浦和レッズが3-2でRB大宮アルディージャを撃破
2026年10月7日、天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会3回戦で、浦和レッズとRB大宮アルディージャが対戦した。
公式戦では2017年以来、実に9年ぶりとなった「さいたまダービー」。
試合は前半を0-0で折り返したものの、後半に一気に動いた。
60分に笹修大が浦和に先制点をもたらすと、63分には肥田野蓮治が追加点。
ところが大宮も直後の64分に18歳の小林柚希がゴールを奪い、1点差へ迫る。
79分にはオナイウ阿道が浦和の3点目を決めたが、82分には途中出場の泉柊椰が再び1点差とする。
最後まで大宮が同点を狙って攻め込んだものの、浦和が3-2で逃げ切り。
9年ぶりとなった公式戦のさいたまダービーは、浦和に軍配が上がった。
試合結果
天皇杯3回戦
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | 天皇杯 JFA 第106回全日本サッカー選手権大会 |
| ラウンド | 3回戦 |
| 開催日 | 2026年10月7日 |
| 会場 | NACK5スタジアム大宮 |
| 入場者数 | 11,956人 |
| 結果 | 浦和レッズ 3-2 RB大宮アルディージャ |
| 前半 | 0-0 |
| 後半 | 3-2 |
| 浦和得点者 | 笹修大、肥田野蓮治、オナイウ阿道 |
| 大宮得点者 | 小林柚希、泉柊椰 |
この勝利によって浦和は天皇杯4回戦進出。
次の対戦相手は10月15日に行われる組み合わせ抽選会で決定する。
両チームのスターティングメンバー
浦和レッズ
| POS | 選手 |
|---|---|
| GK | 福井光輝 |
| DF | 片山瑛一 |
| DF | ダニーロ・ボザ |
| DF | 工藤孝太 |
| MF | サミュエル・グスタフソン |
| MF | 笹修大 |
| MF | 渡邊凌磨 |
| MF | 長沼洋一 |
| FW | 肥田野蓮治 |
| FW | オナイウ阿道 |
| FW | 小森飛絢 |
浦和は3-4-2-1をベースにスタート。
リーグ戦の主力をそのまま並べるのではなく、福井光輝、工藤孝太、笹修大、肥田野蓮治らにもチャンスを与えた。
一方でダニーロ・ボザ、渡邊凌磨、オナイウ阿道ら経験値の高い選手も配置し、若手だけに任せないバランスの取れた構成だった。
RB大宮アルディージャ
| POS | 選手 |
|---|---|
| GK | 若林学歩 |
| DF | 木寺優直 |
| DF | ガブリエウ |
| DF | イヨハ理ヘンリー |
| DF | 加藤聖 |
| MF | 中山昂大 |
| MF | カウアン・ディニース |
| MF | 杉本健勇 |
| FW | 小林柚希 |
| FW | マギー・ジェラニー蓮 |
| FW | 豊川雄太 |
大宮は4-1-2-3を基本にスタート。
10月4日の宮崎戦から中2日という非常に厳しい日程もあり、メンバーを入れ替えた。
GK若林学歩、DFガブリエウは今季初出場。
マギー・ジェラニー蓮も今季初先発となった。
それでも元浦和の杉本健勇、豊川雄太ら経験豊富な選手を配置し、若手とベテランを融合したメンバーでダービーへ挑んだ。
前半|浦和が徐々に主導権を握る
序盤は互いにハイプレス
試合開始直後は、ダービーらしく両チームが激しくぶつかり合った。
大宮は5分、中山昂大から左へ展開。
杉本健勇のクロスに小林柚希が頭で合わせ、最初のチャンスを作った。
しかし10分を過ぎると、徐々に浦和がペースを握る。
