握っていった。

前半25分|ルーカス・フェルナンデスが先制

試合を動かしたのはルーカス・フェルナンデスだった。

右寄りの中盤からパブロ・サバックがボールを運んで中央へパス。ペナルティーエリア左で受けたルーカスがボールをコントロールすると、右足でシュートを決めてセレッソが1-0と先制した。

このゴールは非常に大きかった。

鹿児島は2回戦で新潟を4-0で破り、J3でも無敗。0-0の時間が長くなれば長くなるほど、「今回もいける」という自信を与える展開になり得た。

その流れを25分で断ち切ったルーカスの一撃は、単なる1点以上の価値があった。

ルーカスはシュート3本すべて枠内

ルーカスはこの試合でシュート3本、枠内シュート3本、1得点。68分に交代するまで、セレッソの攻撃で最も直接的な脅威となった。

藤枝戦でも1得点1アシストを記録しており、公式戦2試合連続で攻撃の中心として結果を残した形だ。

前半は1-0|鹿児島も崩れず

先制後もセレッソがボールを握ったが、鹿児島は簡単には崩れなかった。

最終ラインをコンパクトに保ちながら、ボールを奪えば素早く前進。セレッソとしては追加点を早い時間に奪い、試合を決めたいところだったが、鹿児島の粘り強い守備を前に1-0のままハーフタイムを迎えた。

鹿児島にとってはビハインドではあったものの、「次の1点を取れば同点」という状況を維持できたことは大きかった。

後半|鹿児島が反撃を狙う

後半もセレッソがボール保持では優位だったが、鹿児島も簡単には下がらない。

福田望久斗と髙橋旺良はいずれも2本のシュートを記録し、各1本を枠内へ飛ばしている。中山桂吾も1本のシュートを枠内へ飛ばした。

鹿児島が最後まで「攻める姿勢」を失わなかった点は評価したい。

村主監督も試合後、選手たちがプレッシングや強気な前進など、自分たちのスタイルを表現したことを今後につながる材料として評価している。

68分|両チームが同時に攻撃カードを投入

セレッソは68分、ルーカス・フェルナンデスとパブロ・サバックを下げ、横山夢樹と小見洋太を投入。

鹿児島も同じタイミングで外山鉄馬と髙橋旺良を下げ、武星弥とターレスを送り込んだ。

ここから試合のテンポが上がる。

特にセレッソはU-21日本代表活動から戻った横山のドリブルが加わり、鹿児島の守備に新たな変化を与えた。

後半80分|香川真司→阪田澪哉で決定的な2点目

鹿児島が1点差を維持したまま終盤へ入り、試合はまだ分からない状況だった。

そこで大きな仕事をしたのが香川と阪田だった。

80分、左CKからショートコーナーを選択。ペナルティーエリア手前でボールを受けた香川真司が右足で浮き球のパスをゴール前へ送り、走り込んだ阪田澪哉が頭で合わせてゴール。セレッソが2-0とした。

