FC町田ゼルビア、京都サンガF.C.との死闘をPK戦で制す

FC町田ゼルビア、京都サンガF.C.との死闘をPK戦で制す
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2026年10月3日、「2026/27 Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ」1stラウンド4回戦で、FC町田ゼルビアと京都サンガF.C.が町田GIONスタジアムで対戦した。

試合は90分を終えて0-0。

さらに30分間の延長戦でも両チームにゴールは生まれず、勝負の行方はPK戦へ委ねられた。

PK戦では町田GK谷晃生が京都2人目・尹星俊のキックをストップ。町田は5人全員が成功し、PK戦5-3で勝利した。

これにより町田がプライムラウンド準々決勝進出を決め、京都は4回戦で大会を去ることとなった。

目次

町田vs京都 試合結果

試合概要

項目内容
大会2026/27 Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ
ラウンド1stラウンド4回戦
開催日2026年10月3日
キックオフ16:03
会場町田GIONスタジアム
入場者数4,437人
90分町田 0-0 京都
延長戦0-0
PK戦町田 5-3 京都
勝者FC町田ゼルビア

120分間で得点は生まれなかったものの、試合内容は決して静かなものではなかった。

特に延長戦は町田が一方的に押し込む時間が増え、京都が身体を張った守備で耐え続ける展開となった。

両チームのスターティングメンバー

FC町田ゼルビア

町田は3-4-2-1を基本とした布陣でスタートした。

POS選手
GK谷晃生
DFトーマス・アウエヤン
DF昌子源
DF岡村大八
MF前寛之
MF下田北斗
MF明本考浩
MF中村帆高
FW仙頭啓矢
FW西村拓真
FW小川航基

京都サンガF.C.

京都も3バックを基調としながら、守備時には最終ラインを厚くする形で対応した。

POS選手
GKハウス
DF永田倖大
DF加藤蓮
DF石田侑資
DF鈴木義宜
MF福岡慎平
MF諸岡裕人
MF佐藤響
MF中野瑠馬
MF新井晴樹
FWラファエル・エリアス