浦和は大宮の高いDFラインに対して、縦パスと背後へのランニングを繰り返した。
単純にボールを保持するのではなく、
中央へ縦パス。
相手DFを引き付ける。
その背後へ2列目が走る。
という形を何度も作った。
大宮のハイラインを浦和が攻略
30分には肥田野蓮治が最終ラインの背後へ抜け出し、GK若林との1対1を迎える。
シュートは枠を外れたものの、大宮にとっては非常に危険な場面だった。
36分にも浦和がDFラインの裏を攻略。
オナイウ阿道が決定的なヘディングシュートを放ったが、若林が好セーブで防いだ。
大宮は中央を閉じれば外から斜めに走られ、外を警戒すれば中央を使われる。
浦和のオフザボールの動きに苦しめられる前半となった。
23分、浦和にアクシデント
片山瑛一が負傷交代
浦和は23分、右サイドで先発した片山瑛一が負傷。
クロスを上げた際に大腿部を痛め、林幸多郎との交代を余儀なくされた。
予定外の交代だったが、浦和は大きくバランスを崩さなかった。
途中から入った林も試合へスムーズに入り、その後も浦和が主導権を維持した。
前半は0-0
大宮GK若林が立ちはだかる
チャンスの数では浦和が上。
しかし大宮GK若林学歩が好セーブを連発した。
若林にとって今回が大宮で約4年ぶりとなる公式戦。
本人は試合後、「今日の試合で人生を変えてやろう」という気持ちで入ったと明かしている。
3失点という結果にはなったものの、前半を0-0で終えられた最大の要因の一つは若林だった。
後半60分、笹修大が均衡を破る
CKから20歳MFが先制ゴール
後半も浦和の攻勢が続く。
クロスバーに救われる場面や若林の好セーブもあり、大宮は必死に耐えた。
しかし60分。
浦和が右CKを獲得。
渡邊凌磨のボールに笹修大がニアで合わせ、ゴールネットを揺らした。
ついに均衡が破れる。
大宮が56分、58分と杉本やガブリエウのシュートで少しずつ反撃し始めた直後だっただけに、大宮にとって非常に痛い失点となった。
63分、肥田野蓮治が2点目
大宮の高いラインを再び攻略
浦和は先制からわずか3分後。
再び大宮守備陣の背後を突く。
中盤から一気に高い位置へボールを運ぶと、小森飛絢の折り返しに肥田野蓮治が反応。
最後は左足でゴールへ流し込み、2-0とした。
前半から浦和が狙い続けていた、
高いDFラインの背後
がついに得点へつながった。
曺貴裁監督も試合後、世界の代表チームの得点映像などを選手に見せながら「強い背後への動き」の重要性を伝えていたと説明。
その狙いが明確に表れたゴールだった。
64分、小林柚希が即座に1点を返す
18歳がダービーで大仕事
大宮は2失点しても崩れなかった。
63分に2点差とされた直後の64分。
途中出場した茂木力也が左サイドからクロス。
ゴール前へ走り込んだ18歳の小林柚希が、バウンド直後のボールを左足のボレーで捉える。
ボールはゴール右へ。
2-1。
浦和が完全に流れを握りかけたところで、大宮がわずか1分後に反撃した。
小林は試合後、茂木が蹴る瞬間にボールが来る場所を感じ取れていたと振り返っている。
若手ながら、満員に近いダービーの舞台でゴールを決めたことは大きな経験になるだろう。
69分、大宮に同点のチャンス
1点を返したことでスタジアムの空気は一変した。
69分。
加藤玄と杉本健勇がボールをキープしながら攻撃を構築。
左サイドからクロスを入れると、小林の折り返しに杉本がヘディングで合わせる。
シュートはわずかに外れた。
もしここで2-2になっていれば、試合の流れは完全に大宮へ傾いていた可能性がある。
79分、オナイウ阿道が浦和の3点目
渡邊凌磨の一発で背後へ
再び試合を動かしたのは浦和だった。
79分。
自陣でボールを持った渡邊凌磨が、大宮DFラインの背後へ一気にパス。
