サッカー日本代表の新たな戦いが始まる。
日本サッカー協会は2026年9月17日、9月から10月にかけて行われる国際親善試合4試合に臨むSAMURAI BLUEのメンバー31人を発表した。
2026年北中米ワールドカップ終了後、初めてとなる日本代表活動。
今回最大の注目は、単にW杯メンバーを再集合させたわけではないことだ。
谷村海那。
中野就斗。
松木玖生。
齋藤俊輔。
この4人がA代表初招集。
さらに小久保玲央ブライアン、安藤智哉、相馬勇紀、熊坂光希、田中聡、佐野航大、佐藤龍之介らもW杯メンバー外から選出され、代表内の競争が一気に再スタートする形となった。
今回の活動では9月24日のウルグアイ戦を皮切りに、ベネズエラ、エクアドル、そしてキリンカップ第2戦まで国内4連戦が組まれている。
2027年アジアカップ、そしてその先へ向けて森保ジャパンはどのように変化していくのか。
発表された31人を詳しく見ていく。
日本代表招集メンバー31人
GK
GKは3人体制。
W杯を経験した早川友基、鈴木彩艶に加え、小久保玲央ブライアンが代表へ復帰した。
小久保にとって今回の活動は、単なる「代表復帰」にとどまらない。
年代別代表では正守護神を務めながら、A代表ではまだ確固たるポジションを築いていない。
鈴木彩艶を中心とするGK争いへ、本格的に再参戦するチャンスとなる。
DF
| 選手 | 所属 |
|---|---|
| 板倉滉 | ボルシア・メンヘングラートバッハ |
| 渡辺剛 | フェイエノールト |
| 冨安健洋 | クリスタル・パレス |
| 安藤智哉 | FCザンクトパウリ |
| 伊藤洋輝 | バイエルン・ミュンヘン |
| 瀬古歩夢 | ル・アーヴルAC |
| 鈴木淳之介 | FCコペンハーゲン |
DFは7人。
板倉、渡辺、冨安、伊藤、瀬古、鈴木淳之介と、W杯でも代表を支えた選手を軸に、安藤智哉が再びメンバーへ入った。
今回、長友佑都、谷口彰悟、菅原由勢らは選外となっている。
メンバー構成だけを見ると、森保監督が引き続き3バックを軸にしながら、新たな組み合わせを試す可能性も高そうだ。
MF/FW
| 選手 | 所属 |
|---|---|
| 伊東純也 | KRCゲンク |
| 鎌田大地 | クリスタル・パレス |
| 相馬勇紀 | FC町田ゼルビア |
| 前田大然 | イプスウィッチ・タウン |
| 谷村海那 | 横浜F・マリノス |
| 堂安律 | アイントラハト・フランクフルト |
| 上田綺世 | LOSCリール |
| 田中碧 | リーズ・ユナイテッド |
| 中野就斗 | サンフレッチェ広島 |
| 中村敬斗 | オリンピック・リヨン |
| 佐野海舟 | マインツ05 |
| 熊坂光希 | 柏レイソル |
| 久保建英 | レアル・ソシエダード |
| 鈴木唯人 | SCフライブルク |
| 田中聡 | シャルケ04 |
| 松木玖生 | サウサンプトンFC |
| 佐野航大 | PSVアイントホーフェン |
| 塩貝健人 | VfLヴォルフスブルク |
| 齋藤俊輔 | KVCウェステルロー |
| 後藤啓介 | SCフライブルク |
| 佐藤龍之介 | バレンシアCF |
MF/FWは21人。
今回31人という大人数になった最大の理由がここにある。
主力級を残しながら、将来の代表を担う可能性がある選手を大量に加えた。
しかも31人中26人が海外クラブ所属。
日本代表の選手層が世界各国へ広がっていることを改めて感じさせる構成となった。
最大の注目は4人のA代表初招集
今回、A代表へ初めて選ばれたのは4人。
谷村海那|28歳でつかんだ初代表
横浜F・マリノスの谷村海那が28歳で初招集となった。
決して若手枠ではない。
だからこそ意味がある。
現在のクラブで結果を残している選手であれば、年齢に関係なく代表への扉が開くことを示した。
ゴール前での決定力だけでなく、前線からの守備やスペースへの動き出しも武器。
上田綺世、前田大然、塩貝健人、後藤啓介らとのFW争いへ割って入れるか注目したい。
中野就斗|広島からA代表へ