両チームともAFCの大会へ出場する関係で、今大会はこの4回戦からの登場となった。

前半|序盤は京都、徐々に町田が主導権

京都が町田の背後を狙う

立ち上がりは京都が積極的だった。

町田の最終ラインの背後へスルーパスを送り、新井晴樹やラファエル・エリアスを走らせる形でゴールを狙う。

6分には右サイドからシュート。

36分にもエリアスのスルーパスから新井がペナルティーエリアへ進入するなど、町田守備陣へプレッシャーを掛けた。

町田はボール保持から徐々に押し込む

時間の経過とともに試合をコントロールしたのは町田だった。

下田北斗、前寛之を中心にボールを動かしながら、両ウイングバックを高い位置まで押し上げる。

35分には昌子源がミドルシュート。

38分には下田もペナルティーエリア手前から狙った。

41分には中村帆高のクロスに前寛之が合わせるなど、サイドからもチャンスを増やした。

前半終了時のボール保持率は町田59%、京都41%。

ただしシュート数は町田5本、京都4本と大きな差はなく、京都も守備一辺倒ではなかった。

後半|京都にも決定機、町田は交代策で攻撃強化

59分、京都が加藤蓮のシュートで迫る

後半に入ると京都も反撃する。

59分、加藤蓮がペナルティーエリア手前から左足を振り抜く。

シュートはトーマス・アウエヤンにブロックされたものの、京都が町田ゴールへ迫った。

69分にはアレックス・ソウザと志知孝明を投入。

72分には志知のクロスからアレックス・ソウザがシュート。

73分にはラファエル・エリアスがペナルティーエリア中央から決定機を迎えたが、GK谷晃生がセーブした。

この場面は京都にとって、120分間でも特にゴールへ近づいたシーンの一つだった。

町田はテテ・イェンギ投入で圧力を強める

76分、西村拓真からテテ・イェンギへ

黒田剛監督は76分、西村拓真を下げてテテ・イェンギを投入。

前線にサイズとフィジカルを加えた。

さらに88分には、

中村帆高 → 望月ヘンリー海輝

前寛之 → 白崎凌兵

の2枚替えを行う。

望月の推進力、白崎のペナルティーエリア付近での技術を加え、90分以内で試合を決めにいった。

90+2分、テテ・イェンギの決定機

後半アディショナルタイムには町田に大きなチャンス。

アウエヤンのクロスにテテ・イェンギが反応し、ペナルティーエリア中央からシュートを放つ。

しかし京都GKハウスがセーブ。

90分を終えてスコアは0-0。

試合は延長戦へ突入した。

延長戦|町田が京都を押し込む

90分終了時はシュート9-9

興味深いのは90分終了時点の数字だ。

シュート数は、

町田9本
京都9本

と完全に互角だった。

つまり、試合の大きな変化が生まれたのは延長戦だった。

下田北斗を中心に町田が猛攻

延長開始直後から町田が攻勢

92分、下田北斗が相手陣中央から左足でシュート。

GKハウスがこれをセーブした。

その後も町田はCK、クロス、縦パスを立て続けに繰り出し、京都を自陣へ押し込む。

102分には仙頭啓矢と小川航基を下げ、

徳村楓大

ミッチェル・デューク

を投入。

より直接的にゴールへ迫る形へ変更した。

昌子源まで攻撃参加

106分には自らシュート

町田の勝利への執念を象徴したのが昌子源だった。

延長前半106分、センターバックの昌子が前線まで上がり、ペナルティーエリア手前から右足でシュート。

京都守備陣にブロックされたが、本職のDFまでゴール前へ入っていく攻撃的な姿勢を見せた。

111分には昌子を下げてドレシェヴィッチを投入。

120分間を見据えながら、最後まで勝ち越しゴールを狙った。

京都守備陣が身体を張り続ける

ハウス、鈴木義宜、アピアタウィアらが耐える

京都は延長に入って完全に押し込まれる時間が増えた。

113分には、

徳村楓大。

白崎凌兵。

と立て続けにペナルティーエリア内から町田がシュート。

115分にも徳村がドリブルからゴールへ迫った。

しかし京都は鈴木義宜、石田侑資、アピアタウィア久らがシュートコースへ入り続ける。

GKハウスも最後までゴールを許さなかった。

京都のランコ・ポポヴィッチ監督も試合後、120分を通して準備してきたことを表現できたと選手たちを評価している。