前半から何度も背後を狙っていたオナイウ阿道が抜け出す。
GKとの勝負を制し、3-1。
大宮が1点差へ迫り、スタジアム全体が「追いつける」という雰囲気になっていた中で生まれた非常に大きなゴールだった。
オナイウ自身も試合後、大宮が高いラインを設定し続けていたことをチーム内で共有していたと説明。
試合を通して狙い続けた形が、決定的な3点目につながった。
82分、泉柊椰が再び1点差へ
杉本健勇の技ありパスからゴール
しかし大宮は終わらない。
78分にカプリーニと泉柊椰を投入。
すると82分。
中山昂大のパスが一度相手に当たったボールを杉本健勇が処理。
背面方向への巧みなパスで浦和守備陣の裏へ通す。
そこへ抜け出した泉が冷静にゴールへ流し込み、2-3。
またしても1点差。
残り時間は、完全にダービー特有の空気となった。
終盤|浦和が「勝ち切る」戦いへ
浦和は終盤、守備の人数を増やして5バックに近い形へ変更。
大宮は前へ人数を掛けて同点ゴールを狙った。
しかし浦和はCK付近で時間を使うなど、ノックアウト方式らしいゲームマネジメントを見せる。
最終的にスコアは動かず。
浦和が3-2で逃げ切った。
スタッツ|浦和がシュート17本
大宮は9本
主な公式記録は以下の通り。
| スタッツ | 浦和 | 大宮 |
|---|---|---|
| シュート | 17 | 9 |
| CK | 6 | 1 |
| FK | 12 | 13 |
| 警告 | 1 | 3 |
| 退場 | 0 | 0 |
数字を見ても、攻撃量では浦和が上回った。
特に前半から背後への抜け出しを繰り返し、多くの決定機を作ったことが17本というシュート数につながっている。
ただし、大宮もわずか9本のシュートから2得点。
少ないチャンスを得点へ変える決定力では意地を見せた。
9年ぶりのさいたまダービー、その雰囲気は?
平日18時でも11,956人
この試合を語るうえで欠かせないのが、スタジアムの雰囲気だ。
平日。
しかも18時キックオフ。
それでも入場者数は11,956人。
試合前の段階で全席種の販売予定枚数は終了していた。
NACK5スタジアム大宮には、
赤。
オレンジ。
両クラブのサポーターが集まり、公式戦では9年ぶりとなる対戦を待ちわびていた。
曺監督も試合後、今季で最も多くの報道陣が集まっていたことで、ダービーへの注目度を改めて感じたと話している。
試合前から通常とは違う空気
大宮の18歳・小林柚希は、試合前に両チームのサポーターの声を聞いて、その迫力に驚いたと振り返った。
試合中は集中していたものの、本人は「雰囲気に飲まれていたのかもしれない」とも分析している。
若い選手がそこまで感じるほど、通常のリーグ戦とは違う緊張感があった。
「勝った・負けた」以上の試合
オナイウ阿道も、選手以上にサポーターのほうがダービーへの強い思いを持っており、その気持ちがピッチへ伝わっていたと明かしている。
一方、大宮の茂木力也は「この街全体が待ちに待った試合だった」とコメント。
杉本健勇も敗戦を悔やみながら、この雰囲気の中で戦う楽しさを口にした。
9年間公式戦で実現しなかったカードだからこそ、
浦和にとっては「絶対に負けられない」。
大宮にとっては「カテゴリーが違っても倒したい」。
その感情が90分間の強度につながった。
なぜ浦和は勝ったのか
勝因① 背後を狙い続けた
最大の勝因は明確だ。
大宮の高い最終ラインに対して、浦和は前半から一貫して背後を狙った。
30分。
36分。
そして63分。
79分。
同じエリアを何度も攻め続けた。
大宮が高いラインを維持するスタイルを変えない中で、その裏を狙い続けた浦和の攻撃設計が勝利につながった。