鹿児島にとっては「あと10分で1点差」というところまで粘っていただけに、非常に痛い失点だった。

反対にセレッソにとっては、一発勝負の緊張感をほぼ消し去る決定的なゴールになった。

香川真司の技術が試合の重要局面で光る

プレス回避とアシスト

この試合を語るうえで香川の存在は欠かせない。

鹿児島は香川にも強くプレッシャーをかけたが、香川は厳しい状態でパスを受けても繊細なタッチで相手を外し、セレッソの攻撃を前進させた。

そして80分には決定的な2点目をアシスト。

香川自身も「あそこで奪われたら失点につながる」という危険な状況があったことを認めつつ、そのような場面でボールを扱う技術には自信があると振り返っている。

数字だけでは見えにくい部分を含め、カテゴリー差のある試合でチームを落ち着かせた存在だった。

セレッソ大阪が2-0で勝利できた3つの理由

1.鹿児島のプレスを香川を中心に外した

鹿児島は狙い通り積極的な守備を行った。

それでもセレッソは香川を経由して一つ目のプレッシャーを外すことができた。

プレスを完全に無効化したわけではない。それでもボールを失ってそのまま決定機を許す回数を抑え、徐々に鹿児島を走らせることができた。

保持率が**67%対33%**になった点からも、最終的にはセレッソがボールをコントロールしたことが分かる。

2.決定機を枠へ飛ばした精度

セレッソは12本のシュートのうち8本が枠内。

鹿児島は7本中4本だった。

単純なシュート数の差は5本だが、枠内シュートでは倍の差がついた。

特にルーカスは3本すべてを枠内へ飛ばして1得点、阪田も2本すべて枠内で1得点。

「最後のシュートの質」がカテゴリー差をスコアに反映させた。

3.追加点を焦らず待てた

この試合の重要ポイントは1-0の時間が55分間続いたことだ。

天皇杯では、この時間帯に格下側が同点に追いつき、そのまま勢いに乗る展開も珍しくない。

それでもセレッソは無理に前掛かりにならず、最後はセットプレーの流れから2点目を奪った。

鹿児島の粘り強さを受け止めながら、80分まで試合を壊さなかったゲームマネジメントも勝因だった。

鹿児島ユナイテッドが敗れた要因

1.新潟戦のように先制できなかった

天皇杯2回戦の新潟戦では鹿児島が先制し、最終的に4-0まで突き放した。

今回は逆。

25分にセレッソへ先制を許したことで、自分たちが追いかける側になった。

格上相手のカップ戦では先制点によって試合の心理状態が大きく変わる。鹿児島にとって最大の違いはそこだった。

2.シュートは打てたが得点に結び付けられず

鹿児島はシュート7本、枠内4本。

決して何もできなかったわけではない。

むしろJ1クラブを相手に4本を枠へ飛ばした点は評価できる。

ただし、ゴールはゼロ。

J1とJ3の差が最も表れた部分の一つが、限られたチャンスを得点へ変える最後の精度だった。

3.中2日の影響

鹿児島は10月4日にJ3福島戦を戦い、わずか中2日で大阪へ乗り込んだ。

先発を大きく入れ替えて対応したものの、80分まで高い強度を維持しながら1点を追う展開は厳しかった。

それでも最後までプレスを続けた点については、村主監督も今後につながる内容として前向きに評価している。

セレッソ大阪|選手採点

※以下は試合結果、公式スタッツ、プレーへの関与度をもとにした当サイト独自の採点です。

選手採点評価
阿部航斗6.5枠内4本を防ぎクリーンシート
井上黎生人6.5後方で安定した対応
ハビ・エルナンデス6.5中央を締め無失点に貢献
鷹啄トラビス6.5鹿児島の縦への攻撃に冷静に対応
中村拓海6.0右サイドで攻守に関与。77分に警告
上門知樹6.5シャドーからボールを引き出す
香川真司7.5プレス回避でゲームを安定させ、2点目をアシスト
阪田澪哉7.5左サイドで走り続け、80分に決定的な追加点
岡澤昂星6.5香川を支えて中盤のバランスを維持
ルーカス・フェルナンデス7.5シュート3本すべて枠内。先制点を奪う
パブロ・サバック6.5先制点につながる攻撃を作った
横山夢樹6.568分からドリブルで攻撃に変化
小見洋太6.5途中出場ながら3本のシュート、2本枠内
永添功樹6.0終盤から前線でプレー
田中駿汰6.0終盤のゲームクローズに貢献

ルーカスは3本、小見は途中出場ながら3本、阪田は2本のシュートを記録しており、この3人だけでセレッソの12本中8本を放った。

MOM:香川真司

得点者のルーカス、阪田もMOM級だが、本記事では香川真司をMOMとしたい。

鹿児島の激しいプレスを受ける中でボールを落ち着かせ、試合のテンポをコントロール。さらに1-0で緊張感が残る80分に阪田の追加点をアシストした。

香川本人も鹿児島について「簡単に勝てる相手ではない」と感じていたことを明かしている。その難しい試合で、経験と技術を最も発揮した選手だった。

鹿児島ユナイテッド|選手採点

選手採点評価
川上康平6.58本の枠内シュートを浴びながら好セーブを重ねた
川島功奨6.0対人で粘ったが56分に警告
キム・ムンヒョン6.0ボックス内で体を張った
村松航太6.0セレッソ前線と粘り強く対応
長峰祐斗6.0左サイドで守備に追われながら対応
圓道将良6.0中盤で前向きなプレーを試みた
藤村慶太6.5キャプテンとして中盤を支えた
外山鉄馬6.0攻守で運動量を発揮
福田望久斗6.5シュート2本。前線で最もゴールへ迫った一人
髙橋旺良6.5シュート2本、枠内1本
中山桂吾6.0前線で体を張り枠内シュートも記録
武星弥6.068分から投入もゴールには届かず
ターレス6.0攻撃の変化を求めて投入
薩川淳貴6.0終盤の守備を担当
田中渉6.0短時間ながら枠内シュート1本