サンフレッチェ広島の中野就斗も初招集。
複数ポジションをこなせるユーティリティー性が最大の魅力だ。
3バック。
ウイングバック。
サイドバック。
相手や試合展開によって役割を変えられる。
森保ジャパンのように試合中のシステム変更を多用するチームでは、こうした選手の存在価値は非常に高い。
松木玖生|ついにA代表へ
以前から将来の日本代表候補として期待されてきた松木玖生も、ついにA代表初招集をつかんだ。
強みは攻守両面の強度。
左足。
球際。
前への推進力。
そしてゴール前へ入っていける能力。
日本代表の中盤には鎌田大地、田中碧、佐野海舟ら強力な選手が並ぶ。
簡単にポジションを奪える環境ではない。
それでも松木が国際Aマッチの強度で何を見せるかは、今回最大の見どころの一つだ。
齋藤俊輔|21歳の新たな海外組
KVCウェステルローでプレーする齋藤俊輔も初招集。
21歳という若さでA代表へたどり着いた。
今回の4人の中では特に「次世代」という意味合いの強い選手だ。
ベルギーで磨いている突破力やスピードが南米勢相手にどこまで通用するのか。
代表定着へ向けて大きな4試合になる。
4人の初招集はJFAの発表を受けた各報道でも確認されている。
小久保玲央ブライアンが代表復帰
鈴木彩艶への挑戦権をつかめるか
GKで注目したいのは小久保だ。
年代別日本代表ではすでに高い評価を得てきた193cmの大型GK。
A代表にも過去に招集されているが、今回再び森保ジャパンへ戻ってきた。
W杯では鈴木彩艶、早川友基、大迫敬介がGKとして選ばれていた。
今回は大迫が外れ、小久保が入った。
鈴木彩艶が第一候補であることに変わりはないと考えられるが、4試合ある今回はGKを入れ替えて試す絶好のタイミング。
小久保のA代表での出場機会にも期待したい。
熊坂光希が再び代表へ
柏レイソルでの活躍が評価
国内組で非常に興味深いのが熊坂光希だ。
柏レイソルの中盤を支えるMFが再び代表入りした。
ボール奪取。
セカンドボール。
中盤での強度。
そして攻撃へつなげる能力。
海外組が大多数を占める現在の日本代表において、Jリーグから代表定着を狙う熊坂の存在は重要だ。
海外移籍をしているかどうかではなく、
「現在どれだけ良いプレーをしているか」
で代表へ入れることを示してほしい。
佐野航大も再び競争へ
PSVで成長する22歳
佐野航大も今回メンバーへ復帰した。
兄の佐野海舟と同時招集。
兄弟での日本代表入りとなる。
海舟はすでに代表の中盤で存在感を確立しつつある。
一方の航大は、攻撃面でより違いを作れるタイプ。
ドリブル。
前線への飛び出し。
狭い場所での技術。
兄とは異なる特徴を持つ。
森保監督が兄弟を同時起用する場面があるのかも注目したい。
佐藤龍之介もA代表へ復帰
若手枠で注目したいもう一人が佐藤龍之介。
現在はスペインのバレンシアCFでプレーしている。
年代別代表では中心選手として期待されてきたが、今後必要なのはA代表の中でポジションを確立すること。
久保建英。
堂安律。
伊東純也。
中村敬斗。
日本の2列目は世界でも屈指の競争激戦区だ。
そこへどこまで割って入れるのか。
田中聡も再選出
シャルケ04でプレーする田中聡もメンバー入り。
守備的MFとして、
ボール奪取。
運動量。
相手への寄せ。
前線への縦パス。
を高いレベルでこなせる。
今回の活動では佐野海舟、田中碧、熊坂、松木ら中盤の候補が非常に多い。
森保監督がどんな組み合わせを試すのかにも注目だ。
W杯から代表メンバーは大きく変化
今回の31人には、W杯終了後の「再スタート」という意図がはっきり表れている。
報道によれば、W杯メンバー外から今回食い込んだのは11選手。
- 小久保玲央ブライアン
- 安藤智哉
- 相馬勇紀
- 熊坂光希
- 田中聡
- 佐野航大
- 佐藤龍之介
- 谷村海那
- 中野就斗
- 松木玖生
- 齋藤俊輔
一方、大迫敬介、長友佑都、谷口彰悟、菅原由勢、町野修斗、小川航基らは今回のメンバーから外れている。
つまり森保監督は、
「W杯に行った選手がそのまま次の代表でも安泰」
という構成にはしていない。