勝因② 若手がゴールという結果を残した
笹修大。
肥田野蓮治。
リーグ戦では絶対的な主力とは言えない若い選手が、大舞台でゴールを奪った。
浦和はリーグ、ルヴァン杯、天皇杯と試合が続く。
曺監督も、さまざまな選手から得点が生まれていることを現在のチームの強みとして挙げている。
「誰が出ても得点できる」
という状態に近づいていることは大きい。
勝因③ 渡邊凌磨のゲームメーク
今回のMOM候補として挙げたいのが渡邊凌磨だ。
キャプテンマークを巻いて出場。
60分のCKから笹の先制点を演出。
さらに79分には、自陣からオナイウへ一気にパスを通して3点目を生み出した。
ボール保持時の落ち着き。
前線を見る判断。
セットプレー。
ダービーという難しい試合の中で、攻撃の中心として非常に大きな役割を果たした。
勝因④ 前半に焦らなかった
浦和は前半だけでも複数の決定機を作った。
しかし0-0。
普通なら、
「決めなければ」
という焦りが生まれる。
オナイウは試合後、チャンス自体は作れていたため大きな焦りはなかったと語っている。
その姿勢が後半3得点へつながった。
浦和の課題① 得点直後の失点
3-2で勝った。
しかし曺監督が最も強く反省を口にしたのがここだ。
63分に2-0。
そのわずか1分後に2-1。
79分に3-1。
その3分後に3-2。
2度も2点差へ広げながら、直後に失点した。
本当に強いチームなら、
2-0。
あるいは3-1。
そこから試合を終わらせなければならない。
浦和の課題② 「守ろう」とした瞬間に下がり過ぎた
曺監督は2-0になった後、選手に守備意識が強くなり過ぎ、ラインが下がったと分析している。
バイタルエリアへ圧力を掛けられなくなり、大宮へ前向きにプレーする時間を与えた。
終盤に5バックへ変更した際も、全体の重心が低くなった。
リードしていても前への圧力を失わないこと。
これは今後リーグ上位を狙うために必要な課題だ。
なぜ大宮は敗れたのか
敗因① 浦和の背後への動きに対応し切れなかった
ナルシス・ペラッチ・ナダル監督は、自分たちのスタイルとして高い位置にラインを設定することを重視している。
それ自体は今回も変えなかった。
勇気を持って高い位置で守る。
これは大宮のアイデンティティでもある。
しかし浦和はそこを徹底的に狙った。
「ラインを上げる」こと自体が問題なのではない。
相手が背後へ走った瞬間、
下がるのか。
オフサイドを取るのか。
誰がカバーするのか。
細部の判断でJ1との差が出た。
敗因② 先制点の時間帯
56分に杉本。
58分にガブリエウ。
大宮が少しずつ攻撃へ出始めた時間帯だった。
ところが60分にCKから失点。
ペラッチ監督も、得点・失点の時間帯が試合の感情を大きく左右すると話している。
自分たちへ流れを引き寄せようとしていた直後の失点は痛かった。
敗因③ 攻撃回数が少なかった
シュートは9本。
浦和の17本に対して約半分だ。
小林。
泉。
2得点を奪ったことは評価できる。
ただしJ1クラブをノックアウト方式で倒すためには、もう少し相手ゴールへ迫る回数を増やしたかった。
ペラッチ監督自身も、今季の通常の試合と比較してシュート数が少なかったことを認めている。
大宮の収穫① 18歳・小林柚希のゴール
敗戦の中でも大きな収穫だった。
18歳。
公式戦9年ぶりのさいたまダービー。
満員に近いNACK5。
2点ビハインド。
そこでゴールを決めた。
本人は前半の出来には満足しておらず、雰囲気に飲まれていた可能性も認めている。
それでも、その状態から試合中に立て直して得点したことには大きな価値がある。
大宮の収穫② 2度追いすがった精神力
0-2。
普通なら試合が決まってもおかしくない。