GK川上康平は2失点したものの、セレッソが8本の枠内シュートを放ったことを考えれば、スコアを2点にとどめるうえで一定の貢献を果たしたと言える。

セレッソ大阪の収穫

阪田澪哉が結果を残した

大きな収穫の一つが阪田だ。

今季の公式戦では出場機会が限られていた中、藤枝戦に続いて先発。今回はゴールという明確な結果まで残した。

単純なウイングではなく3-4-2-1のウイングバックとして上下動を求められる中、80分まで走ったうえでゴール前へ入り込んだことにも価値がある。

ルーカス・フェルナンデスが好調

藤枝戦で1得点1アシスト、この試合でも先制点。

ルーカスの好調はセレッソにとって非常に大きい。

シャドー、サイド、セットプレーと複数の局面で違いを作れるだけに、ここからの連戦でも重要な存在になりそうだ。

セレッソ大阪の課題

1-0の時間を短くしたい

結果は2-0。

ただし25分に先制してから次のゴールは80分だった。

55分間、鹿児島に同点の可能性を残したことになる。

前戦の藤枝戦でも先制後に追いつかれており、マチン監督も試合前から「先制後に2点、3点と畳み掛けること」を課題として意識していた。

今後J1上位クラブを相手にする場合、1点差の状態を長く続ければ一つのミスで勝点を失う可能性もある。

鹿児島ユナイテッドの収穫

J1相手にもスタイルを変えなかった

0-2という結果だけを見れば敗退。

しかし、内容には今後のJ3につながるものがあった。

守りを固めるだけではなく前からプレスをかけ、セレッソからボールを奪おうとした。

村主監督も「我々のスタイルを全て出し切る」という部分で、プレッシングや前進への姿勢を選手たちが表現したと評価している。

新潟を4-0で破り、さらにJ1セレッソを相手にも80分まで1点差。

J3優勝、J2昇格を目指すうえで、自分たちのサッカーへの自信を失う必要のない敗戦だった。

鹿児島ユナイテッドの課題

J3では「決め切る力」へ変換できるか

セレッソ相手にも7本のシュートを打てた。

問題は0得点だったことだ。

J3では鹿児島がボールを握る側、攻める側になる試合も増える。

この試合で示したプレスや前進力を、最後のシュート精度やラストパスへどうつなげるか。

J1クラブとの差を体感した経験をリーグ戦へ持ち帰ることが重要になる。

両チームの次戦

セレッソ大阪

セレッソは10月10日14時からJ1第9節で横浜F・マリノスとYANMAR HANASAKA STADIUMで対戦する。さらに10月14日にはルヴァンカップ3回戦・ガイナーレ鳥取戦が控えており、連戦が続く。

今回、横山、小見、田中駿汰ら主力級を途中投入にとどめながら90分で勝ち切れたことは、過密日程を考えても大きい。

鹿児島ユナイテッド

鹿児島は10月11日13時からJ3第10節で松本山雅FCとサンプロ アルウィンで対戦する。

天皇杯はここで終了となったが、最大目標であるJ3優勝とJ2昇格へ再び集中することになる。

まとめ|スコア以上に簡単ではなかったセレッソの2-0勝利

結果はセレッソ大阪2-0鹿児島ユナイテッドFC。

25分にルーカス・フェルナンデスが先制し、80分に阪田澪哉が香川真司のパスから追加点。セレッソが鹿児島の連続ジャイアントキリングを阻止し、ラウンド16へ進んだ。

セレッソは67%のボール保持率、12本のシュート、8本の枠内シュートと数字では優位に立った。

ただし、鹿児島も組織的なプレスを90分通して継続し、シュート7本・枠内4本。一方的な試合ではなかった。

セレッソにとっては、ルーカスの連続した結果、阪田のゴール、香川の存在感、阿部航斗を中心とした無失点という複数の収穫を得た一戦。

鹿児島にとっても、新潟撃破に続いてJ1クラブ相手に自分たちのスタイルを試す貴重な90分となった。

セレッソは12月9日に予定されている天皇杯4回戦へ進出する。

免責事項

本記事は、JFA、Jリーグ、両クラブの公式情報および公開されている試合記録・報道をもとに、2026年10月8日時点で作成しています。

試合の戦術分析、勝敗要因、選手評価および採点については、公式記録やスタッツを参考にした当サイト独自の考察を含みます。掲載している採点はJFA、Jリーグ、クラブによる公式評価ではありません。

また、本記事の文章作成、構成、情報整理にはAIライティングツールを使用しています。情報の正確性には十分配慮していますが、公式記録の訂正や追加情報が発表される可能性があります。最新情報についてはJFA、Jリーグ、セレッソ大阪、鹿児島ユナイテッドFCの公式発表もあわせてご確認ください。

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