最終スタッツ|町田が延長戦で圧倒

シュート22本対10本

Jリーグ公式の最終集計では、主なスタッツは以下の通り。

スタッツ町田京都
シュート2210
枠内シュート42
ボール保持率62%38%
パス成功率84.5%74.6%
CK114
オフサイド41

90分終了時点ではシュート9-9だった。

そこから延長戦で町田が一気に攻撃回数を増やしたことが、この試合の大きな特徴だ。

一方、町田は22本のシュートを放ちながら枠内は4本。

120分でゴールを奪えなかった点は、今後への明確な課題になる。

PK戦|谷晃生が主役になる

町田1人目・ドレシェヴィッチが成功

PK戦は町田の先攻。

両チームの結果は以下の通りとなった。

順番町田京都
1ドレシェヴィッチ ○マルコ・トゥーリオ ○
2下田北斗 ○尹星俊 ×
3谷晃生 ○新井晴樹 ○
4T・アウエヤン ○佐藤響 ○
5白崎凌兵 ○―

勝敗を大きく左右したのが京都2人目。

尹星俊のキックをGK谷晃生がセーブした。

GK谷晃生、自らPKまで成功

「止めて、蹴って」の大活躍

さらに驚かせたのが、その直後。

町田3人目のキッカーとしてペナルティースポットへ向かったのは、その谷本人だった。

谷は落ち着いてキックを成功。

GKとして一本を止め、自ら一本を決めた。

谷はPKストップについて「直感」だったと振り返り、自身のキックについては直前に止めたことで気持ちに余裕があったという趣旨でコメントしている。

最後は白崎凌兵が5本目を成功。

町田がPK戦5-3で京都を振り切った。

FC町田ゼルビア選手採点

※10点満点。本記事独自の評価であり、Jリーグ公式の採点ではありません。

選手採点評価
谷晃生8.5120分無失点。PKを1本止め、自らPKも成功。MOM
T・アウエヤン7.0左右から積極的にクロス。PKも成功
昌子源7.0守備を安定させ、延長では前線まで攻撃参加
岡村大八7.0エリアスへの対応を含め、中央を最後まで締めた
前寛之6.5中盤でバランスを取り、ボール循環を支えた
下田北斗7.5大量のパスをさばき、延長戦ではシュートやセットプレーでも存在感
明本考浩7.0左サイドから何度も推進。延長戦でも運動量を維持
中村帆高6.5右からクロスを供給し、攻撃の幅を作った
仙頭啓矢6.5ライン間でボールを受け、攻撃をつないだ
西村拓真6.0前線で動いたが決定機にはつながらず
小川航基6.5中央で基準点となり、京都CBと激しく競り合った
テテ・イェンギ6.5途中出場からフィジカルで圧力。90+2分に決定機
望月ヘンリー海輝6.5右サイドから積極的に縦へ仕掛けた
白崎凌兵7.0延長戦で決定機を作り、PK5人目を成功
徳村楓大7.0延長戦でドリブルとシュートを連発
M・デューク6.5ゴール前で高さと強さを加えた
ドレシェヴィッチ7.0終盤投入ながらPK1人目を成功

MOMは谷晃生

この試合のMOMは谷晃生としたい。

120分無失点。

PK戦で一本をストップ。

さらに自らキッカーとして成功。

ゴールが生まれなかった試合だからこそ、最後に勝敗を直接動かした守護神の働きが際立った。

京都サンガF.C.選手採点

選手採点評価
ハウス7.5120分無失点。終盤の町田猛攻を何度も阻止
永田倖大6.5サイドで粘り強く守備
加藤蓮6.5後半にシュートも放ち、攻守に貢献
石田侑資7.0延長戦でも身体を張り続けた
鈴木義宜7.5最終ラインの中心。町田の22本のシュート攻勢を無失点に抑えた
福岡慎平6.5中盤から攻撃の組み立てに関与
諸岡裕人6.0中盤で強度を保った
佐藤響6.5120分戦い、PKも成功
中野瑠馬6.0攻守で走り続けた
新井晴樹6.5背後への動きで町田守備を揺さぶり、PKも成功
ラファエル・エリアス6.573分の決定機など前線で脅威
尹星俊5.5守備で貢献したが、PKは谷に阻まれた
アレックス・ソウザ6.5投入後に攻撃を活性化。シュート機会も作った
志知孝明6.5クロスと守備の両面で貢献
M・トゥーリオ6.5前線で仕掛け、PK1人目を成功
アピアタウィア久7.0延長戦の町田猛攻を身体を張って阻止
松田天馬6.5延長から入り中盤を支えた