しかし64分に小林。
1-3になった後も82分に泉。
2度突き放され、2度1点差まで戻した。
ペラッチ監督が試合後に評価したのも、このリアクションだった。
「ギブアップ」という言葉から最も遠いパフォーマンス。
その表現通り、大宮は最後までダービーを終わらせなかった。
選手採点|浦和レッズ
※10点満点。本記事独自の評価であり、公式採点ではありません。
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| 福井光輝 | 6.0 | 2失点も大きく崩れず。経験を積んだ |
| 片山瑛一 | 6.0 | 積極的に攻撃参加したが23分に負傷交代 |
| ダニーロ・ボザ | 6.5 | 後方から質の高い縦パス。背後攻略の起点 |
| 工藤孝太 | 6.0 | 警告は受けたが守備で粘った |
| サミュエル・グスタフソン | 7.0 | ボール回収と配球で中盤をコントロール |
| 笹修大 | 8.0 | CKから均衡を破る先制ゴール |
| 渡邊凌磨 | 8.5 | 2得点を演出。攻撃の中心としてゲームを動かした |
| 長沼洋一 | 6.5 | サイドで上下動し攻守に貢献 |
| 肥田野蓮治 | 7.5 | 大宮守備の背後へ入り2点目 |
| オナイウ阿道 | 8.0 | 前半から脅威。終盤に重要な3点目 |
| 小森飛絢 | 7.0 | 折り返しから肥田野のゴールを演出 |
| 林幸多郎 | 6.5 | 緊急投入にも落ち着いて対応 |
| 植木颯 | 6.0 | 終盤の中盤で運動量を加えた |
| マテウス・サヴィオ | 6.5 | 途中出場から攻撃の質を維持 |
| 根本健太 | 6.0 | 終盤の守備固め |
| 南野遥海 | 6.0 | 最終盤に前線の運動量を維持 |
MOM|渡邊凌磨
ゴールを決めた3選手も高く評価したい。
その中でMOMには渡邊凌磨を選ぶ。
先制点につながるCK。
そしてオナイウへのロングパス。
ダービーという感情が大きく動く試合で、冷静な判断から決定的な仕事を2度生み出した。
選手採点|RB大宮アルディージャ
| 選手 | 採点 | 評価 |
|---|---|---|
| 若林学歩 | 7.0 | 3失点も前半から好セーブ連発。試合を壊さなかった |
| 木寺優直 | 5.5 | 浦和の背後への動きへの対応に苦戦 |
| ガブリエウ | 6.0 | 今季初出場。高さを見せたが61分交代 |
| イヨハ理ヘンリー | 6.0 | 厳しい展開で粘ったが背後対応に課題 |
| 加藤聖 | 5.5 | 前半で交代。浦和の連続したランに苦しんだ |
| 中山昂大 | 6.5 | 中盤で戦い、2点目にも関与 |
| カウアン・ディニース | 6.0 | 球際で戦ったが浦和に中盤を握られた |
| 杉本健勇 | 7.0 | 前線の基準点。泉のゴールを技ありパスで演出 |
| 豊川雄太 | 6.0 | 運動量を見せたが決定機は限られた |
| マギー・ジェラニー蓮 | 5.5 | 今季初先発。浦和の守備を崩し切れず |
| 小林柚希 | 7.5 | 18歳でさいたまダービー初ゴール |
| 茂木力也 | 7.0 | 途中出場から左を活性化。小林の得点をアシスト |
| 加藤玄 | 6.5 | 投入後にボール循環を改善 |
| 西尾隆矢 | 6.0 | 後半途中から守備を支えた |
| 泉柊椰 | 7.0 | 途中出場からゴール。最後まで勝負を終わらせなかった |
| カプリーニ | 6.0 | 終盤の攻撃に変化を加えた |
両監督が示した「ダービー」の捉え方
曺貴裁監督|勝利だけでなくチームの成長へ