ここからまた競争が始まる。
31人招集だからこそ見たい「新しい組み合わせ」
通常より多いメンバー数
今回は31人。
通常の国際親善試合2試合であれば、これほど多くの選手を呼ぶ必要はない。
しかし今回は11日間ほどで4試合。
9月24日。
9月28日。
10月1日。
10月5日。
かなりハードな日程だ。
だからこそ主力だけで4試合を回すのではなく、多くの選手に出場機会を与えながら競争させることができる。
予想される基本システム
3-4-2-1が基本線か
森保ジャパンのこれまでを考えれば、
3-4-2-1
が一つの基本形になりそうだ。
例えば主力中心なら、
GK:鈴木彩艶
DF:板倉滉、冨安健洋、伊藤洋輝
MF:堂安律、田中碧、佐野海舟、中村敬斗
2シャドー:久保建英、鎌田大地
FW:上田綺世
という豪華な構成も考えられる。
ただし今回重要なのは「ベスト11を固定すること」ではない。
2試合目以降は大幅入れ替えも
4試合ある。
だからこそ、
谷村。
松木。
齋藤。
中野。
佐野航大。
佐藤龍之介。
後藤啓介。
塩貝健人。
などにもまとまったプレー時間を与えたい。
今回のシリーズでは結果以上に、
「誰が次の主力候補になるのか」
を見ることが重要になる。
FW争いが非常に面白い
上田綺世だけではない
センターFW候補を見ると、
上田綺世。
前田大然。
谷村海那。
塩貝健人。
後藤啓介。
選択肢は多い。
上田はポストプレーと決定力。
前田は圧倒的なスピードとプレッシング。
塩貝はゴールへの直線的なプレー。
後藤はサイズと若さ。
谷村はJリーグで磨いてきた得点感覚。
タイプが大きく違う。
対戦相手によって使い分けられるのが日本代表の強みになりそうだ。
左サイドの競争も激化
左の攻撃陣には、
中村敬斗。
相馬勇紀。
中野就斗。
さらに前田大然もサイド起用が可能。
それぞれタイプが違う。
中村はフィニッシュ。
相馬は推進力。
中野は攻守のバランス。
前田はスピード。
森保監督がウルグアイやエクアドルのような強豪相手に誰を選ぶのか注目したい。
第1戦|ウルグアイ代表
9月24日 19:05キックオフ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | キリンチャレンジカップ2026 |
| 日付 | 9月24日(木) |
| キックオフ | 19:05予定 |
| 対戦 | 日本代表 vs ウルグアイ代表 |
| 会場 | キューアンドエースタジアムみやぎ |
| 放送 | フジテレビ系列 |
| 配信 | TVer |
JFA公式日程でも9月24日19時05分キックオフが案内されている。
今回の31人にとって最初の試験になる。
南米屈指の強度を持つウルグアイ相手に、新戦力がどこまで戦えるか。
第2戦|ベネズエラ代表
9月28日 19:25キックオフ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | キリンチャレンジカップ2026 |
| 日付 | 9月28日(月) |
| キックオフ | 19:25予定 |
| 対戦 | 日本代表 vs ベネズエラ代表 |
| 会場 | エディオンピースウイング広島 |
| 放送 | 日本テレビ系 |
| 配信 | TVer |
第1戦から中3日。
メンバーの入れ替えが予想される試合だ。
初招集組が先発する可能性にも注目したい。
第3戦|エクアドル代表
10月1日 19:10キックオフ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | キリンカップサッカー2026 |
| 日付 | 10月1日(木) |
| キックオフ | 19:10予定 |
| 対戦 | 日本代表 vs エクアドル代表 |
| 会場 | 横浜国際総合競技場 |
| 放送 | TBS系列 |
| 配信 | TVer |
ここからは4カ国によるキリンカップ。
日本はエクアドルと初戦を戦う。
第4戦|パナマまたはニュージーランド
10月5日 19:30キックオフ
10月1日に、