なぜ町田は勝てたのか

勝因① 最後までゲームをコントロールした

黒田剛監督が試合後に評価したのが、ゲームをコントロールできたことだった。

町田は最終的に62%のボール保持率。

パス成功率も84.5%。

焦ってロングボールだけに頼るのではなく、自分たちでボールを動かしながらチャンスを作り続けた。

120分という長丁場で自分たちのスタイルを崩さなかったことは、大きな勝因だ。

勝因② ベンチの選手が攻撃強度を高めた

テテ・イェンギ。

望月ヘンリー海輝。

白崎凌兵。

徳村楓大。

ミッチェル・デューク。

途中出場した選手がそれぞれ違う特徴を持ち込んだ。

特に延長戦での徳村のドリブルは京都守備陣を何度も後退させた。

黒田監督も「誰が出てもチームスタイルを維持できた」ことを評価している。

勝因③ PK戦での谷晃生

最後はやはり谷だ。

PK戦はわずかな心理差が勝敗を分ける。

京都2人目をストップした直後、自らキッカーとして成功。

この連続したプレーによって町田は完全に主導権を握った。

町田の課題|22本打って0得点

決定力は明確な改善ポイント

勝利した町田にも大きな課題が残った。

120分で22本のシュート。

CK11本。

ボール保持率62%。

それでも得点は0。

黒田監督自身も「決め切れなかったという課題は残る」と認めている。

今後プライムラウンドでさらに強い相手と対戦すれば、これほど多くのチャンスを作れるとは限らない。

少ない決定機を1点へ変えることが、タイトル獲得のためには不可欠になる。

京都が敗れた理由

敗因① 決定機を仕留められなかった

京都のポポヴィッチ監督も試合後、決定的な場面を決め切れなかったことを改善点として挙げている。

73分のエリアス。

アレックス・ソウザのシュート。

新井の攻撃参加。

チャンス自体は作った。

特に90分まではシュート数9-9で互角だっただけに、そこで1点を取れていれば展開はまったく違った可能性がある。

敗因② 延長戦で押し込まれ過ぎた

90分までは互角だった。

しかし延長戦では明らかに町田へ主導権を渡した。

守備陣が最後まで耐えたことは高く評価できる。

一方でボールを奪った後に前線まで運べず、すぐに再び町田の攻撃を受ける時間が増えた。

120分を戦い抜くトーナメントでは、「守った後に休むためのボール保持」も重要になる。

京都の大きな収穫

120分間、町田を無得点に抑えた

敗退した京都だが、守備面は非常に評価できる。

町田は今季のJ1でも高い攻撃力を見せているチーム。

その相手に120分間ゴールを許さなかった。

ハウス。

鈴木義宜。

石田侑資。

アピアタウィア久。

そして中盤を含めた全員がペナルティーエリア周辺で身体を張った。

ポポヴィッチ監督も、準備してきたことを選手がピッチ上で表現できたと評価している。

PK戦敗退という結果だけで、この120分を否定するべきではないだろう。

町田はプライムラウンドへ

この勝利によってFC町田ゼルビアはプライムラウンド準々決勝への進出が決定した。

同日に柏レイソルもガンバ大阪を5-4で下し、プライムラウンド進出を決めている。

残る進出クラブが決まった後に抽選会が実施され、準々決勝の組み合わせが決定する予定だ。

町田にとってはタイトル獲得へ向けた第一関門突破。

120分でゴールを奪えなかった課題を改善しながら、次のステージへ向かう。

まとめ|0-0でも見応え十分、最後に勝負を決めた谷晃生

FC町田ゼルビア対京都サンガF.C.。

120分間でゴールは一つも生まれなかった。

しかし決して「何も起きなかった0-0」ではない。

前半は京都も背後を狙いながらチャンスを作った。

後半にはエリアスが谷を脅かした。

町田は交代策によって徐々に攻撃圧力を強め、延長戦では京都を大きく押し込んだ。

それでも京都守備陣は最後まで耐えた。

そしてPK戦。

谷晃生が一本を止め、自ら一本を決める。

町田の5人は全員成功。

最終結果は町田0-0京都、PK5-3。

町田にとっては「勝ち切る力」を示した試合。

京都にとっては、敗れはしたものの120分間にわたって自分たちの戦い方を表現した一戦だった。

一方で両チームに共通した課題も明確だ。

最後にゴールを奪う精度。

町田は22本。

京都も決定的な場面を作った。

それでも120分間スコアレスだった。

町田がこの勝利をタイトルへつなげられるか。

京都がこの悔しいPK敗戦をリーグ戦へ生かせるか。

両チームにとって、次の成長につながる120分となった。

免責事項

本記事は、Jリーグ公式サイト、FC町田ゼルビア公式サイト、京都サンガF.C.公式サイト、および2026年10月5日時点で公開されている試合情報をもとに作成しています。

試合結果、スターティングメンバー、交代、PK戦の結果については各クラブおよびJリーグの公式記録を優先しています。

なお、シュート数については試合速報段階と試合後のデータ更新によって一部媒体・クラブ公式ページ間で集計値に差が確認できます。本記事では原則としてJリーグ公式の最終集計値を採用しています。

また、選手採点、戦術分析、勝敗要因、両チームの課題については公開された試合記録・監督コメント・スタッツをもとにした本記事独自の分析であり、Jリーグや各クラブの公式見解ではありません。

本記事の文章作成、構成および公開情報の整理にはAIライティングツールを使用しています。正確性の確保に努めていますが、最新かつ正式な情報についてはJリーグおよび両クラブの公式発表をご確認ください。

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