曺監督は、満員の観客の中で両チームのインテンシティーが出た「ダービーにふさわしい試合」だったと評価した。
一方で、
2-0から2-1。
3-1から3-2。
という試合運びには明確な不満も残した。
「ダービーに勝った」で終わるのではなく、リーグ上位やカップ戦制覇を目指すなら試合を完全に終わらせなければならない。
浦和にとっては勝利と課題の両方を得た90分だった。
ペラッチ監督|大宮らしい勇敢さを貫く
大宮のペラッチ監督は、カテゴリー上の浦和に対しても守備ラインを下げて耐えるだけのサッカーを選ばなかった。
高い位置にラインを保つ。
ボールを奪いに行く。
失点しても攻める。
その姿勢を最後まで貫いた。
結果として裏を突かれて3失点したが、指揮官は「勇敢であること」を今後も続ける考えを示している。
J1昇格を目指すチームとして、「浦和相手だからスタイルを捨てる」という選択をしなかった点は評価できる。
さいたまダービーが再びJ1で実現する日は来るか
今回の公式戦は9年ぶり。
それだけ長い時間、両クラブは同じカテゴリーで戦えていない。
大宮の茂木は試合後、
次はJ1の舞台でこの力をぶつけたい、
という思いを口にした。
現在、大宮はJ2で昇格を争っている。
もし大宮がJ1復帰を果たせば、今度は天皇杯だけではない。
ホーム&アウェーで、
浦和。
大宮。
同じさいたま市を二分するリーグ戦が戻ってくる。
今回のNACK5スタジアムの空気を見れば、そのカードがJリーグにとって大きな価値を持つことは明らかだ。
まとめ|浦和が勝利、それでも9年ぶりのダービーは「結果以上」の熱量
浦和レッズ3-2RB大宮アルディージャ。
数字だけならJ1の浦和がJ2の大宮を下した試合だ。
しかし実際の90分は、カテゴリーの違いだけでは説明できなかった。
浦和が押し込む。
大宮が耐える。
浦和が2点を取る。
大宮がすぐに返す。
浦和が3点目。
また大宮が返す。
最後まで勝負は終わらなかった。
11,956人。
平日の18時。
チケット完売。
赤とオレンジに分かれたスタンド。
9年間待ったファン・サポーターの感情が、ピッチ上の選手へ伝わった試合だった。
浦和にとっては、若手の活躍と多彩な得点パターンという大きな収穫。
一方で、2度も2点差から追い上げられたゲームマネジメントは明確な課題だ。
大宮にとっては敗退。
しかし18歳の小林柚希が得点し、泉柊椰も途中出場からネットを揺らした。
最後までJ1クラブに食らいついた姿は、今後のJ1昇格争いにもつながるはずだ。
そして何より、この試合が改めて示したのは、
「さいたまダービーは特別だ」
ということ。
次は9年も待たずに。
できればJ1の舞台で。
浦和レッズとRB大宮アルディージャが再び激突する日を期待したい。
免責事項
本記事は、日本サッカー協会(JFA)、Jリーグ、浦和レッズ、RB大宮アルディージャが2026年10月8日朝までに公開している公式試合記録、監督・選手コメントおよび試合レポートをもとに作成しています。
試合結果、得点者、得点時間、スターティングメンバー、交代、シュート数、CK数、入場者数などについては公式記録を優先して確認しています。
なお、選手採点、MOM、戦術分析、勝因・敗因、両チームの課題については、公開された試合内容や監督・選手コメントをもとにした本記事独自の評価・考察であり、日本サッカー協会、Jリーグ、浦和レッズ、RB大宮アルディージャの公式見解ではありません。
また、本記事の文章作成、構成および公開情報の整理にはAIライティングツールを使用しています。正確性の確保に努めていますが、最新かつ正式な情報についてはJFAおよび両クラブの公式発表をご確認ください。