パナマ代表 vs ニュージーランド代表
も行われる。
日本がエクアドルに勝利した場合はパナマ対ニュージーランドの勝者。
日本が敗れた場合はパナマ対ニュージーランドの敗者と対戦する。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | キリンカップサッカー2026 |
| 日付 | 10月5日(月) |
| キックオフ | 19:30予定 |
| 対戦 | パナマ代表またはニュージーランド代表 |
| 会場 | 国立競技場 |
| 放送 | テレビ朝日系列 |
| 配信 | TVer・ABEMA |
日本代表は初戦の結果にかかわらず、19時30分開始予定の第2試合を戦う。
今回のメンバー発表から見える森保監督の狙い
① W杯組にも再競争を求める
久保。
堂安。
鎌田。
冨安。
板倉。
鈴木彩艶。
W杯の中心選手は今回も選ばれた。
だが周囲には新しい選手が大量に加わった。
主力だから試合に出られるのではなく、再びポジションを競わせる。
今回の31人からはそんな意図が見える。
② 2027年アジアカップへのテスト
次の大きなターゲットは2027年アジアカップ。
W杯終了から半年程度で次のタイトル戦が来る。
そのため森保監督としても、今回の4試合で新戦力を試しておく必要がある。
谷村。
松木。
中野。
齋藤。
今回初めて代表へ入った4人のうち、何人がアジアカップまで残れるのか。
ここからの競争が始まる。
③ 若手と即戦力を同時に試す
今回の選考が面白いのは、若手だけを大量招集しているわけではないこと。
21歳の齋藤俊輔がいる。
23歳の松木玖生がいる。
一方で28歳の谷村海那も初招集された。
つまり、
「次のW杯のために若い選手を選ぶ」
だけではない。
現在結果を出していて、代表に必要な特徴を持つ選手であれば年齢を問わず呼ぶ。
競争原理を強く打ち出した選考と言えそうだ。
World Soccer Portal注目選手5人
1.松木玖生
待望のA代表。
中盤の激しい競争にどこまで入り込めるか。
2.小久保玲央ブライアン
鈴木彩艶の牙城へ挑む大型GK。
4試合のどこかで起用されるか注目。
3.谷村海那
28歳で初代表。
Jリーグから代表へ食い込んだストライカーが南米勢相手にも得点できるか。
4.齋藤俊輔
21歳の新戦力。
一気に代表定着へ駆け上がる可能性を秘める。
5.佐野航大
PSVで成長を続ける22歳。
兄・海舟と同じピッチに立つ場面にも期待したい。
まとめ|W杯が終わっても競争は終わらない
日本代表31人が発表された。
初招集は4人。
谷村海那。
中野就斗。
松木玖生。
齋藤俊輔。
そして小久保、安藤、熊坂、田中聡、佐野航大、佐藤龍之介らが再び代表争いへ戻ってきた。
もちろん久保建英、堂安律、鎌田大地、冨安健洋、板倉滉、鈴木彩艶らW杯の中心選手も健在。
しかし今回の発表を見れば分かる。
W杯が終わったからといって、序列が固定されたわけではない。
むしろ次の競争が始まった。
9月24日、ウルグアイ。
9月28日、ベネズエラ。
10月1日、エクアドル。
10月5日、パナマまたはニュージーランド。
4試合ある。
31人いる。
だからこそ、新しい日本代表を見る絶好の機会になる。
誰が初キャップを刻むのか。
誰が序列を上げるのか。
そして2027年アジアカップの中心選手になるのは誰なのか。
W杯後の「新生森保ジャパン」。
その最初の競争が、いよいよ始まる。
免責事項
本記事は2026年9月17日時点の日本代表メンバー発表、JFA公式日程、キリンカップ公式情報および報道内容をもとに作成しています。
所属クラブ、試合日程、放送・配信予定などは今後変更される可能性があります。正式かつ最新の情報については、日本サッカー協会、各所属クラブ、各放送局・配信サービスの公式発表をご確認ください。
また、選手の起用法、予想システム、代表内の序列、注目ポイントについてはWorld Soccer Portal編集部による独自の分析・予想であり、日本サッカー協会および森保一監督による公式見解ではありません。










